時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 (創元SF文庫)
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時の娘 ロマンティック時間SF傑作選を追加
時の娘 ロマンティック時間SF傑作選の感想・レビュー(273)
タイムスリップとラブストーリーをテーマに9本の短編が収められた一冊。アンソロジーだけあって非常にバラエティに富んでいる。作家の数だけ料理法が違うものだなあと感心できる。個人的な一押しはロバート・F・ヤングの「時が新しかったころ」。ヤングの小説は初めて読んだけど、この著者の作品ならどれでも楽しめると確信できるほど感性が一致した。ジャック・フィニィの「台詞指導」は『ゲイルズバーグの春を愛す』が好きな人にはたまらない短編ではなかろうか。
カバーイラスト素敵。『時が新しかったころ』これがいちばん好き!超小型翻訳機のネーミングに思わず(笑)初めてのキャンプで目を輝かせる子供たちの場面が好き。ホットドッグや、ココア、マシュマロ、めっちゃ美味しそう!途中で薄々そういうことかな?と感じたとおりのラストが良かった!「たんぽぽ娘」もいいけど、こっちも捨て難い。
全篇とも素晴らしい作品ばかりだけど、ロバート・F・ヤングの『時が新しかったころ』は(今となっては)サイエンス・ファンタジーに分類される作品だが、そのロマンティックさが刺さった。
面白かったのですが、やっぱりSF&恋愛系に慣れていないせいか、通常の倍かかってしまいました。時の娘はある意味怖い、とか思ってしまうのは夢のない自分だけでしょうか・・・・それにしても読後感のこの「青い」感じは青春を思わせますなぁ。
インキーに詫びる以外は概ね小細工の少ない筋立てで楽しめた。チャリティのことづけ、時があたらしかったころ、時の娘といった分かりやすいアドベンチャーが好み。
インキーに詫びるが印象に残る。単にラストを飾るからではない。文体が前衛的と紹介されている通りばらばらに断片をちりばめているその語り口が時間の流れを困惑させ読者を酔わせる。読者の時間空間を狂わせる作品だ。精神が病んでいるとも言える。ロマンティック時間SFとは毛色が違うがこういうのもいい。
★★☆時空を架ける恋は、なぜこうもロマンチックになるのか。このジャンルは読むたびに大好きになる。こちらの一冊もそんなものが詰まった短編集でした。一番好きなのは表題作の『時の娘』。読んでいて、思考に思考が重なっていく感じがたまらない。『時が新しかったころ』もお気に入り。ラストが可愛らしくてキュンとしました。
小説。副題通り、といった感じのSFアンソロ。ただ、僕の思う『ロマンティック』とはちょっと違うというか、その辺で方向性とのずれを感じてしまって残念でした。とはいえ表題作を始め後半の作品群は楽しめましたし全体的な印象も悪く無かったです。何よりレアな作家/作品が読めたのが純粋に嬉しかった。
「台詞指導」の、時を飛び越える軽薄さが失恋なみにとても重かった。淡い気持ちを熟成させ、度を重ねて深めもする時の長さが、一瞬を駆け抜けることで熱々の鉄板に消火剤をぶっかけるように冷まます態度は、それが順方向だからこそとても冷たくて残酷だ。実際の時の長さは長いけれども、主観時間でみれば何てことのない時間、そこに希望が詰まってる小説は山ほど読んできたけど、その逆は初めてかも。一気に孤高の人になり果てるような極端さはないけど、軽く胸を叩かれたそんな軽い痛さが暫く響いてた。
「時が新しかったころ」がすごく良かった!これを読めただけでも、この本を読んだ価値があったと思うくらい。みんなでホットドック食べたりするキャンプのシーンが好きです。いいなあ、自分も混ざりたい。
時間を取り扱ったSFの中短編集。ロマンティックと銘打たれてるだけあって時を超えた恋愛を取り扱ったものが多く、ハードSFには歯が立たない私でも十分楽しめた。中でも自分の好みに合ったのは、まさかの因果の逆転した世界を描いた『むかしをいまに』、現在の知識を持ったまま若いころに戻りたいという願望が実現した時、意外な落とし穴が待っていた『かえりみれば』、複雑な展開ながら最後は八ッピーエンドに収束する『インキーに詫びる』辺りかな。もちろん、他の作品も読みごたえがあり一冊でいくつもの味が楽しめる好短編集であった。
なんともなしに桜庭ほんぽっ!で購入したSF!やっとのことで読んだのだけれど、どれも物凄く面白かった〜〜♪特に「時が新しかったころ」は何度も読んでしまいたくなるぐらい素敵なロマンスでした。良かった!SF、面白いなぁ☆
フィニィにヤングに…とあまりにも豪華すぎる顔ぶれ。ヤングの70年代アメリカ映画的SFがしみじみ味わい深かった。フィニィさんのも、短い文章ながら心にしっかりと爪跡を残していったし。全て心に刻まれる話でした。そういえばヤング短編集はいつ出るんだ!!とツィッターでつぶやいたら、年内には出しますとリプが来ました。
再読。全体的にさらっと読みなおす感じだったが、最後の「インキーに詫びる」だけは気合を入れて読んだ。なぜってこの作品トリッキーすぎて初読でまったく理解できなかったから。結果は――また挑戦します(´;ω;`) 作品としては「台詞指導」が一番好き。
なかなかの良作が集まっています。冒頭「チャリティのことづて」は、このアンソロジーの方向性を示すかのようなストレートなロマンティック時間SF。「台詞指導」は恋愛もひとつの要素ですが、ノスタルジーを感じさせる描写がとても心地よいです。「時が新しかったころ」は時間的な隔たりに加えて、物理的な距離の隔たりもあるなかでの恋のお話。最後の二文には痺れました。「インキーに詫びる」は小説の技巧にハッとさせられました。
《★★★★☆》恋愛ものは基本嫌いですがSF要素が入ると途端に好きになりますが、そんな自分にはぴったりな一冊でした。フィニイの台詞指導、ファイラーの時のいたみ、ヤングの時が新しかったころが面白かったです。特にヤングは最高でした、本当に気に入って他の作品を探したけれどさっぱり…絶版だし、プレミアついちゃってるし…どうか再版してください!
