僕たちの戦争 (双葉文庫)
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僕たちの戦争の感想・レビュー(435)
前半は流石の荻原節だと面白おかしく読めたけど、後半は結末に向けて恐る恐るページを捲ってた。敢えて9.11が舞台の戦争小説、50年後も現代も変わらず、本当に大切な事は最後の1ページが教えてくれている気がする。
石庭と健太はどうなるんだろう?と読み進めていたので、ちょっとあのラストにはかわされた感があったし、戻ってきたのが健太だとしてミナミと今後どうすんだとかもやもやするけど、とても読み応えがあった。戦争ものは何を読んでもやり切れなくて辛くなってしまうんだけれど、特に田淵中尉の辺りが辛くて唇噛み締めながら読んでいた。やりたくてやっている人は誰もいないはずなのに、なんで戦争なんてものが存在するんだろう?それっぽいことを言おうとすれば言えるんだろうけど、実際は答えの出ない問いがぐるぐるしだす。
ラストどっち?個人的には戻れたんではないかと思います。『回天』に関しては『出口のない海』でも読みましたがありえんよなー!序盤から中盤までは少し笑えるとこもあり、比較的軽い感じ。吾一とミナミの絡みは面白かった。健太の軍でのエピソードもなかなか楽しめた。無理があるなと思ったとこはあるけど、そんなこと言ってたらこの作品自体が無理の塊みたいなもんですからね!ひとつ疑問が残るのは、結局吾一と健太はどーゆう関係やったんやろ??もう少し書き込んで欲しかった!惜しい作品。ミナミはいい子やねー
大学2年の冬に読了。最初はなかなかページが進まなかったが中盤からは引き込まれて読み進めることができた。現代の若いひとの観点で戦時中の様子が描かれているので感情移入しやすかったし、どこか想像の域を越えられない戦時中の様子がより身近に実感できた。面白かったしいい作品だけどあのラストはずるい!
萩原さんの書くものは特に印象に残る作品が多いと思う。個人的には終わりはどっちかハッキリさせて欲しかったかな。悩んじゃうので。でもどっちが帰ってきても哀しいかなっ自分は健太が好きなので戻れても妊娠の事実があるし…鴨志田の恋のくだり部分が一番好きだったかな。
読み始めで展開が分かったけど、面白くて引き込まれました。 ただ、現代にいる吾一が面白いのに、健太の話の方が主立ってて残念でした。 あの、無理に使う現代語が楽しかったのに・・・・
すごく気になる終わり方でした。タイムスリップものとしてはオーソドックスな感じの作品でしたが、その分すんなり作品の世界に入り込めました。
え~~~っ!その終わりは無いだろう!!! もしくは読者に委ねるにしても、途中にもう少し想像できるものを散りばめてほしいっ! 内容は、タイムトラベラーモノ+第二次大戦(戦争の悲愴さを伝える方)モノだが、主人公が明るく軽いので、全編を通して重くない。しかもタイムトラベルは、過去から現代と現代から過去の両方の視点があり、それそれ節ごとに切り替わり面白い。過去から現代の視点は、まあ、既出のステレオタイプな感じだ。しかしこの終わり方は、狙いというより力量の問題と感じざるを得くて残念。
読み始めは吾一の真面目で素朴ともいえる考え方に共感する部分があったが、徐々に健太の柔軟で素直な考え方や適応力の強さに惹きつけられていった。敗戦へと向かう1年を舞台にしたせいで、少しお話を詰め込みすぎ、とも思った。ただ、健太という現代の若者の視点により、あの時代の空気や考え方を少し違った角度で触れられた気はした。どの時代が良かった、悪かったとは簡単には言えない、ただ、過去と現代をしっかりと認識する事は必要だとも。
現代のフリーターと太平洋戦争末期の軍国青年が入れ替わった!というお話。ありきたりなお話なのかなと思っていたが、そうではなかったかな。今の若者は、忍耐がたらん。など色々と言われているけど、やっぱり時代がそうさせているんだろうなーってこの本を読んで思った。 健太の成長ぶりには感動した!もし、私がタイムスリップしたとしても、こんな風に考える事できるかな・・・最後はすかっとしたかったな。
良作。過去の物語は、その世界と読者との接点の設定の仕方や距離感が重要だと思う。その意味で、入れ替わりという設定の勝利、という感じがする。戦争の狂気や誤った過去の現実を現代人の言葉を通して理解し、逆に現代の矛盾を先人の世界観を通して知る。比較せず現状に疑問を抱いたり矛盾を感じるのは難しい。守ろうとしたのは、こんな世界なのか?の問いに胸張って答えられるのは何人かな。とりあえずおれはうーんと答えてしまいそうだ。。
昭和16年の航空兵と、時空を超えて入れ換わりするTTものです。落ちは最初から分かるくらいベタな展開ですが、海軍のしごきや人物の描写が観ている様で、最後まで読ませます。無駄に泣かせないし、笑いが有るのがポイント高いです。戦争の話と敬遠しなくて良かった。
いまどきのフリーターの若者健太と霞ヶ浦航空隊の吾一が現代と戦時中に入れ替わったら・・・・。モノが溢れ、服装は乱れ、見たこともない機械に戸惑う吾一。強烈な上下関係と軍事訓練、特攻隊に指名される健太。その時代のいろんな人たちとかかわりながら、そして、決して戦時中の人たちが特別でなく、現代と変わらない普通の人たちを描きながらも、特攻隊を通して戦争の無意味さを問う。違う時代に落とされた二人、その時代に順応しながらも、元の時代に戻ろうと模索する二人。二人を待つ運命は、別人として生を背負うのか!?それとも、元の時代に
