食堂かたつむり
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食堂かたつむりの感想・レビュー(3093)
戻るべくして、故郷に戻ったんだなぁと最後で分かった気がします。しかし、独特な流れ&現実味はあまりナシ。丁寧に料理をしたくなる話ではあります^^;ま、サラサラ~と読みやすい物語でした。
全体の雰囲気が優しくて、料理やお店を想像しながら読むのが楽しかった。描かれるお料理は本当に美味しそうだと思った。丁寧に生きることが大切なのだと感じられる物語。
文は読みやすいし悪くない。ただ「私は素敵な料理を作れるのよ、素敵な料理を知っているのよ」という雰囲気がやけに気になった。主人公は美味しい料理を作れるのかもしれないが、なぜその料理が食べる人を癒せるのか、というのが全く分からず説得力を感じない。繁盛しているといっても一日一組しか客を受け入れない店に、嫉妬をして嫌がらせをする理由もよくわからない。そして一日一組の経営体制で食っていけるのかという疑問やら。ひねくれた見方をする方にはおすすめできません。
女性作家が書いたんだなーっといった作風。もともと女性の書く陶酔した叙情的な文体が苦手で、さらに主人公が生理的に好きになれないのは辛かった。しょっぱなからラストまで苦手な知り合いの不幸な身の上話を聞かされているような苛立ちがまとわりつく。どこを切っても穏やかであるの奇妙な品の悪さを醸し出せるのはいっそすごい。内容云々を見るより話の端々に気持ち悪さを感じてそれをぬぐえないまま読み終えてしまった。
久しぶりに感動しました。主役はインド人の彼氏に裏切られ実家に戻ってきた「わたし」。実家で食堂かたつむりを開店。田舎らしく、のんびりと時間が過ぎて行く。おかんとの確執から、おかんの再婚そして死と物語は展開していく。生と死、それらを繋ぐ私の料理。料理の家庭の表現も具体的で食欲をそそられる。そうだ、僕は生きているのだ。拒食症のうさぎのお話が心に残る。エルメスを解体する件は辛いが、死によって人は生かされていているのだとつくづく感じた。
最初のゆっくりテンポから「食堂かたつむり」のお店のお話、かと思いきや、途中で急におかんとの確執がまた持ち上がり。さらに病気と続き、仲直り。→命の大切さ。。。おかんとの話が出てからの方がテンポは良くなったんだけど、急展開に、あれっ?こんな話だった?と…。巻末の、ゲイのカップルのショートストーリーが好きです。
料理は愛を伝えるもの。食べることは命をいただくこと。いままで漠然と考えていた食べるということの重みを再認識しました。お話としても盛り上がりが多く、愛らしい人々がたくさんでてきて、とても楽しく、最初から最後まで飽きずに読めました。多くのひとに読んで欲しい本です。
料理の描写が素敵で、なんとなくかもめ食堂(映画)のイメージでした。小物や食堂の内装や田舎の景色などの描写も細かくてセンスのいい雑貨屋さんに入ったように細々としたディテールをじっくり眺めるように読みました。ストーリーとしては、インド人の彼がどーしても許せない!(梅干しとか買い揃えたキッチンまわりのものまで持ってくなんて酷すぎ)のと、おかんとは生きてるうちにもっとわかりあえたらという後悔が、最後までぬぐい去れなかった。手紙で食堂再開という単純なものでなく、鳩食べてというラストはとっても良かった。
恋人の夜逃げ同然の失踪による失恋、帰郷、失語症…読み始めはえぇ…と思ったけれど読み進めるうちに、食べること生きること死ぬことを不器用に一途に料理にかける主人公に感動。後半涙が…(´;ω;`)食堂かたつむりを手づくりで作り、ちょっととんとん拍子過ぎる展開もあるけどそれを補う物語だと思う。母からの手紙に耐えれませんでした(´;ω;`)
きづついた主人公が、もつれた母との関係や自分自身の傷を、料理と食堂をつくることを通して乗り越えてゆく物語。丁寧な仕事の描写が、食欲と想像力をかきたてます。映画も観てようかな
料理の描写が細かくて、そういうことに興味のない私は途中かなりだれてしまったのですが、後半は面白かったです。中盤のカップルとか未亡人とかせっかくページを割いているのだから、もっと生かしてほしかったです。
映画(DVDだけど)よりも良かった(^0^) 映画と違ってエルメスを自分たちで解体するシーンはエグかったけど ますます食堂かたつむりのレシピ本を読みたくなりました 『満月の塩』は実際に存在してるらしい 買ってみよぉかな(^^)
★★★★☆図書館。読み終えたあとジーン&ほっこりした気持ちになった。母の無償の愛、娘を思う気持ちを考えると、涙が止まらない。文章も温かい雰囲気で、それでいてサラリと読める読みやすい文章だった。
トルコ料理店での仕事を終えて家に戻ると、部屋の中が空っぽになっていた。恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、主人公は声をも失う。手元に残ったのは、祖母から譲り受けたぬか床だけ。故郷に戻った倫子は、小さな食堂を始める。一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂。次第に評判になるが―― 食堂を経営するには、多分凄く面倒な手続きや資格がいるし、利益も上げなくてはなりたたないけど、そうゆう現実的な部分はスルーしてファンタジーだと思うと楽しめた。そして母の告白、エルメスの最期は泣けた・・・
