“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)
“文学少女”と月花を孕く水妖を読んだ人はこんな本も読んでいます
“文学少女”と月花を孕く水妖を追加
“文学少女”と月花を孕く水妖の感想・レビュー(1795)
内容は時系列的には前巻より前の番外編的な話だけど、物語の核心に触れていそうな話や過程が気になる未来の話などもあり、絶対に読むべきです。 80年前の事件の悲劇的な真相を遠子先輩の想像が・・・ エピローグの遠子先輩の言葉と、それを通しての ゆりの言葉がとても綺麗。「出会えてよかった あなたと同じ夢を見ることができて、よかった。」作中他にも数々の美しい表現や言葉がありストーリー以外も楽しめます。 服効果か、この巻の遠子先輩はやけに可愛いなぁと思いました(笑)
これまでちっとも揺れずにそこにいた麻貴先輩が揺れる話。流人くんの混ざり方がこの巻を読み終わっても少し謎のまま解消されないままなのが少しざらつく感覚。前の巻のように心葉くんのストーリーが直接動くわけではないけれど、遠子先輩との関係性が少しずつ変化しているように見える。
古い屋敷にお嬢様にメイドに番犬と、ミステリー小説にありげな配役でスタート。最初に白雪と聞いたときは白雪姫を連想しちゃったんですけど違ったんですねw物語の展開は、俺の考えの先を行く感じで、読み終わってから一杯食わされた気分でした。それと、あの未来の心葉君視点の言葉が気になりますねー。遠子先輩の秘密。野村さんがいい感じに次の話へとフラグを建てていくんで気になってしょうがないですw早く次の巻が読みたいっ!
今回は泉鏡花「夜叉ヶ池」、他に「草迷宮」「外科室」少々のよう。なぜか水妖だけ飛ばしていた。作家上下巻読後になってしまったが、まあこれはこれで良かった気も。話自体は番外編だからか、意外とまっすぐなミステリーと切なくも甘い夏休みでした。しかし彼による独白がよくできていて、読み返すとがらりと変わった印象になる作りに感心。引きも相変わらず上手ですね。
二人の先輩の葛藤が描かれる特別編。遠子は秘めた想いを抑えながらも、冷めた結末の先にあったかもしれない暖かな続きの物語を想像し、麻貴は縛られない魂を求めて戦闘準備を整える。今回も太字フォントの独白が読み手を戸惑わせます。終幕が近づいていることを暗示させるエピローグの余韻があれこれと空想を掻き立てます。次巻を読むのが勿体無い、でも早く結末を知りたい。そんな複雑な気持ちです。
久しぶりに文学少女シリーズを読んだから、蛍の登場するお話がどんなのだったか思い出しながら読み進めました。重いお話だったけれど、遠子の想像によってどこか透明感のあるものになった。泉鏡花の作品は読んだことがないので、今度読んでみようと思う。ただ、今回のお話の中で、バロンをああする必要はあったんだろうかと思った。
今回は特別編という事で、軽い話かな?と思ったものの、ばっちり重いお話でしたw妖怪・呪い・殺人と、ある意味で夏らしく、ホラー要素がたっぷり詰まってます。遠子先輩じゃなくても怖がるレベルだ!血と約束に縛られた少女の物語を悲しいままで終わらせず、想像する事で希望をつくりだす・・・遠子先輩は相変わらず素敵ですw
物語も表紙もとても綺麗。「夢のようなひと夏を描く、”文学少女”特別編!」という文句も良いね。今回のテーマは泉鏡花だったせいなのか、夢のような美しさがたまらない。秋良とゆりはそのまま心葉と遠子でもある。今回の名台詞は「美しい夢は、目覚めたあと、心の中に物語を残すのよ」。秋良の代わりにゆりは、というその後の物語も面白い。桜庭一樹の『青年のための読書クラブ』の「聖女マリアナ消失事件」を思い出した。「忘れないわ。だって、心葉君が一緒だったんですもの」な~んて台詞を言われてみたいものですね。
6作目だけど番外編。予告が次巻に続いているというので刊行順に読み進めると、シリーズ完結に向かって色々と気になる点が。ラストの展開には驚きました!全くの予想外!!やっぱりタダモノじゃない麻貴先輩と、遠子先輩の動き…次巻が気になるー!!そして最後の一行が胸に迫りました。
