BG、あるいは死せるカイニス (創元推理文庫)
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BG、あるいは死せるカイニスの感想・レビュー(248)
淡々と話がすすむのかなと思いきや後半物語が大きく展開します。後半からが一番の見所かな面白かった。異色のSFテイストでとても味のある作品だった。
生まれた時は全員が女性で、優秀な一部が男性化して子孫を残していくという、人類が魚の一種のような生態を持ったIF世界でのミステリ。性転換?女子高?いやっほー!と変態的興味で読んだんですが、これがなかなかロジカルな展開を繰り広げていきます。もちろんSF設定も密接に絡んできて…。この作者の作品をもっと読んでみたくなりました
BGって何だ?という疑問を抱きながら読み進めました。人類が生まれた時は女性で、のちに一部の人が男性化するというストーリ設定に圧倒されました。読後に表紙を見ると、「なるほどー」という感じがします。
全人類が女性として生まれ、一部が男性化する世界での殺人事件。男性化という現象が、人工的にではなく生物学的に自然に起こるというのが興味深く、未来でも異世界でもなくIFの世界としての現実との考え方の違いが味わえる。この話を読んでいると本当に人類が性転換をする生物だと思いこんでしまうほど細部が緻密。捜査中は世界観を楽しみ、謎解きではそれまでの遣り取りから伏線が回収されていく端整な構成で楽しめる。なんとも不思議な読後感でフェアなミステリであるにもかかわらず胸に残るものがある。一風変わった小説を読みたい方におすすめ
石持さんの本は初めて読みました。クセがなく読みやすい文章でした。人類は産まれる時は女性で、優秀な一部の女性が男性化するというトリッキーな世界設定。SFな感じで西澤保彦さんを思い出しました。トリッキーな設定ながらもロジカルな推理でとても楽しめました。石持さんの他の本も読まなきゃ!
石持さんのハコの中でのミステリは人間が性転換する世界というとんでもSF設定でも生きててよかった。SFなのにきっちりロジカル。キャラの薄さはちょっと残念だったけどこの淡白さがいいのかもしれない。
キワモノミステリとして非常に楽しめた。しかしながらやはり石持作品、極めてロジカルでいて物語としても飽きさせない学園モノというのは○。著者の本はまだ少ししか読んでいないが今のところベストかな。
SFミステリが好きなので手に取りました。女性しか生まれない世界、っていう設定が面白い。途中、核心に近づいているようで近づけないところはじりじりしましたが、終盤はあっというまに謎解きされてしまってちょっと拍子抜けしました。オチはなるほどそこに行き着くのか‥といった感じです。
これは面白かったε=(>ε<*)途中までの展開の進まない感じは焦らしか?という位後半からの真実に近付いいく過程ではダダーっといく感じ。他の石持さんの作品は読んだこと無いんですがどうやらこれはちょっと異質らしい。
感想が書きにくい作品です。最後まで読まないと楽しめないというのは、当たり前と言えば、当たり前ですが、正直、読み進めて、3分の2ぐらいでやっと物語が動き出します。何回、読むのをやめようと思ったのかわかりませんが、その主な原因としては、主人公と登場人物のキャラの薄さと感情移入のしにくさにあります。憧れの姉が死んだにもかかわらず、たった2日で立ち直り、推理をしだす女子高生がいるのかはとりあえず置いといて、なんとも心理描写が簡素で、さっぱりしてます。作者もこういうのは書き慣れてないのかなと感じました。ですが、奇抜
女性しか生まれない世界で選ばれた人のみが性転換で男性化するお話。この設定をうまく生かしたSFミステリーでした。オチはよく考えると恐ろしい。さすがBGってところですか。
世の中全てが女性。成長過程で特に優秀な人間が男性へと性転換する。奇想天外な設定下で起こる殺人事件ていうのは、割と好きなジャンル。でもあまりにも思わせぶりにキーワードがちらつかせられて、結構簡単に真相は分かった。美紀との関係はそのままでいて欲しいなーと思ったよ。
女性しか生まれず、優秀な人が男性化する世界という現実離れした世界で起きる殺人事件から真相を探るお話。結構読んでる時はのめりこめて最後までスカッと読めた。石持さんの作品は初読みで個人的には当たりでした!
