血涙(下) (PHP文庫)
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血涙の感想・レビュー(239)
やっと読めた。感無量。面白かった。何故か楊五郎が腕を失った後の魯達とダブってしまった。全然キャラ違うんだけど。。。続けて水滸伝を読むのは流石にキツイので替天行道だけ読もうかな。
もう当分北方作品は読みたくない。死に様を描くのがこの人の様式美なのかもしれないが、愛着のある面子が悉く死に過ぎ。月日の流れと共に人は老い、生き様も変わる。楊家軍が宋にとって不必要な時代になりかけたとはいえ、あの最後の命令の理不尽さが不快でならぬ。生きて新しい時代を迎えるという描き方は出来なかったのかと、詮無い事を独りごちる虚しさよ。
耶律休哥の馬上での死は圧巻だった。その消えゆく姿には感動しました。石幻果や兵たちに見守られながら逝く姿は絵になります。最終章、楊家軍と耶律休哥軍の死闘、何十万と云う軍の対峙のなか、中世の騎士の一騎打ちみたいに両軍が国を賭して、そうじゃなくて自分達の矜持を賭けて戦います。兄弟、親子もすべてを超えた戦いでした。その最後は楊志、楊令に続く吹毛剣が楊業が鍛え上げた吹毛剣が決めたのですね。だから、四郎も石幻果も納得できる最期ではなかったかと思います。䔥英材と楊六郎の息子たちが楊業の血を伝えていくんだと思う。傑作!!
悲しくて、辛くて、途中で何度も本を置きそうになりましたが、それでも最後まで宋と遼の行く末を見届けずにはいられませんでした。「血涙」とはまさにその通りのタイトルだなぁ・・・。石幻果の苦悩、六郎の失望、耶律休哥の不器用な優しさ、そして皆の根底にあるのは武人としての誇りと意地。色んな感情や思惑が去来して、何とも言えない気持ちになりました。命と命のぶつかり合いの後は、ただ美しい草原が広がるばかり。沢山の血を吸った吹毛剣が、やがて心優しき楊令へと受け継がれていくのだと思うと何だか救われる気がします。
再読。やっぱり、耶律休哥の最期はあれでいいと思う。政が楊家を滅ぼしていく。父楊業と同じことが繰り返されるラスト。そして、吸毛剣は後の水滸伝・楊志、楊令へと受け継がれていく。あー、水滸伝読みなおしたい!!!
最っ高! 乱世が終わり,時代が求めるのは強い軍ではなく,国を富ませる力。その中で,楊家は時代の残党であったと感じた。楊家軍と耶律休哥軍の最後の闘いが終わった時,時代は完全に移り変わった。男たちの最後の闘い。[終章 草原]が物語の後味を美しいものに変える。男の中の男,素晴らしかったです。
哀しいなぁ、ただ哀しい。 楊家将とは読後の心持ちがえらく違う。読みながら、楊業がいればと何度思ったことか。用兵には長けていても、六郎には楊業や延平、四郎のような・・・・言うまい。
役割を終えた者同士の,自らを滅ぼすための戦いとでも言うべきだろうか.どう足掻いても悲劇にしかなり得ない戦いの中であればこそ,その生き様,死に様は鮮烈で,最早,戦いに意味や目的を求めることすら無粋に思える程だ.また,生き残った女同士の語りが一層滅びの美しさを引き立てている.「いいえ.草原で死んだ男たちに,それでは失礼というものですよ」
遼に潜入した楊六郎が石幻果と語り合うシーンが印象的でした。最後はやっぱり楊家軍と耶律休哥軍の戦いでしたね。楊六郎の吹毛剣と石幻果の吸葉剣、最強同士の戦いが良かったです。この後吹毛剣が楊志、楊令へ受け継がれていく訳ですね。楊令伝文庫化完了がますます待ちきれなくなりました。
今、振り返ると…二郎と三郎の印象が…薄い(爆)楊家将から読み直しかな(笑)遼が敵だったはずなのに、いつの間にか宋のほうが嫌みたいで…結局、楊家を使いこなせない宋の小ささが遼に負けたのだとおもった。兄弟の血涙は大地に染み込み草木はしげりゆくのか♪五郎には泣かされましたww
