新版 指輪物語〈9〉王の帰還 下 (評論社文庫)
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新版 指輪物語〈9〉王の帰還 下の感想・レビュー(372)
指輪物語は一つの時代が(指輪棄却の試みに関わりなく)終わっていく話で、そこがたまらなく胸に刺さる。イスタリとエルフが去り、エントが消え、傷つけられた肉体も損なわれた魂も回復することはなく、ビルボとフロドは指輪禍に苦しみ続ける。だから指輪戦争以後のエピローグはホビットたちの鎮魂と葬送でもある。サムでさえ、やがては中つ国を去っていくのだ。指輪物語がその哀切さに静かに寄り添う形で締めくくられたことは、けれどサムのあの一言で終わったことは、なんて美しいんだ。全くもって、贅を尽くした十万キロカロリーみたいな物語だ。
サムの活躍に目を見張る。主役に影に隠れた脇役が、最後にあらん限りの力を振り絞る。特殊な力もアイテムも持たない、いわば凡人だ。しかし必死に主人を守ろうとする姿は最後にフロドもアラゴルンも超越し、読者から応援の声を一身に受けた唯一の英雄となる。なるほど名作たる所以はそこかと納得する。
再読。約一ヶ月かかって全編再読。この物語の主人公は誰なんだろう?イメージとしては、指輪所持者のフロドのような…だけど、サムワイズの活躍なんて見事なものですよ。「旦那様!」なんてフロドを愛して止まない気持ちで、一つの指輪の支配力を振り切るんだから。かのボンバディルの次に凄い奴なのでは?それはさておき、長い旅で成長した仲間との別れ、愛すべき故郷への帰還。そしてまた別れ。ああ、胸いっぱい・お腹いっぱい。でもこの世界観にもう少しだけ浸りたい。
感無量です。ここがこんな所に繋がってたのか、と驚くこともあった。 これからは、導かれるのではなく、自分達で時代を切り開いていくのかな。 フロドの旅立ちを見送って。
指輪が禍々しい炎に焼かれ、サウロンまた支配されていた者達も西の王達により討伐され、また許され、永遠の平和が中つ国に訪れる。仲間達との幸せな別れ、フロドの旅立ち。バギンズ家に永久の休息を!
★★★★★指輪はついに滅び、中つ国に平和が戻る。物語の半分が後日談だが、映画ではかなりはしょられていた場面も多く、特にホビット庄の掃蕩は映画で描かれることがなかったので読んで損はない。大団円で終わるけれど、エルフたちが中つ国を去っていく最後はどこか寂しく切ないものを感じる。
指輪所持者は旅の目的を成就させ,サムとフロドはミナス・ティリスで相応しい栄誉を受ける。アラゴルンの即位と挙式,メリアドクの言葉を借りるなら「まるでゆっくりと醒めていく夢みたい」な帰路。ホビット庄における最後の闘いを経て,フロドは灰色港から旅立ってゆく。第3期の象徴ともいえる3つの指輪と指輪所持者たち,そしてフロドとビルボが去ることにより一つの時代が去りゆく寂しさは禁じ得ないが,サムとメリーとピピンに待っている,この先のホビット庄での活躍が確信させられる希望に満ちた終わり方であったとも思う。
ようやく読了。指輪を捨てるシーンはやっぱり凄く印象的。指輪を捨てた時点でまだ分量が半分残ってた驚きも印象的w 物語の「幕引き」という言葉が非常にしっくりくるラストだなあと思った。
ああ読み終わっちゃった。終わってしまった。今はちょっと他に何も言えない。『物語』というものの力を徹底して思い知らされた。長い旅行を終えて帰ってきてまだ時差ぼけしているような気分。
ビルボがくりかえしたように「それからみんなはいつまでもしあわせにくらしました」という場所に行き着くのは、なんてたいへんなことだろう。大きく変わってしまったものは、前とおんなじには戻らない。王を得て力強さを増してゆく人間たちと反比例して、力を失ってゆくような魔術師やエルフや、それからフロドの静けさに、ものがなしいような、とりかえしがつかないような気持ちをおぼえる最後だった。この道のりは、作者が言うように「あまりにも短すぎた」かもしれない。中つ国が消えたことを自分の手のなかに感じる最終巻。
ふぅ、幾度かの挫折を経て、ようやく全巻読了。ともかく読みづらかった。ですますで書かれた小説が苦手なことを再認識した。
指輪物語読了!本編をなす指輪が前半の方であっさり終わって、大半が後日談。
それが物語の余韻をいい具合に残している。サルマンと蛇の舌のその後が気になっていたが、ちゃんとその部分も決着して安心した。
十何年越しでとりあえず読破~。やはり壮大です!そしてカトリックだなぁと思います。 言葉へのこだわりが強く感じられたので,いつの日か原文で読めたら…と夢見たり。
過去に一度挫折したけど今度は9巻まで読めた。でもごめんなさい、10巻は読めなかった……。ギムリが一番好き。指輪キャラの中でギムリが一番可愛い。ギムリは萌えキャラ。お髭もふもふしたい。映画ではギムリの可愛いシーンがあまりなくてちょっと残念。エルフと比べるとソロのアップや見せ場が少なかったのは気のせいですか?(笑)
『
三つの指輪は、空の下なるエルフの王に、七つの指輪は、岩の館のドワーフの君に、
九つは、死すべき運命の人の子に、
一つは、暗き御座の冥王のため、
影横たわるモルドールの国に。
一つの指輪は、すべてを統べ、
一つの指輪は、すべてを見つけ、
一つの指輪は、すべてを捕えて、
くらやみのなかにつなぎとめる。
影横たわるモルドールの国に。
』
まさに指輪物語ここに完結!!
長すぎて二つの塔で一旦挫折。でもそれを乗り越えて読みきった時には自分もフロドと一緒に長い冒険を終えたかのような達成感。原作を読むとキャラクターが多すぎて映像化不可能と言われていた理由が理解できるけど、逆に映画はうまく端折ってまとめたねと感心。ただ、ストーリーの奥行きはやっぱり原作が一番ですね。
実は、映画版ラストの方が好き。原作版が悪いわけじゃないんだけど、サムが中つ国で終わる(指輪使わなかったからそのはず)ってのが、凄く救いのような気がする。フロドが救われなかったとは思わないんだけどね。だから救われたのは私ですねきっと。
新版 指輪物語〈9〉王の帰還 下の
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感想・レビュー:44件














ナイス!
































