吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)
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吸血鬼ドラキュラの感想・レビュー(160)
一ヶ月かかりました。読みにくいか読みにくくないかで言うと読みにくいです。文章が綺麗になってなかったり、よくわからなかったり。内容は面白かったです。
**注)ホラーの皮を被った元人間のドラマ・ネタバレ**ドラキュラ伯爵。本名ヴラド・ツェペシュ。15世紀、神の名の元に戦争で敵を撃破するも敵の偽りの手紙を読んだ妻が自殺。神の為に尽した自分の不幸を悲観し、人の生き血を飲んで生き続ける事を選択。19世紀、彼は蘇り亡き妻の姿を若く美しいミナに投影した。これが、本作では語られない伯爵の視点です。不死の存在であるが故に永遠に孤独であるという悲哀。最後に悲運の死を遂げた妻を想うドラキュラの悲哀はミナに癒されたのだろうか?化物になった人間の悲哀にご関心の方にお勧めします
★★★☆☆ ヘルシングを読んで読み直したくなったので10年ぶり位の再読。うっすら記憶にあったストーリーと全く違うのに驚愕。ドラキュラ伯爵ダメダメじゃん…。ミナに特別な感情あったように思ってたんだけどそんな事ないし。他のいろんなドラキュラものに影響受けちゃったんだなぁ。。。
吸血鬼文学の原点として興味をもったのですが、ミナさんが素晴らしい!思ったより正統派ヒロインものでした(笑)。手記やら、日記形式で臨場感を出しつつ、見せ場に華があります。作者が劇作家と聞いて、納得。
まるで劇でも見ているかのように、視点が変わるのですが、読んでいて苦じゃなかった。ドラキュラ伯爵が不気味で、読み終わるまでは怖くてドキドキしました。けれど、意外と抜けている部分もあって、「自分は強いんだぞ!」なんて強がったことを言ったわりに、終盤すたこらさっさと逃げていく彼には笑ってしまいました。素晴らしいゴシックホラーで、吸血鬼と言えばドラキュラ、と言われるのも納得です。作者が影響をうけた、吸血鬼カーミラも気になります。
ホラー好きだったので、10年以上前に(当時小学生)名作だとも知らず何気なく読んだ一冊。なかなか面白かった記憶があったので大人になって再読したら、ラストがあっけない…と少し不満。(もちろん、ほとんど内容は忘れてるので初読みに近い)一本の映画を見ている様で楽しめたけど、欲を言えばドラキュラ伯爵ともっと乱闘して欲しかったなー。映画化もしているんだっけ?今度見たい!
自分の中の吸血鬼のイメージは幼女であったり、ねこ耳つけてたり、ピンクの髪の毛の女子高生であったりツインテで生徒会の役員やってたり。やはりドラキュラ伯爵が吸血鬼の代表か。ものすごい能力や狡猾な知恵を持っている割にはちょっと抜けているところがあったりしてそこがドラキュラの魅力だろうか。ラストは少々あっけなく感じたが、じわじわと迫る恐怖感やストーリー展開は、やはり古典ともいえる名作。女版吸血鬼のカーミラにもちょっと興味がそそられる。機会があったら読んでみたい。
中盤からラストにかけては非常に面白く名作というも頷けたが、序盤は「どうせお前が吸血鬼なんだろ」という意識が強かったためか冗長に感じ、そこからの中盤までは比較的のんびりと過ぎたために中だるみした感があった。吸血鬼の特徴(にんにくだめとか)が網羅されていてわかりやすかったとは思う。ドラキュラ側の視点から書いたこの話も面白いのではないか、というかもう少しドラキュラ伯爵の心情が知りたかったな、と。個人的には伯爵が老人ないしおじさんでがっかりした。
イメージとしては最早コミカルな性質さえ獲得した伯爵だが、流石元祖は只者ではない。ストレートに面白いし、各人の戦慄も恐怖もよく伝わってくる。ミナがややハイスペック過ぎるような(一番優秀なんじゃないのかこの人)気はするが、伯爵がロンドンに来てからの盛り上がりとクライマックスの加速はかなり夢中にさせられた。その分終わりが拍子抜けではあったけど、読み終わってみればかなり楽しめた。成程名作。
言わずもがなの古典ではあるが、ドラキュラの人物像、作品の展開の仕方が意外な所を突いている為に古臭さは全く無い。ある意味時代遅れともとれる訳文も雰囲気を出すことに一役買っている。ゴシックホラーの王道でありつつも、所謂古城の地下でどうのとかそういうシーンは想像していたよりも少なかったが、それがまたじわじわと攻め立てられるようで良し。伯爵の恐ろしさが有名であるとはいえ、登場人物達の友情模様も話の魅力の一つであることは間違いない。
最初のほうはミステリーっぽいけど後半はサスペンスな内容。物語全てが登場人物の日記でできていて、更にいかにも和訳しましたって感じの口調がかえって雰囲気をだしていて面白かった。
日記や手紙などで淡々と綴られる物語。恐怖は感じなかったが独特の雰囲気はあった。それよりもドラキュラ伯爵が城で一人住まいとはいえ、ジョナサン・ハーカーのためにベッドメイクしたり料理したりする姿は所帯染みていて想像するとなかなかシュール。
【図書館】もっと読みにくい訳かと思っていたら、そうでもなかったので一安心。それでも、読了するのに時間がかかった。日記形式で書かれているので淡々としているのかと思いきやけっこう怖くておもしろく、伯爵と対峙する人たちの友情も良かった。
辞書を片手に1週間かけてようやく読了。関係者の日記や手紙で物語を進めるのは、現実味を出していて恐怖感を煽る手法だと感じた。それにしても、伯爵がミナと血を交わすシーンはエロチシズムの塊だ……!
