時間封鎖〈上〉 (創元SF文庫)
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時間封鎖〈上〉の感想・レビュー(365)
面白いが、クリフハンガーにイライラさせられ、SFのファンタジックなワクワク感はなく、どこまでも理路整然としている。ジェイスンとタイラーの人物像が『グレート・ギャツビー』のギャツビーとニックに似ていると感じた。
発想は奇抜、けど描き方はとても丁寧な時間SF 上巻はとりあえず我慢です 良いんですよ、別にどうみてもお前ら好き合ってるだろ? って二人がくっついたり離れたり抱いたり離れたり仲良かったりいちゃいちゃしたりしながら何十年も別々だったりしても 語り口が結構SFというよりは古めの文学みたいな印象 特に主人公の人格者でいようとする自分を自覚しつつ、そこから先の思考を手放すのは「こころ」の先生みたいだけど決して死にたがったりしないあたり別の国の人だし、その点では先生よりも彼の方が親しみを持てる
訳が凄く読みやすかった。設定や話は面白いのだが、どこか暗い感じがするのは主人公と双子の関連のせいなのか。この後どういう展開になるのか、下巻が楽しみです。
SFパニックものだと勝手に勘違いをしていた。もちろんSFなんだけれども、主人公とその友人姉弟との人間関係が語られていて、普通のドラマとしても面白く読み易い。そして問題のスピン。その性質を逆手にとり火星にあんなことをしてしまうとは…。下巻で仮定体の正体は明かされるのか?
未知のテクノロジーにより時間の流れが一億倍早くなって地球があと数十年で滅亡してしまうという豪快なSF設定があるわりに、びっくりするほど普通の小説。だが、それがいい。それにしても、火星へのテラフォーミングをこんな方法で実現してしまうとは・・・
何ですか、これは。面白すぎです。洋モノSF本に偏見を持っていた過去の自分にお仕置きしたい。テクノロジーや仕掛けの描写に目がいきがちなSFだけど、これはヒューマンドラマが凄く美しくて肉厚。はやく下巻が読みたい!
トップをねらえラストシーンの「1万2000年後・・・」みたいに桁数が多い話は大好きだが、何億年となると人間どう認識すればいいのかわかりませんな。北欧では原発の廃棄物を地中に埋めて10万年かけて無害化する施設があるらしいが、どんな感覚で計画したんだろ。物語は狭い範囲の人間関係が多め、それに反してSF部分のスケールは大きく面白い。
ヒューゴー賞受賞作ということで手に取った1冊。ローダンにあった太陽系を数分未来に移動させた話を思い出し、勝手に想像してましたがハズレました。壮大な舞台だけれど、ほぼ主人公と幼馴染2人の話になっていて、今のところ、どういう結末なのか読めません。
SF設定が生きている世界の中で、人間的な側面を丁寧に描き出すことに力が置かれている作品。設定が宇宙規模でありながらも、営まれる人の生活は劇的に変わるわけではなく、むしろ平静としている姿がリアリティを生み出しているのかも。ただ、大きな変化に至る人類の姿を予想していたので少し緩やかすぎる感じがする。下巻に期待。
訳が上手くて、すらすら読める。地球が奇妙な膜に覆われている間に、宇宙は物凄いスピードで動いていく。超高速で動く宇宙と、まったり進む地球の対比がワクワクする。宗教にハマる姉と、科学にのめりこむ弟の対比も楽しい。
地球が時間経過速度を遅延させる撒くで覆われてしまった!静かな始まりで期待させる序章だが、とにかく主人公とその友人たちの個人的な事情が延々続くのには辟易。上巻の終盤でようやくストーリーが動き始めてわくわくしはじめたところで幕。ただ主人公は語り役で主体的役割を果たしていないのだが下巻では巻き返してくれるのだろうか?とにかく期待は大きい。
