トーキョー・クロスロード (teens’best selections)
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トーキョー・クロスロードの感想・レビュー(205)
本屋さんの紹介POPにまんまと釣られて購入(^_^;)お互いの想いをストレートに言えない高校生カップルの話。主人公の女の子が垣間見る周りの大人の世界とのギャップを自分なりに受けとめていく感性の描写が爽やか。
初、濱野京子さんの作品。なにこれ、キュンキュンしますね!読みやすいからすらすらと読み進めました。つかみどころのない男の子に恋をする、優等生気質の女の子が主人公の話です。少女漫画を見ているようなドキドキ感がありました。図書館で借りたんですが、文庫本を手元にほしいな。
なんだかせつなくて苦しくて、でも最後にほっこりするお話しでした。私も降りたことない駅で降りてぶらぶらしてみたいと思った。まぁ、栞みたいな運命的な出会いはないだろうけど(笑)みんなの心の動きとか成長がしっかり感じ取れました。
ダーツに当たった山手線の駅で降り、歩いてみるのが、高2の栞の密かな趣味。そこでかつての同級生、月島耕也に出会った栞は…。自分の気持ちをぶつけられなくて、けど割り切ることもできなくて、想いは叶わないのにどうしようもなく逢いたくなる。栞の想いだけじゃなくて、麟太郎や亜子や他の人たちの変化や関係も胸に沁みた。 誰かを想うのはムダじゃない。第25回坪田譲治文学賞受賞。
山手線の路線図をめがけてダーツを投げ、当たった場所に降りてみる。 別人に変装して、みかけた風景にカメラを向けてみる。 そこはかとない寂しさと、淡い喪失感を抱えたまま日々を過ごしている。 女子高生の恋バナなんて、気恥ずかしくなりそうで、もどかしく感じて、素直になれない登場人物にイラッときて、で、感動ではなくほっとする。 短い会話で繋ぐ文体が苦手な人もいるかもしれませんが、リズムが良くて個人的には好き。
栞の休日の過ごし方。 山手線の地図にダーツ。変装して、当たった駅で降りて、知らない町を気ままに歩く。 ある日かつての同級生、月島耕也に会い…。 みんなの前でしっかり者の自分、楽ちんな自分、素直じゃない自分、うまくつかめない自分に、心を持て余してる苛立ちや不安が伝わります。 でも、それが全部自分なんだと受け止めて、また新しい自分を切り開いていこうとする姿が清々しい。月島への秘めた恋心、止められない気持ちとブレーキをかけようとする心の葛藤は、痛くなるほど切ない。泣きたくなりました。てか、泣いてましたけど。
面白かったです。私の居住地は田舎なので山手線ぐるーみたいなのは出来ないけど(←)やってみたいですよねこういうの。誰とも出会いはしないだろうけどw
ティーンって何だったっけ?というくらい主人公たちと世界がかけ離れてしまった自分ですが、どこかしら自分の昔と被る部分を持つ栞に時に共感し、時にはイライラし、すっかり読んでいる時間は時代を遡ってた。栞と月島、自分にとってのベストパートナーに気づくまでの時間がすごく青春だなぁと眩しかった。久々に長い間眠ったままだった自分のやわらかい場所がきゅーんとなった一冊でした。東京の好きな場所がたくさん出て来たのもツボ。河田さんをとても大人っぽく感じてしまったのは、自分が全く成長していないってことか?(苦笑)
心が近いけど知らないことだらけ。知りたい。でも、知りたくない。『あのばかっ!』とののしってみる。それなのに、どうしようもなく心がうきたつ。さよならすると、ほっとする私。でもさみしがっている私。”そこはかとない”という修飾語がピッタリですね。普通であれば、すーっ流れていく小説かもしれませんが、心が荒さんでいるから、最後は涙腺が・・。カラダは正直ですね。こういう話に心が飢えているんだなぁと自分で確かめられました。あ~、だからクロスなのかと最後に。ステキなエンディングでした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(3)
- 03/16
なんとなく、偽ってるつもりはないんだけど学校で過ごすときと家で過ごすときの自分に差がある。それを人に見せたいような見せたくないような。。。月島がこんなに緩い感じじゃないよね?みたいなことを栞に言うたびに、やめてあげてよ!って変に感情移入してしまった。リンタロウは、いろんな人の事が見れていて、優しすぎちゃう気がする。もうちょっと自分の気持ちを押し付けちゃってもいいのに。。自分を出しきれず、他人を見つめきれず、すれ違って行くのかなって思った。自分の気持ちを指摘してくれる友達がいていいなぁ。
