“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)
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“文学少女”見習いの、初戀。の感想・レビュー(1490)
再び始まる心葉くんの物語、かと思いきや遠子先輩も出てこないし新主人公だしでちょっとこれまでとはまた違う物語。『生きなきゃダメだ、生きてほしい』もまたエゴなのだと気付いていても止められないものなのかな。新主人公のこれからは楽しみなのですぐ次の巻へ。
心葉がかっこよくなってた!!心葉の生きることについての考え方は美羽のことがあったからこそ。そして、遠子がいたからこそ、今の心葉がいる。それをよく感じました。遠子から受け継いだ(?)“想像”も相変わらずよかった。 最後の一文が気になりすぎて次の巻を立ち読みしてしまった…
菜乃は遠子先輩にちっとも似ていないのにどこか似ている、そんな風に登場人物みんなが感じてしまうのもわかるような気がしました。猪突猛進なところも、周りが見えないところも、おせっかいなところも、人を前向きにさせることの出来る言葉の力も。心葉は菜乃のことを恋愛として好きにはならないだろうけれど、きっと大事な後輩になるんだろうな、と予感されるような感じでした。
ヘルマン・ヘッセ「デミアン」、近松門左衛門「曽根崎心中」。天真爛漫で猪突猛進な菜乃が可愛くて仕方ないです。心葉はどこか遠子と被る菜乃に心を揺さぶられ、仮面をうまく被れず四苦八苦しているご様子。〝想像〟する心葉に、菜乃が最後の一押しとなかなか良いタッグですね。生きて欲しいと願うなごむの優しさに恐れ入る。美しいだけではなく、痛切に描かれている心中だからこそ、改めて生死について考えよと。
新シリーズ”文学少女”見習い。初めて読んだときは「なんだこの鬱陶しい新入生は」なんて思った。あとは心葉もなんだかお澄まししているなあと。そして本編の方はなんて辛いすれ違い。弱かったけれど、優しくて強いなごむ君。「近松が死を美しいだけのものと捉えていたなら、心中の場面があんなに苦しいはずないじゃないですか」という説得になるほど。
心葉が大人になった。菜乃ちゃんには違和感が付き纏い、遠子先輩の方が良かったって思った。けど、これから慣れていくんだろうし、一途な所は好感が持てた。
文学少女ではどこか女々しい印象があった心葉くんですが彼も先輩になり頼れる男になってまだまだ見習いの菜乃を導いていました。松本くんが最後に残したメッセージには胸が締め付けられました。テーマが『曾根崎心中』というこで陰鬱で深く重い内容でした。『曾根崎心中』は既読でしたがオチの考えには驚かされ、野村先生の作品の読みの深さに感服しました。野村先生の読みの深さはやはり作品に対する敬意と愛情の表れではないかと思います。
文学少女シリーズの外伝。新しく入ってきた新入部員が主人公となっていますが、本編のキャラも登場していて文学少女の本編のその後の世界みたいな物語となっています。今回の話は『曾根崎心中』がもとになっているということ。心中をテーマに「人の生について」描かれていたと思う。人生辛いことばっかりではないし、辛い時にこそ幸せに慣れるチャンスが訪れるのではないか。それに自分の幸せを願ってくれる人もどこかいるということ。そうした人がいると思うと人生捨てたもんじゃないと感じられる(笑)。今後の話の展開が気になります!!
初めて文学少女を読みましたが、1から読みたいと思います、曽根崎心中が出て来たりなどしました、一度読んでみたいと思ったりしました、あと面白かったです!
