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やんごとなき読者の感想・レビュー(625)
実務一辺倒の人生を送ってきた老境の女王が、様ざまな本との出会いを通して、繊細な心を育んでいく心温まる物語、というわけでは別になく、女王自身、読書にのめりこみつつも、その弊害について批判的にコメントできる程度には聡明なので、ありがちな読書礼賛の一歩手前で踏みとどまっている。フランス首相にジャン・ジュネの話をしたり、プルーストのあの有名なシーンを、「下品な習慣ね」の一言でバッサリ切り捨てたりする女王のキャラが立っていて、読書好き、王室萌え、そしてばばあフェチの皆さまにはオススメの一冊である。
踊るらいぶらりあん@SR推進委員
『ばばあ小説全集』のラインアップが見てみたいです。イギリス編には、ミス・マープルという強敵もいそうです。日本編だと何が入るでしょうね。
ナイス!
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02/04 14:08
『ばばあ小説全集』のラインアップが見てみたいです。イギリス編には、ミス・マープルという強敵もいそうです。日本編だと何が入るでしょうね。
ナイス!
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02/04 14:08
あれを読まなきゃいけない、なんてものはないけれど、読書道の険しさやら奥深さを感じて「精進せねば」と思うことはけっこうある。女王とノーマンの関係がちょっとうらやましかったり。
国家元首に想像力は不要ということか、はたまた王室の連中はいけ好かないヤな奴らだということなのか。アチラの世情を知りませんので何とも言い難いところではありますが、名立たる文豪を“つまらない奴”と宣い、高尚といわれる文学作品の数々を“退屈”“ワケ分らん”と切り捨てる。しかも、まだ存命どころか在位中の女王陛下に何てことを言わせますかね。さてさて、読書に嵌まったお方が自らも本を書こうとなさることがありますが、それについても手厳しい皮肉がチラリと。我は大衆、一寸の虫にも五分の魂。読書は大衆のものなのですよ。
もし英国女王が読書にはまったらという小説。イギリス風のユーモアというものが私にはちょっと理解しにくい。ここは笑いどころなのだろうかと考えながら読んだ感じ。この作者には勲章を上げた」「この人の親戚は女官」とコネのある作家の本を入り口にどんどん読書に夢中になっていく姿は面白かった。本の前では人は皆平等と気がついた女王。最後のセリフまで「ああイギリス風だったなあ」という作品だった。長い作品ではないけども、もうちょっと短いほうがラストのセリフの切れ味が増したのではないかと思う。
最近イギリス人のsnobな面に直面することが数回連続であって、あぁイギリス人って面倒くさい!と思っていた所だったので、面白く読めました。著者はイギリス人版三谷幸喜といったクスクス笑える人です。もっとこの人の色々な作品に触れてみたい。
海外文学に弱いのでイマイチ楽しめなかった。「天皇陛下の読書生活」とかあったら楽しいのかも。「〇〇さん・・紫綬褒章あげたのに」とか言われちゃったりする人出たりして?というように翻訳しながら読んだので、疲れました。根っからの庶民だからでしょうか?でも『英国王のスピーチ』は面白かったのになあ・・・。
もし、エリザベス女王が読書に嵌ったら…という架空のお話。海外の文壇に詳しくないので登場する作家やイギリス風ユーモアなのかジョークなのかピンと来ない部分もありましたが、女王の読書に対する考え・言葉にラインを引きたくなるほど共感できる所が沢山ありました。そしてやはり“女王”であるので文豪にも直接会っていたり自ら史実に関っていたりと一般の読者とは違う視点もありながら、読書の前では身分など消滅し皆平等と気付かれた事に、心の自由を得られた様で良かったです。ただの読書なのに女王がこんなに周囲から反発を受けるなんて。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 11/24
静祐
ラグエルさん:あ~やっぱり?^^;もしかしたらそうなのかなーー??と、チラッとは考えたのですが、女王のセリフ長くて混乱してしまいました。そっか、そこまでのめり込んだのか^^;
ナイス!
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11/24 13:31
ラグエルさん:あ~やっぱり?^^;もしかしたらそうなのかなーー??と、チラッとは考えたのですが、女王のセリフ長くて混乱してしまいました。そっか、そこまでのめり込んだのか^^;
ナイス!
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11/24 13:31
ラグエル@灯れ松明の火@同時並行読書推進委員長
なんだー。わかってらしたんですよね。さすがに。そんなあたりがモンティパイソン的な。シュールな感じで好きでした。きっついのをさらっとやりやがる。
ナイス!
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11/24 13:33
なんだー。わかってらしたんですよね。さすがに。そんなあたりがモンティパイソン的な。シュールな感じで好きでした。きっついのをさらっとやりやがる。
ナイス!
