ゆれる
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ゆれるの感想・レビュー(332)
映画を観る前にと思って読んでみました。「ゆれる」のタイトル、読んで実感。兄の役は香川さん置いて他になしって感じがします。解説も良かった。さてと、いつDVDを観ようかな。。。
映画は観ていないんですが、興味があったので手に取りました。血の繋がった兄弟でもわかり合えないことのほうが多いし、好きだけど嫌いなんですよね。もやもやした読後でしたが好きな本です。
つり橋がゆれる。弟がゆれる。兄がゆれる。父がゆれる。読んでる私もゆれる。止まったと思ってもまたゆれる。ゆれながら生きる。生きながらゆれる。
うまいなあ。と思う。もーーーーーすごい。何がすごいって最初から最後まですごい。映画は見たことないけど絶対すごい。「ゆれる」ってタイトルもすごく合ってる。
映画が好きだったので原作も読んでみたかった。真面目な兄と自由奔放な弟。それぞれの心の内がそれぞれの語り口で明かされていて、より伝わった。映画が先だったので映像を思い浮かべながらの読了。兄弟の間にある嫉妬から起こる悲劇。暗いし重いけれど原作もとても好みでした。読んでまた映画を観たくなってしまった。
映像の方が気になってたいのですが、本を先に読んでしまった。思い出したのは漱石の行人。相手のことを気遣ってる様でいて、その実、やっぱり大切なのは自分自身。それに気づき、ゆれる心。要所に出てくる女性陣の芯の強さが際立ってました。稔と猛がどうなったのかは分からないけれど、個人的には分かり合えないままの方がいいなぁ、と思ってます。図書館借本。
ぐあー映画を見れば良かった! 自分の不幸を他人のせいにしている人が主な話 / この不快感も作者の狙い通りなのだろうけど、好きになれないものは好きになれないしそこまで上手くも思わなかった… 最後の一篇でやや救われた
書籍と映画が大好きな友人に「小説の書ける映画監督がいるよ」と教えてもらい読んだ作品。実直な兄,奔放な弟,責めてはいけない人を責めてしまう父,ヤンキーあがりの洋平,女・智恵子…。それぞれの正義や信念が勝手に突っ走り,すれ違う物語。何度も出し抜き,出し抜かれ,見誤り,見過ごして,それぞれが“逃げない”という結論で出し導いた,取捨選択を描いた物語。映画は観ていませんが,小説では,家族の関係や心情が見事に“ゆれる”でした。一度は破綻し,信頼が崩壊した家族の,再生のスタート地点,までを丁寧に描いた作品。
映画が面白かったので読んでみました。基本的には蛇足かもしれない。映像で十分素晴らしかったので、そこで分かったこと伝わったことが全てだった気がします。
映画が好きなのでノベライズも。西川美和は監督としての才能に長けていると思うのだが、文章も書けるのか。ちょっとむずむずしてしまう表現もあったが、描写は巧みかと。映像的な描写とでも言えばいいのか。ただ、映画では役者の表情や仕草で推測するしかなかった心理描写も多少描きこまれてはいるので、理解が広がった。内容についての言及は、うまく言い表せない気がするので控える。
つまらない人生から逃げ出し華やかな生活をする弟。 つまらない人生を受入れる実直な兄。 ずっと心の奥底に閉まっていた闇が、1つの事件をきっかけに明らかになっていく。 兄弟で近い存在だからこそ感じる嫉妬や怒り、、、あるんだろうな~と怖くなります。
揺れるつり橋の上で揺れた気持ちは何だったのでしょう。人は他人の気持ちはわからない。だけど思いやることはできたはずなのに。読み手にはそれぞれの気持ちがなんとなく分かるだけに苦しい。やるせない。内容には関係ないけど、紙が白すぎて読みづらかったです。ドライアイの私には白さが目に痛い…。
映画を観た後に読んでみました。最後のシーンの真相を知りたかったので。しかしノベライズが映画を上回る事は無く、それだけに映画の完成度の高さを実感しました。
先に映画を友人に薦められて見たのですが「え?結局真実はどうだったの!?」「ラストはどうゆう意味!?」とちょっとモヤモヤが残ってたので、もっと考え深めたくて読んでみました。映画を見てから読んだせいか、すっごく入っていきやすかったしよりよく登場人物の心情が理解できて面白かったです!でもやっぱりいい意味で謎が残るというか、考えさせられるというか、読んだ人とあーだこーだ議論したい話です。
語り手が変わってゆくとともに登場人物のどろどろした部分が出てきてやるせない気持ちになる。東京へ飛び出した弟と田舎に残った兄。劣等感と焦燥感に苛まれ、それでも感情をかみ殺して良い人を演じ続けた兄が怖い。でも現実でも十分に起こりうる展開だと思った。映画化されているのであれば観たいなあ。
先に映画を観た。あの表情のわけはこんな心情なのかとか、あの台詞にはこんな意味がとか、映画の種明かしの様で面白かった。小説を先に読んだら多分検察官の配役は思いつかなかったね。絶妙だね。
