イタリア広場

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イタリア広場はどんな本ですか?

アントニオ・タブッキ
小説

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イタリア広場の感想・レビュー(40)

02/03:boooook
『百年の孤独』以外の読み方で魅力を見つけないとつまらないから何かないかと探しつつ途中で終了。

タブッキの処女作。解説に「寓話」とある様に、数度の戦争やファシズムを背景にしながら、どこか幻想的で軽やかささえ感じられた。アズマーラが芯が強くて魅力的なヒロイン像だと感じた。イタリア史に詳しければ、もっと奥深く味わえただろうなぁ。

エピローグから始まる物語。ガリバルドの一家にとって、時間は不思議な流れ方をする。それは戦争という時代に翻弄されたのではなく、歴史のうねりに飲み込まれながらも静かに、しかし懸命に送り続けたシグナルか。

今非古典の海外文学で評価されている作品を読むとなると、かなりの確率でパルチザンの闘いという時代背景に出会う。正直に言えば、何作読んでもいまいちピンとこないんである。日本人で70年代後半以降の生まれだとそういうものじゃないかと思うのだが、皆よく真っ当な感想が書けるなぁと感心する。それはさておき、秋〜冬の匂いがする淡々とした細切れの『百年の孤独』という趣がある本作は、パルチザン自体にピンとこなくても、その手法が自身の回想にも似て大変馴染みが良い。(続)
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(3) - 07/31
johanna.K
個人的な好みからすると『百年の孤独』『ペレイラ〜』より好きなのだが、馴染みが良すぎて甲乙の範囲外になってしまっている気がする。
ナイス!ナイス! - 11/03 12:28

johanna.K
しかし、イタリア的なものってなんだろう?ヴェネツィア、フィレンツェ、ナポリ、ローマあたりだと、なんとなくAh〜hm?的にイメージは浮かぶのだが、街特有の空気とかないと、どうも総じてラテンアメリカ文学で纏めちまって区別ついてない気がする>自分
ナイス!ナイス! - 11/03 12:45


06/29:イータン
ファシズムの時代

05/01:マロン
”イタリア系マルケス族”のタブッキ、1975年のデビュー作。アフリカ戦線やアルゼンチン移住、第二次世界大戦、ファシズム、虐殺、司教、労働運動…イタリアのメランコリックな歴史をマルケス的に表現していて、時々鳥肌が立った、本家『百年の孤独』より揺さぶられた。換喩表現や撞着的動作説明が随所に。寸断された物語の進行、同名の登場人物等々、タブッキも円環的時間か…。深刻な時代を抑制した筆致でぼんやりと描くことで、”メランコリー”な世界を作っている。ドン・ミルヴィオは今でも洞窟を奥へ奥へと掘り進んでいるのかもしれない…
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/26

タブッキの処女作品。

11/24:こかいがわ
窓のように飛び立てない男たちはそれぞれの人生を歩み、女たちは大地のように村に根をはる。

「自分たちがえらいと思っているのよ、塀に向かっておしっこがひっかけられるからって」

「村」に暮らすプリニオとエステリーナ夫妻とその子どもや孫たちまでの三世代の物語。2度の戦争を経て変わっていく村やひとびと。イタリアの近現代の歴史がわかっていないため、いまひとつピンとこなかった。子世代の双子たちの話をもっと読みたかった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/14

08/01:tnaba
3代にわたる一族の物語。『百年の孤独』を連想させるが、エピソードのひとつひとつは短く、詩的。

06/07:hide
04/16:Misa
03/26:errance
03/14:tommy
エピローグに始まるガリバルドの死。三代にわたる一族の不幸。親子の繋がりや背負う運命。大きな時代のうねりの中で、かわいた煉瓦のようなざらつきが、常に頭の中で音を立てているようだった。寡黙な忍耐と力強さ、イタリアの土地に根ざした匂いを感じた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/10

02/03:ましろ
イタリアのある村における、一族三代の物語。歴史についての後知恵から、統一期から2度の大戦、そして内戦を経て戦後に至る激動の100年という時代背景に想像が至るが、作中においてはミクロな視点が貫かれ、何が起きているのか戸惑いさえ覚える。その渦中で生きる人々の営みには、張り詰めたような熱気や切迫感に満ちている。そうしたドラマは断片的に語られるが、断片と断片が少しずつ連関していく語り口には、気がついたら引き込まれていた。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/27

01/24:ハッカ飴
01/05:cowley
01/01:アカコ
12/24:nobu
時代に飲み込まれていくある一族の男たちの物語、と短くまとめてしまうとこの本の面白さは一切伝わらない。叙事詩的に語られる彼らの生き方は、イタリアという国の時々の時代を通してそこに人の息吹を感じさせる。

12/12:rumblefish
何代にもわたる一族の物語、そして村の物語。重複してごっちゃになる登場人物の名前、現実と幻想のなだらかなつながり。やっぱり『百年の孤独』のような物語でした。でも『百年の孤独』よりも、女たちの強さが目立つ。イタリアのマンマは最強なのかしら。

11/17:ばすら
終わりからの始まり。予知夢のように、一瞬の情景の残像が眼裏からいつまでも消えないように。 彼女の駆ける足音が、まるで聞こえてくるかのように。きわだつ幻のような人々の姿。あらかじめ決められ未来を遡り辿る、時から外れた一族の叙情詩。詩的悲しさと静けさに覆われた文章。「寓話」的素朴さ。血と時の「円環」のなかに描かれているのは、どこまでも人であり、魂であったように思えた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/17

10/25:deku_dec
タブッキの文章は鮮明な夢のようで、ガラスの上を流れる雨みたいにつかみ所がなく鮮やかで美しいです。出てくる女の人たちがみんな本当に素敵。たくさんの忘れられない場面があります。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/22

素晴らしかった。大きくうねる歴史に翻弄されそうになりながらも己を貫き、太く短く駆け抜けるように生きた男たち三代に渡る、ある家族を描いた物語。はからずも、先日読んだばかりの『精霊たちの家』も年代記ものだったが、こんな方法もあるのか!と驚いた。こちらは叙事詩、なのですね。時代背景への説明的記述はぐっと抑えられ、物語の寓話性をひきたたせている。美しい情景の数々、幻想的で風変りなエピソードを繋ぐ詩的な文章にうっとり…。“窓の旅立ち”は、忘れがたい場面の一つ。窓がこんなに愛しいものとは。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/19

10/01:
長い長い詩を読んでるよう。

イタリア広場の 評価:95 感想・レビュー:19
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