バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー)
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バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォークの感想・レビュー(286)
設定はデスゲームなのにそちらにはほとんど触れず、その実は少年たちが友情を育んでいく物語。かつ、どうしようもない非情な現実に叩きのめされる物語でもあるのか。こんな悲惨なゲームに狂気する観客達も奇怪だし、参加者当人たちのほとんどもなぜ参加したのか納得してなさそうだし、国ぐるみでなんらかの洗脳まがいなことを行なっているのではと推測。(でもこんな裏設定を推測したところで話の本筋には本当に全く関係が無いw)徐々に体も心も壊れていく中励まし合う少年たちの心の葛藤をただ黙々と眺めるだけの、不思議で切ない作品。
ずっと読みたいと思っていたので、手に入れることができてうれしい一冊。バトロワ系かと思っていたら、夜ピクのような語りながら,相手を利愛しながら,友情を育みながら歩き通す話だった。
初読は中学生だったか、高校生だったか。キングにはまって読み漁ってたころだろうな。読んでるうちにだんだん筋を思い出していた。いわゆるデス・ゲームものであるが、その詳細な背景や理由等は作中で明らかにされることはない。「歩き続ける」というゲームの特性上、スピード感もそれほどない。それでも読後にもやもや感が残らないのは、参加者の少年たちの間になぜか芽生えてしまう友情の悲しさがそれを凌駕するからだと思う。何人の最後はとても寂しく悲しかった。デス・ゲームものに引き込まれる(私独自の)1要素として、(続く)
bunnykcim44
ゲーム参加者のキャラクター付けがちゃんとしてるというのがある。だからこそ、感情移入してしまい、応援したり悲しくなったりする。その点からいうとこの「死のロングウォーク」と「バトルロワイアル」は秀逸で、いまだにこれらを超えるものに出会えない。(残酷描写が苦手な人にはおすすめしない。なかでも、オルソンの最後はすごいのだ・・・)
ナイス!
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10/05 19:41
ゲーム参加者のキャラクター付けがちゃんとしてるというのがある。だからこそ、感情移入してしまい、応援したり悲しくなったりする。その点からいうとこの「死のロングウォーク」と「バトルロワイアル」は秀逸で、いまだにこれらを超えるものに出会えない。(残酷描写が苦手な人にはおすすめしない。なかでも、オルソンの最後はすごいのだ・・・)
ナイス!
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10/05 19:41
何度目かの再読。 100通りの死。このありえない物語を読みながら切なくなる。歩くという行為は特別の不調がない限り身体だけのものだ。ただ歩き続ける間、時間のあるぶん人は哲学し、語り、悟る。生命が逼迫した状況下の思考には真実の欠片が光っている。 近年の本邦の授賞作を連想するが、"たくさんの若者が歩く"以外共通しない。
キング作品の中で一番好きな作品。ただ歩く、歩く、歩く。このテーマで一本小説を書けてしまうのもすごいが、生々しさがキングらしくてとてもいいです。キングがすばらしいストーリーテラーであることがよーくわかる一冊。近頃多く見られる日本のデス•ゲーム的作品の原点となったこの作品だが、この作品を超えるものはないと思っています。
★★★★★ 翻訳物特有の読みづらさはあるものの、圧倒的な筆力で読ませる作品でした。最初は時速4マイルがピンとこなくて、どのくらいの速度なのかよくわからないまま読み進めるうちに気がつけば一気読み。走り出してしまったのは彼の心?もう二度と立ち止まれない、こちらに戻れないと暗示しているかのようなラストが痛いです。
単純なデスゲーム小説だと思って読んだらちょっと違いました。どちらかと言うと青春小説でしょうか。恩田陸さんの「夜のピクニック」を物騒にしたようなお話でした。普通のデスゲームと違って参加者は自発的に参加しています。そのため悲壮感はあまり無く、参加者同士も仲間、もしくは同志といった雰囲気でした。正直話の筋だけ見ると「何が面白いの?」なのですが、何故か最後まで一気読みさせられた一冊です。
やっと読み終わったって感じ。夢中になって一気に読み終えるほど面白くは無いけれど、投げ出すこともなく毎日少しずつスルメのように楽しめた。同時に読んでいた漫画のせいで、ギャラティ:伊沢、マクヴリーズ:前野、ステビンズ:田中という最悪の脳内配役で幕を閉じた。
前々から読みたいと思っていた。 突飛な舞台設定だけれど、 キングならばという信頼感があったので。 期待どおりだった。 これを大学時代に書いたというのだから驚きだ。
う~ん、、読むのに時間がかかった。。もっとレースの前が描かれてたり、見た目が細かく描写されてたら感情移入できたのだけれど。それにしても疲れた・・・
思ったよりぐいぐい読めなかった。ロングウォークっていう競技事態が単調だからかな。静かに読み進めるお話でした。しかしこんな狭い範囲でよくもまぁ一冊小説が書けるもんだ。ぼんやり読んでたら最後いつの間にか3人になっててアレ?ってなった。あの後ギャラティはどうなったんだろう…。
初のスティーブンキングは凄い作品でした
優しくない書き出しから淡々と進み酷さが普通に描写されている…
どのくらいきついのかもわからずとにかく最後まで面白く読めました!
次はミザリーや代表作にチャレンジ!
