猫鳴り
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猫鳴りの感想・レビュー(151)
沼田まほかるさんの本を初めて読んだ。とても衝撃的な内容だった。特に2章。少しずつ子猫に愛情を感じていく行雄の心理描写が巧みだったから余計に結末が痛ましかった。父の愛の深さも感じた。3章はモンの命が消えるまでを細かく丁寧に綴っていた。私も実家の犬を病気で亡くした経験があるので、読んでいて泣けてきた。モンの最後の迎え方は壮絶でかつ、とてもかっこよかった。
何かが起きて徹底的な変化が訪れる訳でもなく、ただ後ろめたい気持ちを抱える人間と猫の話。流産、絶望、死ぬことについて。猫を飼った事はないが、まるで実際に飼っていたような、そして、猫の死に際を悲しみ、恐れる気持ちがリアルに書かれている気がする。下手なドラマを作るよりは、現実味のある別れの方が感慨深い。どこか心地良いゆったりとした寂しさに包まれる一冊でした。
1匹の猫が主役。第一部、第二部は人の心の暗い部分が全面出ていて正直怖かった…。でも、どちらにも最後は救いが…。第三部は猫好きのは私には嬉しくもありちょっとつらい内容だった…。飼い主が死を受け入れる準備ができるまで待っている…というモンの姿に胸が熱くなりました(>_<)読み始めのころにはまさか最後泣かされるとは思ってなかったので、頑張って最後まで読んだ甲斐がありました。最後作者のプロフィールをみて愕然としました。最近目にするようになった作家さんなので、若手の作家さんだと思ってました(笑)
猫にまつわる人々の心の葛藤を描く?猫を中心に見ると登場人物の役割が今ひとつわからない。別々の話かと思えばわずかに関係があるが、本質的に2部の意味がわからない。
恐ろしい程にリアル。肌触りやぐんにゃりした感触までが浮かぶ文章に不快感や恐怖まで浮かぶ。なのに止まらない。猫を介す物悲しまでの人間の奥底と死生観。捉え方により沢山の解釈が生まれそうな本でした。
切ないわ。つい、ウチのウサギのことを思ってしまう。この子ともいつか別れがやってくるんだなーと、心がザワザワしてなんかすごい泣けてしまった。辛い。いつかは自分が死を迎える時が来るけど、猫が先を行ってくれているんだ、というような部分があったけど、そこがとっても響いた。
ちょうど読み始めた一昨日から愛犬の比奈の具合が悪くなって、昨日から入院してしまった。だから第三部はかなり辛かった。若い獣医が言う「自然」という言葉に安らかさを得る藤治、「もういい、もう充分だ、いやだめだ、今はまだだめだ、せめてもう一度だけ見逃して……」と気持ちが滅茶苦茶に乱れる藤治が他人事ではなくて。動物と暮らしたことがある人は、みなそうなるんじゃないかな。辛かったけど、読めて良かった。
不思議な本だった…。とにかく一気に読んでしまった。今年の4月、7年間一緒に暮らしたねこ、くうを失ってしまった。新しい猫を2匹迎え入れた。その私が読んだからかもしれないけど…人の一生と猫の一生。いろんなことを考えさせられた。藤冶とモンのように私もくうと最後まで過ごしたかった。
初の沼田まほかるさん。やりきれなさや不快感で心がざらつく第一部・二部。なのに表現が新鮮でついつい読まされてしまう。そして表題作?の第三部。愛猫家ならずとも看取りの経験あるなら感じる痛み。まして家に猫が居るのが当たり前で、その誕生から死まで向き合った経験有る方なら、尚更心に染みるはず。老いた藤治目線も染み過ぎる。主人公が《モン》で、その一生に関わった人間の、心と姿を描いたと解釈すれば良いのでしょうか。第一部・二部の方向性からは予想外の着地点。追い掛けたい作家さん一人増えました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/16
最初の方の信枝がモンをじゃけんに扱うところや、行雄が空想世界で小さな子を痛めつけるところが不快で、正直読み進めるのが苦痛だった。ところが第3部に入った途端、モンが年老いて藤治と2人の生活の話になったら、人間の気持ちも猫の気持ちも自然に受け入れらる深いい話になった。モンの最期を通して、生き物が自然に息絶える様を見事に描き切ってあると思う。自然に全うすることの感動と、それを見送るものの心の葛藤が切なく伝わって来る。
猫飼いとしては、号泣しました。しかし読後感はさわやかでした。生きるものには必ず死が来ます。死はまた救いでもあります。だから、力一杯生きてほしい。そして生きたい。
掴みかけた物が消えてしまった・・・喪失感、持って行き場のない絶望。この暗い感情を浄化してくれるモノは何だろう・・・。ココロ許せる相手を看取るという事は、遺された者ができる最後のコミュニケーション、辛いけど人任せにしたくないかな・・・。
ずっと気になってた沼田さん、初読みです!猫族としては、第三部では涙で文字が追えませんでした。(今コメント書こうとしても涙が、、)でも、読みながら第一部で描かれた仔猫モンちゃんが必死で木に登ろうとする生命力あふれるシーンがオーバーラップして、しっかり生きて死んでいった猫生に感動しました!
