思い出探偵
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思い出探偵の感想・レビュー(165)
★★☆ 京都にある思い出探偵社の話なので、知ってる地名がちらほら。それだけで、少しテンション上がりました。続編も読む予定ですが、ちょっとすっきりしないかな。「心より大事なものはこの世にない。・・・命よりも」【図書館】
読メで感想を見ていて読みたくなった本、図書館に予約入れたらすぐに借りられました。京都府警を退職した元刑事・実相浩二郎が始めた「思い出探偵社」。依頼人も、探偵社で働く人たちも、皆それぞれが必死で生きているので、つい物語に引き込まれてしまった。全ての人が人生の主人公で、その人だけの物語を紡いでいるのだ、と思う。さて、わたしの人生にも、色あせない思い出があったのだろうか?
帰りの電車の中で読みきれなかった数十頁を読みきって、読破です。依頼人が提示する僅かな手がかりを基に、依頼人の思い出を探しだす「思い出探偵シリーズ」の1作目。京都を舞台としたミステリですが──。装丁もきれいだし、タイトルもわかりやすいんだけど興味をそそられるもので、今回借りた本の中で、私個人的にもっとも期待していました。まぁ、そのタイトルから想像するだに、きっと電車の中では読んではいけない本だというのは、わかってはいたんですけどね。ご存知の通り、私の涙腺、若干緩んでるんですよ^^; (続く)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(3)
- 12/05
探偵業でありながら、探す事案は『思い出』こんなにうまく、何十年も前の思い出に辿り着けるかしらと思いつつも、年を重ねた時、こんな風に自分の思い出を一生懸命探してくれる誰かがいたら嬉しいかな。
文章力はかなりアップしたと思う、引っかかりなく読めた。詰めが甘いのは相変わらずだが、これは癒し系と分類される本だから、それでいいのかもしれない。
大切な思い出に秘めた想いを相手に伝える術を求めて「思い出探偵」の元を訪れる依頼主。元刑事というオーナーにも辛い過去が・・・以外にもヘビーな物語が多かった。探偵さんて、地味だけど大変だよね。雄高くんのドラマ観てみたいな。
タイトルからは想像もできないような重く深い話の流れに引き込まれつつ読了。人探しの部分は、そんなに都合よく手がかりがつながるものかしら・・と思わなくもないが、それを補っても余りある話の展開に一喜一憂させれられた。深く傷ついた人たちが少しづつ癒されていく姿に心打たれ、勇気をもらった。
細かいところばかり気になって楽しめなかった。あんなコテコテな京都弁普通の人が使う?実相はどうして標準語?地名をちゃんと書いてる所とイニシャルでぼかしてる所の違いは?第1章の切り方変じゃない?等々。佳奈子ちゃんのところは重すぎてもう…。大久保の駐屯地付近の廃工場って設定は無理があるんじゃない?わりと街中だし…。と、その辺りに住んでた事があるので気になって仕方無かった。フィクションなのに…。
題名と装丁から、優しい話を勝手に想像。が、出だしからもう、かなりヘビー。事件としか思えない息子の死、それが自殺として処理され、アルコールに溺れて人格を壊していく妻・・・「思い出」の案件はどの話も「あの人に会ってお礼が言いたい」で、登場人物みんながそれぞれ、手放しの幸せの中にはいない。(それぞれが重いものを背負っている) 読み終えて、肩が凝ってしまった。不幸や不運が多すぎて、ラストは希望的におわるのに、良い話だったと誰かに勧めることはなさそうだな、と思っているところ。
第二作を先に読んだので、この第一作を楽しみに読みました。想像以上に人の優しさ、切なさ、怖ろしさにあふれていました。両親の不幸を追体験させられた悲しさ、怖ろしさも迫ってきたし、身近にいる男性に恋焦がれながらも節度を持って日々を過ごす女性の切なさ。ちょっとわかるわ~と涙してしまいました。隠しても好きな気持ち顔に表れていると思うのだけど、男は鈍感なのか、鈍感に見せかけているのか。そういうところやねん、ずるいなあ、とか思いながら読めました。そして、戦前戦後を懸命に生きた人たちにお疲れ様でした、と言いたくなりました