結末がどちらにもとれる終わり方だったので、モヤモヤさせられました。でも、内容は凄く良かったです。吾一の「こんな世の中を・・・」という台詞に泣かされました。
年表みたいに8月15日に戦争が終わったわけないということを初めて意識させられて、それがずっしりのしかかってきた。戦地に赴いた兵士も現代のフリーターも同じように若者で、前者が生を求めてないわけでは決してない。本質は変わらない。
戦時中に生きた若者も、今を生きる若者も中身は一緒。仲間と笑い、嫌な上司にムカつき、そして大切なものは何かを探している。そんな当たり前なことを知ることができる小説。それにしても、戦争というものは全てを破壊し、何一つ得るもののない行為だと思い知らされた。
戦争中の日本と現代の日本のギャップをコミカルにシニカルに描く一方で、若者たちの本質は少しも変わらないことも描かれていて、切なくさせられる作品でした。森山未来主演でドラマ化されたDVDも見ましたが、原作とは違った視点もあり面白かったのでおすすめです。
誘拐ラプソディーが面白かったので同じ作者さんの本を購入。現代人のちゃらんぽらんの健太と、昭和19年の終戦直前の日本の兵士である吾一が入れ替わるというお話。戦争という題材を扱っているのにもかかわらず文体が軽いためシリアスなシーンよりも笑えるシーンのほうが多い。健太がその時代に順応していく姿は感動したり笑えたりでき、吾一が現代に順応していく姿は切なかったり笑えたりする。相変わらず一冊でいろいろ楽しめるものになっている。終わり方はまずまず。
期待が大きすぎた。いまいち中途半端。結局色恋話かって感じ。結構早い段階でラストの予想がついた。しかも予想どおり。最初の健太がチャラすぎて感情移入ができなかった。
現代のフリーターと、昭和19年の軍国青年が入れ替わる話。戦争を題材にしてるのに、所々可笑しくて、でも最後は…。昔も今も人は大して違わない。個人的にはおもしろかったです。
茨城の航空隊の話が出てくるとのことで手に取った一冊。戦争ものだけど読みやすく、心つかまれました。抒情的。古き良き日本と、戦争の悲しみと、甘酸っぱい思いと、誰かを思う気持ち。
戦争が題材になっているのに、軽い口調や都合の良い展開に話に入り込めなかった。 参考文献が多く、個々の出来事は調べ上げた上で描かれているのだと思うけれど、単純に自分には合わない作風かも、、、。
荻原浩の描く「戦争」を読みたかったので。もう少し吾一サイドの話が欲しかったですが(吾一が考える戦争と平和とか)、ラストは満足です。
これは感動しました!ラストうるうるです。戦争で亡くなった方は今の日本をどう感じるか・・少し申し訳なく思います。吾一から見た今の日本の光景は当たり前としか私には感じられないものも驚いたり、戸惑ったりする姿を見てほおと感じました。人が亡くなった後の笑顔で芸能人の誰々が結婚を報道するアナウンサー。そうですね、おかしいです。でもそれが当たり前になって気づきませんでした。ラストの健太の愛の深さに感動!!愛は時空を超える!!私はラストあれでいいと思います。どちらが生き残っても、命を大切にしてくれそうです。
コミカルな描写もあり戦争を取り上げた小説にありがちな重さもなく読みやすいです。どちらか主人公に感情移入できれば、ラストは衝撃的なのでは。
平和な世の中に生まれて、戦争は怖いもの、悲惨なもの、として目を逸らしていたけど、読んでよかった。戦時中にも青春時代を送った若い人達がいて、みんな切ないくらい真剣に生きてる。ラストに関して…戻って来たのはどっちかわからないけど、ミナミをじっと見てるおじいさん、あれは健太か吾一だろう。という事はどちらにせよ生き残れたんだな。例え自分が死んでも、将来生まれて来るミナミを守ろうとした健太の愛の深さに打たれました…
図書室で借りて読みました。読むのがつらかった。それは予想して借りたんだけどやっぱりつらかった。こんなに命を懸けてたくさんの人が亡くなったのに今の私たちはこんな生き方をしていていいの?と思った。主人公二人はよくこんな冷静でいられるよな…考えられない。
私達の祖先にあたる人達は、毎日を必死に生きていた。時が経ち実際に語れる者も少なくなり、事実を知らない若者も増えてきた。でもこの事実は忘れてはならない。ちゃんと祖父母に感謝しようと思いました。ただ吾一のミナミへの思いの変化は少しわかりにくく、そこだけ最後まで納得いかなかった。
特攻隊員の吾一が現在の渋谷に立ち、呆然として心の中でつぶやく。「これが、自分たちが命を捨てて守ろうとしている国の、五十年後の姿なのか?」 とても申し訳ない気持ちになりました。 私たちは守ってもらったこの国を、本当に大切にしているのだろうか?ラストについては賛否両論のようですが、私としては 笑いなのか、感動なのか、SFなのか、定まらないまま読んでいて、最後はファンタジーかい!若い世代にしっかり考えさせたい狙いがあるなら、もう一歩踏み込んで胸を突いてほしいのです。
序盤は、時代を入れ替えたら何でもない言葉が全て笑えるネタに、ってのがやりたいだけじゃねぇの荻原さん?なんて思ってたらとんでもなかった。笑いをはさみながらも、どんどん重く、せつなく…。健太の心の叫び「正しい戦争なんて、どこにもない。戦死に尊いも賤しいもない。責任者、でてこい!」これがすべてでしょう。
僕たちの戦争の
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