レディ・ジョーカー〈上〉
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レディ・ジョーカー〈上〉の感想・レビュー(430)
上巻のみ読了してもはや半年、いい加減に下巻も読まねばすべて忘れそうで怖い。それにしても長いな。
1995年6月から1997年10月まで「サンデー毎日」に連載されたものを大幅に改稿したものが本書。 さすがに長かったが、なかなか読ませる。 国内シェアNo.1のビールメーカー、日之出麦酒の社長が誘拐され・・・。ある事情から、社長の城山は警察とマスコミを欺き犯人と裏取引をするが・・・。 明らかにグリコ・森永事件から着想してるとおもわれる内容は、当時の事件(警察捜査やマスコミ報道)を知る自分としては、非常に面白く読めた。 ただ、登場人物の裾野が広がり過ぎてる感があり、読み終わったときに、収束しきれてない。
文庫を読んでから読みくらべた。単行本文庫版それぞれ魅力はあるけど、単行本は、よりエンターテインメント性が高く、親切設計。と感じた。
現実世界ではできない完全犯罪を、圧倒的な情報で追体験させてくれる。「死ぬことで20億の損失を出さずに済んだからといって、会社はその恩を感じるか。」下巻も、じっくり読みたい。
未解決事件の番組をみてやっと読みました。毎日少しづつ読んだので時間がかかりました。実際の事件はわからないけど、仮説みたいで興味深い。犯行を決意する側、被害者側、記者、警察そして合田とそれぞれの視点から書かれていて面白い。加納が好きなので久保の人間観察が凄く良かった。加納は、ほの人なんですかね…
第1~2章までで犯人グループが犯行を決意するまでを描いています。ここまでが長すぎるという感想もあるみたいですが、私は逆に、部落差別問題と障害者差別問題まで盛り込んだのなら、もっと長くしてもよいので、もう少し深めて書いてくれてもいいかなと思いました。期待して中巻に突入。
ハゲ〇カもびっくりな経済小説書いてしまいそうな勢いです。 さすがです!高村女王。 さて、合田さん。何やらかしたんだよぉ~。 本庁の切れ者が、所轄署で干されてヒマヒマ刑事さんて、どういうこと?とつっこんでおく。 しかしなんだ。あおくび大根ににママちゃりは笑ったよ。オモシロ過ぎるから合田さん! 義理兄ともニアミスBL風味だし(笑)最後は土手でピクニック~ってさあ。どうするよ。 さて、最後の合田鞄持ち大変身はなかなか面白くなりそうなネタです。下巻がたのしみだ。
グリコ森永事件を題材にしたビール会社の脅迫事件。とにかく登場人物が多い。ビール会社役員・新聞記者・刑事・検察官・総会屋・政治家など。下巻が楽しみです。
前半は複線張っていくからゆったり感じました。グリコの事件がベースになってるとのこと。なのでその事件もつい調べてしまいました。あちらは迷宮入り。さてこちらは・・・これからどうつながるのか楽しみです。
やたら硬派な難しい本だった。分厚い上巻の最後になってようやく事件が起きたから、中・下巻はテンポよく読めるかも…参考にしているサイトの評価はえらく高いし、期待したい。
多くの登場人物の中でも日之出麦酒事業本部長・倉田の描写がよかった。長年倉田と二人三脚で社内を昇りつめたと自負する社長ですら知らなかった別の顔。下巻も楽しみです。
「要求は20億。人質は350万klのビールだ。金が支払われない場合、人質は死ぬ。話は以上だ。」 一兆円企業・日之出麦酒を狙った未曽有の企業テロはなぜ起こったか。男たちを呑み込む闇社会の凄絶な営みと暴力を描く。これを女性が書いたとは思えない。この作品が私の中では絶頂期だったかも。
合田は、村上春樹の小説に出てくる主人公のようじゃないですか?クラッシックとウィスキーと白いスニーカー。それに、日の出に出向している時のあり方とか・・・と思って、読んでいました。長いけど、人物描写がとても面白いから、読める。最初の訴状はちょっと苦労したけど。
★★★★☆ マークス→照柿→本作と、合田刑事がまた違った印象。大企業の社長誘拐事件の犯人の視点にも多くのページが割かれており、私みたいな庶民としては犯人側に共感できる。株の話はよくわからないが、阪神大震災、地下鉄サリン事件といった時代背景で、当時の経済状況がよく描かれている。
マークスに続き文庫版から読んだこちらも、ハード版が気になり手にとる。個人的な気分のせいで進みが遅く「どう」という感想が持てないくらい読了に時間がかかった。2段組み400頁越えの作品は、適当に読むことが許されていない気がし。内容は、大筋は覚えているもののすでに細部の違いを判断するほどには描写が記憶に残っていないのにショックを受ける(苦笑)。ただ、マークス、照柿を経た合田さんが順調ともいえる下降線を描きながら自棄に傾いているのは感じられ、このひとだいじょうぶかいなと余計な心配を抱いた。
文庫購入前に、と思って再読。「太陽を曳く馬」と比べると、合田が若い。でも「太陽〜」に至る片鱗もあったりして面白い。初読時には感じられなかった九十年代の空気みたいなものを感じた。現在の経済状態を予測するような文もあるのは、流石は女史、と言うところ。
文庫本との比べ読みをした。合田と加納のやり取りは、改訂版で一番大きく変わったところである。義兄→加納とすることで、2人の関係をより客観的に描き、さらに深く描いている。
文庫との読み比べるため、再読しました。文庫は文章の言い回しや表現を変えている所がありましたが何といっても合田君と半田の出会いがハードカヴァー版より人間味のあるものになった書き下ろしをしていることを発見して嬉しかったです。まだ、文庫は上巻しか読んでいませんが平行して読むつもりです。
記者が雄一郎の印象を語るセリフ「こんな微妙な目に見つめられたら、理屈抜きに殴りつけたくなるか、魅入られるかどちらかだ」と言う言葉が鮮烈に頭に残った。雄一郎だって決して恵まれた人生じゃないのに半田から見ると・・・。
10数年間待ちわびた文庫化!になったところで!105円コーナーで発見。上下冊まとめてGet。「小説の神は細部に宿る」を地でいっている。デティールの描写が鬱陶しいくらいすごいが、これでリアリティというか小説としての迫力を出しているのだろう。問題はどうでもいいことが妙に気になること、「凶器がカーボンヘッドのゴルフクラブ」っていかがなものかと・・・。さすがにゴルフに興味ないんだろうな。
いつも第一章が長い。最近は高村ワールドにも少しは慣れたが、第一章は体力気力充実していないと進まないかも。でも事件が始まってからは、面白かった。このまま下巻行きます。
上巻は犯罪者側の描写が丁寧でこの複雑な事件にかかわる人物たちがどういう背景で関わっていくのか(鑑)が見事によく分かる。そして本当の犯罪と社長の苦悩がこれから始まるのだということも。合田が思わぬターゲットになっているのも興味深い。
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