珈琲屋の人々
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珈琲屋の人々の感想・レビュー(224)
なんかいい感じ。この本の新聞広告に「ちょっと、温まっていきませんか?」とあった。本当に温まりました。この本は珈琲みたいな存在なのかな?行介に心から幸せになってほしいと思う。
初出が「小説推理」なので、その手のものかと思いましたが、違いましたね。一種の恋愛小説の短編続編といった趣かしら。でも心が温まる内容で、池永さんの作品らしさが感じられました。 他の方には不評の部分もあるようですが、私にはとてもよい感じが残り、読む楽しさが感じられた作品だと思います。
タイトルにひかれて借りてみたけど…読むのしんどくて進まない、何が言いたいのかよくわからないし、とりあえず最後まで読んだけど最後まで微妙だった。
設定が好みだなぁと思ったんですが…。ひとつひとつの話の着地点が読者に委ねられています。それで満足な本もあるけれど、この作品はきちんと閉じてほしかったなぁ…と感じました。
うーん、やや期待していたものとは異なる路線だった。昔ながらの商店街の訳ありのマスターと訳ありの常連客。設定は悪くないのに、重すぎて頑なすぎていろいろ救われなかったり、報われなかったり、もやもやとすっきりしない空気感が残念。行介の入れる珈琲とそれを温める炎だけが、凛とした存在感で際だってた。あと、彼の右手も。
☆7 珈琲みたいにほろ苦いショートストーリー。基本的にハッピーエンドではないのだけど、なぜか、ほっこりといい気持ちになる。殺人の前科持ち店長の珈琲屋に訪れる人々がまた一癖あって、いろいろな事情をもってくる。店長はある意味悟っているので皆頼ってしまうのだ。そんな人々もしっかりと自分の考えをもっているから会話にメリハリがある。そして、全てが語られなくても行間で伝えられる良い文脈だと思う。人生が、未来が定まってきている人々(商店街)を中心にしていて、物悲しさもあるが、幸せとは何かも見える気がする。
ワケありの珈琲屋主人、彼を慕う幼馴染はバツイチであり、女好きの遊び人であり……巡り合う人々の心を解きほぐすのは、一杯の珈琲。古く懐かしい香りがする……火曜サスペンス劇場かと思った。と思ったら2009年発行だった。あれ?
まぁまぁ。
悪くない恋愛?小説。
気になった事…刑務所の面会は基本的に親族以外は不可能なハズ。
刑期8年って国選弁護士かよ(笑)
あと、悪人がイメージ先行&時代錯誤過ぎるだろ。
ビターすぎるほどビターな、大人の恋の物語。これ、若い年代の人には理解されないんじゃなかろうか。新たな登場人物が出てくるたびに、珈琲屋の主人を「これが人を殺した手か…」と評するのがウザかった(笑)私はその手より、地上げ屋の頭を何度も打ち付けたとかいう、珈琲屋の柱の方が気になるわ。
ワケありのマスターの入れた珈琲がお客を和ます…という話を想像してたけど、違った。「ワケあり」どころじゃ済まない暗い過去を持った行介。全体的に暗い雰囲気。朱美の気持ちもわからなくはないけど、せめて最終章では許してあげてたらもう少し明るい雰囲気になったかな?
