昭和史 1926-1945 (平凡社ライブラリー)
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昭和史 1926-1945の感想・レビュー(161)
著者の視点から終戦までの昭和史を語った本。事実らしい部分と、推測の部分と、主観的評価の部分がそれなりに分かれているので読みやすい。流れを理解するのにはよい本だし、語り口も好みに合って美味しかったです。
過去の断罪ではなく、前進のために、歴史からなにを学ぶのか。滅亡の40年をどう歩んだか。明治、大正を過ぎ、短い期間で近代的になり、自己肥大に自惚れる日本と政治家はなんといい加減な。
何故あの戦争に突入したのか、筋道が丁寧に辿られています。そして「責任の所在なき意思決定」など、今の福島原発の諸問題にも見られる日本人の通弊が随所に見えます。歴史に学ぶことは過去の歴史に相似形のメカニズムを抽出することであり、そのために自分なりの歴史観を持つことの重要性を痛感。親しみの持てる講演調の文体で、この種の本に馴染みの無い方にも読みやすいかと思います。
張作霖爆殺事件からポツダム宣言受諾までを著者が語り下ろした昭和史の通史。学校では手薄になりがちな昭和史を、とても分かりやすくかつ生きた歴史として理解することができた。通史はひとりの人が書いたほうが良いということを改めて実感した。現在、感情的になっていないか、マスコミ情報を鵜呑みにしていないか、対処療法に陥っていないか、よく考えなければいけないと思った。また、都合の悪い情報には耳を塞いでしまうということになってい ないか、気をつけたいと思った。
明治維新からの40年間で、日本はロシアを破るほどの成長を見せ、その後の1945年の終戦までの40年間で国を滅ぼすまでに至った。歴史というのは面白いもので、終戦後40年をかけて日本は戦後復興を遂げ経済大国へとなった。しかし、いままた失われた20年として衰退の一途をたどっている。歴史は繰り返すというのであれば、これからの20年の日本のあり方をこの本から学ぶべきではないのだろうか。
日露戦争以降の栄光から、40年かけて国を潰した戦争はなぜ起きたのか。国の責任を明らかにしながら、終戦までの昭和史から日本人の欠点を学ぶ本著。国の体質、一般市民からみても考えられない方向に動く国の体質の原因がよく分析されていて、学ぶところが多いです。今の原子力発電所問題の対応のマズさにも共通するこの教訓。日本人は歴史から学び反省し、改善することが出来ないのでしょうか。
知っているようで知らない昭和の歴史。なぜ戦争に突き進んでいってしまったのか、垣間見ることができた。歴史を淡々とつづるのでなく、語り口調だったのでとても読みやすかった。40年周期には納得しつつも、将来を考えると不安しきり。起こって欲しくないことは見ない振りして、そうあって欲しい願望にすりかえる、というのは現代にも通じるところがあり、歴史に学ぶべきところはたくさんあるのだと痛感。
「起こると困ることは起こらないこととする」という思考停止って昔から変わらないんだな。先を見据えた現実的な発言をすると感情的に叩くというのも変わらない。ただ、そうあることが難しいことだとも思うので、まずは感情的に人を叩かないようにするのが歴史から学ぶ第一歩かな。
ちょっとこの時代のことを知りたくなったので取っ掛かりとして。歴史観は人それぞれだし著者にも好き嫌いはあるんだろうが、全体のバランスはいいと思う。
アホな戦争だったと言うのは簡単だが、自分がそのポジションにいたらどうだったか、おれが近衛文麿だったら太平洋戦争はおこらなかったか考える、それが歴史に学ぶということだろう。著者は、歴史は学ぶもの、ひとりでに語りかけてはこないと書いてる。著者にならって戦争指導者をアホ呼ばわりするのは簡単だけど、それが何の役に立つっていうのか。
昭和生まれと言えど人生の半分が平成で過ごしている歳になり、ようやく読了。昭和という時代をほとんど知らなかったのだなあ。45年の終戦までなのでまだまだ昭和は続くわけですが、この一冊だけでも現代を生きるのに必要な知識がつめこまれていると思う。歴史を紐解けば後からあれこれ言えるわけだけど、それが今に活かされるならば、やはり歴史を学ぶことは重要なのだと感じます。物語としても非常に面白い。
山本五十六が好きだったことをきっかけにたどり着いたこの本。いかに先が見えない人たちが国のTOPにいたのか、そういう人たちが一定期間TOPにいることの恐ろしさを感じた。
★★★★★ うはー、読み終わった~、、という気分になる厚さ。でも本当に評判通りの読みやすさでした。時々に紹介される荷風の日記と天皇の発言がとても興味深かった。
新聞記事に、今年は「辛亥革命」百年の特集があった。日中関係を知るうえでこの本と続けて読めてよかった。とても読みやすく途中で挫折することなく一気に読めることは、非常に大事だと思う。歴史の不気味さ、時代の裏側の恐ろしさを知るには、歴史を学んで、歴史を見る目を磨けとあるが、その通りだと思う。当時子供だった著者はアホな戦いだったときる。これは男たちの歴史、当時の女性は歴史に介入しなかったのか、気になる。ラストで淡々と、戦地ごとに死傷者数が書かれていくところは胸が詰まる。一つの流れに乗って熱狂することの恐ろしさ。
さらっと言葉だけで流すところと会議の発言にまで言及する重点的なところとペース配分がいまひとつなところはある。それといささか半藤氏の主観が入りすぎているところも気になる。しかしこれもひとつの昭和史ということで、現代人の私としては戦争に突入していくこのあたりの歴史はおさえておくべきだと思う。
