クラッシュ (創元SF文庫)
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クラッシュの感想・レビュー(95)
11/11:4413
バラードのように、「いま、ここ」の現在を描く作家は、アイデンティティの積み重ねが二十年しかないぼくのような若造には、少々危険かも。かれらの見ている風景が脳みその中で再生され、目玉に写る景色を変えてしまうから。
09/13:よし
08/27:shiki_xxx
07/23:爆弾マリー
テクノロジーと性の結びつきという主題自体は、それほど目新しいものではないだろう。自動車・バイク・銃などに官能性を見出す人間はかなりの数存在するはず。本作の素晴らしさは、その主題の過剰なまでの強調と偏執狂的な描写だと思う。本質的には同じようなことを、読者を飽きさせることなく、天才的な比喩で繰り返し表現していくのは流石。バラード作品ではおなじみの、受け身の主人公・カリスマ的な犯罪者・意図的な道徳/倫理の無視といった特徴は本作でも見られる。
テクノロジーが人間の行動をどう変容させるか、というテーマはSFが持つ魅力の一つだが、バラードは自動車事故と性行動に着目し、それに憑かれた男を主人公に据え、本書を書いた。彼の指南役とも言えるヴォーン博士が、ストーリーに異彩を放ち、主人公の男とその妻を巻き込んだ三角関係を形成しながらも、あくなき追求のため事故現場に急行し、写真に収め、はては病院にまで押し掛けるバイタリティはすごい。訳者あとがきにあるように、作品発表後に発生したダイアナ元皇太子妃の事故を報道したニュースが脳裏に甦った。
06/26:doom
05/02:時計じかけのサル
03/22:ROBART
03/14:k5
車の衝突事故に過剰なまでの性的さを見いだす男と男とその愛人と妻。いろいろ、壊れている。キイチロー先生の苦労が偲ばれる労訳。
03/05:discotic
03/02:ドラえもい
引き延ばした『残虐行為展覧会』。バラードの文体はイメージが濃密なぶん読んでて疲れる。自動車事故はエロいらしい。それに同意するかはともかくとしても、自動車事故と性行為を、機械と人を、機械を介して人と人とを暴力的に結び付けていく文章は刺激的。
12/25:drunkershigh
11/18:いろろ
10/20:雪
まさにレッドゾーンに足を踏み入れっぱなしな破滅的官能小説。ひたすら続く破壊と変態とエクスタシーの描写といい、タチの悪い悪夢を見た時のような読後感といい、終始息が詰まりっぱなし。事前情報なしで読んだら見事に痛い目を見たが、同時に圧倒された。40年近くも前に書かれた作品であるということにもただただ驚き。
07/27:kiou
文庫版にて再読。翻訳者は同じ。何度読んでも素晴らしいと思う。バラードの行き着いた先と言っていい作品。この小説、クローネンバーグ監督で映画化されたとき、自動車事故で快感を得ると言う発想がいかんとして成人指定されたそうな。それは正直頷けます。この小説はある意味読む麻薬。未読の方はどうぞ、お試しあれ。
07/08:glimmung_
07/05:ミンチ
06/04:cenotaph
どう表現したら良いかわからない!これを理解するという事は、自分がついに「あちら側」に行ってしまったという事になるのではないだろうか?これからきっと何度か再読することになるであろう小説となった。序文が素晴い。現実と虚構の区別があやふやになった今、小説はどこに行くべきなのか。その実験を意図的に行ったのは恐らく、バラードのこの小説だけだと思う。
05/07:U~たん
04/27:ぽむなれ
04/21:ねむい
03/22:himajin12
02/19:fathermacker
01/29:rinakko
作者自身も言っているように、ポルノグラフィーの側面がとても強いです。壮絶な交通事故を起こしたバラードという男の周辺に奇怪な男ヴォーンが現れるのです。夢はE・テイラーとエクスタシーの中で衝突すること。まさにこの部分が悪夢であり現実で疑似体験をして悪夢を完遂させようとしているのです。車、という物体と、人間、という生身のものが合体して見る一つのくっきりとしたナイトメアー。車のスピードとエクスタシーって共通項がそういえばあるのかも。事故の際車に閉じ込められた人間の絶望的な目が忘れられません。予言書ともなった一冊。
★★★☆☆ 交通事故に対する見方が変わりました。読者に意識の変化を促すという意味では、確かに衝撃作だと思いました。訳文も落ち着いた感じ。でも、個人的には主人公たちが変態すぎてついていけなくなりました。
クラッシュの
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感想・レビュー:29件














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