『小説推理』の2006年7月号から、奇数月に掲載された7作を収録。函館市中央図書館への返却期限が明日に迫り、慌てての読了です。池永陽の作品は初ですが、今後も時折手に取ることがありそうです。で、なぜか“短編連作集”にハマッている、今日この頃です。
この珈琲屋に来るお客さんの悩み事は、世の中にあるといえばあるけれど、20代後半の私が共感できる悩み事ではなかったです。タイトルと表紙の印象から、ほんわか心が和むのではと思って珈琲片手に読むと残念な気持ちになるかも。ただこの珈琲屋のたたずまいや古い建物特有の味わいは好きです。
珈琲屋の店主には重い過去が有る。その店主に同じ商店街に住む人が、様々な悩みを打ち明ける。それに対する店主の気遣いが良い。最後に、バトル?かと思ったら回避されて良かった。なかなか読み応えはあったけど、イマイチ盛り上がりが欠けたような気がした。過去がある冬子とゆっくり進んでいけるといいな。
★★★★★ 下町だからか、それが人の性か。どんな理由があっても「人殺し」を自分と違う線に置いて興味範囲で見守る人々の冷たい心が痛い。過去の前科にこだわるなとはいわないが、話の発端がいつもそこからだとさすがに、辛くなる。が、その後の流れは思っている以上にぬくもりがあり、行介の悔いがいい形で影響しているのが救い。人はこうして支えあっているのよね。
09.1.284p。双葉社。東京。下町の商店街にある喫茶店『珈琲屋』。そこは、心に傷を負った者たちが集まる交差点。さまざまな人間模様を、情感溢れる筆致で描いた連作集。 (紹介より)
なんだかとても暗い商店街の話ですね。この店の美味しい珈琲を飲めばホッコリ幸せになります、なんていう話ではないのですね。行介の人を殺めてしまったという暗い影が、物語全体に立ち込めている感じ。島木さんがもっともっと底抜けに明るかったら丁度よかったかもね。【図】
珈琲屋に集まるのは、重いものを抱えた商店街(=近所)の人々。店の主人が誰よりも重いものを抱えているから、だからこそ人は(後ろめたい)安心を覚えて集うのかもしれない。確かに重い話ばかりだった。
想像してた内容と全然違った。悪くはないんやけど・・。ストーリーがよくできててうまいなって思うところもあるけどちょっと古臭さを感じる。おしい!って感じ。
登場するのは珈琲屋の行介のもとに訪れる商店街の人々、行介の元恋人の冬子、幼馴染の島木。行介が殺してしまった青野の妻。いろいろな悩みが行介のところで交錯していく。各章、異なった雰囲気の話でした。行介の珈琲が飲みたくなりました。
商店街を舞台にした、いわゆるグランドホテルスタイルの短編集。ホテルのフロントは前科一犯の珈琲屋。ビーターな結末アリ、人情モノあり・・・と読ませるが、文庫になったらお勧めの本。キャラ設定、会話、切り取り方など全てが古臭い。多分、時代設定を昭和の半ばにした方がハマル。
行介がやっている喫茶店。そこに集まる悩みをかかえた近所の客。昔、人の為にやくざを殺した事がある行介に相談に。「すきま風」と「再会」が読み応えがあったな。
もっとほのぼのとした話なのかと思って手に取ったのだが・・・ものすごく微妙。主人の行介のキャラだけは良かったが、それぞれの話の主要人物がイヤなキャラばかりでムカムカした。特に『手切れ金』の千果。自分本位な性格にあきれ果てた。それに、24歳にもなって豪放磊落の意味が難しすぎてわからないから易しい言葉で話せっていう稚拙さにも辟易した。
人を殺めてしまった・・・まるで、物事を収拾するための印籠のようで・・・。珈琲屋の扉を開くと珈琲の香りで心に魔法がかかってしまうのか・・・心の中の秘め事を口に出したくなってしまう。熱すぎる珈琲・・・ちょっと違和感があるけれど・・・商店街って言う人の口に戸は建てられない場所の珈琲はかなり熱めがちょうどいいのか?
熱い珈琲、飲みたくなりました。美味しい珈琲で頑なな心が溶かされるのはいいとしても、「人を殺したことがある手」に魅せられた人がわらわらと集まってくるのはちょっと…。
ワタシの中の、本の中での珈琲屋は、こんな表紙のイメージではない。もうちょっと温かみのある珈琲屋だと思うんだが、やはり人殺しがマスターだからね。。こんなイメージ?いい感じなんだけど、女子高生の説教にまで、オレは人殺し・・って言うのが妙にね。でも、珈琲って癒されるよね。(爆)
★★ 悪くはないが、今一つグッとくるものがなかった。時代劇にありそうな、長屋に住むちょっとニヒルな浪人さんが、住人が困っているとさりげなくそっと助けてくれる、みたいな話を珈琲屋に置き換えたような印象。
ちょっと訳ありなマスターがいる珈琲屋。そこに集まる訳ありな面々。無言で飲む珈琲とか洋酒って哲学的解釈に引き込みますなぁ。
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