兄弟愛に泣いてやろうと読み始めた。泣けなかった。「事件」に関わった人々の「かたり」は少しずつ歪んでいて掴み所がない。淡々とした語り口に激情が見え隠れして真相を探ろうとした読み手さえも怖じけづかせる気がする。映画、見てみたいなぁ
現代版「藪の中」
告白にも似てるかな。
でも告白よりも人物の心象描写が繊細。
やっぱり真相は藪の中。
お兄ちゃんの気持ちがなんだか染みる。
ゆれる思いがじわじわと伝わっていく。そのゆれ方と伝わり方が表紙のつり橋の写真に集約されていると思う。こっちにも、じっくりじわじわと。
途中で何回も ハラハラしてきて このあとの展開は。。。って期待するんだけど、大きな展開もなく なんとなく終わってしまった。 映画の方が胸にしっくりくるのかもしれない。 今度機会があったら、見てみたい。 内容(「BOOK」データベースより) 東京でカメラマンとして活躍する弟。実家に残り、家業と父親の世話に明け暮れる兄。対照的な兄弟、だが二人は互いを尊敬していた、あの事件が起こるまでは…。監督デビュー作『蛇イチゴ』で映画賞を総ナメにした俊英・西川美和が4年ぶりに挑んだ完全オリジナル作品を、自らが小説化。
愛情と憎悪の間で揺れる複雑な感情を、それぞれの視点で描ききっていた。語りによって何度も事実が入れ替わる緊迫感と、人間のやるせなさ、と。とても面白かったです。
★★★ それぞれの視点で描かれつつ、最後に真実とその後につながる。自由奔放に生きた弟と、大人しそうで印象がなく一見つまらない人生の兄。兄の「俺ばっかり。俺ばかりだ!」が苦しかった。正しい、正しくないと言い切れなく、割と重い。個人的にはハッピーエンドにしてほしかった。
最初に映画で香川照之の凄まじい演技を観て、この雰囲気を壊さずにどうやって小説にするのだろうと思っていたが、各人の独白とはうまいなあ。吊り橋がゆれていて、兄がゆれていて、弟がゆれていて、気を引き締めていないとこちらの心までもがゆれてしまいそうだった。
各章が登場人物の一人称で描かれているので、映画と比較して人物の背景はわかりやすくなっているけど、だからこそ、結局他人の心を完全に理解することはできないというテーマがより一層際立っている。今さらながら、タイトルが秀逸すぎる。
映画を見ましたが、本のほうがより深く描けている印象を受けました。題名の「ゆれる」の意味が深いです。この作品には、二組の兄弟が登場しますが、お互いがお互いに、相手の生き方に自分の生き方のもう一つの可能性を見ています。ほんとに兄弟って複雑・・・。子供のころからだれよりも長い時間を一緒に過ごしていると、愛情とともに深い嫉妬や思い込みも生じてきます。主人公は一つの事件をきっかけに、自分の思いこんでいた兄の姿と実際の兄が違うことに気づかされます。人間の複雑さを感じることのできる作品でした。
章で語り部が変わるという構成のおかげで、映画の中では言葉にはなっていなかったそれぞれの内面や関係性がよりえぐり出されていたと思う。ただ個人的には、はっきり文章にされるよりも映像で「感じ取らせる」方が、あの兄弟のやるせなさや緊張感を表現するには向いてるんじゃないかな、と思いました。何にせよ、映画の出来が良すぎる。
現代版「藪の中」(と作中でも言っていたよね)。1章ずつ色んな登場人物が語っていくのだが、家族との関係、社会の中での身の置き方など、説得力のある語り。血の相克、とか表現すると俗っぽくなってしまうが、長く離れていたきょうだい(親世代も子世代も)の、封印していた感情が、一つの事件によって露呈してしまった感じ。一生誰も気づかずに終わったかもしれなかった感情...。すごく興味深く読んだ。
★★★★☆ ゆれる・・・それは現実に対して。私たちは日々揺れ続ける。これでよかったのか、もしあのとき違う選択をしていたら・・。でも、現実は目の前にある。しかし、自分の心の闇に気づいたら、平穏になど暮らしていけない。橋はもう渡ってしまったのだから、引き返せないのだ。
有吉佐和子の小説にこういうのがあったなぁ。それぞれの語り口で真実を浮かび上がらせていくっていう。
しかし希望的観測を持たざるをえない終わり方だなぁ。決めてくれた方が読者は楽なんだけど。。(苦笑)
まぁでも家族って不思議だ。殺したくなるほど憎むこともあるし、反対に自分の命を犠牲にしてでも守りたくなることもある。映画みようかなぁ、、
”すごい”そう感じました。それしか思いつきませんでした。作者の力量にただただ魅せられました。それにしても、人一人の命と引き換えに、兄弟二人が得たものは・・・本当の自分?・・・。なんだか哀しい。
ゆれるの
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感想・レビュー:94件














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