猫鳴り、終了。やはり第3章ですね。沼田まほかるさんの本二冊目ですが、どちらも人の焦りとか暗い思いの描写が、読んでいるうちに息苦しくなり途中でやめられない感じ。ほかの作品も読みたいと思った。
最初の頁から、冷たい雨に自分も濡れているような息詰まる感じがする。まるで人間が我儘に陥りがちなブラックホールの存在を体感で伝えるように。私もいくつかの動物を家で飼ったことがあって、動物たちは家族に何かを教える為にやってきた神様なのではないかと何度も感じてきたのだけど、この小説を読んで同じ感覚が蘇った。生を受けたばかりの綿毛のような儚さや、迷いのない強さ、美しさ、人間をいつも許してくれる度量。死。瞬間ごとに私達は自然の懐を見せてもらう。そして今回はモンの一生を通じて、人間もそうした一部なんだと教えられた。
初沼田まほかる作品。第一章、なんだかざわざわとする感触。ざわざわしながら第三章まで一気に読む。死ぬのは自然なことなんだけれど、やっぱり悲しい。 丹念に描かれたモンの最期がじんわり沁みました。 第二章の意図は何だろう。
おりひめ
お、読みましたね!凄い文章力ですよねー、「まほかる」さん。私は第二章がこの作品の「肝」だと感じました~。全く違うアプローチなのに星野道夫さん(はーと)の作品を思い出しました。そのうちいろんな本の読書会、やりたいですね♪
ナイス!
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09/27 16:19
お、読みましたね!凄い文章力ですよねー、「まほかる」さん。私は第二章がこの作品の「肝」だと感じました~。全く違うアプローチなのに星野道夫さん(はーと)の作品を思い出しました。そのうちいろんな本の読書会、やりたいですね♪
ナイス!
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09/27 16:19
richi2001@灯れ松明の火
淡々としつつ深くえぐるような文章でした。ユリゴコロ、ただいま図書館で予約中。楽しみです。 読書会、いいですね!おりひめさんの繁忙期が過ぎましたらぜひ!
ナイス!
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09/29 10:32
淡々としつつ深くえぐるような文章でした。ユリゴコロ、ただいま図書館で予約中。楽しみです。 読書会、いいですね!おりひめさんの繁忙期が過ぎましたらぜひ!
ナイス!