Historianが面白かったので、何となく吸血鬼ものの原点?を読んでみた。そんな軽いノリで選んだ本だったので、100年以上も昔の作品にこんなに興味をそそられるとは正直思っていなかった。自分がこれまで読んだ本も映画も、現代の作品の全ての原点がここにあるように思えた。展開が日記形式というのもまた面白かった。いつかまた再読したい作品と思うとともに、Historianを再読したいと思った。吸血鬼もの・・・面白いなぁ、と改めて思いました。
そういえば読んでいないと思い立ち、読む。登場人物たちの日記や手紙で話が進んでいく形式と古くて堅い翻訳に最初戸惑うも、続きが気になり読み進む。割合淡々としているので怖さはそんなに感じなかったが、なんというかすごく雰囲気があったなぁ。
さほど吸血鬼ものに触れてきたわけでもないけれど、源流を探ってみたくなったので。映画等で象られたイメージとは異なる伯爵の異相、伯爵との対決を通して純化される神への信仰心、狼と蝙蝠と霧を媒介とした恐怖のイメージなど、学ぶところ多く。ところで、みんな手紙や日記書くの早すぎなので、ブログすらろくに更新出来てない自分には辛い(笑)。
再読。全てはここから始まったと言っても過言ではない。吸血鬼の設定などは勿論、ミナに伯爵が血を与えるシーンは、レ・ファニュ「吸血鬼カーミラ」と並んで、吸血鬼のエロティシズムの源流であろう。しかし、昨今の吸血鬼小説のセンセーショナルさとは逆に、意外に淡々と物語は進む。物足りない向きもおられるだろうが、この抑えた語り口は、今は逆に新しいのではないか。平井呈一の名訳は、軽さと重厚さを状況や語り手によってうまく使い分けてある。また、古風で豊富な語彙がゴシック小説に相応しい。
各登場人物が書いた日記などの記録群から成される小説。科学の力で吸血鬼を退治するという新旧の対立ではなくて、退治する側もされる側もどこまでも土着信仰の香り。背筋が寒くなるような恐怖感は今読むとゼロ。怪奇小説ではなくサスペンスかと。/退治された吸血鬼たちが、「平和」な表情を浮かべるなんて記述があるあたり、彼らも被害者だという意図が感じられる。「吸血鬼になってしまった元人間が懊悩する」タイプの物語の原型が既に潜んでいることに、ビックリ。
起伏があまりなく平坦に物語が進み、また翻訳も古いし「足手まとい」が「手足まとい」となっていたりと読み辛かった。最終27章ミナの最後の日記でやっと山場が展開しドキドキしながら読んだ。ここまで538頁。中盤から終始ミナがどうなるか気が気でなかったが、ハッピーエンドに終わったことはとても嬉しく、500頁以上も読んだ甲斐があったというもの。ちなみに、古典過ぎるためか恐怖感は全く感じられなかった。
エンターテイメントに慣れているので「ここで一戦あるか」と期待してしまった。が、読後ちっとも不満は無い。しかし読む間中語彙の無いのを突き付けられた。勉強します。
古典なので、思わぬ展開に拍子抜けしたりするのだけど、それを置いても面白い。最近のバンパイアが強いのは、世の中の悪の力が増しているからなのかもね、とか思ったり。訳も面白いし、登場人物たちの会話も面白いし、ちょっと笑えるホラーである。日記や書簡や新聞記事など、記録ですべて構成されているところなど、面白みの多い小説でもある。まあ…でも、ドラキュラ城で最終決戦をして欲しかったな~。
おっと、年越しに間に合った。あぁ、久しぶり長編を読む楽しみを味わった。無駄のないキャラの配置、近代と中世が入り交じる歴史のカハタレドキの怪しげな雰囲気が素晴らしい。最後は人間の手でけりがつけられたことも。
手に取ったきっかけは、HELLSING 10巻のドラキュラの血を吸った者「ミナ・ハーカー」の記述。中学生の頃読んだはずだけどすっかり忘れてた…。HELLSINGをはじめ、ほんといろんなところに遺伝子としてこの作品が息づいていることを再認識。内容は確かに地味だけど、ダレそうなところで鬼火や狼など小技が振舞われて飽きない。特にデメテル号のシーン、最高。
金字塔とはまさにこの小説のためにあるような感じ。南が起源のものの表記が複数あり。土着信仰に対する近代の勝利とも見えるが、その対抗手段は土着信仰によるものという複雑な構造。
登場人物の書記を編集して物語は構築されていて、これは彼、彼女の気持ちにすんなりと感情移入できる形式になっている。奸智のはたらくドラキュラ伯爵に対抗する人々が友愛に満ち、輝いてて気持ちいい。男たちは雄々しくて勇気があり、それでいて優しさもある。女たちも、可憐で清楚でありながら、かくなるときには献身的に男たちに協力し、自らも戦場に脚を運ぶことも躊躇わない。"怪奇小説だなんて分類は似合わないと断言できるほどの素敵な小説"と言われる所以はここにあるのだろう。訳文は格調高く厳粛。
吸血鬼ドラキュラの
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感想・レビュー:49件














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