R・C・ウィルスンのヒューゴー賞受賞作。上巻では、突然、地球を覆った謎のシールドにより、時間の経過が地球外の1億分の1となった地球での、人々の姿を描く。しかし、時間の進み方を変えることによって、こんなことができるとは思わなかった。運命から逃れようとする人類の試みは、いったん挫折。時折挟まる西暦4×10の9乗年までの間に、どんな物語が展開されていくのか。薬は果たして人類の福音になるのか。全ての謎は、下巻へと引き継がれていく。
タイトルからハードなものを期待していたけれど、科学技術よりも人間関係に比重が置かれていたので残念だった。しかし、SFとして十分なほどのスケールの大きさは興味を惹かれる。下巻での展開に期待。
SFをあんまりかじった事が無い自分にとっても読みやすい一冊だった。地球が正体不明な膜に覆われてしまい地球の外はかなりの時間が過ぎているのに地球だけ時が過ぎるのが遅いといったような浦島太郎のような話である。しかし、それはトッテモ危ない話で地球ののんびりした時間がそのまま過ぎると太陽の寿命があっという間に過ぎてしまい人類破滅になってしまうので人類が試行錯誤するといった話。下巻が楽しみ。
評判がいいのと、普段あまりSFを読まない人にとっても読みやすいとのことで読んでみた。物理などに特別詳しいわけではない一般人の視点の一人称で語られるおかげで、評判通りわかりやすく楽しめた。途中まではあまりSFらしくない印象だったぐらいだけど、後半で大規模な計画が実行に移されるようになってからはいかにもSF的と感じられる要素が増えてきてそのへんも良かった。ただ、主人公と幼なじみの双子の姉弟の三人の関係をしっかり描こうとしたのはわかるのだけど、前半はもうちょっとシェイプアップしても良かった気が。
先に読んだ宇宙消失が、所々で頭にちらついたり。いや、解説にある通り似て非なる、つか真逆の世界観で、イメージ的にレッドマーズが近いかな? 火星的な意味で。序盤は主人公に入れ込めなかったが、すぐに気にならなくなり、よくできたパニックものを楽しんでいました。主人公が『偉大なる科学』で『無知蒙昧な衆生』を救って差し上げる物語でなさそうなところがグッド。最後に、なぜに英米作家はアジアアフリカの人間を近代合理主義を理解できない無知蒙昧にしたがるんでしょう。もし、この現象が起こったとき、アメリカよりもむしろ中国とインド
今まで読まなかったことを心底後悔している。「惑星規模で時間を停滞させる界面」という凄いギミックを持ってきただけでなく、登場人物に血が通っている。今度からベストセラーはひねくれずに読むよ。たぶん何冊かは壁に投げつけることになると思うが。
2005年。もしも地球が周囲から隔絶されたら…という条件下で若者の行動を中心に科学と信仰を語る、アメリカ版小松左京とでも呼びたい物語。非常に読み易く面白いのだが、時折挿入される現在の話(西暦40億年)で著しくテンポを悪くしている気が。
読了。「地球が一瞬にして暗黒の界面に包まれ、地球の時間だけが1億分の1の速度になっていた。さらにはそれを利用して火星をテラフォーミング!」なんて言われると、ものすごくわくわくします。訳者のあとがきにあった、「科学理論とガジェットの説明ばかりのSF」が大好きなので、本作にもそれを期待していました。(下巻コメントに続く)
西暦40億年ってのが最初いらっとしたけど(そんな未来なのにこのアメリカっぽさは何!と思って)まあ、読んでいくとそれなりに納得。でもそういう意味では全体に古めかしい。30年前に書かれました、って感じ。
スピンを挿んでの二つの時間を巡る物語。主人公タイラーが、ダイアンとの関係で「止まった時間」を抱えたまま生きているのが美しい。そして西暦40億年の現在では、すでに何かが起き、二人は共に「流れる時間」を生きているのだ。
時間封鎖〈上〉の
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感想・レビュー:107件














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