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09/29 10:32
高齢でみごもったが流産した女が生まれたての猫を拾う 夫は口数少ない 捨てに行こうと思った猫と生まれなかった子どもの存在がかぶる 結局飼うことになった猫が長じてやもめとなった夫とともに老境にいたる 駄目かと思いつつ生きながらえる猫に覚悟を決める時間をくれたのか、と夫が考えるところが感慨深かった 猫好きは最後は読んだらいかんと思う 泣く
「ふがいない僕は・・・」に似た読後感でした。初沼田さんで、性別も存じませんでしたが、読み出して、「あ、絶対この人女の人だなあ」と思いました。第三章は、猫を飼っていて、看取った人にしか描けないなと思いました。
切ないです。悲劇ではないけれど、涙がでます。でも、涙の後はしかっりと前を向ける。実家の猫も22歳。なるべく会いに行こう悔いの残らないように。
カフェで読書中に第3章に突入…読み進めていくうちに、涙腺がヤバいことになり早々に店を出た。自宅で最後まで一気に読み、鼻がつまるほど泣けた。観察眼の鋭さと、表現しきれる文才を十分感じられた。死に向かうモンの姿は神々しかった。私もうちの愛猫をこの手のなかで看取りたいと思った。
泣ける。人間の近くにいても、犬とは全然違う猫という存在。かわいいだけじゃない、不思議な存在。この人の本はいつも暗い気持ちになりますが、今回はじんわりとしみました。
第3章は泣かされました。死に向かうモンが悲しいからではなく、死への道のりをまっとうするモンの自然で潔い姿と、迷いを抱えながら見守る藤治が、そしてさらに2人(1人と1匹)を見守る獣医の先生。彼らを描く沼田氏の言葉一つ一つに、命を、人生を見る思いで、勇気付けられました。
初めての沼田さん。観察眼、表現の的確、贅肉の削ぎ落とし。に、まず目が覚めました。猫のはなしなのか、人間の生き方のはなしなのか。読み終えて、沼田さんが2章をはさんだ意味を、考えています。
第三部を読んだ時、沼田まほかるさんに出会えてよかったと深く思いました。沼田さんはとにかく心情描写が凄まじくシビアな人で、読んでてひたすら辛いことも少なくないです。この作品も第二部までは「他の作家さんなら猫を巡る心温まる短編集になりそうなものを、沼田さんが描くとやっぱりこうなるんだなぁ…」と若干食傷気味になりながら読んでたんですが、第三部は衝撃的でした。沼田さんがこういうテーマで描くとこうなるのか、と。小説を読んで本当に泣いた記憶はこれまでほとんど無いのですが、これはものすごく直接的に心に響きました。
3章のじじいとじじ猫が格別よかった。「希望もなく欲望もなく闇もない、ただ残された平坦な道を猫とともにゆっくり歩み続けられればよい。」衰弱していく猫に動揺する姿が人間らしいじじい、そんなじじいを横目にモンはいつまでも猫らしくいて。主観が大きすぎて身近な存在や自分に自然という言葉をあてはめると釈然としないが、あまりにも普遍的な事実だと思い知らされる。狐火にかどわかされることに疲れた私にも「ダイジョウブ」と微笑んでくれるような物語だった。今年20歳を迎えたミミちゃんを溺愛している彼氏にも読まそう。
昔飼っていた猫を思い出して泣けた。猫に限らず、自分が生きている限り、愛するものを看取る覚悟をしなければならない。と、考えるだけで辛くなる。信枝の猫への態度が切なすぎる。
La Principita
neko-daさん、図書館の本が回ってきて…1日で一気読みしました。1章、2章は「ふーん」という感じですが、藤治とモンの日々は胸に迫りました。本当に…いろいろ考えさせられる深い内容でした。この本のこと知らなかったので…おススメありがとうございました。
ナイス!
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08/15 18:39
neko-daさん、図書館の本が回ってきて…1日で一気読みしました。1章、2章は「ふーん」という感じですが、藤治とモンの日々は胸に迫りました。本当に…いろいろ考えさせられる深い内容でした。この本のこと知らなかったので…おススメありがとうございました。
ナイス!
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08/15 18:39
2章のお父さんはネグレクトかと思いきや実はペンギン父さんだったので救われた。3章はモンの最期を看取るまでの様子に我が家の犬の年齢も重なり藤治の気持ちとシンクロした。できるだけ治療を何でも受けさせた方がよかったのかと発作的な後悔が襲ってくるところなんか特に。青年獣医がモンだけではなく飼い主の気持ちまで診察してくれるような対応でとても素敵だった。
一匹の猫の一生を通して、人が生きていくこと、いつかあちらの世界へいくことへの答えを探しているような話だった。得るものが多くいい話だが、読んでいて辛い。流産したばかりの奥さんも、不登校の中学生も、可愛い子猫に優しくない。猫好きの私は読んでいてハラハラする。普通に予想するようないい展開になかなかならない第一、二部を経ての第三部。時の流れに驚く。あとはただ涙だった。永らえる猫を看るのは本当につらい。青年獣医さんに救われる。読み終わってすやすや眠る我が家の猫を撫でに行き嫌な顔をされた。猫鳴りは聞けなかった
猫鳴りの
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感想・レビュー:64件















