思い出探偵、ちゃんと職業として成立することにびっくり。もっとふわふわとした軽い話かと思っていたのだが、良い意味で裏切られ、深い話に感動した。ほのぼのとした展開有り、手に汗握る展開有り、ポッと頬を染める展開有り、溢れる感情に涙する展開有りとバラエティに富んだ感情を喚起してくれる素晴らしい一冊でした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 10/07
思い出探偵だなんて素敵だなぁ。実相のぶれない人柄がかっこよく事務所の人たちもみんなそれぞれ何か抱えてる。必ずしも綺麗なものばかりではないけれど人の優しさに触れ時には辛い思いがあっても大切に日々を過ごさなきゃと思った。次も引き続き読みます。
題名からしてハートウォーミングな話だと思って読み出したらまさにその通りでした。思い出を探す探偵か~もしこんな仕事をしている人がいればその人が心優しい人ではないと出来ないだろうな。ちょっとうまくいきすぎって感じはするけど面白かった。
ほんの少しの手掛かりから、思い出を探してくれる探偵さんたちのお話。設定は素敵なんだけど、ちょっとアイデア先行?作家さんが私には合わなかったのか読みにくく感じてしまい、それを引き摺って最後まで入り込めなかったのが残念。もっとぐいぐい引き込む何かが欲しかった。
嗚呼!薔薇色の珍生などテレビ番組でやってくれる人探し思い出した。肉親ではなく、ほんのちょっと交わっただけの人をずっと大切に思ってる。手がかりが少なくて無理だろ〜って事案にも思い出探偵が全力で取り組み、成果をあげる。すごいよ〜。「鶴を折る女」がよかった。あの歌詞、泣けてしまう。私の父も高卒で山口から集団就職で出てきて去年定年退職。よく話には出てくるけれど、もっと話を聞いてあげようと思った。思い出探偵の面々にも思いや夢があって、いろいろ詰め込まれていて、一つ一つが流れていっちゃう感じが残念。
思い出にかかわる「もの」や「ひと」、そして「こと」を捜すのが「思い出探偵」。
「心より大事なものはこの世にない。…命よりも」「思い出には辛いものもある。だが辛いことも、悲しいことも積み重ねていくのが人生なんだ。」人情にホロリとしたり、スリルにドキドキしたり、真実の価値に矜持を思う。各エピソード共、キレイに丸く収まる訳ではない所が心憎い。人は皆その背中に荷を担ぎながら、愚直に道を進む、大切な思い出を胸に歩き続ける。
初めての作家さんでしたが予想以上に良かったです。思いやりと優しさが、いっぱい詰まった内容でした。私にとって思い出は今のところ温かで懐かしめる物のほうが多いけれど戦争を経験した年代の人達には思い出したくないような心の痛みを伴う物が多く有るのだろうと、この本を読んで感じました。ハラハラする場面も有りページを捲る手が早まりました。続編が有るようなので是非読みたいです。読みながら『探偵ナイトスクープ』を思い出してたのは私だけでしょうか(^^;)
二人が絡む思い出には、両方向ではなく、三方向以上の多面性があるというお話。人が生きていれば、同時進行的に他の人も生きている。当たり前のことだが、普段はそれを忘れて生きている。それを思い出させてくれたのが、思い出探偵。無駄になってもいいから、報われなくてもいいから、今を大切に生きようと思わせる。今を大切にすることは、他人を思いやることかもしれない。自分を大切に出来ない人には、人を大切にすることは出来ないかも。自分のためでいいから、人を思いやる心を持ちたいと思う。
思い出は美しく楽しいものだけでなく、辛く悲しいものでもある…ということを改めて考えさせられたお話でした。続編も是非読みたいと思います。
一人息子を亡くした両親の悲しみで胸が痛い。息子の死の真相を探ることと、身も心も壊してしまった妻に寄り添うために警察をやめた男性が始めた仕事が思い出探偵。実際には、訪ね人が見つからない案件の方が多いだろう。40年も60年も前のことなんて、そうたどりつくものではないと思う。でも、戦後の少年兵の話が美談で終わらなかったところなど、奥行きを感じさせた。続編も読みたい。
わずかな手がかりから依頼人の思い出を探す探偵社。発想は中々だと思うが、都合良く手がかりがつながり過ぎかとも。一人息子を亡くした悲しみから心を病んだ妻に寄りそう元刑事、実相浩二郎。ちょっと格好いいけどね。少女椿のゆめの結末がきちんと書かれていないのは、続編への布石なのかな?
