アツイヒビ (花とゆめCOMICS)
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アツイヒビの感想・レビュー(250)
『花の跡』が大好きです。ネタバレ含みます。芸術、絵や音に、感受したものをあらわしてしまう人間の、そんな倉田の、繊細な感性が、緑川さんの描かれる絵や会話に秀逸に表現されて、それが深いものだと実感してしまいます。私には倉田の姿は身に覚えのある感情ばかりでした。菊地が温度を伝えるやんわりした子だったのがよかったと思います。菊地の想いの伝えかたにそれを受け取った倉田の表情と絵柄に私の体中に熱が伝って花が本当に満ちていく気さえしました。会いにいくよ、は大きいと思います。私のこころのそばに置いておきたい作品です
【★★★☆】再読。優等生の生徒手帳に殺人計画が書かれていた事から始まる表題作はサスペンス調でドキリとさせられ、続く「花の跡」「寒い日も。」は届かない想いの切なさがクレッシェンド、ラスト「名前のない客」は人質脱出劇でアクション系という楽しめる短編集。前3話は同じ学校内のオムニバスだが、気に入りは自分の机に日に日に増える花の絵の落描きから始まる「花の跡」。倉田の身体から「色」がこぼれ、あふれ、流れ出すシーンが初読時から変わらず印象深い。
少女漫画ってのは、あつかう主題が広いね。女子は小さい頃から、こういうのに慣れ親しんでいるのか。やれやれ、どうりで男は敵わないわけだ。全く 女ってヤツは!
敢えて片仮名づかいな表題作、初読は単に「熱い日々」と思ってましたが「厚い皹」の線で読んでみるとなんかやるせない感じに…池田が不幸体質なせいかもしれませんが。「アツイヒビ」のスイカ等、ちょっとした小物に象徴させるのが上手いと思います。
恋愛色のあるものと恋愛ものは似ているようで別ですもんね。緑川さんの作品はほっ、と温かくなるけど読み終わった後、少し寂しい気持ちにもなります。遠山ちゃんに元気貰いました。
ダブルミーニングなタイトルが上手い。確かに作者本人が危惧しているように、「一般的な少女マンガ」とはちょっとテイストが違う、万人受けはしづらい話ばかりかなーとは思う。でも! 私みたいなひねくれ者は大好きなんだこういう話! ちょっとした情景が印象的で、心に刺さるモノローグもいっぱい。ゆっくり、味わって読みたい少女マンガ。
再読です。何度読んだか覚えていません。最初に読んだ緑川作品がこれでしたが、その時の衝撃は鮮明に覚えています。「アツイヒビ」は、国吉が池田を殴ったシーンのモノローグと、壊れたスイカとの対比が絶妙で唸りましたし、「花の跡」は非常に感覚的ですが、絵を描く人なら頷けると思います。「寒い日も。」は、遠山の前向きさと健気さに胸を打たれました。池田には、彼女の方がお似合いだと思います。あと、「名前のない客」は初期作品ですが、作者が楽しんで描いているのが伝わってきます。
これが初短編集だったのか。どの作品にも痛みを抱えて懸命に生きる子供たちが描かれていて胸が痛く、熱く、あったかくなります。キャラ的には池田、話的には花の跡が一番好きかな。
あまりに幻想的すぎてつかみどころがなく、あまり楽しめなかった。寝不足の状態で読んだからか? 「花の跡」の「花」はとても面白いと思う(ストーリーはあまり楽しめなかったけど)。
再読。短編4本収録。3本が微妙にリンクしてます♪私は『花の跡』がとても好きで、読むたび暖かく…でも淋しい気持ちになります…。『アツイヒビ』の池田達のその後を描いた『寒い日も。』では、池田の誰にも言えない本心が切ない…。
何度目の再読かかわかりません。この方の常として最終ページ付近のモノローグ使いにも目が行ってしまいますが、「花の跡」の、モノローグどころか殆ど台詞が排された数ページは必見。
どの話も静かで淡々としてるんだけど、その中に情熱を感じる。まるで青い炎みたいな。この短編集の中では「花の跡」が好きです。花がすごく印象的。
物語の紡ぎ方が巧い、描き方が巧い。印象的なシーンを、「印象的」以上のものにしてしまう。溢れる力強さを湛えた繊細な、まるで花のような絵で、「感情」を直接心に流し込んでくる。その良さがしっかり出ていたと感じたのが二話目『花の跡』。吸い込まれるストーリーにあふれ出る色。さすがだなぁ
オムニバス集。「花の跡」のお話が切なくて泣けました。「名前のない客」のような事件モノっぽいお話が好きなので、また短編で描いて欲しいです。
アツイヒビの
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感想・レビュー:45件














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