東天の獅子〈第1巻〉天の巻・嘉納流柔術
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東天の獅子〈第1巻〉天の巻・嘉納流柔術の感想・レビュー(91)
柔道は私が生まれる前から柔道としてあったので、ずっと昔から日本にあったものだとばかり思っていたけれど、実は明治期にできたものだったんですねえ。 熱い。そして、かっこいい物語。急速に西洋化が進み、柔術は古いものだ、という風潮の中、それを残そうとした人たちがいたから、今の柔道があるんだなあ、と思うと感慨深い。 なるほど、柔道は武術とは違って、スポーツなんだよなあ。でも、それを作っていった人たちは、武道家であり(創始者とも言える嘉納はインテリだけど…)、試合は喧嘩みたいなもんで、格闘だったんだなあ。
・・・陰陽師と全然違う。これは完全に私の専門外な作品。。柔道まったく知らないからね。格闘技も全く。さらに言えば明治時代もあんまり読まない時代。頑張って1冊読んでみましたが、半分以上理解できてないです。登場人物もこんがらがるし、柔道分からないからすごさなども分からないし。絶賛している人が多いので、絶対に私のレベルが低すぎたのだとおもいます。読んで「面白い!」と思える日がくるのだろうか・・・。
素晴らしい!ひさびさ夢枕作品を読み堪能しました。 「じぎじぎ」とか夢枕作品独自の擬音は他の作者には書けないものです。 嘉納治五郎と言う明治の巨人をここまで綿密な取材の元,書いた小説は初めて。 どこまで掘り下げていくのか次巻が楽しみなシリーズです。
夢枕獏作品にしては珍しくあとがきがない。なので僕が代わりに言っておく。「この物語は絶対におもしろい」『餓狼伝』、『獅子の門』が好きならば必ずや気に入るであろう作品。一応は時代小説であるものの、特に読み辛さは感じなかった。夢枕獏の格闘小説は何故こうも面白いのか。これほど書いていたらマンネリになりそうなのに、凄く面白い。このシリーズも最後まで読まないといけないなw
姿三四郎や嘉納治五郎の名は知らずとも、柔道の講道館ならばご存じの方も多いはず。今やコミック『修羅の刻』で陸奥と試合った講道館柔道の四天王にして会津藩御留流・御式内(おしきうち)の継承者、蛸足の西郷四郎の方が通じやすいか(小説・姿三四郎のモデル)師の嘉納治五郎(講道館創設者)は文武両道の巨人。文明開化の明治にこの人物が有ったことこそ奇跡。史実と実在した人物を基に描かれる物語は、司馬遼太郎氏の歴史時代小説を彷彿させる。『修羅の門』グレイシー柔術の租・前田光世描くための前振りなのにすで4巻費やして→続
『餓狼伝』や『獅子の門』とはまた少し違う武術物。武術、格闘技の世界に密かに憧れ続けていて、とうとうその世界の端くれになってしまった。そんな自分のいる世界と本書の世界が、間違いなく地続きなのだと実感出来る事がとても嬉しい。彼等に近付く事を目標に、稽古あるのみ。柔は奥が深い。
作者が本気で読者に嫉妬しているのである。面白くない訳がない。この手の作品となると夢枕氏の筆が走りまくるのが目に見えるよう。「スダスロウ」が完全にキマイラの菊地だった。まったく詳しくないのに、試合っている情景が目に浮かぶ。面白い。
講道館柔道創世記の伝記的小説。1巻:四天王が講道館柔道を始める経緯。嘉納治五郎に劣らず強い四天王。中でも群を抜いているのが西郷四郎。嘉納治五郎と西郷四郎、武田惣角に因縁あり。武田惣角、大東流合気柔術が最強か。
治五郎さんがあまりに異常過ぎて怖いのなんの。文武両道に長け、人当たりも良く、探究心旺盛。それでいて全ての柔術流派の技を究めたいという、心の根っこに狂信的な欲求も抱えている。彼に出会った者は皆彼に惹かれ、彼と共に柔術を極めんとする仲間になる。。。この、天才めっ!! キミ、どれだけ超人やねん。。。まさに時代に愛され、神が柔道を作るために遣わしたような存在だ。物語はまだ序盤。ようやく講道館と四天王が揃ったところ。果てさて、この物語、どのような展開をみせるのやら。実に楽しみ。
しばらくこの「東天の獅子」の世界にどっぷりと浸かろうと思う。夢枕氏は格闘技に興味がある故に、様々な格闘技もののシリーズを書いているが、これは日本の格闘技、柔道の歴史を描くというもの。創始者嘉納治五郎を中心に、その周りを取り巻く人たちのエピソードも交えつつ、柔道というものの一つの歴史を描いている。試合のシーンも短文を並べ、簡潔な描写に抑えることで、臨場感が味わえるし、試合そのものの迫力も十分に表現されていると思う。これは格闘技系の小説を長い間書いてきた夢枕氏だから為せる業であろう。あと三冊楽しみたいと思う。
この作家には格闘技小説だけを(あっ山岳小説も)書いてほしい。どちらかと言うと自分は空手派だが、この講道館柔道創成期の熱い物語は非常に面白い。但し、空手モノの「餓狼伝」や「獅子の門」に比べると筆致はずっと抑え気味。夢枕獏を敬遠していた人にもお勧め。とても読みやすいので酩酊状態で読むのにも最適。あと3巻、酒何本?
綿密な取材を重ねて且つ十分な時間をかけて温め、ふくらませた物語。珠玉の一作とはこういう物語のことを言うのかな。作者の色は控えめにして味付けしているように思える。それなのにこんなにも魅力的に映るのは元になっている人物達が真に魅力的だったということなのかもしれない。激動の時代の中、綺羅星のようにギラギラと輝く登場人物たち。意気揚々血気盛ん。血のたぎり。強さの追求。求道。自負。自尊心。柔道創成期の物語がこんなにも面白いとは。次巻が楽しみで仕方がない。
横山も三船もケンカのときはあて身をつかつてゐる。護身術の觀點からすれば、柔道はあて身の技術をのこすべきではなかつたのかしらん
さすがに作者が読者に嫉妬するだけのことはある。夢枕獏ぐらいしか、今、格闘技小説がここまで書ける人間はいないのではないか。
おもしろすぎる! ページをめくる手がまるで止まらない! 日本柔道の黎明期を描くこの物語は、夢枕獏の熱い魂が込められた超一級のエンタメ小説だ!
いやぁ、おもしろい!「『東天の獅子』はいいから『餓狼伝』を書いてくれ」というのがこれまでの正直なところだったのですが、まとまったものを読んでみたら、たまらなく面白い!2巻も楽しみです。
待ってました。前田光世を描く前に嘉納治五郎を存分に描いてください。そして講道館最強の四天王も。格闘シーンは毎度のことながら迫力ある描きっぷり。
当初、前田光世について書くはずだったのに、嘉納治五郎や講道館四天王の話に終始。史実をベースにしながら夢枕獏ならではの格闘技小説になっているのが良い。
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