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夜行観覧車の感想・レビュー(2826)
遠藤家のような家庭の事例は、解決が非常に難しいと思う。私の身近な所に似た問題を抱える家族を知っているが、その中心は30男だ。気に食わぬ顔を見ただけで暴言は吐くは、物にあたるはだし、誤って口答えしたなら平手打ちが飛んでくる。話し合いには持ち込めないのだ。とにかく自分を肯定、上手くいかぬことはすべて人のせい。家族の中だけで温和にまとまるなんて有り得ない。だから作中のラメポ=小島さんのような第三者が、割り込んでくるのも一つの解決策なのかもしれないと思った。遠藤家のような家庭、結構存在するんだろうか…
【ネタバレ】 2012-009 歯医者さんから借りた本。予約日までに返さなくては…、となんとなく読み始めたら1日で完食。久しぶりの湊かなえ。独白調ではないところは読みやすかった。 加害者である母の証言がまったく出てこないので、真相がわからない。本当に母・淳子が加害者? 実は慎司ってことはないのかなぁ。
読めば読むほど気が滅入るのに、ぐいぐい惹きこまれてあっという間に読了。結婚したり、子供を作ったりするのが怖くなった。自分の陰湿な行為を正しいと思っているオバサンも恐ろしい。こういう人が、ネットで悪質な誹謗中傷のカキコミをしたりするんだろうね。気持ち悪っ!面白かったです。
いろんな家族のそれぞれの事情…考えさせられる作品でした。子どもの受験のストレス、リアルに感じました。平和に暮らしたいとみんな願っているのに、そうはいかない世の中。今回の作品も一気に読み終りました。高橋家長男の彼女には腹が立ったなぁ(笑) 事件の結末、こういう形で落ち着いたか…なるほど!って感じでした。
うわ・・またぞろ嫌な人たちが出てくる。特に遠藤家は全員が自己中でうんざりした。彩花みたいな本当に性根が腐ってるキャラを描かせたら湊さんの右に出る人はいないよね(←褒めてる)啓介みたいな父親も大嫌い。イライラするんだけど読むのを止められない。ぐじゃぐじゃになった箱の中を覗いて高みの見物をしたいという読み手の負の感情をくすぐるのだろう。ラメポも終始気持ち悪い人だが、遠藤家に乗りこんでいったところは良かった。結末は「え!それでいいの?」っていう感じ。湊作品はやはり後味悪いのがお約束ってことか。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/09
ものすごく苛々しながら読んだ。どうして奴らはこうも身勝手なんだと。でも、こうも親からのプレッシャーがあったら、どこかで爆発するのも納得。親からの期待は嬉しいけど、それがあまりにもひしひしと伝わってくると押しつぶされそうになる。そういうことだと思う。高橋家のお父さんみたいに見守っててくれるのが愛情も感じるし、素敵だと思う。
湊かなえさんらしい小説だなとは思いました。 でも、私が期待するような結末ではなかったですね。 パズルのピースがどんどんはまっていくというよりは、最初から暴かれている事件について、登場人物はどのように捉えているのかって感じでした。
湊さんは人間の暗部を描くのが本当に上手。でも、これは誰の心の中にもある事だと思うし、とても大事な事だと思う。嫌な気持ちになるどころか、安心してしまう自分は心が狭いのかなぁ…
家族再生の物語? 殺人事件が起こってるのに、誰も悪い人が出てこない話。そして良い人も出てこない話。ひたすら被害者かわいそうだけど。 それにしても同じような手法の小説ばかりですね、この人。面白いんだけど、さすがにこれしか書けないのはどうかと思う。
読んでいて決して楽しくはないんだけど、でもどんどん読み続けてしまう湊作品。きっと最後に驚くような事件の真相があるんだろうと思っていたら、そこは割と淡々と。ただ、事件の周りにいる人々の行動や気持ちに沿っていく物語でした。