夏休み特別編。どんなものかと読んでみれば、通常営業でした。今回は麻貴に焦点が当たっている。泉鏡花の話が題材らしく、幻想的ながらもいつも通り暗くて、登場人物たちの心情が伝わってくるようで痛い。しかし最後には少しの希望を残し、読後にすっきりとした気持ちを抱かせてくれるのは、この作品の特徴か。エピローグは完結への伏線が張られており、次巻が気になる。
完結に向かうのかと思いきや特別編。麻貴編。最後の展開は流石に予想できなかった。それからエピローグ、どういうことなんだろう。相変わらず、最後の一文が気になります。
麻貴と遠子の2つの物語のとらえ方があったけれども、一見残酷な話でしかないものを見事な「想像」でここまで綺麗な物語にできる文学少女。彼女の手にかかればどんな話でも誰もが感動できるように話を捉えられるのでは。 そして、ラストへ向けて相変わらず気になる終わり方。遠子の秘密とはいったいどんなものか。はやく続きを読まねば
密かに高見沢さんが好きなので、彼の出番が通常より多くて嬉しかったです。
泉鏡花をモチーフにしているだけあり「鏡花水月」という言葉がぴったりな作品でした。
麻貴編+次回の予告編。太字の語り部が誰であるかを知り、改めて読み返すと早くも切なさが込み上げてきます。このシリーズは良い意味で期待を裏切ってくれるので、次巻への期待がいやが上にも高まります。
※ネタばれ注意 今回の題材は泉鏡花でした。 印象に残ってる言葉としては、「鏡花水月」という単語があった。 意味としては「鏡に映った花や水に映った月のように、目には見えながら手にとることができないもの。」 作家の泉鏡花のペンネームはそこから取ったそうな。 話の内容は、相変わらず全体的に暗いものの、最後は明るい感じに締めてくれたので、今作に関しては良かった。 今までは暗いまま終わったものが多かったからね。 犠牲者も犬一匹(かわいそうだが)で済んだし。 最後となる次巻が楽しみです。
完結へ向かう前のインターミッション。今回の主役は姫倉麻貴。結末については、展開が急な感じがするのが否めない。もう少しじっくりと読み進めて見たかった。エピローグについては、もうビックリの一言。これは読んでみてからのお楽しみ。
遠子先輩と心葉の夏休みのお話でした。作者が刊行順に読んでほしいと何かのお話のあとがきで言っていましたが、これを読んで納得しました。刊行順に読まないと遠子の気持ちがあまり理解できないでしょうし、多少のネタばれもあるので…。遠子の恋心に胸の奥がつーんとなってしまいました。
時は戻って夏休み、NA☆NA☆SEこと琴吹ななせはツン真っ盛りな高校二年生。本心はデレ100%なのに、彼の前に立つと素直になれない、本当の気持で接することができない・・・。心葉君に会えない夏休みをいかにもどかしく感じながら、彼女は日々を過ごすのでしょうか。悩み苦しみながらも彼を好きでいることはやめられない、そんな少女時代にしかない美しさ。恋に恋する女の子。それはあの白鯨を追い続けたエイハブ船長が抱く残酷な執念とは違った、特別な輝きで僕らを魅了してくれるのです。ちなみにななせは本編に一切登場しませんでした。
悲しい伝説の眠る泉の畔 彼女と過ごした特別な一夏の想い出。幸福そうに微笑んだ彼女が胸に抱いていたのは、水に映った月 鏡に咲いた花。触れれば儚く消えてしまう 特別な繋がり。竜の姫が起こす激しく一途な愛の在り方が 埋もれんばかりの花の酒となり酩酊させる。迷宮の中でついぞ零れた一筋の涙と、きつくきつく掌に残る痛みは夢幻なんかじゃない。手を繋いだ今だけはどうか醒めないでと願った夢は消え 僕に一条の物語を残した。あの夏の日の彼女の癖 そっと一人で繰り返してみる。花の様に可憐で月の様に清澄なその姿、決して忘れません。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 10/31
ひめありす@灯れ松明の火
この本を読んで大好きになった鏡花。私の中では花のお酒と言うよりも『マイセンのシノワズリでいただくふかひれスープの様な味』なのです。滑らかでひんやりした磁器の感覚とコラーゲンたっぷりでとろっとろに蕩けたスープの、その熱いのが舌を滑って胃に落ちていく感じがたまらないのです。読むと誰でも無垢な娼婦の様に清らかだけど淫靡でエキゾチックで神秘的な、いい女になれる感じがするのです。
ナイス!
