ラヴクラフト全集 (3) (創元推理文庫 (523‐3))
ラヴクラフト全集 3巻を読んだ人はこんな本も読んでいます
ラヴクラフト全集 3巻を追加
ラヴクラフト全集 3巻の感想・レビュー(250)
ネットでよく見かける「あぁ窓に!窓に!」の元ネタがこれだったとは… 内容は短編が多めで読むのに一苦労なラヴクラフト全集にしては読みやすい話が多めだった気がする。「時間からの影」では古の記憶に導かれる主人公の狂気が最後の遺跡のシーンですごい感じることができた。
ラヴクラフトの書くものは短編でも読むのに集中力が要るなあ、とじっくり楽しみながら再読していたのですが、その結果、ある話の主人公(書き手)の間抜けさに今更気づいてしまい、初めて読んだときの衝撃との落差に愕然としてしまいました(冒頭であれだけ力強いことを書いておきながら、この詰めの甘さはなんなのか……)。その落胆を引きずったせいか、「時間からの影」も内容にうまく入り込めず、〈大いなる種族〉ってなんかすごく嫌な奴らだな〜、くらいの感想しか出てきませんでした……。
個人的には毎回建物の描写に驚かされている。 容易に想像させるデザインが秀逸。 内容ではなんといってもアウトサイダー。 これぞダークファンタジーの手本、といった空気で素晴らしい。
何かに取り憑かれたように一気に読みました。想像を絶する世界からやってくる異形と、逃れようのない破滅。登場人物が恐怖し、徐々に狂っていく様子も相変わらずです。ラブクラフトの創造力の凄さを改めて感じました。…窓に!窓に!
ちょこちょこ別の作家で触れたモチーフが現れるようになってにやりとしてしまった巻。今回は八篇と多めで、それに加えてラヴクラフト自身による伝記?のようなものも収録されていたりと濃い内容で大満足でした。続巻からはそれぞれ特色が出てくるようなので、一体どんなふうにまとめているのか楽しみです。収録されている話は珍しく全部好きなのですが、どれか一つをあげるのなら、「時間からの影」でしょうか。ラヴクラフトの世界観がここぞとばかりに展開されているのでじっくり味わうことができるお話です。
休み休みの読書だったので印象も曖昧だが、改めて目次を見てみると、あ~こんなのもあったあんなのもあったと、ちょろっと鳥肌。まとめて読まず返ってよかったのかも?怖いというよりもおぞましい。「家の中の絵」とか生理的に超イヤ!ノックはやめてピンポンにして!オーストラリアの砂漠には行きたくない!マンホールの蓋を見ると連想してしまう!錯乱気味。
「時間からの影」が好き。この巻にはクトゥルフ神話で有名な「窓に!窓に!」の台詞やニャルラトテップの化身、大いなる種族などが登場するのでクトゥルフ神話に興味がある人にもお勧めです。
巻末解説でポオとの繋がりが書かれていて、ポオは全部読んだわけじゃないけど、あーそういえばそんなだったよーな……とか思ったり。収録作品については楽しめてないし、最初からそういう気がないしで教養を得る為のつもりで。『時間からの影』とかはちょっとコミカルで笑っちゃったし。ぶっちゃけ怪奇小説としてはもうちょい古めの英国作家陣の方が優れてます。
ラヴクラフトの作品を読むと、よくこんなことを思いつくなぁ、と毎回深く息をついてしまう。1、2巻に続いて3巻も良作揃いだが、やはり『時間からの影』が抜きん出ている印象を受ける。すごい!としか言えない自分のボキャブラリーの貧困さが恨めしい。以前から作者自身に興味があったので“履歴書”も興味深かった。
昨年、1,2と読んできて、新年早々、3巻を。ページ数の少ない話ですが、「ダゴン」の絶望的ENDが頭にこびりつき、「時間からの影」では、"大いなる種族"の姿・格好を妄想するほど楽しめました。
シリーズ3巻目。アラビアの砂漠の彼方の廃都やテンペスト山の頂にある無人の館等、今回は舞台も魅力的でした。さらに「ダゴン」という初期の作品はたった9ページしかないのに、素晴らしい出来だと思いました。又「トラペゾヘドロン」という架空の物質や「ネクロノミコン」「エイボンの書」という架空の魔道書が出てきたんですが、実存しているのかと検索までしちゃいました。「時間からの影」ではついに宇宙にまで言及、これを75年前に書いてると知って、もうアメリカドラマのXファイルなんて目じゃなくなりました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(10)
- 10/31
どの作品にも心惹かれる不気味さがありましたが、個人的にのめり込んだのは「時間からの影」。<大いなる種族>が、他の超越的存在と異なり、人間にも理解可能な理性的側面を持っていることも惹かれた要素のひとつでしょうか。巻末の「履歴書」と「作品解題」も作品の世界を読み解く上で大きな助けになってくれました。作品解題は他の巻にも欲しいくらいです。ただ一つ本書に問題があるとすれば、文末を必ずあの文句で締めたくなってしまうことでしょう。大丈夫、私はそんな運命に囚われはしません。いや、そんな! あの手は何だ! 窓に! 窓に!
