傍聞き
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傍聞きの感想・レビュー(295)
文庫版の帯とたまたま入った本屋で強烈にプッシュされてたので、買わずに図書館で借りてみた。強力プッシュのせいで期待しすぎたかな、自分で勝手にハードル上げてたなぁ。各話ともよくできてるんだけど、もっとこう、カタルシス的なものまで求めちゃってた。そういう要素はない。オチというか謎解き部分は覚えてるけど、登場人物の感情とか共感した部分とかは記憶にない。それだけ印象に残らなかったんかな~。酷評するつもりは全くないんだけど。理解できるし読みやすいんだけど、心にまでは響いてこなかったんだよな。結論として、図書館で正解。
女性刑事シングルマザーの話で、毎日小学生の娘に食事の用意をしてもらっているのに怒ってばかり。非番の日まで食事を作らせ自分は昼寝、の主人公って・・・
☆短篇話が4つあり、そのうちのひとつが傍聞きです。傍聞きはうまくまとまっていましたが、前二つの話は「起・承・転・結」が「起・承・転」で終わったようなもやっと感がありました。あれ?続きは?と言いたくなるような。。。そして、なんだか女性の感情表現がへたなのかなぁ?主人公が女性なのにどうも男性に思えるような文書?感情をうけちょっと違和感を感じました。
短編集だが、それぞれの短編が過不足なくきれいにまとまっている。サクッとさらっと読める。この作者の作品をもう一作くらい読もうかなと思った。
ちょっとソフトな横山秀夫さん風といった感じで読みやすかったです。特に表題作はキャラも展開もしっかりしていて個人的には好きな話。連ドラか2時間サスペンスでシリーズ化されやすそうな雰囲気もありました。「899」の主人公の(特にラストの)行動と「迷い箱」の主人公の鈍さには???でしたが、「傍聞き」と「迷走」はコンパクトかつスリリングで、上手な書き手さんだなぁと思いました♪
2時間ドラマを観終えて「ああ、あっという間だったなー。寝るか」 という時の心境に近い。
評判良さそうだったので、読んでみたけど失敗だったような・・・ いくつかの短編集だったけど、全てがまどろっこしくてイライラ。 本当にこんな事するか?みたいな印象がどうしても拭えなかった。
静かな、地味な話だけど、物凄いドラマ性がある。近くにいるだけではなく、当事者でなきゃ見逃す様な事が、大きな意味を持つ。ミステリーとして弱いという意見が多いが、ミステリーと思わず読んだので良かった。最後の「迷走」が特に好き。
・書評で絶賛されていたので期待していたが、ちょっとがっかり。あまり印象には残りませんでした・ミステリを謳うには伏線がわかりやすすぎることと、短編のため感情移入する頃には話が終わってしまうためか?・他はどんな本を書かれているのか。長編があるなら読んでみたいかも。
「迷い箱」と「899」は、伏線がわかりすぎで、主人公の鈍さが歯痒い。「傍聞き」と「迷走」は、ミステリーとして楽しめました。ただ、短編だからか、人間の心って、そう簡単に行かないものではないかなあと思わせる作品ばかり。語り手の心情を表現するのがお上手なので、ミステリーではない長編作品を読んでみたいなあ。
何度も読み返す部分がけっこうあった。オチ読み返しはちょっとつらい。リアルじゃない小説のための人情話的な。読後感はあったかくてすごくいい。
何かの雑誌に文庫刊行が紹介されていたのを見て興味を持ち図書館から借りて読んだ。面白かった。『迷走』と『傍聞き』が特に。『899』のオチはちょっと受け容れ難い。文庫は買っておこうかな。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 12/14
「長岡弘樹さんは女性ではないか?説」をぶちあげたいと思う。根拠は、生活シーンのさりげない細やかさ、育児の細かい知識や体感の豊富さ。そして中年女性を描く筆の自然さ、心なしか生き生きしているような気がする。 この人はもっと注目されていいと思います。
短編四作品。短編なのにいらん情報入れすぎなのか、全体にぼやけた感があって、どれも印象が薄く、正直そんなに巧いとは思わなかった、、。かと言って、良くない作品ではなかったです、、。『傍聞き』という言葉と意味を覚えられたのは収穫。
表題作を含む4話を収録した短編集です。失礼ですが、期待せず借りたわりに意外と面白いなと思いました。私は「迷走」が良かったです。 無知なものでこの本を選ぶとき「傍聞き」というタイトルが読めず、ふりがなを確認し、そして初めてこの言葉を知りました。ひとつ利口になりました(笑)
短編が4つ。更正保護施設長・消防士・刑事・救急隊員の話。どれも不穏な結末を予感させる展開だが、ラストは予想外の真相が判明し、ホッと温かい気持ちになる作品だった。特に、後半の「傍聞き」と「迷走」が良かった(^-^)
おもしろかった、とっても。 基本的に短編っていうのが好きなんだけど、長岡作品はとても気に入った。つぼにはまりました。 表題作はもちろんのこと、最後の最後まで???と思わせ、そして最後に「そういうことか。」という落ちにつながるのは読んでて気持ちよかった。 これから注目したい作家です。
「迷い箱」「899」「傍聞き」「迷走」の4編が収録された短編集。 どれもまとまっていて謎も好きなタイプなんですが、それぞれが「短編」であるためでしょうか、少し物足りないような。 「899」、「迷走」は結果として謎を作り出す側になったお二人はその後が気になりますね。
人情に触れたミステリー作品。作品としてはどれもうまくまとまっているのだけど、申し訳ないがあまり印象に残らない作品。章ごとのつなぎは、肩透かしが効いてて面白い構成だが、盛り上がりに欠けた感が否めない。作品としては完成されいる。誰が読んでも、悪い印象を持つことはない、そんな作品。
面白かった。わりと好みな作風です。特に後半2編。展開がよみやすいといった感はありますが、でもすごく上手いな、と思いました。長編の作品も読んでみたいです。
う〜ん…私に読解力がたりないのか、そんなに面白いと思えなかった。印象に残らず、読み終えた今でも、「どんな内容だったっけ?」という感じ。もう一度開いてみたら「そうそう!」とはなるけど。
表題作が日本推理作家協会賞短編部門受賞作である4編収録の短編集。短いながらもサブとなるエピソードが重なり合うプロットが美しく映え、ミステリ的趣向が物語を盛り立てていく絶品の作品集。浅田次郎の人情味と横山秀夫の安定感とも言える円熟さ。いずれも傑作揃いという稀有な短編集ではあるが、その行為の裏側にある想いが胸打つ「899」と先を読ませない緊張感がとてつもない「迷走」が特にお薦め。
面白かった。公務員の連作ものだが、他の職種も読んでみたくなった。どの話も、起きた事件で切なく思ってもどこかでプラスに動き、ほんのりじんわり温かくなるラストになる。表題作の子供も可愛いのだが、個人的には、最後の話の隊長が好きだなあ。プロフェッショナルって彼みたいなひとに思える。
★4 うまい。短編で気軽に読め、かつ短い中でのその仕掛けの巧妙さに「うーむ」とうなる。長編も読んでみたい。
よくできた短編集。でも、こんなに無駄なくギチギチに組み立てられていると先も読めるし余情もなくなる。トリック、プロットが先にありきで物語を味わう余地が少ない。ま、好みの問題だけどね・・・・。
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