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11/24 13:33
イギリスの女王様がもしも突然読書にはまってしまったら、というお話。もちろんフィクションなのに女王様の行動や考え方に妙に納得してしまう。読書好きしてはペーパーバックなら持ち歩きやすくていいとか、次に読みたい本のリストを作るとか共感出来る話が一杯で楽しい。
エリザベス女王が老境に入ってから読書に夢中になりました。読書のおかげで公務も雑になりがちになってしまう。 解説やあとがきを読むとこの本の魅力なのかぁと思うけれど、私にはよく分かりませんでした。私の読解力がないせいなのかもしれない。それとも本書に出てくる本を読んだ事がないからなのかな。読書に取りつかれる気持ちは分かるのですけれど。内容も面白そうだと思ったし、表紙も素敵だし、期待値が高すぎたのかもしれない。残念。
面白かった!イギリス女王が読書に目覚め、彼女自身を含めてすべての読者は平等だと気づき興奮する。唯一の味方はゲイ文学専門のノーマン。女王が周りの人間にやたら本をプレゼントするようになると「即座にイーベイで売る」。こういうユーモア好きだ。解説で、イギリス上流階級は狩猟に打ち込むもので知性はほどほどが美徳とされたとあり。なるほど。
何か一言だけでもコメントを・・・・。と言われれば。この本の設定に沿って言えば「イギリス人の読書めんどくせぇ~」という感じ。面白い設定だと思う。が、今の私にはあまり合わなかったが、こういう作風が好きな人には楽しめる作品だと思う。
これは本国でウケるでしょうね~。王室パロディなので、そういった事情に疎い日本人にはこの作品がもつ面白み(自国に対する痛烈な風刺をイギリスならではのユーモアで包む)は半減してしうのが正直なところかと。しかし、それを抜きにしても女王の読書に対する様々な見解は読書好きには興味深いです。女王の体験を追体験することで、自分の読書体験を思い出し、さらに自分にとっての読書とは何かを考えさせてくれる一冊ですね。『(略)一冊の本は別の本へとつながり、次々に扉が開かれてゆくのに、読みたいだけ本を読むには時間が足りない(略)』
面白い本を読んだらやっぱり誰かと感想を話し合いたくなるし、だから貸し付けたくなって、催促したら駄目だとは思ってるから、もう読んだ?って言葉を何度も抑え・・だってうっとおしがられるんだろうなって分かってるし・・ってのをまさに実践しちゃってる女王様。貸す方も貸された方も、どっちの気持ちも分かる!ジャンル問わず途中で投げ出さず網羅する女王様は、それが好みやえこ贔屓の感覚を持たない生き方を課せられてたからだったとしても、凄く素直でフラットな感覚を持ってて、80歳でそういう感覚でいられるのって人として羨ましい。
原作のタイトルはThe Uncommon Readerなんだけど、なるほど邦題、うまくつけたものだわ。今まで言われるままに慣習的に行動していた女王が、自発的に言葉を考え、人間らしい感受性をもつようになっていく過程が面白い。書物の力、恐るべし。道理で19世紀、読書が大衆に広がるのが憂慮されたわけだ。一体どこまでいくのだろうと思ったら、なるほど、自我をもつようになった女王は書く主体となるのですね。 映画にするにはもう少し膨らませないといけないど思うけど、映画化されてほしいな。実在の作家も登場させて。
女王が恋に落ちるように読書に熱中していく様が面白かった。自分も活字中毒なんで身につまされるwイギリスでは貴族階級は知的でないことが美徳なんですね。興味深い。
「作者が書かずにいられないと感じるように、本を読まずにいられなかった」「始めるのが遅すぎた。遅れを取り戻すのは不可能だ」…エリザベス?世が読書にみるみるのめり込み…、読書歴が浅い私は激しく同意でした。高揚する事もなく読み進めていましたが、解説で納得。知的でない事が美徳だなんて、面白いなイギリス。オックスフォード大学もあり、何と無く優秀なイメージがあったのに。(本作は“イギリス”を知らないと、解説を未読な内はつまらないと感じると思います。)
軽やかな読書がしたくて手にした。実際、スルスルと読めるんだけど、次々と出てくる作家の名前に興味をそそられ、度々本を置いて検索をしてしまったので、思ったよりゆっくりと進んだ。それに、自らを「晩学の徒」と呼ぶ女王の、読書に対する率直で貪欲な姿勢から生まれる言葉や考察に、いちいち肯いたり同情したりしてたから、尚更だった。たぶん、女王の気質が行動派だという事が、より面白さに繋がっていたんだろうなぁ。「本に向かうのは自分の確信を裏付けるためです。本はいわばけりをつけてくれるのです」
読書に目覚めた女王様のお話。首相をはじめ自分の周囲にいる人達にも本の面白さを知ってもらおうとあれこれ読書の話をするものの逆に煙たがられる女王様。私でよければ是非ともお仕えしたい。
あちこちにクスクス笑える、センスのいいユーモアがいっぱいちりばめられていて、楽しみながらあっというまに読めた。『「セントローレンス水路は見ないのかい」公爵が尋ねた。「あれは五十年前に私が開いたのよ。変わったとも思えないけど」』に大笑いしてしまった。 「本を読む」という、もっとも安価で時間も場所も選ばない趣味だと思われるような行為すら、一国の女王は自由にできないのか、と同情を感じてしまう。それにしても、存命中の女王を主人公にしてこんなにユーモラスな小説を書くことが許されるなんて、英国は懐が深い。天皇陛下を主
