英雄の書 下
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英雄の書 下の感想・レビュー(1134)
物語を紡ぐことが罪であると定義している。小説を書くことだけじゃなくて、生きることが物語を紡いでいるのだと。人間は生きながらにして罪を犯していると宗教的な色が濃い。なるほど、これは子供向けじゃない。自分の人生をどのように過ごし、最後の決着を如何様につけるか。そんなことは子供では考えられない。ファンタジーの上辺だけにとらわれていると、大事なことを見逃してしまう。一人でも多くの狼が現れれば、戦はなくなるのか。ならば、私も狼を目指そうと思う。読んで良かった。
宮部さんの書く子供が主人公の本は苦手だな。おしゃまとか、むず痒い単語が多々。中学生の兄が苛めの果てに犯す殺人と、本を巡るSFファンタジー。この差を十分に埋められたとは思えず。ラスト辺りで読み返したくなる事柄が出てきましたが、読み返すのは面倒。。小・中高生向きなのかな?
上巻からの続き)終わりを内包し、誰しにも訪れるいつか倒れるその時を、諦観にも似たその厳然たる事実を前にして、踏み出す一歩のなんたる不確かで確信的であることか。そしてその歩を進め道と出来る人間は永遠に道半ばである事を知りながら、それでも道を拓き続けるのか。
「紡ぐ者が筆をおいても領域はそこに存在し続けその中の生き物はたとえ創作物であろうと生き続ける」という設定は、映画「ネバーエンディングストーリー」と類似している。この映画も創作物であるお姫様が救いを求め、その創作物を現世で読んでいる子供に向かって「Please!」と訴えかけるという設定だったと思う。宮部さんが中学生頃の作品なので多少影響を受けているのでは?それはともかく、最後主人公が狼の継承をうけるところは爽快感いっぱいで良かったです。
こう終わるかという感じでした。後味が悪いというのも納得。
これは、ファンタジーにするには難があったのでは。現実の世界でストーリーが進んだら面白かったのかなあ、学校の図書室とか別荘みたいにね。ヘイトランドはまた別の物語で。大迷宮?はっ?キリクは?みたいな感じになってしまいました。出発前とエピローグ部分だけしっくりきました。
★★★★ 英雄が善であり同時に悪であるというのは、納得できなくない理屈だが、物語が咎であるというのは受け入れがたい。そして、兄の罪が「手段を選ばなかった」ことだとは、世界観的には納得できない。オチも微妙。物語としては面白いんだけど。兄が何故こうなったかが書かれていいはず。そして、宮部の書くファンタジーは、世界観が弱いと感じる。奥行きや広がりがなく書割のようで。どこか作り物めいて、手触りが感じられない。どこがどうして?と聞かれると困るけど。物語としては面白いし読み応えがあるが「しっくりこない」感が拭えない。
あれ?ここで終わり?? ファンタジーというには、物足りない物語。 最後の方はどんどん展開が進んでいって、ひとつひとつの出来事に感情移入する前に終わってしまった。 もっともっと魅力的な、深い世界観を楽しみたかった。
下巻中盤になって「終われるのか?ページ足りなくない?」と思ったんだけど、こういう結末だったとは。現実世界では少年犯罪なんだからファンタジーで解決して現実も解決とはいかないと思ってたけど意外な結末でした。現実世界よりヘイトランドでのストーリーの方が面白かった。「英雄」の光と影には共感できたけどもっと長い物語にしてほしかったかも。
ブレイブストーリーの焼き直し女の子版、と言ったら実もふたもない。多重世界の仕組みは面白い。が、~したら、~になる、といったシステム的な部分に納得がいくかどうか。そういうどうにもならない壁みたいなものをぶっ壊してこそのファンタジーだろう、という気もするが。多くの主要登場人物が、個人である前に、役を割り当てられていて、その役目が絶対的というあたり、ファミコン時代のDQやFFのようだ。人間書きたかったんじゃない、ゲーム書きたかったんだな、と思う。
読み始めたら最後まで一気に読めた。どこで盛り上がればいいのか分からなかった。つまらなくはないが、もやもやする…。終わり方に納得できないわけでもないんだけど。なんかすっきりしない。ICOもブレイブストーリーも読んだけど、宮部さんの書くファンタジーは私には合わないのかも。ドリームバスターは面白かったんだけどな。
若干消化不良で尻切れトンボな感じでした。宮部さんの丁寧で読みやすい文章と、優しさの中に見え隠れする怖さが感じられる作品でしたが、ちょっと急に終わった(というか終わってない?)のが残念。もう1冊分くらい必要な感じです。
ご自分でも読者が離れるかもしれないとのちの本に書いてありました。 私も納得いかない部分があります。消化しきれていません。 宮部さんは万人受けもマニア受けもいいほうだと思いますが、これはかなり癖がありますね。続編の予定があるのか、個々の読者が続きを考えていかなければいけないのか。 続編というか同じテーマというか・・・・という「聖痕」を読んで改めて読み直してみようかと思っています。
下巻を読み進めながら、この物語はどんな結末になるんだろうとドキドキしながら読みました。この一冊が大きな物語への序章であり、さらなる冒険に進むための足掛かりであるようでした。設定が複雑で…最後まで読んでも分かってない事が絶対あった…。それとは別に、ファンタジーとしてこれは終わったとは絶対言えないなとも思いました。若干邪道…?最後の章で少し胸のもやもやが取れましたが、長い序章を読んだだけと気づき、さらに先が気になってしまいます。評価の難しい一冊ですね~…。
