フロム・ヘル 上
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フロム・ヘル 上の感想・レビュー(217)
読みづらいけど、理解できるまで何度も読みたくなる本。当時の風俗が描かれており、本当かどうかは判らないが、興味が持てた。切り裂きジャックの他の本も読みたくなる。色んな説がある様だが、それらを俯瞰した本は無いのだろうか?
4章の博士と助手のロンドン巡りがおもしろかった。異端や異教について語られる時、よく子殺しがでてくるのだが、女神を封じるためとは…。なるほどと思いました。終わるころに人物が見分けられるようになったので、また読んでみよう。
大きなページを利用しての、同じ構図をいくつか並べて動きを表現する技法?が目新しかった。新解釈は意外性と納得の半々ぐらいでちょうどいい感じ。(ローウェル嬢)
「神と会話を交わすのは狂人だけだ。」「ならば誰が正気なのか」 他の方のコメントがみんな「読みづらい件」なのに苦笑。 勿論、私もナカーマ。序盤は本当に辛かったです。 登場人物が大体出揃い、話の大まかな構造がなんとなく分かった第四章あたりからは、それほど違和感なく読み進められました。 出来れば、切り裂きジャック関連本で予習し(私は20年以上前に読んだきりだった)事件のあらましや登場人物を頭で整理→1回目は辛くてもいいから強引に読み切り、2回目は下巻の補遺を参照しじっくりと、いうのがオススメの読み方。
多くの方のコメントにあるように、非常に読みづらい。 普段慣れている読書の方法では、ちょっとつらい。 かといって、別の方法も見つからず、つらいまま、下巻に突入する。。。(><)
83点。それは恐らく流麗な線で描かれた往年の少女漫画のお陰だが、僕らはヴィクトリア朝ロンドンを多分に誤解してきた。産業革命の真っ只中、イギリス都市部のあちこちには人間の吹き溜まりが自然発生し、あらゆる犯罪の温床となった。振り返れば、中世以来都市とは外敵から身を守るはずのものであったにも関わらず、かのロンドンは今や内部にこそ多くの魔物を抱え込むに至った。この魔都こそ、ベーカー街にロジックのキリストを降臨させ、路地裏の奥深くに切り裂き魔を放ったのだ。本作で
説明を排したわかりづらいプロローグ、そして悪夢のようなロンドン散策の第4章を通り過ぎた途端、役者が揃って俄然物語が見え始めた。グラフィックノベルを読むのは初めてだけど、これは圧倒的に面白い。
今までに読んだ、どの漫画とも違う。人物が判別出来なかったり、状況が分からず、読むのにとても苦労しました。ですがせっかくなので下巻も読もうと思います。
日本漫画の文法に慣れている人間としては、このグラフィックノベルの文法に慣れるまでに少し時間がかかった。「切り裂きジャック」事件の詳細もそうだが、当時のロンドンの陰鬱さが実に綿密に描かれている。そこにあるのは貧困、暴力、売春、その中でのた打ち回る人々とさらに虐げられる女性たち。
悪戦苦闘しました。まず、登場人物の顔が判別できず、誰が誰やらさっぱり。で、名前が頼りになってくるんですが、これが憶えられない。少し読んでは後戻りをして、とまるで箱根登山鉄道のようなスイッチバック方式で読み進め、終いにはついに手書きで『主な登場人物』を書き出し(最初からつけてほしかったです、柳下さん)、やっと本来の読書に。コマの奥に沈んだ真っ黒な闇の中に、何か邪悪なものが蠢いてる気さえしてしまう。子供の頃布団の中で読んだ怪奇小説のドキドキ感、再び。
皆さんご指摘のように、最初は人物の区別がつきにくく、ストーリーも頭に入りづらい。でも、それを乗り越えると、中盤あたりから面白くなった(ガル博士が滔々と語るページはちょっと読み流してしまったけど)。実在の近代王室の人たちをこんなふうに描けるのも、お国柄だろうか。下巻も楽しみ。
下巻巻末の補遺を読みながら再読。二回目でようやく理解できたシーンがけっこうある。二回読まなきゃ気付かないような伏線も色々と張られている。
ネームの多さにちょっとひるむが、なぁに、こちとら大島弓子のマンガで鍛えられとるわ、と気を取り直す。中盤あたりからグングン加速して下巻へ。
読み始めてからしばらくは登場人物を把握するのに苦労しましたが、徐々に一つ一つのエピソードが事件に繋がっていく過程は引き込まれました。下巻の補遺を読んでからもう一度読み返したい。
最初の部分を10回ぐらい読みました、それほど絵と話が頭に入ってこず・・・途中も、「同じ人」なんだろうけど「同じ顔」に見えないので、これ誰?状態。話は切り裂きジャックの話だと見えてきたのですが・・・・以下下巻に続く・・・
「このミステリーがすごい!」で一部の選者に絶賛されているグラフィックノベル。 非常に精緻な絵と密度の濃い文章で描かれており、作者の最高傑作と言われている。 ロンドンの風俗、夜の街の暗さや重厚感、ガル博士の狂気が余す所なく描かれる。 しかし、読んでいて面白さが無い。そして残虐シーンは強烈すぎて映像化できないレベル。 このミスやAmazonでは絶賛されているが、どこを評価しているのだろう。
この原作のどこを取れば、あのような映画ができあがるのか、本当に首を傾げてしまう。映画のことは忘れよう。とにもかくにもすごい! 「大いなる業とは さまざまな側面から考察されるべきものだ。古典的神話のことを考えてみよ。その重層性を」。ガル博士のその言葉通りに、アラン・ムーアーは切り裂きジャック事件を、歴史や古典を引用しながら、重層的に、かつ幻惑的に構築していく。これまで数多と書かれてきたジャックものの中で、最大にして最高の深遠さと魔性を秘めた大傑作だ!
凄く良く練られた構成で、読み進むほど面白くなっていく。 ガル博士のとんでもないキャラクターと、並行して語られる被害者と捜査陣に肉薄する描写力には感嘆の一言。 黒田硫黄の表現と似ている部分がある。
最初はすごく取っつきにくかったんだけど、コツをつかめたらぐいぐい行けた。下巻を読み終わってから改めて解説と首っ引きで上巻を見直す予定。すごい、はやく下巻が読みたい!
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