虎と月 (ミステリーYA!)

虎と月 (ミステリーYA!)
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虎と月の感想・レビュー(307)

中島敦「山月記」の後日談という形で、父・李徴が虎になった理由を彼の息子が探る物語。児童向けに平易な文章で書かれてはあるが、作品の背景となる当時の暮らしを取り巻く状況や、漢詩についての知識が織り込まれたミステリーにもなっており、なかなかの読み応えがあった。明かされた真相も、もしかしたらそうかもと思わせる説得力があり、原作からここまでイメージを膨らませたその想像力にうならされた。幻想的だったり抽象的だったりするところも含めて、やや冗長な感じもしたが、全体としては満足。また「山月記」を読みたくさせる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/23

山月記アナザー、昔ちょっと話題になってたけどやっと読めた。虎格好いいよ虎。

山月記好きだ!長安の町や道のりの描写が見たように解りやすくてすごい。しかし李徴さんがガタイがいいとは…確かに虎の片鱗があったのなら道理か。…いやガタイいいなら官史に戻らずとも力仕事で養えたんじゃ…馬鹿力にはまったく気づけなかったということか。「名前」に関することは虹は何色かという話でよく耳にする。色を指す言葉が少ない言語では虹は三色かそれ以下らしい。年中雪の国には白を表す言葉がたくさんあるようだ。名前があって初めて世界に存在する。本当のことばとはなんだろう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/18

山月記の儚さが大好きでこの本を見つけたときは飛びつきました!てゆーか今まで知らなかった…。虎になってしまった李徴の息子のお話です。なんとゆうか…。ラストは素敵過ぎます。漢詩深すぎです。一文字に秘められた想いに胸がいっぱいになりました。そして何気に息子の口調がおもしろい^^所々気になる所があって笑ってしまいました。色々な解釈があるかもしれませんが、やっぱり山月記を読んだらこっちも読んで欲しいですね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(6) - 10/18
ailove
図書館に行ける時間があれば良いのですが・・その時間を読書にまわした方がいい日々の暮らし振りですのでアマゾンですが 中古品でアマゾンプライムを選びました。お気遣いありがとうございます。森見さんの走れメロスもぜひ読んでみます。読書案内ありがとうございます。そして虎と月 クラシック音楽の同じ曲を違う演奏者で聞く感じです。
ナイス!ナイス! - 10/28 20:51

おぺろ@灯れ松明の火
ailoveさん☆お返事遅くなりました。お忙しいのですね>_<中古品は私にとっても強い味方です!なるほど、「クラシック音楽の同じ曲を違う演奏者で聞く感じ」→とても素敵な表現ですね^^あー。本が読みたい…。ながながと付き合っていただきありがとうございました!
ナイス!ナイス! - 10/31 09:17


山月記を何度か読んでいたので楽しく読めた。漢詩ってなかなか奥深いんだなぁと感じました。一文字でああも意味が変わるとは…… 原作の山月記とは李徴の印象がかなり違いますね。神経質なイメージの強かった原作から一転、穏やかな印象でしたね。これもひとつの「山月記」としてありだと思いました。一度、すべての源流となっている本家中国の変身譚も読んでみたいですね
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/14

高校の教科書にあった山月記を懐かしく思い出し…こうきたか!という結末に驚かずにはいられませんでした。一文字に隠された友情と秘密。そして最後の1ページ。感動した!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/01

山月記はあらすじしか知らなかったけど、気にせず楽しめた。(でも一回は読んでみたいと思った。)一気に読めるくらいの厚さで読みやすかったのですぐに読み終わるけど、内容はなかなか考える…。虎になったの意味がその状況や漢詩の最後の漢字一文字が違うだけで変わっていくのは面白いなぁと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/19

「山月記」の虎になった李徴の息子視点の物語。本家の10倍の量があり、表現は10倍やさしい。中島敦の表現をこの世に呼び起こすのは色々と難しい。あとがきに作者は山月記を暗記するほど読み込んだという。その傾倒ぶりは伝わってくるのだが、パスティーユするにはふさわしい作品だったのだろうか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/03

「山月記」を読んでいるときっともっとおもしろいのでしょう。読んでみようかなと思わせられました。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/25