わたしはしたくない恋愛だけど(笑)結構好きな話です。みなさんのコメントを見ていると、成長すれば違った印象になる、とのこと(ふつうどんな作品もそうですが)なので、何年後かに再読したいなーと思います。
むしょうに切なくなった。予想外に涙が!笑 ハッピーエンドなはずやのに色々物思いにふけっちゃいそうな、なんとも言葉では表せない切なさ?んー?ちょっとおセンチになっちゃいました。ラストティーンの今、これ読んでよかったかも。
ティーンじゃないけど読みました。確かに読みやすくて面白かったです。でも月島みたいな勝手な男は絶対に嫌。そういう人に魅力を感じるのもわかるけど嫌です。麟太郎くんがとてもかっこよくて素敵じゃないですか。最後まで大人で、髪くしゃっとするとこなんて最高。彼とうまくいってほしかったです。
最初の方どことなく古風な感じが漂っていてげんなりしたけど、読み進めるとどんどん進んでいってあっという間に読み終わってしまったwここまでいろいろな事を感じられるシオリンなら、きっと耕也ともうまくやれると思うし、将来いい大人になってそう。ていうか、最近本を読んでいて「池袋」というキーワードをよく見るんですがw
《講座の為再読》 読み返してみると、いろんなテーマを盛り込んでいることに気付く。貴子さんのことなど、現実はこんなに甘くないと思うけれど、とにかく気持ちよく読めたところがよかったかな。 余談になるが、読書会で「現代を書いているのにどことなく昔っぽい…」「39歳の母の『フィーリング』はあり得ない」という発言には激しく共感してしまった。(好きな方ゴメンナサイ…)
気持ちのすれ違いを描く高校生の清々しい恋物語。貴子さんの手作り結婚式のあたりが良かったくらいかなあ。もっと若い時に読んだらもう少し入れ込めたのかもしれないなあ。若い時に読みたかった作品。
「一期一会」の記憶の喪失感の埋め合わせに"行き先のない電車旅"を始めた「私」が、偶然の「彼」との邂逅によって微妙な距離感のまま、やがて循環する環状線の内回りと外回りがクロスする駅のホームで本当の意味で「再会」を果たす「私と彼」の物語。「私」こと女子高生・栞の明晰な思考の軌跡が読んでいて"しっくりとそのまま居坐る"ようだった。"冷静で、かつ昂りをみせる"少女の〈視座〉は「他人」の表情を写し取り、「私」を相対化していたかな。bookmarkで閉じられた物語が新たなページを紡いでいく、甘酸っぱい恋のお話でした。
あ、高校生の恋愛物語ねと軽い気持ちで、あまり深い感動も期待せず(ごめんなさい)読み出したものの…。期せずして涙が出てしまい帰宅途中の新幹線の中で困りました。栞たちがクラスのみんなで貴子さんに結婚式をプレゼントするところ。ラストも良かった。オトナの私としては、ジャズマン青山麟太郎くんの方にしといた方がいいのに、と心の中では思っちゃいましたが、栞はやっぱり月島耕也を選んじゃうんですね…やっぱり若い頃は女の子はワルい男に惹かれちゃうんだろうか、苦労するのに…と酸いも甘いも経験したおばさんは思うのでした。
たんにはつらつ爽やか~な青春小説ではなく大人になった今でもグッとくる小説だったと思う。端から見たらお互い惹かれてるのが分かるのに遠回りばかりして。麟太郎や貴子のクラスメイトだけど年上という設定も上手くマッチしていたよね。私的には麟太郎のバンド仲間やマスターの気持ちで栞達を見ていたから切なくても最後には伝わって良かったと親ばかのような気持ち(笑)表紙絵もゆったりした時間や焦りがなく読む前も読んだ後もほっとする。「一期一会」と言う言葉は若い頃にこそ大切にしてほしいなぁ。
第25回坪田譲治文学賞受賞作。読後爽やかと感じるのは自分が大人になった証拠かも?栞たち高校生よりもむしろ子供を守る立場のジャズ喫茶のマスターたちと年が近いからかもしれません。学生の時に読むと、こんな健全な世界があるかよと反発したかもしれませんね。
栞のせつなさがなつかしい。久しぶりに、共感できるYAでした。読み終わりたくない、この世界にいたくりました。ツキシマはやっぱり、ダメ男だと思うけど、恋するにはぴったり!
20年前に読んでいたらどっぷりハマっていたなぁ、私。でも今の私は栞のお母さんよろしく月島を「やっかい」と思ってしまう(実際、母の年ですが)。まあ、「若い方たちの本」でした。
もっと軽いのかと思いきや、もどかしくて切なくてグッときた。いい意味で爽やかというよりも重みがあったなぁ。濱野作品もっと読んでみたいです。
トーキョー・クロスロードの
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