あれっきれいに終わっちゃうの?と思いきや‥。意外とは言えないまでも、ラストにはぞっとさせられた。見て見ぬふり、巻き込まれたくない、都合のいいときだけ被害者面。でも火の粉のかかってこないところで好奇心を満たしたい。誰しも本音と建前を使い分けて生きているけれど、エゴにまみれたそれぞれの本音がページをめくるごとに溢れだして何とも言えない気持ちになった。どいつもこいつも都合のいいことばかり‥とイライラしつつ、これはわたし自身でもあるのかもしれないと思ったり。
人それぞれ自分の置かれた立場や事情を通じて人や事象をみて判断する。少し相手の立場になって考え、コミュニケーションを取ればうまくいくのに、それができないでいる今の家庭や近所の状況がうまく描き出されていると思う。「告白」と似てるかな。
なかなか手ごたえのある作品でした。一気に読んでしまいました。 遠藤家が実にリアルでよかったですね。家族全員が無責任で、責任を自分以外の人に押し付けて逃げてしまう。ありがちな人間像が良く描かれていたと思います。それからラメポ・・・やっぱりいますね、ああいう人。 最後、高橋家兄弟がとった選択・・・。また新たな歪みの予感がします。
2つの…、いや3つの家族のドラマかな。小島家も入れたら4つだ。小さな世界で起きた大事件。一生に一度も巡り逢わないほうが当たり前なんだろうけれど、いつどこで起きてもおかしくないのが"殺人事件"なのかもしれない…と思わされてしまうところが湊さんの作品ならでは。野次馬のような視点で読み切ってしまった気もする。どの登場人物も共感する部分はないけれど、特に彩花は嫌い(苦笑)。
湊さんの本は何冊か読んだけどどれも切り口が斬新でスラスラ読めちゃう!それぞれの視点からそれぞれの思ってることまで事細かに描かれていて面白かったぁ〜今まで読んだ中ではこれが一番好きかなぁ(^w^) でも、必ず誰かが死ぬのね、、、
ん~、殺人の動機ってこんなもんなの?・・・・あまりのストレスで良識が飛んじゃうってことなのかしら・・・。読後の感想はすっきりしない・・かな。
坂道病とは言わなくても、これは耐えられないけど我慢してるのよって事、誰にでもあると思う。我慢の限界点を超えた時の、黒い部分を見せられた感じです。人間ドラマでした。
表紙とタイトルから想像できなかった内容だった。
高級住宅街で起きた殺人事件に,遠藤家・高橋家の住人を中心にそれぞれ独白をする。
湊節炸裂だったのは,自分の正しいと思う行動が,他者からひどくくだらないと評価される描写である。人が抱える黒い内心を丁寧に描いていて,こういう本は嫌いではない。
びっくりするような結末を想像(期待)していたので、あれっ?!と拍子抜けしてしまった。ミステリー性よりも、人間のドロドロしたところをとことん表に書き表した話なのでそういう意味ではよかった。でも、登場人物の誰にも共感できず終始イライラしたまま読了。それが湊さんの持ち味です。
野次馬根性に溢れた好感度が低いキャラが多い上、ラストの結末に関しても意外性が無く、どうにも乗っていけなかった。というか湊さんはこういう多人数視点によるディスコミュニケーションものしか描けないのかなぁ。さすがに作風がワンパターン気味。
高級住宅街で、起こる家族による殺人事件のお話。なにげないひと言が、引き金になる事は、人間なら、多々あると思う。家族でも、分かり合えない事も多々ある。どんな事が、引き金になるか分からないこそ、言葉は、選びたい。湊さんにしては、少し救いが、あった話かな…?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/27
以前読んだ「告白」バリの「暗」な1冊だった。独特の言い回しは湊さんの特徴なのかな?(これで2冊目)学生がでてくるものはどうしても自分の子供とダブってしまう。家族の事は家族しかわからない・・家族でさえ分からないかも・・・(うちは)難しいな。