何の背景説明もなく始まるロングウォーク。 ただひたすら決まったスピードで歩くだけの100人の少年たち。 4回目の警告は銃殺。 最後のひとりになるまで、致死率99%のこの競技を行う少年たちの心理描写だけで400ページ書いてしまうキングはさすがだと思う。
途中まで読んで間違えて売ってしまったので、再購入して読了。通して変わらない大筋にここまで色を付けられる技量は素晴らしいと思ったが、他の作品に比べるといささかパワー不足か。まあ処女作ということだし当たり前といえばそれまでですけど。
これが事実上の処女作か。とてもそうは思えない面白さだ。こんな単純な話なのに最後まで読ませてしまうのが考えられない。ほとんど設定も何も語られないところがかえって興味をひかれる。子供たちが大人びすぎているような気もするけどそこはご愛嬌。
このゲームが行われてる理由、この悲惨なゲームに少年たちはなぜ参加したいと思うのか、少佐は結局どんな人物なのかいろんな疑問あったけどこれはゲームに単純に集中してもらうために書いたのか?
それとも単純に力量不足??
キングとはいえ大学生の時に書いた文章だから、文を構築する技術がなかったのか?
わからん
キングの伝説的傑作(怪作?)。最後の一人になるまで歩き続ける死のウォークに参加した少年達の話。この理不尽な「ゲーム」にかんして背景説明は殆どなされず、少年たちのとりとめのない会話だけで構成される。これだけで読ませるのはスゴイ筆力。(^_^)
一人、二人と容赦なく死んでいきます。淡々としているけど圧倒的な恐さ、悲しさ。なんだか読んでいる自分に罪悪感を感じてしまいました。それぐらいこの話に力があるということなんでしょう。でもこういった作品はもう読まなくてもいいかな…
相変わらず、「何故」「誰が」「どうやって」、とかそういうことを置き去りにしまくった、バックマン作品。ただただ純粋に、ぶちまけられている、そんな印象。この寓話から何らかの寓意を読み取るのは簡単だが…………それよりも、純粋なイメージとして、百人の少年達が死ぬために歩いている、それを大人達が熱狂しながら見ている、影で糸を引く男がいる、そのイメージ(映像ではなく)が、何よりも鮮烈に刻みつけられた。怖い、のではなく、恐ろしい、そう思った。宗教の欄に「くそったれ」と書く作者が偽名癌で死んだことは、大変な損失だ。
能動的に殺し合うのではなく、ただ脱落していくのが恐ろしい。最後歩きつづける(しかない)ギャラティにアメリカ自体が象徴されているようだった。人物に焦点を当てることで、人種問題などのアメリカの闇をうまく内包した作品だと思う。
簡単に、凄絶に次々と参加者が死んでいく中、何故か「生のハンバーグだと」のシーンが一番印象に残っている。すぐエネルギーになるからって言われても…。これがカルチャーショックというやつか。
☆7 よく考えてみると初キングかもしれない。母親がキング好きで話を聞いてたから読んだ気でいた(笑)改めてこの作品、すごい迫力だった。ただ歩き続けて、遅れた者から容赦なく殺していくという、圧倒的な不条理にいきなり放り込まれて呆然としてしまった。すんなり受け入れているようで微塵も受け入れられていない少年たちの揺れ動く心がよく描かれていたと思う。その中でも友達を思い続けた主人公はあっぱれだけど、その後が心配。この作品が実質の処女長編というのだからさらに驚く。他のキング作品も読まなきゃだけど、どれから読んだもんか
★★★★★ひたすら歩き続けるというのは、単調なものだ。さらに、誰が生き残るのか予想出来てしまう。この作品に魅力を感じるのは、登場人物だ。一人また一人と死んでいく。そのような極限状態に陥った時に、どのような行動に出るかは人それぞれだった。登場人物のエピソードもきちんと書かれており、感情移入がしやすかった。読み終え、人生は長いレースのようなものだと感じた。最後の一人が走り続けたのが印象的だった。立ち止まれないのだろう。残酷な描写が多々あるが、お勧めしたい。
キングの初期小説。(実は初長編だったり)オチはおいておくとしてこの設定で1本長編をつくれるところがやっぱりすごい。感情移入して読まないこと推奨。
カバー折り返しの登場人物一覧と最初の数ページから誰が主軸になって展開されるかあっさりわかってしまう本作。あっと驚くどんでん返しもこれといってあるわけではない。だけど途中全く飽かせず最後まで読ませてしまうキングのストーリー展開の秀逸さは神。ルールが単純かつ過酷なのが、逆に物語を引き立てている
先の展開が気になってズイズイ読み進めた。この推進力は、次はどんなハプニングが起こるのか、だれが撃たれるのか、誰が生き残るのか…といったロングウォークの観客と同じ気持ちから来ているんだろうなぁ。一方出場者はそんな観客、軍隊に反抗心を持つ。出場者側の心理に立ちたかったが、最期まで観客側の読み進め方しか自分には出来なくてなんとも悲しかった
キングの本で感動したのは何年も前に読んだ「グリーン・マイル」以来2作品目。しかしこれが大学1年の時に書きあげた実質的な処女長編というのだから驚きだ。内容は様々な見方があるようだが、個人的には素直に反戦テーマだと思った。もっと具体的には兵役へのネガティブな感情。死へと歩きつづける少年たちは、幼いヒロイズムまたは冒険心から志願した兵士。彼らは現実の戦争に直面し、本当の恐怖と、生き抜くために友の死を見つめ続ける苦役を味わう。生き残ったあとにも肉体的精神的な後遺症を抱き続けるところが生還した若い兵士のようだ。
「死ぬまで歩け、歩けなくなったら射殺、最後まで生き残ったものが優勝」理不尽この上ない設定。でも、事実上こんな政権に犯されてるも同然の国があるのかも…
バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォークの
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感想・レビュー:75件















































