「狂い」の構造 (扶桑社新書)
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「狂い」の構造の感想・レビュー(164)
これを言ったら誰がなんて思うか、なんてことを気にせずに放言すれば、そこは至言銘言秀逸コピーの集積場だ。個人的には、キャッチフレーズは行為の正当化ってのに禿同どころの騒ぎではなかったよ。違和感を醸し出す言葉、その胡散臭さをどう説明するか、にずっと悩んでいたけど、答えがここにあったなー。やっぱ綺麗事ってのは胡散臭さとニコイチなのだ。ぶっちゃけ本音というのはキラキラしているのだ。あの人おかしいんじゃない?って思うなら、あいつキチガイだよ、って言えばいいのだ。
経済的にも精神的にも余裕がないことで、人の優先順位は変わってしまうのかな。現在も本書にあてはまるようなことはあると思う。あと、外国の狂人はなんかスケールが大きいな。
「面倒くささ」=狂気の托卵機 に始まり、医学的事例よりも市井に溢れる既知に入れない人に関してツラツラと放談していてあっさりと読了。精神科医とホラー作家のキャッチボールだけあって、まとまりなく話題が飛びながらも中々奥が深い。たまに自分も似たような事やってるかもしれない、なんて自己反省的にも読めました。…と思ったら、中盤で何の脈絡もなく話題が「松田聖子の生え際」に。なんだこれ あまりの飛び道具っぷりに117P前後に飲んでいたコーヒーが飛散しシミができました。そち!
精神科医の春日武彦と作家の平山夢明の狂気とは何かについてゆるーく不謹慎に語り合う対談本。神経質な方が狂気に走りやすいと思っていたが、面倒くさがることが狂いのはじまり、狂人は雑な人間という視点はフレッシュだった。平山の『狂気って、庶民の生活の知恵だったんですね。』『なんで、ずるいよ。だって睡眠薬を大量に飲めば、パトラッシュ死できるって学校で言ってたのに…。』等のキラーフレーズは爆笑モノ!春日先生の精神科医らしからぬ患者に対しての投げやり視点と不謹慎に思われかねない発言は痺れる物があります。
あまりの面白さに、続巻も含めてその日のうちに一気に読了してしまった。特に圧巻だったのは第五章の「“殺す”狂人たち」で語られる夥しい猟奇殺人。まずはその大半がアメリカ人であるという事実に「アメリカという国はそんなに病んでいるのか?」と驚かされる。アメリカ固有のフロンティア精神というか独立独歩的な人生観が場合によっては、極度のゆがみを生じさせるのでは?という気にさせられた。後、『恍惚の人』で有名な有吉佐和子氏がその晩年、まさに恍惚の人に成り果てたというしゃれになってない話を本書で初めて知った。合掌…
狂った小説家平山夢明さんとピリ辛精神科医春日武彦さんの対談本。ジェフリー・ダーマーのようなシリアスキラーから日常の「それは変だよね?」な行動まで幅広い狂気について語られている。睡眠薬を飲んでも安らかには死ねないことについて平山氏が「そんなのずるいよ。睡眠薬を大量に飲めばパトラッシュ死ができるって学校で習ったのに」なんという呑気なフレーズも出てくる。
犯罪等を例にとり、所謂『精神的異形』の内側を覗く…というか、そんな感じ。狂気は庶民の生活の知恵という一節には妙に納得。程度の差こそあれ、この本に照らすと現代に生きる人間にまともな人なんて一人もいないのでは…多分いないんだろうな(笑) 『案ずるより狂うが安し』名言だと思います。続編も期待。
さっさと読めました。「狂った人」とはどういった雰囲気で、まわりにどのような影響を与えていくのかを知りたくて読みましたが、少し期待はずれでした。ただ、『「面倒くさい」が「狂い」のはじまり』という視点は面白いと思いましたし、なるほどと思えるような部分もあったので、なかなかの本だったと思います。
本屋によったら続編(というか数年ぶりに同テーマで対談したもの)が出ていたので、最初のをついでに再読。言いっぱなしで、得るものがなにかあるかと言えばまあかなり微妙なんだけど、突然論理がぽーんと飛躍した意味のわからぬ人たちがそういう言動を取るのを見てもあまり不思議だと思わなくなる本ではある。
脚注の文字大きさ、行間が本文と同じで頁数とり過ぎ…これはお手軽すぎなツクリじゃないかしら、せっかくいい顔合わせなのに。「社会派くんがゆく」ひと月分程度の対談をほとんど削らず再構成せず作った? 平山さんがこのミス1位で異常多忙な時期だったのかな…2に期待