「山月記」が好きだったのもあって、面白く読めました。あの堅苦しく切羽詰まった、自意識の塊のような男の話が、男の息子の柔軟な視線を通して、こんな風に生まれ変わるとは思わなかったです。時代背景も踏まえて、「虎になる」という言葉が二転三転。言葉(漢字)の持つ力を余すところ無く発揮させてみた感じで、最後のどんでん返しには膝を打つ勢いです。しかも、それで納得したのに更にそれを裏切るかも知れない結末。知的好奇心をくすぐられる面白さ、ってこういう話なのかも、と思いました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/24

なかなか不思議なお話でした。本当のところは分からないのかもしれないけれど、それでも・・・と希望を持たせてくれるのが好き。柳さんこういう柔らかいのもあったのかーと新たな発見。山月記を知識としていれておくとなおのこと面白かっただろうなぁ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/15

少年少女向けに書かれたお話のようですが、これは大人が読んでも充分楽しめるストーリーでした。お父さんが何故虎になってしまったのかを少年の冒険を通して探るミステリーで、オチもなかなか凝ってます。主人公の少年もいかにも主人公に相応しい子供で好感度抜群です。あとがきで柳さんも大好きだと言っている「山月記」は私も大好きです。そのオマージュ的作品を読めて幸せです。そして、この本を閉じた後、久々に「山月記」を再読したくなってしまいました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/09

今までよんだ、柳さんの本のなかでは1番好みのおはなし。コガネムシ?がころころ姿を変えるシーンがよかった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/03

こちらの李徴はかなり骨太な漢って感じがする。何故父が虎になったのかを探るうちに父の姿が視えてくる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/02

図書館。物語の隙間やその後がどんな展開になるのか想像したくなることあります。柳広司さんにはそんな作品が山月記だったのでしょう、とても愛情の感じ取れる面白い物語でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/29

YAやからかサクサクと2時間ぐらいで読める。楽しく読めた。 中島『山月記』と森見『山月記』と本書を読んで、もしも、自分が書くなら~と考えてみた。あらすじ:高級クラブで店内を破壊してしまった酒乱の男が、それを弁償する為に酔拳(偽)を使う用心棒として店で働かされる話。タイトルは「大虎」。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/24

主人公が父をさがしに旅に出た理由が「父が虎になったということはいつか自分もなるかも。それってマジひどくない?」なのが、いかにもイマドキの少年ぽい。文体もYAのせいかすごく平易なので、舞台が古代中国だということを忘れてしまう。ラストは、安易に主人公が父親と再会するわけではない。自分で、父親が歩んだ人生について解明していくというところがよかった。『山月記』は教科書で読んだきりなので、これを機に読み直そうと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/04

面白く読みましたが、原作の李徴の歪んでる感じが全く無くなってしまっていて何か残念。実は個人的には原作の李徴が堪らなく良いんですが(笑)さてと、本家の「山月記」と再読しようかな♪
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/12

nai
3月2日開始〜同日読了。あらすじに「山月記」に想を得た作品とあったから。李徴の息子が父の足跡を訪ねる話。虎になるという現象を本文を基に面白い解釈がされていた。文体も本家とは違い非常に読みやすくなっていたけど私は本家の「山月記」をその文章の整った点や強い我を自覚しつつもそれでも未練を持ち続ける主人公の悲哀に魅力を感じていたので善性が行動原理だったというのは好みではなかった。あと途中に出た「ぎろ目のお役人」は……という事なのかな。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 03/02

すごい!!!読み終わった感想はこの一言に尽きます。教科書の山月記には苦戦どころか爆睡の覚えしかなかった(笑)けど、何となく覚えている程度でも問題なく楽しめました。てゆうか、山月記での李徴はヤな奴なイメージだったのが、すごくいい男でお父さんでカッコイイ!!!!に上書きされました(笑)「こころ」とかもそうだけど、中高でならう話って、本当は面白いんだなぁってつくづく思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/27

〈注:ネタバレ〉『山月記』のオマージュ作品。“なぜ父は虎になったのか”その謎を李徴の息子が追うのですが……うわ。ある一手を打っただけで、総てが黒から白へ反転してしまった…そんなオセロゲームの感覚を味わいました。漢詩は奥が深い。また世を賑わす“タイガーマスク”に通じるような、弱きを助ける強く気高い虎。そんな虎の描写が好きです。そして作中、「名付け」は物事を把握する手段だか、逆に「名前」を固定する事によって溢れ落ちる個性の話が魅力的でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/18

