夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)
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夢見る黄金地球儀の感想・レビュー(787)
バチスタやジェネラルルージュのようなインパクトはないかもしれないが、けっこうおもしろかった。日常という現実を退屈に生きているような主人公のもとに青春時代のまま時をとめたかのような友人がこれまたその頃のような計画を持ってくる・・・のだが、読み終わってみればこれがまた。さて、この話は独立したひとつの物語なのですが、舞台は桜宮。バチスタシリーズと同じ世界『桜宮SAGA』の1ピースなんですね。シリーズの読者にとっては随所にその繋がりが感じられるのも楽し。気になっていた二人のその後も知れたのもうれしかった。
なかなか読み進められずに何度も頓挫、ようやく今回1週間持ち歩いてやっと読了。途中からはあっという間だった(笑)。登場人物の台詞(ヘイ、とか)になかなか馴染めなかったのが敗因かと。でも、思い返せば面白かったかな。豪介親父の活躍をもっとみたいな。小夜ちゃんと瑞人くんの登場でテンションがあがったかも。渚と少女がせつない。
これも気楽に楽しめるエンターテイメント。「桜宮サーガ」の外伝的扱い?小夜さんがでたり、玉村刑事が出たり。親父さんの突拍子もない発想というか「夢」をもつ姿勢が元気もらいました。
☆☆☆医療ミステリーじゃない海堂作品も面白かった。4Sエージェンシーも何気なく登場し、桜ノ宮ファンの満足も満たしてくれた。目から鱗の演説した、厚労省の役人って、白鳥さん?
2009/10/29 喜久屋書店富田林店にて購入2012/1/12〜1/17著者初の非医学系作品ではあるが、桜宮市を舞台にした作品。故郷創生の一億円で作った黄金の地球儀を盗み出そうとした平沼平介と旧友のガラスのジョーこと久光穣治であったが...数々のどんでん返しが楽しめるコンゲーム小説。海堂さんの新しい一面を楽しめた。
海堂尊は医療ものだけじゃないぞ!とばかりに書かれた本書。根底となる登場人物の力関係は、それ程変化がない。バチスタの東城大学医学部付属病院の面々と人物造形はソックリである。前半から中盤にかけての黄金地球儀強奪大作戦は楽しめたけど、後半が少し帳尻合わせ感が漂っていたように思いました。何というか、無理やり風呂敷を畳んだような終わらせ方に感じました。ナイチンゲールの牧村瑞人と浜田小夜が登場した時は、テンション上がりましたね。
設定に無理もあるようにも思えましたが、読み終えてみると充足感が勝ったので減点なしです。ガラスのジョーの正体がまさかの厚労省査察官だったとは思いませんでしたが思い返すと平介=田口先生、ガラスのジョー=白鳥さんという構図が。バチスタシリーズを一通り読み終えて、久しぶりに海堂さんの作品を読んだのですが桜宮にまつわることや小夜さんが出て来て所々楽しめました。
面白かった。痛快でミステリーで面白く、難しい内容だけど主人公の砕けた語りでテンポも良く読みやすかった。今回は医療モノでは無いけど、桜宮市内で起こるのは変わらないのは面白い。世界観のブレが無い感じが良いですね。
一日であっという間に読了。チーム・バチスタが一番でしたが、これの方が好きかも。海堂作品は医療ミステリーオンリーの認識が、ぶっ飛びました。やはりですが桜宮サーガに位置してましたね。
痛快な作品。あまりこういう述べ方はよくないのだろうけど、伊坂さんの「陽気なギャングが地球を回す」系列のような面白さ。ドキッ!としてピタッ!とはまりスカッ!とするオチ。登場人物たちは皆、芯があって恰好良い。お父さんがとても恰好良い。まぁ、ただ、主人公にちょっと…いやそれ駄目だろう浮気だろ…と突っ込みたくなったことは否定できないですが…。海外モノとは違う、日本なりの懊悩があって(要は官僚ネタですが)、相変わらずな海堂さん節が楽しめました。
サクッと読めるクライムコメディ。ノリについていけるかどうかで好き嫌い別れそうです。最後は意外としんみり終わるのかと思いきや、エピローグの吹っ飛びぶり…男性が書いてるな!と感じますね。
気楽に読めるクライムコメディだけど、専門の医療ネタじゃないせいか、いつもの「積み重ねたディティールの上で漫画的にはっちゃける」切れ味には欠ける。コンゲーム小説としても展開が読みやすいのでちょっと食い足りないかなあ。まあ、息抜き作品ですな。
桜宮市の水族館に安置される「黄金地球儀」を,家族経営の零細工場で働く主人公が,学生時代の悪友,「ガラスのジョー」と供に盗もうと画策する.計画そのものは行き当たりばったりで,緻密さや裏切り等とは無縁だが,スピード感と伏線回収は面白い.単独で読んでも面白いが,桜宮サーガの1ピースとしても楽しめる.