昨日から一気読みです。この巻はユーリと共にもやもやした感じで進みました。最後は物語の最初に戻り、霧が晴れた感じ。そらはお兄さんだったのか…。英雄の封印でラストとなるかと思いきやユーリの問題が解決。続きを思わせるラスト。この微妙感が宮部ワールドですね。
ヤングアダルト作品のようだと思ってたけど違った。大人……というか物語を読むあらゆる人間を相手にした『物語の哲学書』だった。最後、いかにもこれから様々な冒険をしそうな雰囲気から一転、ユーリに突きつけられた真実は決して優しいものではなかったし、これをただの『ファンタジー』だと思って読んできた読者を突き放すものだった。すべての作家にとってもこれは《禁忌の書》であるだろう。そんな話を書ける宮部さんは、作家としてとんでもない地平に到達しているのかもしれない。良い評価が少ないけど、自分は楽しんで読みました。
下巻に入りようやくファンタジーらしくなってきました。とくに舞台になる「ヘイトランド」の状況や歴史は興味が湧き、これだけでも一つの物語として面白く出来ていたと思います。ただ本筋の物語は、なかなか盛り上がらず、物語が一気に進んでしまい、少し物足りなさを感じましたが、この世界観を含め楽しく読めました。正直もう少し冒険を楽しみたかったかな。
宮部さんはゲーム好きだそうですが、ロールプレイングゲームに出てきそうな話でした。もちろんゲームでは表現しきれない世界観がありました。ラストの展開には救われました。
上巻で世界観になじむのが難解だった分、下巻は比較的するする読めました。 ファンタジーという目で見ていたので、結末はなんでもありだと思っていました。 なので、まあ納得という感じ。 楽しめましたが、内容と比べればもう少し薄い本でもよかったかな、という感じです。
前半冒頭からの懸念…“森崎家はどうなってしまうのか?大樹は帰ってくるのか?”が気になって読み進めていたので、SF部分がまったくしっくりこなかった。その上、結局家族の融和も見られない結末に…相当ガッカリした内容でした。RPGゲームにしたら売れるかもね。けど、内容は薄かったです。
読んでいる途中は他の登場人物は分かっていて主人公には謎の部分が多くてモヤモヤしました。それに「英雄の封印」を主人公がしなかったのでスッキリ感はなかったです。でも兄妹の物語としてはこれで完結かぁ。読みやすい文章だけど、分かり難い設定で、また、現実の怖さを感じました。
うぅ〜ん・・・。あんまり、しっくりこない作品だった。ユーリは最後までよく頑張ったけど、真実が語られる場面でだだっ子になっちゃダメでしょ・・・
さあこれから、というところで物語は結末へ。 ボス敵は復活して去ってしまったし、続編の気配は濃厚ですね。 あと6編だとすればハリポタ並の大作ですが。。
なんだか、後半、すごい駆け足で終わった感じがします。もっと、いろんな領域を飛び回るのかと思ったので… 冒険の終わりの説明も、わかったような、わからないような。 主人公の女の子が成長したお話も読みたいです。
途中の説明が長かった分、すんなり終わってしまったかな。現実は物語のように、ハッピーエンドとは限らない。物語ではなく、自分なりに生きろ、というメッセージなのかな・・・。続編がでるといいですね。
私は宮部さんの描く「人間」がすごく好きだけど、世界観の描写は苦手なのかも…と思いました。ドリームバスターは現代に近いから入りやすかったのかな?ファンタジー好きなので、本が喋るし魔法だし、もっとワクワクしてもおかしくない筈なのに、むしろそこの部分を煩わしく感じてしまったり…説明が説明っぽく感じられて;いちおう世界観は掴めたので、もしユーリが主人公の続編を、説明を抑えた&人間重視の形で書いてくれるなら読んでみたいです。
やっぱり下巻も難しい。最後の一番感動するような箇所が難しくて斜め読みしてしまった。残念だな。途中の冒険の旅のようにスピード感あるまま終わって欲しかったし、最後の終わり方も不満足。
皆さん仰るように説明が専門用語すぎて理解するまでに時間がかかった。斜め読みだけじゃ絶対に理解できない。何度も何度も読み直して、何とかわかった感じ。それでもユーリが事を成し遂げて帰ってきたときに、それぞれが落ち着いていく様子が安心できてよかったと思う。英雄についてそんなに果てがない話なのかとちょっとモヤモヤ。冒険譚としては中途半端かなぁ。楽しめたは楽しめたんだけど;
人の数だけ物語がある。誰もが自分の物語を生きている。世界観の設定は魅力的だと思うが、その説明がもう少しシンプルでも良いのではないかと感じた。
やはり苦手だわ~。世界観の話は、とばして(笑)それ以外だけ読みました。結局何だったのかわからず。当たり前ですけど… やはり時代ものが好きだって再認識しました。
少々不消化な感じ。いろいろ端折っているので全体的に粗く、ざっくりしていて読みやすいがその分薄いのかなあ…と思った。結局英雄はどうなったんだか。
いやぁ、なかなか苦戦しました。キャラ達はとても魅力的なのですがストーリー進行に謎を残しすぎての展開なので、手に汗握れませんでした。壮大なスケールの筋たりえなかったのは、もしかしてヒロインが小学生、と言う設定のせいなのかしら。せめて高校生くらいだったら、葛藤やら、少しの恋心wwやら、燃える展開になったのでは・・・と思いました。
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