タイトル通り、時間SFっぽい要素がある恋愛モノ小説がいろいろ。いまいち理解し辛い話もあったんですがトータルだと面白かったです。『時が新しかったころ』がステキ可愛いお話でニヤニヤしました。ちょっとビターな良さがある『台詞指導』も良かったなー。
時をかける恋愛がロマンチックなのは、恋人たちを隔てる時間という障害が私たちには(今のところ)絶対に越えられない壁だから。私的ベストは「時が新しかったころ」。この短篇にやられるあたり、私も立派なロマンチスト。。。
どれもほんのりさびしくて、ビターだけどもスウィートで。タイムトラベルものはなんでこうキュンキュンくるんだろうね!ロバート・F・ヤング「時が新しかったころ」のあまりにスウィートなラストには泣きそうになったよ!ついでお気に入りは「チャリティのことづて」かな。ええ、甘ったるいくらいチャーミングなものが好きなんで!フィニィはやっぱりちょっぴり意地悪さんだった。
恋愛をテーマにした、タイムトラベルもののSF小説アンソロジー。新宿紀伊国屋で開催していた「桜庭ほんぽっ」で購入。「時間を超越した愛が成就する」という大変ロマンチックな物語から、技巧を凝らしたSFものまで、よりどりみどり。編者のこだわりが感じられる読み応えのある一冊。SFに苦手意識のある人でも読みやすいのではないかと思う。
正直そこまで期待していなかったけれど、このアンソロは良作ばかりでもっと早く読んでいればと後悔しきり。いろいろなタイプのタイムトラベル物が読める。個人的には「台詞指導」と「時が新しかったころ」が好き。また時間が経ったらじっくり読もう。
「チャリティのことづて」リー 歴史もの 「むかしをいまに」ナイト ママー!「台詞指導」フィニイ ハンサムな二重顎の青年……ケツ顎ではなく? 「かえりみれば」シラス学生Again 「時のいたみ」ファイラー40代で……「時が新しかったころ」ヤング愛しているよ、カボチャちゃん 「時の娘」ハーネス女の戦いひとり相撲 「出会いのとき巡りきて」ムーア……融けた? 「インキーに詫びる」グリーンJr.人口が凄そう
図書館本。SF系の本を読んだ事がなかったので…とにかく発想が凄いの一言。新訳されたのが殆どなせいもあると思うけど、古さを感じない。“時が新しかったころ”が良かったかな…。しかし、想像力が豊かではない為が、SF小説は私にはあんまり合わない事がわかったかな(^-^;
タイム・パラドクスや時間旅行の装置に詳しいハードな作品はなく、愛と時間の物語、まさしく"ロマンチック時間SF"である。そしてその枠に収まらない、ボーイ・ミーツ・ガールあり、アクションあり、トリッキーなものありで、一つくらいは好きなものが見つかりそうな短編集。
巻頭の「チャリティのことづて」と「時が新しかったころ」のラストにはほんとガツーンとやられてしまって、思わず涙ぐんでしまいそうになった。特にヤングの短編が素晴らしい。こんな傑作が埋もれていたなんて驚きだ。他の作品も印象的なものが多く、読んで良かったと思える素晴らしいアンソロジーだった。やはり時間SFはいいよね。
やっぱりロバート・フランクリン・ヤングはロマンチックだなあ。「時が新しかったころ」が一番好きでした。表題作「時の娘」と「台詞指導」も好きだなあ。しかし「時のいたみ」はラストの段落に驚愕。なんでそうなる……。
後書きに列挙された本がまた、面白そうで……今度、メモ書きして集めてきます。まだまだ自分には未発見の楽しいジャンルがあるんだなと思って嬉しかった。
時間SF+恋愛、ということでタイムパラドックスなどは深く考えないのが正解。雰囲気が妙にNTRっぽい「時の娘」「台詞指導」、映像化したら楽しそうな「インキーに詫びる」が中では好き。(青)
読書メーターで出会った本。感謝です。「時が新しかったころ」「かえりみれば」が面白かったです。「チャリティのことづて」「台詞指導」も読みやすい。「むかしをいまに」は仕組みに気づいてからは面白く読了。「時の娘」:ちょっと異常な母娘関係に、はじめからトリックに気づいてしまった。「インキーに詫びる」:文章だとわかりにくいが、一枚の長い絵にすればわかりやすいかも。過去と未来が一枚の絵の中に展開しているようなお話。他の有名作品、作者のプロフィールなどが細かく紹介されていて、時空を超える話好きにはオススメの一冊。
時の娘 ロマンティック時間SF傑作選の
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感想・レビュー:118件














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