『血涙』って。楊家将でもう出てたけど。読まずにおれないタイトル。楊家の熱さに時間を忘れてしまいました。希望を見出す元気をもらいました。
歴史の狭間で消えていったい楊家の男たちに合掌。楊家の魂は楊志、楊令に受け継がれて、また歴史の荒波にまもれていく、その運命を考えると切なくなるのだが…。
これが楊家の宿命か。相変わらずの巧みな戦闘シーン、心理描写。タイトルにもなっている「血の涙」が本文の中で出てきてはっとした。見えないからこその血の涙。血が繋がっているし、戦場での血。自分が背負っているもの。それらすべてをひっくるめて表した言葉が「血涙」なのだろうか。
読みふけってしまった。最後の対決は楊家将での楊業と同じような状況で、楊業も六郎と同じような気持ちだったのかな・・・などと思った。とにかく読み終わったあとはいつも以上に燃え尽きた感が大きかった。自分的にはずっと宋側、というより楊家側で見ていたので、最後の方は石幻果と戦ったところ以外やるせなさでいっぱいだった。
風が吹き抜けるように爽やかな悲劇。切ない。乱世から治世への流れの中で、武門の楊家がつけなければならなかった決着。怒涛のラストは前作を彷彿させる。しかし五郎兄ちゃんは出てこなくてもよかったんじゃ・・・。ご、ごめんなさい。
面白かった。読み切った感がすごく大きいです。ただ、ちょっと最後の展開(前作にあわすような)には無理があったような気がします。
利用されているのは分かっていながらも武人としての役目を全うしようとする楊家。最後の石幻果と楊家との戦いは、虚しさを感じた。
辛いのに、先が気になって一気に読んでしまった。又水滸伝が読みたくなってくる。
ただ戦うだけの武人の時代の終焉は近づいていた。宋国と遼国の最終決戦で楊家にどのような運命が待っているのか。復興しつつある楊家の運命がどうなるのか読み進めるのが怖かった。しかし悲劇という言葉では終わらせなかったことはいい作品だったと思う。そして吹毛剣は次代の楊家に受け継がれていく。
読後、なんとも言い難い気分です。かなしいまでの武人の意地。血の繋がりがなくてもありうる家族の形は、水滸伝の楊志と楊令も思い出させる。楊家将は熱い!と戦で散っていく姿に思ったものだけど、血涙はそのタイトルの通り、でありました。
なんとも言えない。どちらの国も正義はある。困窮からの脱出のため命を賭けた遼が軍事を優先させた事で戦については上回っていた。結果はそういうことだろう。個人的に、楊業と耶律休哥と蕭太后、その息子たちと瓊峨姫、彼らは理屈を超越した家族のような存在に思えた。戦い命を奪い合う事で心を通わせたような・・・。それはそうと、楊家中心の楊家将と耶律休哥と石幻果中心の血涙。これはセットで読んで初めて空気を知れる。
武人でありすぎるが故に哀しい運命を辿る一族。楊家には滅びの美学を感じる。『楊家将』読了時に考えていたより予想以上に生き残っていたが、おかげで次々に散っていく彼らをもう一度見るはめになってしまった…。この吹毛剣が、やがて楊志へ、そして楊令へ受け継がれていくのだと思うと感慨深い。男達の戦いにどっぷり浸らせてもらいました
楊家将で、楊家のドラマは終わったかなと思ったけど、なかなか血涙も面白かった。戦闘シーンはもちろん、当時の経済・物流・情報伝達などの描写もけっこうリアルで興味深い。なんといっても四郎がこの物語の一番のアクセントとなっているのは間違いない。
血涙の
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感想・レビュー:49件














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