仏果を得ず
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仏果を得ずの感想・レビュー(1605)
ひとつの事にのめり込めるっていいなぁ。一緒に歩んでいける仲間がいればなおさら。自分も頑張ろう!って前向きになれるお話でした。
有吉佐和子の「一の糸」に、三浦しおんさんのすごくおもしろい解説が載っていて、 文楽を題材にした本も書かれていることを知り、ずっと読みたかった本です。ほんとにいろんな題材で本が書ける人ですね。すばらしかったです。文楽の代表的な作品も少しずつ紹介されていて、文楽入門にもぴったり。これを機会に一度ほんものの文楽見に行きたいです!
おもしろい!文楽自体、知らんかったけど、一回見に行きたくなった。文楽の道を極めようと必死な姿に加え、恋愛要素も入ることで楽しく読みやすくなってるかなーと思う。
読後の満足感。もっと読んでたいと思う。笑って、眉間にシワ寄って、ちょっと潤んだ。実際はもっと過酷なんだろうな~。文楽、まったく馴染みのない世界。出会えたのも何かの縁、今年観に行ってみたいな。
文楽鑑賞のための予習、その弍。数年振りの再読だったけど、前に読んだ時よりもずっと胸を打たれた。読み終えて本を閉じる瞬間の、充ち足りた気持ちと言ったら!とても幸福な読書体験でした。実はしをんさんの小説は、これと「風が強く吹いている」しか読んだことがないのですが、他の作品を読まなくても、この2冊だけでもう一生しをんさんを好きだと思うな(笑)。 はー、文楽、たのしみ。
「すべてを捧げても惜しくない」そんな風に言い切れるものに、一生のうちで出会えるだろうか。
文楽の大夫と三味線にスポットを当てるなんて…三浦さんさすがです。三浦さんが書く男性は、なぜこうも魅力的なのか。そして女性はみんな美しくてしたたか。ミラちゃんだって女だもの。
兎一兄さんが語る、「恋愛で男が要求される一番大切なこと」はすごく納得。
文楽、、わからないなりに、面白く読んでしまったのが不思議。わかったらもっと楽しかったのだろうけど、知らない世界を垣間見たのが収穫。
以前から和の芸事を究めた方は色っぽいと思ってましたが、色気とはどういうことか突き詰めていくのですから自然とそうなるのですね。太夫と三味線の夫婦以上に強い結びつきにもドキドキ。
健太夫の修業の日々と、文楽の世界の「日常」がメインで、華やかな舞台は殆ど描かれず、舞台裏で話が進みます。文楽を始め、芸事を極めようとしてる人のメンタリティはよく分からないけど、正に寝ても醒めても…。でも、出てくる人のキャラや会話が楽しいので、熱血!な鬱陶しさはありませんが、ちょっとしか出番のない人も真っ直ぐ真摯に文楽に打ち込んでるのが分かる。文楽って、語り・三味線・人形、それぞれ全く別の芸術がより合わさって初めて完成する芸術なんだなぁ。。。
なんか地味だな、イマイチ面白くないなと思って読んでいたのだが、後半からのめり込む。しをんさんにまたやられた!
【再読】この本で、三浦しをん初体験。すごいスピード感を持って書いているので、場面展開も速く、あっという間に読めてしまう。しかも、実在の人物じゃないとは言え、人間国宝をこんなにいじっていいのか!?と笑えてしまう。でも、ただ笑って済ますのではなく、ちゃんと「文楽」に引き込ませるように書かれているから心憎い。自分自身、以前に1年半ほど人形浄瑠璃を習っていたが、しばらく遠ざかっていたので、読後は今すぐにでも見に行きたい! と思ってしまうから、やっぱりすごい。古典芸能は奥が深い。若い人たちにもっと関心を持ってもらい
楽しかった!歌舞伎が少々好きなのだが、「菅原伝授手習鑑」「女殺油地獄」が苦手な健に思わず共感してしまった。彼は悩み苦しみながらも、作者の深い意図を探しあてていく。目の前に道が開け、客席と舞台が一体となる瞬間はどんなにかすばらしいものだろう。文楽の世界ほとんど知らないけれど興味がわいてきた。生まれではなく、実力で勝負というのも以外だった。銀師匠はじめ、すべての登場人物が見事に絡み合い、健を取り囲み押し上げる。人生のすべてを捧げても惜しくないものに出会えたなんてうらやましい。恋の顛末も小気味よくお見事!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/26
図書室 文楽がどのようなものなのか見てみたくなりました。最初、なぜか健は小学生くらいなイメージをもったので、大人だと分かって、子供ではなかったんだと思いました。ここまで何かに打ち込める人はすごいなと思います。
面白かった。修学旅行で健が銀太夫のパワーに圧倒される位の勢いで何かを凄いと思いたいと思った。好きなものは多いけど、そこまで圧倒された事はないし、何かに魅力を感じるのって、発信者の力も必要だけど、感じる側にもアンテナが必要だし。銀太夫が素敵。
あーこれはしをんさんだ。しをんさんの本だ。風が強く吹いているでも、神去なあなあ日常でも触れることができた、主人公のまっすぐな生き方に今回も背筋が伸びる。それまであまり考えることのなかった林業や文楽という世界をのぞき見て、“職人”という生き方のかっこよさにしびれる。んーすてきな本だったなぁ。