「思い出をなくした男」の方を先に読んで面白かったので、こっちにも手を出してみた。現実には商売になりっこないとわかっていても、これを読んでいると、こういう仕事があってもいいのでは、と思ってしまう。登場人物たちが思い出探偵と言う仕事を通して、人に寄り添う姿を見ていると、ぎすぎすしたこの世界にもまだまだ美しいものは残っているという気持ちにさせられる。
それぞれ悲しい過去を持つヒトが、依頼人の悲しい過去を優しいモノに変えようとする…のはイイが、最後の話は、如何なモノか。わざわざ真実を教える必要があるのか?最後の話と主人公夫婦の息子の死の真実は、最後をぼやかして終了…この作家サンの本の最後のページは、小説の終わりというより、ページが足りなくてぶった切られたという感触が残ってしまう。
「思い出をなくした男」が良かったので、思い出探偵のいきさつや登場人物のたどってきた過去が知りたいなと思って、読メ師匠に教わり、読みました。そして、皆、あぁこんな過去が…と思い出探偵の根源のようなものが分かった気がします。実相さんも今の実相さんになるには、大変な道を歩んできたんですね。このままシリーズが続くと嬉しいです。この事務所で働きたい…。
先に続編の「思い出をなくした男」を読んでいたので、思い出探偵社のメンバ-の詳しい経歴みたいなものが知れて逆に読んだからこその面白みもあった。探偵社の面々がみんな辛いなにかを乗り越えているからこそ依頼者に寄り添った仕事が出来るのかも。
思い出を探す探偵物語。興味本位商売っ気丸出しでこの一風変わった仕事を始めたのではなく、一人息子の死に明るさをなくし酒に溺れた妻のそばにいようと決意し警察をやめ、思い出の重要なことを認識したという実相。他人の大事な思い出をいかに丁寧に扱い心を汲むかという彼の姿勢に好感がもてました。
第2作の方を先に読んでしまいあわてて図書館で借りました。佳奈子さん、えらいひどい目にあってたんだ。3作目以降の彼女の成長に期待が高まるシリーズになりそうです。
ひとり息子の死を自殺とされた警官がそのせいでアルコール依存症となってしまった妻に寄り添うため警察を辞め、困っている人の役にたつ事を妻のリハビリにもなるのではと『思い出探偵』となった浩二郎。ちいさな手掛かりから依頼人の物語を掘り下げていく作品。ストーカーの件がぞわぞわしたけど、全体的に面白く読めた。協力者たちがとても魅力的だった。 とくにおっさんたちが。身体は心の容れものなんだなぁ、としみじみ。
思い出探偵をやっている人たちも、依頼してくる人たちもなんとなく一筋縄でいかない集まりです。でもそこに流れている優しさに心温かくなります。思い出はいつもきれいなものばかりではないけれどもそう信じたいと思う気持ちがよくわかります。
素直に面白いと思えた。章ごとに明確に区切られておらず、複数の案件が同時進行していくところが面白い。全てがハッピーエンドにならないところが、思い出という極めて個人的なものを扱っているからだろうか、その不安定さがよかった。続きが読みたい。
いろいろな邂逅があっての成功率だとは思いますが、依頼人の思いがそれだけ強いってことなんでしょうね。佳奈子ちゃんの事件の犯人にはちょっと承服しかねましたが何かそこにも作者さんの気持ちが詰まっていそうです。不思議なことに主要キャラよりチョイ役さんたちが魅力的でした(笑)
少ない手がかりからこんなにも情報が引き出せるものかと思いました。出来合いのご都合主義も垣間見るも、ラストの思い出の勘違いにどう折り合いをつけるのかが楽しみだったのに・・・納得できん。
人それぞれ思い出がありその思い出を探してくれる、思い出探偵社。好みのお話でした。でも実際のところこの料金では・・・ムリでしょうね。
新作『思い出をなくした男』を読む前に『思い出探偵社』のことを知っておこうと読み始めました。鏑木さんお初ですが非常に読みやすく、それでいてとても雰囲気がある。息子を亡くした元刑事、妻はアル中になり…助手は10年前に両親を惨殺された佳奈子…と、かなり濃いキャラ設定で大丈夫…?と思ったのですが、敢えて必ずしも全てを書かなくても物語は成立するということを教えていただいた感じです。佳奈子の事件に関してはがっつりと取り組ませ、実相の亡くなった息子の事件については敢えて明確な答えを出さなかった。続→
nyanco@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
読んでいて心温まるエピソードもあれば、思い出には必ずしも美しい面だけではないことを教えてくれたり… 思い出探偵…なんて職業として成り立つの?と感じていた疑問も、仕事人さながらに綿密な調査を行い、それでいて依頼人が納得しなければ調査料は貰わない…という潔さもカッコイイ。
ナイス!
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02/28 23:14
読んでいて心温まるエピソードもあれば、思い出には必ずしも美しい面だけではないことを教えてくれたり… 思い出探偵…なんて職業として成り立つの?と感じていた疑問も、仕事人さながらに綿密な調査を行い、それでいて依頼人が納得しなければ調査料は貰わない…という潔さもカッコイイ。
ナイス!
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02/28 23:14
nyanco@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
「少女椿のゆめ」事案の答えについては読者に委ねられて終わる… どうなったんだろう…と気がかりではありますが、それが中途半場で不快…と感じさせないのは作者の人柄なのでしょうか。 とても読んでいて心地良い作品でした。 続編『思い出をなくした男』を読むのがとても楽しみになりました。
ナイス!
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02/28 23:14
「少女椿のゆめ」事案の答えについては読者に委ねられて終わる… どうなったんだろう…と気がかりではありますが、それが中途半場で不快…と感じさせないのは作者の人柄なのでしょうか。 とても読んでいて心地良い作品でした。 続編『思い出をなくした男』を読むのがとても楽しみになりました。
ナイス!
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02/28 23:14
思い出探偵の
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感想・レビュー:71件














