マスター1番強い酒をくれ。 有名な文学少女シリーズの続編らしい、あの『文学少女』天野遠子の表紙に釣られて読んでみようと思いつつなかなか、なぜか読んでいなかった。 日坂菜乃という陽性の後輩少女のおかげで仕事の疲れが癒されるも12時ごろから読み出して3時25分に読了。 曽根崎というと大阪のキタかー、あとゴーストップ事件があったあれだよなぁ。
「曽根崎心中」を使っているだけあって、話がとても重かったです。が、菜乃の明るさや優しさに和みました。
ヘッセの『デミアン』の有名な一節から始めた時点で、本書は私の中の名作に決定です。ただ、心中ネタは悪くないのですが、そのネタは心葉と美羽、そして遠子先輩の両親で似たような状況があって、既にシリーズものとして被ってます。いくら心中モノが好物でも3度は被り過ぎかと。しかし友にして導き手であるデミアンを朱里・三上、それに呼応するシンクレールを和・幸として『デミアン』と『曽根崎心中』の2作品を重ね合わせている点や菜乃のひたむきな性格は評価できます。でも菜乃が破る卵の殻は、きっと彼女自身の恋心そのものなんでしょうね。
「見習い」は知らなかったので,図書室で見かけてすぐさま借りた。ぶっきらぼうな心葉の様子は遠子先輩とのやり取りのようで,読んでいてうれしいような,「見習い」相手にまだ早いんじゃないかとかいろいろ考えた。いつもの最後の「説教」を二人でやるところなど,これから頑張れと言いたくなった。いずれにせよ,シリーズの続きが読めて嬉しかったです。
本編終わって外伝なわけだけど、えーと、結局ここでも死体がごろごろしてるわけね。短篇集が明るかったからもしかしたらと思って淡い期待を抱いていたのにっ。
遠子先輩の卒業から少し成長した心葉くんとひたすら真っ直ぐな菜乃ちゃんによる新たな話の幕開け。初っぱなから曽根崎心中が題材ということど切ないですが、有名な日本文学にも手を出したくなりました。
ああ、“導入”だなぁと思うと同時に、新しい文芸部は二人で“文学少女”なのだなぁという思い。心葉くんの、最終巻からのもどかしい様子がかいまみれて嬉しいと同時に、菜乃ちゃんという新しい風にがんばれっ、とエールを。今作のテーマは心中、という重いものではありましたが、菜乃ちゃんの語りに新たな見方を得たように思います。遠子さんに読書の楽しみをもらい、菜乃ちゃんに食わず嫌いからの脱却を学ぶ。さすがは“文学少女”です。そしてやっぱり、心葉くんがんばれー。
今回も切ないストーリーでした。『曽根崎心中』…。読んだことないなあ。古典で、重そうな感じだったので、どうしても手出し出来ない作品だったのですが、今作で勉強になりました。
人は,追い込まれれば追い込まれるほど一つのもののみを注視するようになる.それは,必ずしも悪いことではないが,視点が狭くなればそれだけとれる選択肢の数もすくなくなる.そのような時こそ,周りからの大局的な視点と言うものが必要になるだろう.
人の想いが人を殺して、人の想いで人は生きる。朱里の想いは大きすぎて暴走してしまったけど、文学少女見習いに出会うことにより収まった。生きてほしいと願ってしまう、そんなありきたりを思い出させてくれるお話。麻貴が相変わらずでした(笑)
深深と、白い花吹雪の中で出会った少年。鉄柵の向こうから泣かないで、と祈った声は届かず……立場の違いが、泣く人に触れ慰められない。なぜかシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を思い出してしまった。季節は死んで入れ替わり、中庭の木の下で、再び『文学少女』の物語が息を吹き返す……。このお話は、全く本に触れずに育った菜乃が少しずつ本を読んで、物語を想像していく『文学少女見習い』の部分と心葉が今度は自らの言葉で、想像で、文学少女のように人々を導く『文学少女見習い』二つの部分から成り立っているのだな、と思いました。
とても切ない物語だった。和くんは朱里さんのことを本当に大切に想っていたんだなぁと感じた。一人で自殺したこと、朱里さんのために拾った貝殻・・・。悲しいけども、とても綺麗な物語だと思った。
先輩になった心葉君がかっこ良くてドキドキしちゃいました。今回のお話は“心中”なんて重いものだけれど、お日様のようにぽかぽかする文学少女見習いさんがいたから、優しくて暖かい気持ちで読めます。私自身、なごむ君と同じ想いがあるから一文一文が愛おしくて切なくて苦しいと思うけれど。だけど、だからこそ大好きな物語。心中したいほど好きだから一緒にはいられない。だってそれは勝手な願いだから。溢れそうな想いも仮面の下に隠して、ただただ幸せになってほしいと願うばかり。
文学少女見習いはまた違った感じで文学少女できてると思います。ラストの叫びはみごと。
曾根崎心中は『この世のなごり。世もなごり。』から心中まで読んでみたことがあるけどリズミカルな文章と死に方の壮絶さが印象的でなんとなく心に残っていました。登場人物の切なさは相変わらずですね。次は短編らしいので楽しい話を期待。
戀(こい)これがなかなか変換できなかったw 遠子の変りに心葉が想像(推理)するかたちになる。 そして、心葉の代わりに、菜乃が事件に巻き込まれるかたちになっていく。 本編っぽい構成でよかった。
文学少女シリーズの作者は、正直文章スキルって面では下手だと思うんですよ。読みづらい。あと、ミステリーとしても三流。それでも読まされるこの小説の魅力ってのは、ベタながらそこには愛憎に対する救いがキッチリと用意されていて、それがストンと心地よく身に入るような、そんな気持ちよさ、期待通りの暖かさみたいなもんだと思うんです。あとは、キャラクターがどれもいっぱいいっぱいで、おっさんになった自分からしたらもう応援したくてたまらん。全力で見守っちゃう。こんな青春したかったなぁとかそういう魅力もあるね。
“文学少女”見習いの、初戀。の
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