「生き抜くこと」は、生きとし生けるものにとって当たり前のように思えるけれど、人はあんまり惜しみなく「生き抜く」って、出来ないんじゃないかな。「欲しいものはあの世にはない、この世にある」ってセリフにぐっときた。文楽の世界からその境地にたどり着くのがおもしろい。登場人物の魅力といい、ストーリーの起承転結といい、緩急のテンポといい、上手だなあと思う。でも単純明快のようでいて、筋がゆるがないのが、しをんさんの作品がただの上手なお話とちがうところだと思う。
文楽、まったく観たことないんだけれど、観に行きたくなっちゃったなぁ。文楽の知識がなくても楽しめる作品だと思います。もうちょっと月大夫さんや砂大夫さん達、魅力的な他の大夫の話を掘り下げてくれたらもっと嬉しかったな。
三浦さんの作品は、今回も「文楽」というあまり素では馴染みのない世界なのに、登場人物が個性的で魅力的で感情移入しやすいから知らない世界なのにスッと引き込まれた。主人公の健がある意味一番「普通」でとっつきやすかったからなのかな。銀師匠と亀冶さんの家族旅行での太夫と三味線の関係は凄まじさを感じ、兎一郎さんの言葉や雰囲気から深い歴史を感じる事もできました。 観劇は好きなだけに、文楽についてもう少し知識があればもっと良かったなぁ、一度観てから読むと更に楽しめるかな。 2012年はもっと三浦さんの作品を読んでみたい。
【図書館本】面白かった。年の初めにふさわしい、爽やかな読後感。「プロフェッショナル」とは何か?「生きる」とは何か?考えるべきことはたくさんある。
テンポよくさらりと読めてしまう、「しをんワールド」。兎一のキャラクターが、物語を際立たせている。絶対にいい人に違いないと思っていた。男女の恋愛の話とは無縁なのかと思いつつ読み進めていくと、藤根先生がヒロインかと思えば、意外なところから、真智さんのいきなりの登場で、いろんな意味で期待を裏切られる。軟弱な主人公の健も、芸の世界では、しっかりと成長していき、一皮も二皮もむけて、最後はハッピーエンドで、しあわせなキモチで読み終えることができた。表紙の似顔絵もいいで!ただ、最後まで「仏果を得ず」が理解できなかった。
文楽の世界には興味も知識も全くなかったけれど、それぞれの物語がその時々の健の気持ちとリンクして描かれていて、わかりやすく面白かった。特に最後の方はぐいぐい引き込まれていった。迷いなく「一番」と言えるものがあるって羨ましいな。お互いを高めあっていく義太夫と三味線の関係の素敵!兎一兄さんかっこええ。
およそ現代的とはいいがたい義太夫の世界にのめり込んだ人々が「いま」を生きる世界を描く。足掻きながら「生きる」ことも才能のひとつ。
これまた面白かった!駅伝、林業ときて、文楽かぁ。文楽って、人形メインだと思っていたなぁ。生で観て(聴いて?)みたくなった。熱そう。
文楽なんてテレビでさえ見たことがないのに、今、人に「文楽って?」と聞かれたら、「文楽はいいよぉ!とにかくいいよ!」と答えてしまいそう。三浦しをんさんの、最後、畳み掛けてくるような文章は、読んだ後の爽快感が半端ない。
三浦しをんさん著書の6冊目。文楽が、すべてを捧げても惜しくないと思わせるほどに、人を魅了する。三浦さんの文章力でもって、わたしも少しだけ文楽の魅力に触れることができた。
初めて触れた文楽の世界。なんだか三味線の音が聞こえてくるようだった。芸に打ち込もうとする健。その一方で恋にも落ちてしまう。そのどうしようもない、身動きならないところがうらやましく感じだった。兎一郎がクールで素敵。
文楽の若手太夫である主人公の私生活と演目の相互作用を演目ごとに連作化した小説。私生活のエピソードは芸を高めもし、芸の障りにもなり、また太夫の相方となる三味線の過去も明らかにされていく。落語の師匠のような親方や先輩たちとの交わりも楽しい。 これで興味を持って文楽の師匠を扱ったビデオを見たのだけれど、鬼のような親方で、弟子は怒鳴られても稽古をつけてもらってよかったと思うものなんですと言っていた。この小説よりかなり厳しい世界なんだと思う。
面白かった!中学の頃ちらりとだけ習ったことがある文楽の話。それ以来なかなか触れることなく今まで生きてきたのだが、この本を手に取り再認識できてよかった。まだまだ私が忘れてる面白いことって世の中にはあふれているんだろうなあ。早速見に行こうと公演情報を調べてみたが、もう行きたいとこのは売り切れていた。残念。でもそこまで高い席代ではないし、人生で1回ぐらいは聞きに行きたい。忘れないよう目立つところにこの本を置いておこう。
およそ日本の伝統芸能は型通りの形式美に重きを置いてるんだろう。ハッキリ言って、そういうものに興味はなかった。が、しかし、なのだ! 「語る」を通して「生きる」を描こうとした、しをんさん、グッジョブ☆
なかなか触れることがない世界の話。その道を極めんとする話は好きです。なるほど、へぇ~、そうなんだぁと納得し、感心したり。しをんさん面白かったですよ。
文楽って全然知らない世界だったが、その文言もつい読んでしまうほど。とても興味を持った。 どの人物も好感を持て、それぞれに個性的で大変楽しんだ。一度観に行ってみたい。
仏果を得ずの
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