料理を作ることへの愛情と温かさがじんわりと伝わってきます。食堂かたつむりの倫子ちゃんの作った料理を食べてみたいです。小川先生の作品は初めて読みましたが、とても良作で読んでよかったです。
昔見たバベットの晩餐会という映画を思い出した。料理は人を幸福にする魔法。淡々とした流れのままゆくのか思ったらエルメスとふくろう爺とおかんの手紙にやられた。読後は清々しい。
心がほんわかするお話でした。最後のお母さんの手紙は涙なしでは読めませんでした。ふくろう爺も、不器用なお母さんの愛情だったんだ。
途中からの急激なストーリー展開にいい意味で予想を裏切られました。 少し別世界的な感じはありますが、面白かったです。
お気に入りの一冊。話の進みかたも私は好き。素敵な食堂で私も注文してみたい。お母さんの倫子さんへの愛情で最後のお母さんの手紙には泣けちゃいました。
途中なかだるみするかと思ったけど、エンディングに向けて盛り上って、なかなか読み応えがありました。爽快感が味わえます。脳内でエルメスも味わえます。美味しいもの食べるとみんな幸せ。
再読。1度目に読んだときは評判ほどじゃないじゃん、2度目に読んだときはまあまあかな、といった感じだったのに、気がつけばもう3回も読んでしまった本。噛むほど味の出るするめみたいです。今回が一番面白かった。食べることは何かの命を頂くということ、人間は原罪無くしては生きられないけれど、それを変に気にしたりせずに、自分の命に変えて感謝していきればいいんだ、ということを伝えてきます。料理に例えた表現が素敵です。時々入る下ネタも、そうそう田舎ってこんな感じ、地に足付けているってこんな感じ、ってリアリティがある。
帯『失ったもの:恋、家財道具一式、声 残ったもの:ぬか床』。恋人に逃げられ声が出なくなり食堂を開くも母が亡くなり…。苦労や困難を重ねてたどり着いた先はやっぱり料理だった。読み終わった後思ったことは料理の力のすごさ、食物連鎖、そして豚(エルメス)の解体の描写の細かさからくる吐き気。文章で気持ち悪くなったのは初めてだった。サンドイッチの中に客が入れたであろう物、食べ物に対する侮辱以外の何物でもない。自分が食べ物を扱う職業なのにそんなことよくやって写真なんてよくとれたな。下ネタ系と解体のせいで読んだ後味が悪い
すごくつかみどころのないお母さんって感じだったけど、とても愛情たっぷりな素敵なお母さんで・・・みんながみんな、それぞれ悩みがあって、頑張っていて。小さな幸せをとても大切にしようとしていて・・・嬉しい気持ちだったり、悲しい気持ちだったり、ほんわかしてしまったり・・・いろんな気持ちがジワジワきました。
料理と倫子とおかんの物語。読んでいると美味しいご飯が食べたくなる。エルメスの解体の場面では、命を食べて生きてるんだ・・・。と再認識。面白かったです。
どうしようエルメス私も食べたい・・・!いろいろうまく行きすぎかな、とは思ったけれど、身一つで何でもできると証明した主人公はたくましかった。自分を信じるためには、たくさんの経験が必要なのだと感じた。
本日、プチ新年会兼うりさん顔見せ会に赴く途中の、高崎線内(尾久駅付近)にて読破(細か!)。人は、何かに生かされている、そのことを、エルメスの場面で改めて思い知らされました。命の、大いなる環。それを想像したら、なんだか目頭が熱くなってしまった。料理人も然り、それを食する側も然り、心して向き合わなくてはいけないな、と…。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(3)
- 01/16
服やアクセサリーを選ぶように、その場に似合う食材や食器を選べる人になろうと思った。それと、話の途中で自分の祖母や母の味が自然とよみがえってきて懐かしくて込み上げてくるものがあった。やさしい気持ちにさせてくれる作品。
良かった。起こっていることはドタバタ、登場人物も上品ではないのに全体的に穏やかでゆるりとした空気が心地よい。残酷であるはずのシーンも淡々とした文章がその事実だけを胸に響かせてくる。食事とは本来こうでなくてはならないはずで、それは今の環境じゃ理想なのかもしれないけど、せめて日常の中で「いただきます」と「ごちそうさま」にはしっかりと心を込めようと思った。
つるかめ助産院が面白かったんで読んだ。エエ話ばかりで読みやすかったがなぁぁ。映画を観てみようかっちゅう気にはなった。
ぼーっとリラックスしながらこの食堂で食事をしたいと思いました。好きな雰囲気でとても読みやすかったです。
ふだんの食事に対して、忘れてた"頂く"と言う大切さを教えてもらいました。小川さんの作品はやっぱり素敵です!!!
映画はなんだか絵本みたいだったのに、原作はやっぱり静かでふわっとして、でも時々ちょっと俗っぽい(笑)豚のエルメスのくだりは切ないけど、おかんが決めたことなら仕方ない。番外編も良かった。
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