-
10/31 21:43
この本を読んで大好きになった鏡花。私の中では花のお酒と言うよりも『マイセンのシノワズリでいただくふかひれスープの様な味』なのです。滑らかでひんやりした磁器の感覚とコラーゲンたっぷりでとろっとろに蕩けたスープの、その熱いのが舌を滑って胃に落ちていく感じがたまらないのです。読むと誰でも無垢な娼婦の様に清らかだけど淫靡でエキゾチックで神秘的な、いい女になれる感じがするのです。
ナイス!
-
10/31 21:43
今回のモチーフは泉鏡花。相変わらず、作者の本への愛情が感じられる。本作は番外編扱いだが、物語はいよいよ佳境!
しまった。相変わらず2巻が借りられないのでどんどん先に進んできたら・・・雨宮蛍って誰?(^^; 琉人くんはともかく麻貴さんの感情あふれる姿に驚きつつ,早く2巻読まなくちゃとせっつかれた。「巡礼者」がどうも不満だったが,それより大分前の話でミウって単語がなかったこともあり,これはよかった。次が楽しみで仕方ない。
狂気と愛の物語。それを読み解く文学少女は、秘密の一端を、まるで細い糸のようにそっとおろした。主軸は姫の物語。その空恐ろしいような、どこか痛く切なく、最後は静かな恐怖と悲しみと少しの救いがありました。それが生きた登場人物にとってではなかった、というのはとても興味深い。姫の壊れっぷりが、今までの変態ぶりからのギャップとともに、とても感じ入りました。切ない。そして“想像”するものの、お相手が気になる。最後の独白にはもちろんぐぐっと前のめり。さっさと作家編を読まねば。
麻貴先輩のおじいさんの出自はつまり…。表紙がぺったんこを通り越して板になってるような…。魚谷さんはきっと、今回出てこれないななせの代理の不遇役だったんだろうと推察。不遇役の代役だなんて、二重に不遇だ。ところで今回のゴシック体は誰が書いたの?
続きが気になる終わり方だった。早く次の巻を読みたいなと。本編は麻希先輩が中心の話。面白かったけど個人的には麻希先輩は常に余裕を持ったままでいてほしかった。あとサブの3人がいないとなんか物足りない。
最後に伏線を作り過ぎてしまったせいか、麻貴先輩を驚かすにはあのくらいしないとだめなのか、少し急な展開についていけなかった。加えて、ホラーな展開なのに、主人公に危害が加えられないせいか、かなり落ち着いた気持ちで読んでいた。そのため、山がなくオチだけ突きつけられたような感覚を覚えた
なんとも意味深な終わり方だなぁ・・・。レモンパイを焼く女性は一体誰なんだろう・・・。遠子先輩となんだかラブラブな内容なだけに、遠子先輩じゃなさそうな書き方なのが悲しい。麻希の結婚相手も気になるし。どんな幕引きを迎えるのか、知りたいような、知りたくないような・・・。とりあえず、続きを早く購入しなければ。
“文学少女”と月花を孕く水妖の
%
感想・レビュー:265件

















