学校でこんなんを教えなあかんわ。日本史言うたら竪穴がどうしたとか、世界史言うたらネアンデオキタールがこうしたとか教えてるうちに1年すぎて、教師に楽させて、生徒は何にも知らんとフリーターになりよる。おもろいのは幕末史やったけどこれはエデケーショナルやえ。
戦時中については様々な作品で目にする。しかし太平洋戦争突入までの経緯も重要なのだ、と頭を殴られた気分。やはり歴史は多角的に見る必要がある。ちょっとした知的好奇心から手に取ったが、想像以上の満足感。うろ覚えだが、塩野七生さんに「ためになる上、面白くなければ真の良書ではない」的な言葉があるが、本書は真の良書。またすごい作家に出会ってしまったのかもしれない。戦後編も楽しみ。
様々な資料を駆使して語られる、「あちゃー」とため息が出るようなエピソードが満載の20年間。歴史的事件とは唐突に起こるものではなくて、あらゆる積み重ねによる結果なのだと実感。今という視点から見ているからわかるのだけど、ほんとにこの国は「引き返すポイント」はいくつもあって、もどかしくてたまらない思いをし続ける読書体験となりました。しかし、日本人の気質って、今も変わらず、すぐに強い発言に流されて熱狂してしまうのだな、と。
KiKi には子供がいないので、昨今の学校教育で歴史がどのように教えられているのか知る由もないのですが、少なくとも自分が学生だった時代には「昭和史」というのは「受験に必要な最低限の事件の名前と発生年、その概略のあらまし」のみを覚えるもの・・・・・・という位置づけだったと思います。 だから、この本の裏表紙に書かれているような「通史」としての理解とはかけ離れたものが昭和史の理解だったと言っても過言ではありません。 大人になってから「これじゃいかん!」と幾つかの本を試みに読んでみたことは何度もあるのですが、
変に右寄りでもなく左寄りでもなく、教科書に採用しても良い位かなぁと思った。ただこの人の小泉内閣における有事法制についての捉え方は同意できない部分がある。それとこれだけの犠牲を払った一連の戦争をアホだったと言ってしまうのはいかがなものかと。国民的熱狂やそれをあおるマスコミに批判を加えているが、それは今の時代も戦時中と変わらない気がする。農村漁村の疲弊や、メディアや大本営による情報統制。今の状況ってどこか似ている。
とにかく語り口調なので読みやすい、分かり易い。張作霖爆殺から、日本が少しずつ「足」を踏み出し、昭和20年の悲惨な敗戦まで転げ落ちていくまでを、表面的な史実だけでなく、背景で何が起こっていたか、何が動いていたかを、豊富な史料を用いながら、解説してくれます。最後の5つの教訓、今の日本にも思い当たることが多く、結局日本はまだ変わってないのかと不安になる。読み終わって、口調は柔らかいけれど、あの過ちを二度と繰り返すな!と戦争を知らない私達世代へ強く訴えかける、半藤さんの思いを感じました。
泣けますね。 本当はNHKの大河ドラマなどでこういうことをやって欲しいです。 太平洋戦争に関しては一貫して”ごめんなさい”していますが、もっと当時の方は頑張っていたと思います。 その上でしっかりと歴史を学びなおす心が大事だと思います。
戦前の昭和という,極めてセンシティブな時代を,時々ドライに,時々熱く,そして何よりも平易に語りつくします。歴史を学ぶことの重要性に気付いている人の多さが今後の日本の行方を決めると言ってもよい(大袈裟すぎますね)今,誰にでも薦められる良書です。
本の厚さにたじろぎました。が、内容については、適切な表現ではないかもしれませんが、楽しく読み進めることができました。また、とても勉強になりました。
歴史が少しでも好きな人、30代以上の大人には、絶対お★す★す★め★。面白さ、保障します。なんていったって講演口調なので読み易しし、生き生きとしている。最高!
振り返ってみると明らかに間違った選択でも、その時代の大多数にはわからない。そんな中で、一部の人は、流れがちゃんとわかっている。わかっていても、とどめようがない。日本人は歴史に学ばないと、読むほどに実感。衆愚に陥らないようにしなければと思った。
人は何故歴史を学ぶのか?それは、過去の失敗から今後の進むべき道を明らかにするため であろう。 では、「昭和史」を読んで、なぜ戦争が起こったかを知ることはできても、今後戦争を止 めることは できるのであろうか?大多数の一般市民にとってそんなことは可能であろうか?なら ば、何故人は歴史を 学ぶのだろうか?
非常に読みやすく、わかりやすく書かれていて、なおかつ、分厚い分だけ、読み応えがありました。近代日本史を知りたいと思っていたところなので、すごく勉強になりました。よかったです。
仮にも日本人であるからには、自国の歴史を誇りたい気持ちはあるのだが、この本を読んだ限りでは難しいと言わざるを得ない。戦前の軍部の愚かしさや、学習機能を搭載していないとしか思えない政府の無策ぶりに、情けなさを通り越してむかっ腹さえ立つ。歴史は容赦しないものだと痛感。そして我々は、歴史から謙虚に学ばねばらない。
昭和史 1926-1945の
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感想・レビュー:41件















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