白川静 漢字の世界観 (平凡社新書)
白川静 漢字の世界観を読んだ人はこんな本も読んでいます
白川静 漢字の世界観を追加
白川静 漢字の世界観の感想・レビュー(133)
叔父叔母から薦められて読みました。 白川静さん本人の著作を読むも、ちょっと難しかったので先にこちらを読んでみました。 最初の方は、ん?という感じだったけど、最後の、日本に漢字が入って来たくだりが面白かったです。 ご本人の本の続きに戻るとします。
漢字のルーツを民族学的な見地から見つめ中国そして日本を読み解こうとした「白川静」学への入門書。セイゴオ節は他の著書と比べると控えめで、案内役に徹したということなのだろうか。少し味気なさすら感じるが終盤に差し掛かるあたりから次第に熱を帯びはじめる。もう少し「字」の説明事例が読みたかったがそれは白川静を読めということなのだろう。
★★★★白川静の入門書。セイゴウさんの文体が柔らかいので、初心者が白川静のライフワークのアウトラインを知るには丁度良い(いきなり本人の著書を読み始めていたら、私はおそらく挫折していた)。この人のことはずっと漢字学者だと思っていたが、さにあらず。漢字の形成過程を通じて、「東洋」そのものを追求した歴史学者であり、哲学者であり、思想家である。白川学の根底にこんな深遠な世界観があったとは知らなかった(自分の所属組織を思えば、これはかなり恥ずかしい)。
及第点以上の入門書ではあるが、この人(松岡正剛)の文章について、物事がわかりすぎるというのも困りものだな、というのが正直な感想である。こういう本の場合には、引用のセンスがまずもって問われる。松岡正剛の解説は非常にわかりやすいが、いささか自分の言葉で語りすぎるのではないか。とはいえそれは、自分が漢字についても白川静についても、まったくの無知無知人間だからそう思うことであって、読む人が読めばそうは思わんのかも知れないが。まずは白川先生の著作を熟読すべきでした。
白川静という人物を全く知らずに読んでも、その人物像や漢字に対する研究の表層を知ることができた。現在旧漢字として常用されないものにも一つ一つ異なる意味があり、それらを理解することで、たった一文字からでも鮮明に情景をイメージできるようになることに感慨を覚えた。
第七章で日本人が漢字(真名)をどのように取り入れて、そこから仮名(ひらがなとカタカナ)を生み出していったかということについてふれられている。そうした記述を読むと、今こうして感想を書いているこの言葉がいかにアクロバティックな成り立ちなのかを思い知らされる。おもしろかった。
友人から紹介された一冊。古代中国史、松岡正剛と苦手な物が二つ重なって不安だったが、予想的中し読み終われず。白川さんの生立ちは楽しかったが、どうも日本人が本家の中国人を差し置いて漢字をうんぬん言う事に正当性を感じられなかった。
白川静という知性の高峰に至る道標を、これまた知性みなぎる松岡正剛氏が打ち立てていく。面白くないわけがない。知的興奮でぞくぞくする。白川氏の著作をどんどん読んで行きたい。字書三部作も欲しい!
松岡氏の博識と白川先生への敬愛の念があって書かれた本。特に、日本文化の根底にある予祝・予占・呪能が、興という方法により古代歌謡に組み込まれていた、という件は圧巻。
白川文字学をわかりやすくコンパクトにまとめてあるので、入門書として適切かと思います。ただ、「白川さん」呼びは、ちょっといただけない……。
記録媒体としての漢字…凄すぎる。情報量は多いとは思えないのに、こんなにも芳醇に歴史を伝えてくれるなんて。もっとも白川先生という偉大な「翻訳者」がいなければ分からなかったのだろうけど、ほんとに凄い。
白川静と言う巨人について、広範な知識と愛をもって語れる作者による素晴らしい入門書でした。白川先生の著作を全く読んでいない僕にもそれが分かるって、とてつもないことです!白川先生の著作を読みたくなると同時に、松岡さんの著作をもっともっと読みたくなりました。
白川先生の「東洋を知りたい」という熱意が伝わってきて、目頭が熱くなった。「狂字から遊字へ」で、「狂」の躍動感と、「道」の生々しさ、気迫、集中と緊張、突き破る生成、が感じられて、すごく印象に残った。
漢字を通して古代中国を解明する白川静氏の試みは、さらには漢字を日本語化してしまった日本について理解することに繋がる試みだったようだ。その深甚に取り組んだ白川氏にしびれてしまった松岡氏は、最後の章で白川氏の漢字を通したアプローチから自論の日本論を熱く語っている。和魂漢才の時代から、欧米の影響力による和魂洋才の時代を経て、再び中国の台頭が近づいている。そんな中で日本はうつろいゆく「日本という方法」はどうなっていくのだろうか。書写をしてみたり論語を読んだりしてみたくなったなぁ。
白川静ワールドの理想的な入門書です。松岡正剛さんの編集手腕は天才的かと。古代中国って神秘的でぞくぞくします。漢字は興味をもつと無限に楽しい(ちょっと怖い)かな?
(・ω・)/
★★★。白川静の世界に足を踏み入れてみようと思って手に取ったのが本書。白川静を知るための大枠としての流れ、肝となるキーワードが挙げられ入門書としては充分の出来。文字から文化を想像するというのは、とてもエキサイティングだと思う。
絶対王・巫祝王の時代 殷(いん、紀元前17世紀頃 - 紀元前1046年) 周(しゅう 紀元前1046年ごろ - 紀元前256年) 巫祝王の時代は紀元前に終わる # 紀元前2000年頃 <二分心>の崩壊が始まる。 # 紀元前1200年頃 <二分心>の崩壊が強まる。 # 紀元前1000年頃 <二分心>に代わり、意識が芽生える。 一部に<二分心>を維持した預言者、託宣者などが残るがだんだんと数を少なくする。 >巫とはThe Bicameral Mindなのかも
白川靜さんの存在を知ってから『漢字百話』を読んでみましたが、その圧倒的な世界観に打ちのめされ著作から遠のいていました。この本では、白川さんの人生の軌跡やどういう背景で東洋学、漢字学の道を選び進んでいったのかがよくわかりました。どんどん白川さんの著作を読んで、深甚な世界を少しでも理解したいです。
白川説の妥当性とか細かい話は分からなかった。読む価値はあったが、入門としては(構成が)微妙な感じもする。NHK の放送のテキストはどんな感じにまとまっていたのかな?
白川氏の偉業について書かれてある。漢字って知れば知るほど奥が深い。「結構です」とか「いい加減」とかはその文脈で逆の意味になる。これは日本語の豊かな言語文化と文脈社会が大前提としてあるため。深い。
初白川静。面白い。けれど、あらゆる漢字に太古の記憶を視てしまう、サイコメトリーな「霊力」があったら、一冊も本が読め(or書け)ないだろうな、とも思う。どちらが豊饒な世界なのか。それとも文字の呪能は、無意識の方に降り積もって、今も日本人の感性をかたちづくっているのか。顔文字もあと1000年ぐらいしたら、漢字になるのかもね。5章の「草摘み」のくだりでは、『ハチクロ』を思い出しました。
http://tinyurl.com/9whxxe 他、一連の記事を読んで手にとってみた。ほとんど名前しか聞いたことがない、という(情けない)状態だったのだけれど、松岡正剛氏の丁寧で魅力的な案内で見せてくれた世界(ほんの入口手前に過ぎないのだろうけれど)の奥深いこと!
白川静 漢字の世界観の
%
感想・レビュー:42件














ナイス!




























