ヴァンパイアノイズム (一迅社文庫 し 1-7)
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ヴァンパイアノイズムの感想・レビュー(241)
タイトルに「ヴァンパイア」とあるが、出てきません。普通(とはちょっと言いがたいが)の青春小説。甘じょっぱくてほろ苦い。普段は何事にも熱中しない醒めた主人公が、不老不死になりたい少女と出会い彼女にのめり込んでいく話。
『飲んで。わたしの血』血を吸う鬼と書いて吸血鬼。吸血鬼と言えば不老不死。その吸血鬼になりたがるクラスメイトとの交流を描いた青春ラブストーリー、であってるかな。誰もが恐れ、誰もが逃れられない「死」だけど、いつからそれを人が意識し始めるかには個人差がある。なかなかラノベでは真面目に取り上げられることが少ないテーマだけに、セオリーとはかけ離れた結構ひねくれた作品。特にストーリーというストーリーはなく、ひたすらテーマに沿って描かれているけれども、深く印象に残る作品だと思う。しかし吸血行為ってやっぱエロいよね!
相変わらずピンナップが内容に全く関係ないのが笑える。誰しもが一度は直面するであろう死への恐怖や葛藤を描いた作品。"生きていることの半分は他者に依存しており、他人が意識している限りはあなたは完全には死なない"という考え方がとても印象に残った。
いやー、なんかこうどうでもいい感じと、痛い行動が、若くて良い。個人的には四条詩歌との関係が好きだなー。物事にはタイミングがあるし、近いようで近くなれない感じがいずい。
第九シリーズ2作目。高い完成度を誇る「ぷりるん。」に比べれば、作品の質はやや劣る。しかしメッセージ性の強い作品で、読むことで「死」という存在と向き合うキッカケとなる良作。ストーリー自体は盛り上がりがなく少なく平易であり、ちょっと拍子抜けしたかな。軽快な文章は読みやすく、キャラクター同士のやり取りもおもしろいので、少なくとも読んでる間は楽しかった。一応主人公の中ではまとまったラストになっているのだけれど、読者の立場からすると……ちょっと印象の薄いラストだったかも。 ベストイラストは、141頁の荻生。 7/1
ひゃあ、これも面白い。第九シリーズは本当にいい青春小説だなぁ。「血」がいろいろなもののメタファになっていて、その辺も考えながら読むとより楽しめるのでは。
死についての物語。正直にいえば面白くなかった。というより自分に合わなかっただけかも。淡々と話が進んで盛り上がりに欠けていたと。それにラノベなんだけどラノベじゃないように思えた。他のラノベっぽくないラノベとは違う意味で。扱ってる題材は確かにラノベの読者層を狙っていると言えるし、中身の書き方も間違いなくラノベの方法論に沿って書いてる。だけど内容はラノベじゃなかった。分かりにくいけどそんな感じ。ただ前作の流れをくんでいるあたりは、間違いなくシリーズモノと言えると思う。
死が常にそこにあること、についてのお話。でもそんなことは個人的にはどうでもよくて、結局ソーヤは理解しあえる「仲間」を得た、っていうところが個人的には気に入りました。 詩歌はそういう人ではなかったんやんね。。。
ぷりるんよりは凡庸な印象。こういうテーマは共感得やすいけど陳腐になりがちかも。中高生の時に読んでいたらもっとのめり込めていたかな、と思った。実験はエロくてよろしい。
死ぬことを考えずに生きられるようになったのはいつだったか、少し懐かしく思いながら自分を見直す機会になった。血を吸ってみたいと思ったのははじめてでした
吸血鬼の話じゃなくて、吸血鬼になりたがる話だった。第九シリーズは鬱々とした感じが好きだ。結局あんまり救われてない気がするけれど。しかし相変わらず小野塚さんはゲストの癖にかっこよすぎだろう。
少年時代に感じる寂しさとか無力感とか絶望感とか、そういったものが上手く描いてあって、こうした悩みを抱えた事のある人ならば共感できるのではないかと思う。身を刺すような寒さの中で僅かな温もりを求めて手を繋ぐ不器用な二人。読了後に表紙を見ると、そんなイラストがとても内容に似つかわしく感じられた。
ラストのXXがXいというのは、確かに主人公にとってはその通りだったんだろうと思うが、思うがなにかはまりきれない。ぷりるんのあの虚無感にははまれたのに。でも、そこに至るまでの部分が好み。ラストだって嫌いにはなれない。
ぷりるんに続き、十文字作品二作目。変態的な性癖をここまで(ラノベで)描くなんて…。「死」なんて、オチをつけれないテーマを書くとは。前向きでも後ろ向きでもないラストの二人に幸あれ。
ぷりるん。で感銘を受けて続けて買ってみた十文字青作品、これも文章に勢いがあってすごく好みだった。死について思い悩む登場人物達の語りが心に強く訴え掛けてきて「ああ、こんな事も考えたよなあ」という気分に。地味だけれど満足感の高い一冊。そして季穂ちゃんかわいい。
テーマが「死」になっただけで、意外と前作と骨組みは変わらない。でもこの作品のほうが身近で共感しやすいし、死について悩み苦しむ主人公の姿が印象深かった。そして前作とまったく同じポジションにいる那智がなんだか笑えた。
死について思い悩む様子には共感できる。というか、共感できないはずがない。誰もが一度は考えることだからだ。ありふれている種類の悩みだと言ってもいい。だけれど、改めて主人公とヒロインが死恐怖症に悩む様子を見ることは、改めて自分についての死も考える機会をくれる。小野塚那智の言う「生きていることの半分は他者に依存している」「あなたが死んでも私はあなたを覚えているから完全には死なない」という考えは、不可避な死に対するせめてもの救い、なんだろう。
イラストが内容と無関係過ぎて笑った。思いっきり「釣り」ですがな(笑) 物語のスタートは、「吸血鬼になるのを手伝って」という突飛なところで、殆どはその過程の変な考察などではあるのだけど、終盤にかけての「青臭い」展開は、いかにも著者らしい。ある意味、普遍的な恐れなのだろうけど、でも、ここまでになるのは、やっぱり若さ故だよな……と思わずにはいられない。ソーヤ、季穂の前進、とか、そういうのも含めてしっかりとまとまっていて、完成度は高い作品だと思う。
吸血鬼。完全ではないけれど、しかし不老不死。自分だってソーヤのようなことを考え、苦しみ、自分なりの折り合いをつけてなんとか今まで生きてきてる。でも、小野塚那智の考え方はちょっと違っていて、でもなかなか良かった。これを自分なりの答えと混ぜることによって、より良い答になった気がする。読んで良かった。
絶望同盟を読んで再読したくなりました。小野塚那智は絶望しない。――知ってる?一時期あなたのことが好きだったのよ? 萩生さん可愛すぎます。特に真っ赤になるところとか。眼鏡の壁。そしてヴァンパイアノイズム。第九がシリーズならまたこの人たちの続きが描かれてるといいな。
ヴァンパイアノイズムの
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感想・レビュー:91件















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