スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員 (扶桑社ミステリー)
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スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員の感想・レビュー(166)
短編集。『握手しない男』『ウェディング・ギグ』『カインの末裔』『死神』『ほら、虎がいる』『霧』を収録。キングが本書の序文で『短編は暗がりで見知らぬ人から受ける、つかのまのキスのようなものだ。』と書いていますが、まさにそんな感じの短編集でした。『霧』は短編という短さではないですが、これはこれで。
まだ見れて無いけれどミストって映画があったような? と思っていたらこれが元ネタのようで。とてつもない救いの無さっぷりが堪りません。ウェディング・ギグ、握手しない男も好き。ところでこのタイトルを見て骸骨の乗組員が出てくるホラー短編を期待したのは僕だけでは無いっ……はず。
中編といえる「霧」が面白かった。が、前半の短編もなかなかに佳作ぞろいで甲乙付けがたい。「霧」は今のままでも十分面白いのだけどもうちょっと長い尺で、どっぷり味わいたいとも思った。「握手しない男」の「誰かに昔話をさせる」というキングの語り口は大好き。
そのまま物語の中に残される恐怖は短編のほうが向いているのかもしれない。そういうのはニュース的な怖さの意味もあるけど。 カインの末裔が気になった。霧のラストには納得できた。これから映画だー。
「霧」に関しては映画版よりも原作のラストの方がよかったと感じた。個人的には短篇よりも長篇の方が好きなのだが、この短篇集は楽しく読むことが出来た。
★★★★★
霧がすごい。/一人で握手ってできるの?握手できるのって右手と右手、左手と左手だけじゃない?右手と左手だと手を重ねる、としか表現できないんじゃない?
「たとえるなら サイモンとガーファンクルのデュエット! ウッチャンに対するナンチャン! 高森朝雄の原作に対するちばてつやの『あしたのジョー』! スティーブンキングが書く『世界崩壊モノ』!」
この本収録の「カインの末裔」、ストーリーの運びは好きなのに読解力が足りないのかどうも主題がよくわからない。「霧」は何度読んでも最高!中編の中で1番好きかも
映画ミストが面白かったので原作に興味を持ち。映画のようにはっきりとした結末が書かれていないのも、これはこれで面白い。そして「あちゃ〜」というベクトルに突っ走った映画版エンディングは一種の正解だと思います。
キングの短編集。この人は「細に入った描写にも関わらず読みやすい、いや、読ませられてしまう」という最強の文体が特長なのだけれど、こういう人がショートショートを書くと情景スケッチみたいになるんだなー、成程。中編「霧」は間違いなく傑作。大部分がスーパーマーケットを舞台にしているのもアメリカのパニック物といった感じだし、緊張感溢れる展開も、余韻を残すラストもいい!強いて言えば霧の造形については別に派手にしなくてもいいんじゃないかと思った。ここはキングの趣味の部分なのだろう。
『霧』目当てに。人を襲う怪物の造形や描写は凡庸だが、最後の最後で現れる巨大な異形はまちがいなく神や悪魔の眷属。映画版も期待に十分応えてくれた。ラスト云々より、この化け物を見れただけで満足。
収録されている作品のうち『霧』以外は「ヤマなしオチなし」なショート・ショートなんですが描写がたくみでぐいぐいと引き込まれました。『霧』以外ではジャズメンの話が面白かったです。あと学園物は『ゴールデンボーイ』の原型になったものなのかな、と思いました。
★★★★★ 再読。初めて読んだのは高校生の頃。『霧』はほんとに秀作だと思う。おもしろすぎて電車を乗り過ごしたことがある。映画も観たい! 早くDVDにならないかな。
カインの末裔は人間の原罪の破裂、そしてあふれ出る暴力を描いているのだと思う。 みんな霧霧っていうけどこれも秀逸な一編だと思います
なんといっても中編の「霧」が面白い!!キングの作品の中でもかなり上位に入る作品!得体の知れない霧がやってきてショッピングモールに閉じ込められた人々の話。霧の中に怪物が潜んでいるんやけどそれより恐いのは極限状態に置かれた人々の心理。まさに中にも外にも敵…!!映画ミストも見たけど原作より救われないラストに呆然…!!
スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員の
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