面白い。狂いについての一考察。人が簡単に今までから外れる事や突き抜ける事に興味があるなら、思う存分その手の話が聞けてより楽しいです。
★★★+初読、処分。この二人で、「『狂いの構造』~人はいかにして狂っていくのか?~」 超面白そう!とワクワクしたのですが、面白い事は面白かったんだけど、期待した面白さとはちょっと違って、狂気と正気の境目、人はどうやって「そこ」に足を踏み入れるのか、というのを期待したのだけど、キチ○イ大紀行といった趣でした(笑
精神科医と小説家が、数々の殺人事件や、体験談を例に挙げながら、狂気という状態に辿り着くまでの道程やその裏付けを検証してゆく対談本。後書きで、夢明氏が幼い頃から、ちょっと探せば見掛けることのできる不思議な行動をする人々に惹かれて仕方が無かった気持ちを綴っていたが、そういうことがきっかけで、色んなタイプのシリアルキラーを愛するようになったのかと妙に納得した。彼の書く小説のファンの方は、作品の根底にある本音のようなものも聞けたりして、結構楽しめるのではないかと思う。面倒くさいは、狂気の始まりなのかもしれない。
精神科医と作家による「狂気」についてのざっくばらんな対談のようなもの。「なんかそいつの行動、理解不能じゃねえ?」から始まり興味と好奇心のおもむくままに時々不謹慎なブラックユーモアを織り交ぜて話が展開する。専門的な方向には全然いかないのだがなんかへんに「なるほど!」と思えた。特に「めんどくさいから始まる」というあたり。
ざっくりカジュアルに狂気についての放談なんだけど、前提の面倒くさいが狂気の入口というフィルターを通して考えやすい。悪趣味ゆえの面白さだけど、もうちょっと春日先生の話も聞きたかったなー。ある意味は平山さんがカウンセリングされてる感じなのかしら。
親殺しとかバラバラ死体とか組織的な詐欺とか、今やややもするとあーまたかになっちゃうような事件をやらかす人々を、どこが常人と違ってるのかちょっと野次馬的に対談してるんだけど面白かった。凶悪事件も同じ人間のなせる技なわけで。 こーゆーありえない事件をあーまたか、でスルーできる感覚もまたかなり危ない一歩なんじゃないかなあと気づかされた。
精神科医と作家による対談。狂気に至るプロセスを知りたかったので読んでみた。狂いの始まりは面倒臭がること。第三者から見たら異常な振る舞いなのに当人は「いや,こないだも大丈夫だったし」などと言う。向こう側の人は,異常な行いを正当化するための言い訳を手に入れている。だから「あ,これやったらまずいかな」みたいな逡巡がない。これ読んで思ったこと:私はスレスレだなあ。。
[図書館本]取り上げられた事件は有名でショッキングなものが多かった。様々な狂気があげられていたが、その補集合である狂っていないは狭そう。あるいは「狂わない」の構造でもあるのだろうか?
狂った作風の平山氏と精神科医の春日氏が、実にカジュアルに狂気について語っています。 さらっと語られていますが、それを語る上で取り上げている事件の一つ一つはアメリカのシリアルキラーから昨今新聞を賑わせた事件までかなりヘビー。狂気の入り口は「面倒臭い」という感覚であるという発言を読み、そういえば「稲中卓球部」の古谷実氏が別のギャグ作品で「人類の敵は面倒臭いという感覚だ」と言って以来その後人間の狂気をテーマにしたシリアス作品しか描かなくなったのを思い出し、妙に得心する所がありました。
大変不謹慎な表現だと思いますが、でも言わせて頂きます。大変面白かったです…!かなり興味深い内容でございました。これを読んでいる時の自分は、きっと目が不気味に爛々としていたに違いない。「面倒くさい」が「狂い」のはじまりというのには、とても納得してしまった。あと、「王様理論」の箇所とか。なるほどなぁと思う所が随所にあった。でも、お2人ともお話が上手いですね。自分の考えをこんなに上手く言えて相手に伝えることが出来るなんて、羨ましい。
「狂い」の構造の
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感想・レビュー:60件














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