なんだかすらすらと読める本だった。イギリスのユーモア小説というのは大きな山場を作らずにオフビートに進行していくイメージがある、本作はまさにそんな感じだった。とりあえずジーブスものを読んでみようかな。そして、いずれはプルーストに挑戦したい。
読書をしていくうちにエリザベス女王の心が変化していく。短いけど楽しめた。側近の人たちが女王の読書熱に懸念して、遠まわしに否定するのが面白い。それってはっきり言っているのと同じ事なんじゃないかと思うけど、そうせざるを得ない立場の人は大変だなぁ。海外文学が出てきても、あまり読まないのでいまいち分からない部分もあった。世の中には一生かかっても読み切れないほどの本があるのに、全ては読めないんだ……という事実を思い出してちょっぴり悲しくなった。
ダイアナ妃やサッチャー夫人など、ニュースでもお馴染みの名前が登場してくる。現在生きてる人物をネタに書くなんてすごく斬新。リアルっぽくて、笑える。エリザベス女王の晩学の焦りを感じつつも、心底読書を楽しむ姿勢は応援したくなる。ラストは、なかなか男前なエリザベス女王でした。
なにこれおもしろい!!話自体は単純なのに、雰囲気にすごく引き込まれました。側近たちが女王に振り回されっぱなしなのがおかしくて始終笑わずにはいられません!いくつか著者名が出てたので、ちょっとそれらを読んでみたいですね。
80歳の老女が読書の楽しみに目覚め、黙々と日々読む姿はそれだけで微笑ましいけど、訳者あとがきにあるように、そこにちゃんと女王への敬愛が含まれているって読んでいて分かるから、すっと気持ちよく読めるのかも。イギリス的な皮肉や作家名を使った遠回しな物言いも、自分が読み慣れてればもっと楽しめただろうになー。惜しいことしました。
とても楽しく読めました。
読書にのめり込み、読んだ本の感想を誰かと語りたくなったり、読みたい本が多過ぎてもっと若い頃からたくさん読んでおけばよかったと後悔したり…私もそう思うことがよくあります。
私もここ数年で読書し出した人間なので、共感するところも幾らかありました。特にいいなと思ったのは、読んだ本の感想を言い合ったりする友人がいるところ。現実にもこんな友達欲しいなぁと思いつつページをめくりました。
今まで読んできた英国の本の中でも、ダントツに面白かった・・・。何事にも「過剰に熱中する」ことはその高貴な立場上できなかったクィーンだが、ある日、ひょんなことから宮廷内で職員に貸し出すための移動図書館の車とその本を読むひとりの少年に出逢った。そのまま通りすがるのも何だから、借りてみましょう、と軽い気持ちで一冊をとってみたのだが・・・。読書にハマった女王は自らを「オプシマス(晩学の徒)」と自称し、ブッカー賞作家の本を軒並み読破していく。随所随所にある感想がおかしすぎる。絶対に何度も吹き出すこと請け合いです。
さすが英国本。風刺が・・・アイタタタ(^_^;)この本を読んだ後、映画「英国王のスピーチ」を観た。英国王室の息苦しさはよく分かった。それと同時に「読書とは何か」をさりげなくこの本は説いていると思う。本読むのって意外と体力いるし。
本の中で登場人物がひたすら本を読むというシチュエーションはわりとおもしろいのではないかと。まぁ、それ以上に内容もおもしろいですけどね。当然フィクションとのことですが、女王の人柄なりが割とリアルに感じられてよかった。とはいえ、女王が読んでいる本の作家として名が上がるリストがほとんどわからない。残念。どういう本か頭に浮かべばさらに楽しいだろうなぁ。オチも○です。解説、訳者あとがきも参考になります。良本でした。
イギリスの王室や、国の文化等を、もっと知っていたら、もっと面白く読めたんだろう。やんごとなき方を主役に持って来てこういう風な物語にしてしまえるお国柄は素敵だなあ。読書は行動ではない。だけども、行動に繋がるかもしれない。でも、自分はただ、読書が好きなだけ、それでも良いかな。
「本ばっかり読んで!」と親に読書禁止令を出され、子どもの頃に読んだ本の話をすれば「友達いなかったの?」と言われた私には、陛下のお気持ちはよーくわかります。
読書によって女王が変わってきて、
回りの人に煙たがられたり
人の気持ちや様子がわかるようになったり、
読書の力を感じた。
すごく面白かった! イギリスで評判になるのがよく分かる風刺の連続。こうやって王室のことを笑いのネタにできるところがイギリス人の素敵なところ。それは王室への愛情の裏返しだったりもする。日本で皇室を題材に笑える本や演劇ができてくることはあり得ない感じがするものね。エリザベス女王も読んでいてくれたら嬉しい一冊です。
やんごとなき読者の
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感想・レビュー:329件


















