登場人物の主観で物語が進んでいき、絡み合いながらも問題が解決していかない。お互いが理解し合えない人ばかり。嫌なひとしかでてこないから、始終不快指数はMAX。湊さんは人間のいやらしさを描くのが上手ですね。でも人物に全く魅力がない。ねらい?「告白」もそうだけど、誰にでも起こりうることで恐怖心をうまく喚起させるんだけど、登場人物にいまいち魅力がないから、どこか冷めた目でみてしまう。人間っていや~なところばっかりじゃないもんね。 、
あーっ、ほんまにイライラする!不愉快、腹たつ。まともな考えの理性的、正義の登場人物がでてこん。ストーリーは動きなし展開なしだが、登場人物が利己的、非道徳的感性のどうしようもないのばかりで、読者の感情をぐらぐら揺さぶる。こういうところが、作者の持ち味だろうね。今回も一気読み。後味は不快ではなく、気持ちよく乗せられておもしろかった。癇癪持ち彩花の切れ味鋭いののしり言葉に感心した。あんなんやられたら、誰だってキレそうだ。
高級住宅街で起こった事件。それを数人の登場人物それぞれの主観で描いた物語。ジャンルとしはミステリーに分類されるらしいが(というか連載してたのが小説推理といういかにもミステリーっぽい雑誌)、あくまでも登場人物の主観でしか描かれないために読者は謎解きのしようが無い。最後まで読んで曖昧に全体像を掴める。しかしこの作者の持ち味である人間描写の巧さは健在。この小説に登場するキャラクターはどれも「普通の人間」であり、自分の周りにいそうな人間臭さを感じることができる。それ故に物語に入り込んだような感覚を得ながら読めた。
何だかんだ言いながら開架本棚にあったこの本を手に取ってしまいました。 でも今までの湊さんの作品中一番後味がよかったです。 それは最後に救いがあったことかな。真実の追及からは離れてしまうけど。
作者お得意の独白系。殺人事件の詳細と真相は不明のまま終了。彩花と明里、さと子と行動を共にしたくないヒステリックな女性たちがそれぞれ余計なことをしてる。だけど、殺人事件を軸にして考えたとき、3人ともこの軸には結局触れることが出来ないままだったのが、また彼女たちの小物感を醸し出してる気がする。婦人会を代表してとか言うのは、他人の肩書きがないと行動できない「みんな」という言葉に弱い人だよなぁ。
連載は「小説推理」らしいけれど、いったい何が起こったのか、結局誰が殺したのかは大して重要ではない。死んだ人間のことよりも生きている人間の生活の方が厄介だ。幸せな家庭もあれば幸せでない家庭もある。幸せそうに見えて、何かを抱えた家庭もある。隣人にもいい人と悪い人はいるんだろうけど、いいか悪いかって人間単位ではないんだろうな。誰だっていいところと悪いところがある。しかし、小島さと子のお隣さんは嫌だ。
事件が起き、周囲の人々の言動から真相を次第に明らかにしていく、ワイドショーのようにミーハーな面白さがこの小説にはあった。自分の立場からしか物事を考えられない人達の勝手な言い分の描写が相変わらずこの著者は上手い。それぞれの登場人物が手前勝手な理屈をこれでもかこれでもかとまくし立てる様は痛快だった。どんなに理不尽に見える態度にも、それなりの理由はあるもんだと感心しきり。
面白かったけど、どいつもこいつもっっ!と終始イライラしてしまいました。湊さん、私をイラつかせる人物を描くのがお上手です(笑) ホントどうしようもないな~と思いつつスルスル読めて、あっという間に読み終わっていました。この気持ちをスッキリさせてくれるほどの結末は無かったけれど、なんだかんだ言って面白かったです。 それにしてもさと子の息子のお嫁さんは、実に大変そうですね・・・。
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