猫の形をした幸福
猫の形をした幸福を追加
猫の形をした幸福の感想・レビュー(157)
タイトルに惹かれて読み始め、昔一緒に生活していた猫の闘病生活や、死のことが想い出されて、ウルッときてしまった。アメリカのイサカという村に暮らす子供のない夫婦と、一匹の猫との生活。2人に愛情を注がれながら生活する猫のマキシモだけれど、猫に流れる時間は人間とは同じではなく…。これまで生きてきた経験の違いもあるのだろうけれど、愛猫の苦しみや死への対峙の仕方が、男女で違ってくるのも印象的だった。まだまだ余裕がないけれど、いつか自分も、SPCA(動物愛護施設)のような施設から、猫を受け入れることが出来たら…。
猫と夫婦の猫一生分のお話。猫が細かくコミカルに描かれている。作者が飼っていた猫プリンを思わせるような。この人は猫の描写が上手いし、作者が猫好きなのがよく伝わってくる。猫も人間も優しく、ユーモラスに、それぞれに個性がはっきりと書かれている。気に入ったのはマキシモが喧嘩の仲裁をする場面と、猫はかすがいという言葉。
読み出しから何か喪失感を感じさせる作品。でもネコと暮らす日々が愛しさと、幸福感に包まれていることを感じました。ネコを通して交わされる会話もチャーミングだな〜。あ〜ネコ飼いたくなった!
素敵な本でした。読みおわって心の中に幸福と悲しみが入り交じる。目には見えない「愛」がなんとなく目の前にあるような気がする。悲しみまで愛していける。そんな気持ちにさせてくれたお話。
幸せも悲しみも愛しさも詰まった、淡々と、本当にただしんしんと降り積もる雪のような物語だと思った。傷跡を残したい気持ちも、そこに在った欠片を見なきゃいけないつらさもリアルに伝わってきた。マキシモの行動ひとつひとつが愛らしかった。~愛するためにある、の一文が好き。切なすぎて最後に何か詰まるような感じ。二人と一匹の絆が何処か理想でもあるような、猫の形をした空洞は悲しくもあると思ったけど『猫の形をした幸福』のタイトルを見返すとしっくりきた。
ミチオの反応がリアルだった。ダイスキなペットとの最後の別れの時になったら、私も絶対そばにいられない、悲しくて怖くて見ていられなくて、ミチオのように階段を駆け下りてしまうのではと思った。でも、本の中のマキシモはとてもかわいかった。二人の夫婦に愛されて、二人の夫婦を愛すことが出来て、マキシモは幸せだろう。
旦那さんがとにかく素敵。マキシモの魅力は本を飛び出してきたようにしっかりと伝わってきました。知っている種類の猫ちゃんだったので尚更。とにかく一つ一つの仕草が愛しくて仕方なかったです。主人公は自分と重なるネガティブ気質な女性で…。愛に溢れてます、理想的な夫婦像かなっと思いました。また、生きてく上で大切だなと思う言葉もたくさん詰め込まれていました。オススメです。あと作者さんは猫を飼われてて猫が大好きな方なんじゃないかなと…じゃないと書けないと思いました。
面白かったです。猫飼いたいなぁって気持ちになります。最後はミチオの意気地無しっ と思ったけど まぁそういう人だってきっといるよねと思うことにする。
大きな起伏は無く、淡々と綴られる物語ですが少し甘ったるい表現があるのが苦手。良く言えばふんわりと日常を描く、悪く言えば中途半端な作品だと感じます。ラストは泣いてしまいました。猫大好き!
「人生は楽しむためにあり」「家は住むためにあり」「愛する人は愛するためにある」この部分が好き。猫と夫婦の生活を描いた作品。最後はうーん…って感じたけど、あれでいいのかなとも思う。猫好きな人にはおすすめです。
初読みの作家さん。最後は泣きながら読みました。旦那さんが素敵ですね。弁護士っていう設定は忘れてしまいそうだけど。夫婦の間にある形のある幸せ。それが猫。確かに猫が可愛らしく、夫婦にとってかけがえのないのない存在。いい話だけど個人的にはあまり好きじゃない。
猫好き夫婦とその猫の話。
小手鞠さんの小説の中で、アメリカが舞台の話が好きな私は堪能できた!
動物をペットではなく、家族と考える人にはとっても共感できる話だと思う。
愛していたものがいなくなってしまった時、その「喪失感」とどうやって折り合いをつけて暮らしていくのか・・・。そこにそれぞれ人としての個性がでてくる。上手くいっているときは問題にもならない個性の違いが、途端に我慢ならないものになってしまったり・・・。悲しみの処理の最中に、寛容さなんて求められたくないけれど、心の隅には置いておきたい。
ちょっと変わった形の夫婦と一匹の猫がゆっくり辿る眩しい月日のお話。生きものを飼ったことのある人、愛する存在をもつ人にはきっと響くものがあるはず。ふわふわ温かい気持ちになりましたが、終盤は読んでいて辛かったです。いつか別れがくるからこそ愛おしいのかな。猫が去った寝床のほのかなぬくもりが、少しでも長く続きますように。
猫好きにオススメしたい恋愛小説。猫を大事にする国際結婚した夫婦の話。とにかく猫を可愛がる。大事にする。喧嘩してると猫は止めにやってくる。夫婦円満の秘訣は猫なのかもしれない。
あまり好きではなかったかも。 読み終わってたすぐの今でも、内容がうつろな感じでしか頭に残ってない。 内容(「BOOK」データベースより) わたしが愛すべき、わたしに愛されるべき空洞が、あなたの心にはある。恋愛小説の名手がつづる、渾身の一作。ふたりと一匹の、魂の絆の物語。
こんな夫婦いいなぁなんて読んでいたけれど、猫がいなくなった生活にあたしなら負けちゃう。読み始めは場面とか回想とかころころ変わって、ん?ってなったけどすぐ落ち着いて読みやすかった。さよならの喪失感に耐えきれないから、あたしは一生人間以外とは生活出来ないなぁ。
幸せとか愛とか形のないものを「猫の形」にした夫婦の話。それにしちゃー飼い猫の存在がイマイチ描き切れていないような気がする。でも、病院から連れて帰ってくるところは良かった。さてうちの猫のときはどうなることやら。
題名の「猫の形をした幸福」そのままのお話です。最後は泣いてしまいました。猫好きな人は、読みながら猫に触れたくなるのでは?猫と夫婦のバランスが絶妙で、そこにはペットの領域を超えた「家族」が存在しています。「愛」について色んな角度から、色んな対象から考えさえせられます。それにしても・・・ご主人のミチオさん、カッコい~!!タフで優しくて、ユーモアと賢さを兼ね備えた人。私もミチオさんみたいなパートナーと人生を共に過ごしたい。
猫と夫婦の話。最近のいわゆるペットを子供として可愛がってるのとは違うよ、と言いたげな感じを受けた。猫を飼っている人はこう猫バカであり、納得してしまうと思う。感情移入してしまったが、男と女が動物を介して、もっと平たく言ってしまえば子供を介してとしか向き合えない夫婦が多いのかと思う。結局自分たちの過去を後ろめたく感じながらも夫婦でいられた二人の物語なのかな。
猫じゃなくても動物と一緒に暮したことがある人でしたら琴線にふれる作品です。夫婦と猫の生活が穏やかで幸せに満ちていて素敵でした。後半は涙がとまらなくて号泣しながら読みました。飼っていた猫のことを思い出して、幸福なひとときを過ごせました。
猫の形をした幸福の
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