ラヴクラフト全集 (2) (創元推理文庫 (523‐2))
ラヴクラフト全集 2巻を読んだ人はこんな本も読んでいます
ラヴクラフト全集 2巻を追加
ラヴクラフト全集 2巻の感想・レビュー(328)
好きか嫌いかで言えば好きな方に入るんだけど、なんでこうもややこしいのか。原文は翻訳家泣かせなんだろうなと思いながら行きつ戻りつしながら読む。
1,3,4巻と読んで何故だかこいつを読んでいなかったので久々に手を付けたのだが、こんなに読みにくかったっけ……。作者の思う「恐怖」にイマイチ乗り切れなかったのが残念。ドア一枚の壁が大層厚い世界だよなあ。
ラヴクラフトの物語は内容に没頭しにくいものなのだが、そのくせ定期的に読み返したくなる不思議な引力がある。それに一度読んでいると粗筋は頭に入っているので、物語の圧倒的な力強さに押し流されずに、先には見落としていた細部まで目が届くので、やはり繰り返し読まずにはいられないのかもしれない。
聞いてはいたが読みづらい。長編ではそれが顕著に。ただその読みづらさの原因のひとつである細かな状況や小物の描写が理解の範疇にある狂気を際立たせているのだろう。たぶん。
有名な「クトゥルフの呼び声」を収録。ミステリーっぽいところもあって面白い。自分が聞いたことのある固有名詞と表記が違うものがあるのは、別訳だからか。
一巻は期待していたものじゃなかった印象が強く、がっかりしてしまったのだが、二巻でがっしり捕まえられた。納められた三篇とも魅力的で、クトゥルフの呼び声では後にその名を冠すことになる神話の脈動が感じられ、エーリッヒ・ツァンの音楽は夢幻の境の話のようで、そしてもっとも幅を取ったチャールズ・ウォードの奇怪な事件は本当に、面白かった。青年が深みに嵌まっていく様子、それを心配しながらも確固たる態度で応じられない周囲の人々、そして彼の先祖の怪しい事実――明かされていくにつれて、なお深みに嵌まっていく感覚。三巻が楽しみに
全集1に続き相変わらず読みづらくまわりくどい翻訳、でもこの読みづらさが変にこの世界観に、合っているように思えてきた。この全集2には、三つの物語が収録されています。どの物語も脳内に徐々に沁みこんでくる怖さ・不気味さを味わう事ができます。初心者はこれから読めばいいのではと思う「クトゥルフの叫び声」、物語の雰囲気が良い「エーリッヒ・ツァンの音楽」、徐々に狂っていくいく怖さと、確りしたミステリー「チャールズ・ウォートの奇怪な事件」どれもお勧めです。
外堀からジワジワ埋めていく展開はホラーよりもミステリに近い感じがした。筆者がまともにクトゥルーの連中と相対しないのは、そうなった時点で筆者としての能力を失うほど狂ってしまうからかな。チャールズウォードは傑作だと言われているが、自分としてはクトゥルフの呼び声やエーリッヒ・ツァンの音楽のようなコンパクトな話の方が好み。
なんだかえらく時間がかかった。ひたすら状況証拠を列挙し外堀から慎重に恐怖を醸成するも、オチでついに我慢できなくなるラブクラフトさん
なんとか読了です。1巻に引き続きしんどい文章でした。じわじわぬるぬる忍びよる感覚とクトゥルフの魔神たちの得体の知れなさがこわ。
最後の「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」が読み終わるまでに結構な時間を要したが、やはり長編というだけあって今までない凝った作品だった。個人的には「エーリッヒ・ツァンの音楽」が好き。あと「クトゥルフの呼び声」には当然ながらクトゥルフの話なので気になる人は読むべき。
うーん、特に『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』のような長編に顕著なんだけど、作者と『邪悪』の感覚を共有できないといきなり醒めるというか、恐怖描写が(キリスト教的/開拓期の人種差別的)倫理観に結構強く依存してる感じでちょっとつらかったかも。その点『エーリッヒ・ツァンの音楽』は粗もあるけど「恐怖の誘惑」というか、怪奇なるものに引き寄せられる感覚を直に文章に起こした印象で好み。ホラーというよりはゴシック趣味かな。
個人的には「クトゥルフの呼び声」がラヴクラフトらしい狂気カオスを感じた\(^o^)/一巻よりもクレイジーだった気がする(笑)
1巻よりかは親しみやすいと思う。というよりは2巻が濃すぎるというか、傑作中の傑作が集まったという感じがしてならない。三作しかないけど。安心の狂気度だった。
第一巻とは何だったのか。比較的普通に楽しめるかと。しかし読み終わったころには「エーリッヒ・ツァンの音楽」があったことを忘れる。重要な二編に挟まれているこの短篇の悲しみにも似たうめき声が脚下かr(以下略。案の定全然怖くはない。昨今のSF等を読んでいれば、ここに出てくる涜神的なアレコレが別に大した存在に思えないから困ったモンだ。
例えば鉛の棺とかマントルピースの上の肖像画とか隠された地下室とか、何か起きる前からもう怖い。いくら主治医とはいえ地下に踏み入った老医師は勇気というより狂気。船員たちが偶然にも呼び醒ましてしまった太古の魔王は、これからどうなるの?しかしながら、キリスト教について素養も知識も不十分で、もちろん信仰もないので、異端異教邪教に恐怖し嫌悪する気持ちがいまひとつピンとこない面があると思う。八百万の神々になじんだ身にとっては太古の神々の方が親しみ深かったりしてね。