とうとう矢尽きたか、と思ったけど、 解説を読んだらどうもそうではないらしい。 作者が楽しんで書いた物が、 必ずしも面白い物になるとは限らないと言うことやね。 結末がバレバレでした。
肩肘張らずに楽しむ類の小説。 お馴染み桜宮を舞台に起きる一騒動。 …実はあまり口に合わない感じだった。緻密な計画とは程遠いのが、かなり…。できそこなった伊坂作品みたい。
バチスタシリーズの一環かと思っていたら違いました。でも舞台は桜宮市で、バチスタシリーズの登場人物も出て来ます。コンゲームものですが、さくさく読んで楽しむドタバタ劇という雰囲気も。
こんな作品も書けるんだっていうのが、素直な感想。医療ものじゃなくてもいけるね。平沼親子の感覚にシビれたわ。結果的にとは言え、鉄工所に埋もれるような人材じゃなかったわけだし。物理的なセンスに長けていながら、2人とも抜けてる所とかは、人間味を感じられて良かった。物語が進むに連れて、登場人物それぞれが研ぎ澄まされて行く様子も良かった。エピローグまでしっかり書いているのにも、誠実さを感じて、気持ち良く読み終えられた。
ドタバタ大泥棒もののコンゲーム(騙し合い)!楽しいよ~ 1億円の金塊さわったの思い出した。生暖かかった。バチスタシリーズにでてくる人なら、バーの二人。こうなったか!とニコニコ。
この作者で医療ものでないものは今回はじめて読んだけど面白かった。状況が二転三転していくさまが読んでいて飽きなくて、ついついページを捲って時間を忘れて読んでしまった。
海堂作品、ほぼ作品順に読んでってますが、確かに異色ですね。ミステリーの色はそれほど強くなく、話としてはやはり海堂節です。ただ、瑞人&小夜が出てくるあたりに、ファンブック的要素が(笑)。思ったよりもいい活躍に二人に、海堂ファンとしては「ほっ」としてます。個人的には、こういう作品もありかと思います。
「海堂 尊作品」は、とりあえず一読したい、という理由で読んだ。チーム・バチスタなど有名どころを読破した上でこれを読むと、物足りなさを感じる。 ラストの平介やガラスのジョーの関係性を劇的にするための流れだと、冒頭の方の記述でも想像がついていたし、海堂 尊さんならではの斬りこみと流れだなぁ~と思いながら読んだけれど、理系的な専門部分がイマイチわからなかったので、この本をどこまで理解できたのかなぁと、いう思いを残して読み終わり(笑
ラストは良かったけど、全体的にはちょっと…って感じかなぁ。会話文・地の文とか、面白いと感じる部分もあれば、「ヘイ、平介」とか、ちょい着いていけないノリも…。海堂さんの表現はツボにはまるのとはまらないのが分かれる気がします。 個人的に「ナイチンゲールの沈黙」が微妙だったのも敗因の一つかなと。でも政府や政策、お役所への切り込みは好きです。 *地方に1億円配る→ご自由にどうぞ。とか、んなバカな〜と思ったけど、実際の出来事なんですね。バブルって怖い(*_*)
こーれはどーなんだろーなー。話の組立粗いし、キャラ立て古いし、個人的には海堂さんは医療絡み以外は書かないほうがよいのでは…と思うてしまったよ。振り返れば『ナイチンゲール…』が肌に合わなかったのも同じ理由かしらね。あるいは桜宮繋がりで知った繋がりはチラチラ見えるのだけど、だからこそそっちが気になって集中できなかったとか?とりあえず一番気になったのはアイのキャラと掛け声。あれはあんまり上品なお店の女の子には思えませんでしたが…えーっと、…海堂さん?
医療ミステリーとは一風変わっていながらもとても楽しめた。世良くんたちは、地球儀を見に行ったのかなぁ……(ブラック・ペアンより)。なにより会話と地の文書の兼ね合いがとてもうまい。読みやすくてすーっと身体に(脳に?)染みこんでいくよう。その上にあるギャグセンス(笑)逆切れのおっちゃんら辺は笑いを堪えるくらいににやにや。すべての有能なキャラクターだから出来たこと。アホほどにお勧め。クソほどに嵌る。
(いい意味で)開いた口が塞がらない、心地好いスラップスティック。いいね。好きだぜこういうの。工業屋の琴線にも触れてくるぞ。ラストの官僚云々にニヤリ。
終わり方は好きだけど、なんとも腑に落ちない…っていうか、深海館に忍び込んで盗んでる時の描写がいまいちよくわかんない。「海堂尊」=医療モノと結び付けて読んでるファンにはお勧めできない。
作品の出来はともかく、ふるさと創生1億円、懐かしいね。当時も何たる陳腐なと思ったが、今になるとますます…海堂さん、ちょっと手を広げ過ぎかな。少なくとも「今この時」読む本じゃなかったね。
夢見る黄金地球儀の
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