ラブクラフト全集読むのはこれで2冊目。1巻目読んだ時あんまりクトゥルー神話にピンとこなかったけどこの巻を読んで納得。こんな感じに世界観がつながってるのね。
「ダゴン」と「アウトサイダー」が特におもしろかった。相変わらず、濃密な雰囲気がよく出ていたが、その濃い描写が似たようなものなのに加え、ストーリー展開も似通ってたりするのにちょっと飽きちゃった感も。
ラブクラフトの作品をきちんと読むのは本書が初めて。宇宙的恐怖? あまり怖くはなかったけど幻想的というかSFというか。好き。 「時間からの影」が個人的には一等だけど、他の短編もおもしろかったです。
作者としては「中くらいの出来」だったと書いてあるが、「戸口にあらわれたもの」がわかりやすくて面白いと思った。「時間からの影」はやっぱり一度は読んでおくべき作品だとおm…あれはなんだ、窓に!窓に!!
突然起こる海底の隆起、地下へと続く階段、相変わらずよくわからない怪しい姿の描写、とんでもない悪臭、鳴り響く雷とラヴクラフトの持ち味が発揮された作品群が収録。個人的にはこれくらいの長さがちょうど良い作家だと思います。大いなる種族が作った世界の仕組みなんかも考えるといろいろ難しいことが言えそうだけど、純粋に面白い小説。
感想を書くのが難しい1冊。作品だけではなく、この巻は作者の履歴書と作品解題が載っている。そこが感想を書きにくくしているわけだが・・・。
太古からはるか未来までの全てが書き記された文書があるとしたら、と考えるとぞわっとする/かの有名な「窓に!窓に!」/「アウトサイダー」とか「戸口にあらわれたもの」とか好き。
「ダゴン」「家のなかの絵」「無名都市」「潜み棲む恐怖」「アウトサイダー」「戸口にあらわれたもの」「闇をさまようもの」「時間からの影」所収。それぞれの作品に味わいがあるが、注意深く読むとその恐ろしさのわかる「家のなかの絵」、精神交換をテーマにした「戸口にあらわれたもの」、イスの出てくる「時間からの影」を一押しして……いや、そんな! あの手はなんだ! 窓に! まd(ry
今回は、前二冊に比べて見知らぬところでの冒険を中心に収録された印象がある。そしてついに出ました、ダゴンと偉大なる種族。ある意味「人が知らないだけで実は存在している上位種」については、三冊の中で真骨頂
彼の他の作品を読んだときは疲れた記憶があるが、今回はすんなり読めた。彼の文体に慣れたということではなく、おそらく読書用の我慢強さが多少備わったのだろう。「戸口にあらわれたもの」はもう少しギミックが見えやすくなっても良いかと思う。エドワード視点での話をもっと知りたいのだ。
全国1千万の半魚人萌えの皆様お待たせ致しました。我らが福音の一編『ダゴン』が収録されております。たった10ページでメチャ読みやすいぜ! さりげなく『無名都市』や『時間からの影』も傑作だったりするので、ラヴクラ入門に最適な1冊かもしれない。
主要キャラがあまりに怯えてると読者醒めるよね……っていうか怯えている描写に対して怯える要素の描写が少なすぎるだろ。何が怖いのかもっと執拗に書いて欲しいんだけどー。なんかなぁアンソロで読んで期待していた要素が足りない。
ラヴクラフト全集 3巻の
%
感想・レビュー:45件


















