「チャールズ・ウォード」うーん、あれって狂気の兆候なの?真っ先に「あ、これ入れ替わってるな…」って思った自分にはウィレット医師の行動が回りくどく感じた。それと、ウォード失踪直前に会っていたウィレット医師に患者失踪に関しての追求が及ばなかったのが不思議。逃がしたとか疑われても良いレベルの関係だった様におもわれるが
独特の雰囲気あって面白い。「クトゥルフの呼び声」も不気味さはありますが、「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」の方が読み応えありました。よく練られたプロット、黒魔術的な雰囲気、緊迫感、ラストの盛り上がりはすごい。ちょっと都合良すぎな気もしますが。チャールズを見守ってきた博士の心情にもちょっと感じるものがあります。前に読んだヒストリアンを少し思い出しました。逆でしょうが。
怖い怖いと言いながら、ラヴクラフトの世界に魅かれて2巻をまた読んでしまいました。「クトゥルフの呼び声」で、またクトゥルフとは何かの謎に一歩近づき、「エーリッヒ・ツァンの音楽」は冥界の音楽を題材にした味のある作品でした。そして唯一長編の「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」は黒魔術が出てくるようなホラーですが、ミステリーとしても良く出来ています。最後の最後に震え上がりました!うわぁ~!また怖くて眠れなくなりそうです!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(6)
- 10/20
MarsAttacks!
僕も地元図書館で検索してみました、ラヴクラフト全集あるはあったのですが、1と2がありませんでした(涙)あー「インスマスの影」が読みたい。この週末古本屋巡りでもしてみます。
ナイス!
-
10/21 20:47
僕も地元図書館で検索してみました、ラヴクラフト全集あるはあったのですが、1と2がありませんでした(涙)あー「インスマスの影」が読みたい。この週末古本屋巡りでもしてみます。
ナイス!
-
10/21 20:47
収録作品の「クトゥルフの呼び声」は、その題名からして、「クトゥルフ神話」という世界観を足がかりにラヴクラフトに興味を持った私にとって象徴的と言える作品であり、その期待に違わぬ奇妙な世界を味あわせてくれましたが、しかしそれ以上に私を興奮させたのは、本書の後半大部分を占める「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」でした。幾分かの謎を残しつつも明確な「決着」をもって完結するこの物語は、それまで漠然と彼の作品に対して抱いていた印象を裏切り、読後に新鮮な充足感を与えてくれました。一言で表現すると…面白かった!
ラヴクラフトに手を付けるにあたって、友人と相談しつつ2巻から読んでみた。結果的に正解だったかな? クトゥルフの呼び声を真っ先に読めたのが良かったと思う。全巻揃えるかー。
見たら最期、聴いたら最期、知ったら最期。「クトゥルフの呼び声」では、大いなるクトゥルフの眠る海底都市ルルイエが初登場。発狂に至るクトゥルフ神話らしさが表れていました。また長編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」では、過去と未来の繋がりを理解するにつれ、何者かが這い寄ってくるかのような恐怖を感じさせてくれました。文章の回りくどさと長さが玉に瑕。
闇の中を這いずる物のような気分の小説群。薄暗い雰囲気と世界はやはり秀逸。登場人物達のように闇に魅入られてしまうのもわかる気がする。
ラブクラフト全集第二弾。クゥトルフ神話の入り口ともいえる「クトゥルフの呼び声」。謎の音楽家の奇抜な短編、「エーリッヒ・ツァンの音楽」。そして、過去と未来が繋がり、恐怖の実験の真相に迫る長編「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」。の前三編。ラブクラフトの暗黒世界は奥が深い。
クトゥルフの呼び声・・・読んだ!!そして神話の発端に触れた。きっとまたいつか読むのだろうな・・チャールズ・ウォードの奇怪な事件・・徐々に恐怖が這い寄ってくる。ヨグ・ソトトの呪文で幕を閉じる恐るべき恐怖の真実。面白かったです。
ふんぐるい(ry 長編「チャールズ・ウォード~」はあまりの長さに消化不良気味。引きこもりには注意しましょうということか。 なんせクトゥルフさえ萌えキャラ化されるご時勢だもんなあ……
おどろおどろしいものが読みたくて手にとりました。期待通りでした。文章がくどくてたまに内容がつかめないことがあるのは御愛嬌。中編「チャールズ・ウォード~」は面白いけどなかなか進みませんでした。そして途中で展開が読めるという。ラヴクラフト代表作にあげられる「クトゥルフの呼び声」はさすがによかったです。サスペンスフルで醜悪で神秘的でした。
ラヴクラフト全集 2巻の
%
感想・レビュー:58件
















