手にとって「分厚いやないか!」と驚いたが、行間もレイアウトもゆとりだった。なる。ゆるゆる読めて面白かった。好きな物語の続きって考えちゃうよね、あるある的な感じ。テンポはやくしてもっと短くてもよかったと思ったのはせっかちすぎますか…? 学校で山月記勉強してるくらいの年代に読んでもらえると大変面白がっていただけるのじゃないかと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/28

ulu
元ネタの「山月記」読んだの大昔すぎて(笑)詳細忘れちゃったけど面白かった。YA向きで読みやすい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/12

【図書館】

本の中にある小さな挿し絵が可愛い*山月記を元ネタにした児童書向け?のお話。山月記は高校の教科書に乗ってたけど、面白かったのを覚えている。途中その話必要?みたいなとこもあったけど、普通に読みやすかったし、面白かった。これを読んだあとに山月記よんでみても面白いかも?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/30

中島敦の『山月記』を題材にし、李徴の息子が「父はなぜ虎になったのか」を探る物語。作品世界を引き継いで、という辺りは『贋作『坊っちゃん』殺人事件』を彷彿させつつ、唐末期の時代性や、漢詩の特徴を上手く用いた新解釈は上手い。ただ、『山月記』という題材、背景となる時代性に漢詩……というのを理解出来るのは、ある程度、知識を得た高校生以降くらいじゃないか、と感じる。児童向け作品としては良いのだろうか? とも感じた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/13

私も著者と同じで『山月記』が好きなので借りてきたのだが、ミステリ的にも内容的にも子どもには難しいだろう。趙老子が、愉快なキャラでほほえましい。主人公のキャラクター設定がすごい。14歳なのに冷静すぎる。身体が大きく、臆病なのに何故か喧嘩がつよい。その上酒家に入れる恐るべき主人公。斬新なお話に驚くばかり。漢字について感心する一冊
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/07

作者の『山月記』好きが昂じて、生まれた作品。予習として『山月記』を読んでみました。漢字ばかりで一瞬ひきましたが、とても易しい内容でした。YAジャンルなので、気楽に一気に読めましたが…物語のテンポが私とは少し波長が合わなかったです★ 現実を風刺したような場面あり、不思議な場面あり。ちょっと都合の良すぎる展開な気もしましたが、一文字の漢字で漢詩の意味があんなに変わるなんてオドロキでした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/22

山月記、もっかい読まなきゃ。読んだことあると思うんだけどなあー。

山月記とミステリー。まったく縁のなさそうな二つが結びつくと、こんなふうになるのかとおもしろく読んだ。山月記のテンポのよい漢文調の文章が、しきりに読みたくなるのは、やはり作者の山月記への愛情があふれた作品だからじゃないかと思えてくる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/27

ある日虎となった父。じゃあ、その子どもである僕も虎になってしまうの!?答えを求めて僕は旅に出る・・。「山月記」を題材にした青春ミステリーです。実際にこういう解釈もできるのかは勉強不足の私には分かりませんが、それでもこの解釈は目からウロコでした。なかなか斬新で面白かったです。★★★
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/16

は~面白かったです

まず『山月記』を読んでからこの本を読むことをお勧めします。そうすると、面白さが倍増します。

山月記も知らず、何の事前情報もなく読みました。展開についてゆけないところもったけど、短い話なのであっさり読み終わります。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/08

タイトルからすぐに「山月記」を思い出して読み始めたら、読みやすかったので一気に読みました。久々に中島敦の「山月記」を読みたくなった。何でもないような虎の描写に迫力を感じた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/19

mco
『山月記』をちゃんと読んだ事がないのでどんだけシュールな話なんだと。しかし長安の描写はどれを見ても胸が高鳴るなあ。

帰って彼はどうするんだろ
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/01

「山月記」を読破して読んでみれば、こういう謎が隠されてても不思議じゃあないな、と。それだけ「山月記」が好きじゃないと書けない内容かな。そして14の割りに冷静すぎる気がしたのは、どうなんでしょう……。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/29

数学の先生(山月記好き)のお勧めと聞いて読了。柳さんって、こういう作品も書くんだ、と驚いた。ていうか、あれ、李徴子、こんなにいい人だったっけ……。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/23

学生時代「山月記」が好きだったが、何十年後にその息子の物語に会えるとは・・・。柳広司さんは初めて読んだけど面白かった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/23

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虎と月の 評価:83 感想・レビュー:128
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