人類が全員女として生まれてくるという独特な世界観の中で起きる殺人事件。設定はファンタジーだけど、結構論理的な推理をしていて、そのギャップがいい味だしてるなと思いました。しかし物語が進むにつれて主人公の性格がなんかおかしくなってきているようにも感じました。個人的には美紀とは友達のままで居て欲しかったかも。
石持さん初読みです。面白い!!と思って読んでいたけれど中盤くらいからBGの説明が長いな~と思った。遥が急に・・・それからはいきなり遥が事件の解明をしていくのが違和感あり。何でこんなに知ってるの?男性化したからとはいえ急に・・・ストーリー的には面白いんですが。美紀と関係を持つのもちょっと気味が悪いというか。あれだけ学生時代に付き合いが女性同士であったのだからそこは無しじゃないのかな。でも展開てきにはそれが妥当?この世界には生きていたくないな~と思う。
全ての人が女性として生まれ、一部が男性化する世界でのミステリ。あらすじで設定を読んだ時には「両性具有迷宮」のような変則的な百合設定ミステリ小説かと思っていましたが、間違いではないけれども正しくもなかったです。設定を生かした見事な本格ミステリで、シニカルなエピローグも小気味良いです。でも欲を言えば、論理重視な印象が強すぎるのでもうちょっと情緒がほしかったなとは思います。
タイトルやあらすじを読んでも、内容がいまいちわからず、どんな話なんだろうと思い読んでみた。結果、面白かったです。女性が男性に性転換する。そんな設定じゃないと成り立たない動機がうまく表現されていたなぁ、と。なかなかメッセージ性の強い作品ではないか、とも思った。人をえらぶ作品だとは思うがオススメ。世界観を理解しながらでないと、面白さが半減するので、一気読み推奨。
タイトルに惹かれ事前知識なしで購入。大当たりでした。早くも今年のマイベスト10にランクイン確定するレベル。SFミステリってわけですが、平凡なそれではありません。「本格」SFミステリでした。練り込まれた世界観から、納得させる設定、展開、オチまで完璧。西澤保彦のようなパズラー的な要素は少なめだが、ロジカルな謎解きには感心した。テーマがテーマだし、その辺は人を選びそうだが是非おすすめしたいです。
「そんなことはない、私にはできる。なぜなら。 私は、BGなのだ。」 作中で男性化した人物の一人称がその前後で微妙に変化しているのが面白いですね。
タイトルに興味を抱けず読んでなかったことを後悔。設定もテーマも全く違うけど、よしながふみさんの大奥が一瞬頭をよぎった。はじめに読んだときは気付かなかった たくさんの伏線が綺麗に回収されていて、読後すぐに再読してしまった。間違いなく 非現実世界の話でありながらSFという感じは全くなし。一見ありえない設定ながら違和感なく読みすすめられ、最後には 現実の今の世の中に対する警告を鳴らされているように思う。
相変わらずへんてこなことする石持さん。SFの世界で大真面目に本格ミステリやっちゃった。ミステリとSFのバランスが見事で全然違和感がない。異世界のこと、と全く他人事で楽しんでたら、ラストでいきなり「だから君たちは現在こうなんだよ」と言われたようで、思わず「おー、そうだったのか」と納得してしまった
妊娠、出産後に生物として優秀な女性が一部男性化する特異な世界。設定の情報開示力と活かし方が抜群。優秀であることの意味と、多数派・少数派の価値観を問い直す主題は、この独特な世界観と相まって初体験の空気感を醸し出す。SF要素のほかにも暗躍する政府組織とか最後のオチとか、セカイ系を臭わす要素もあるが、メインは純粋ミステリ好きにも薦められる完成度の高い青春ミステリである。この作品でしか味わえないものがたくさんある。分かりにくいタイトルと設定ゆえに過去5回ほど手にとっては本棚に戻したが、今は人に薦める1冊になった。
性転換はアリなのに同性愛は現実同様あまり受け入れられないのね…ちょっと違和感感じた。最後の最後まで犯人わからなかったよ。女の子が一杯、天国じゃん(笑)オス化する女子というニュース記事を思い出した。!
普段ミステリやSFを読まない人間なので、ミステリやSFとしてどうなのかは分からない。けれど、読み物としてはとても楽しく読んだ。現実ではありえない設定が無理なく理解できるようになってる。
女性が男性化するという一つのルールを利用して上手に書かれていると思う。だが、きちんと設定を頭に入れておかないと不完全燃焼になりかねない。序盤で設定を頭に入れておけば後半になるにつれ伏線や推理をうまく回収して解決するので面白くなっていきます。あのオチは個人的には衝撃的すぎました。
オチのずっこけ感は、狙ってるのかそうでないのかが最大の疑問だなー。猿の惑星的なことなのかしら?とか。/男性がBGに対してどういう感想を抱くのかが知りたい。
人類は女性として生まれて、妊娠出産を経験した一部の女性が男性化して、子孫を残している世界で、男性化の筆頭候補だった主人公の姉が殺されてしまう。SFミステリに興味があったので読んだのだけど、犯人の犯行の動機や生い立ち等、うまく設定が生かされていて謎が明かされるまですごく面白かった。けれど読んだあとはちょっと哀しくなった。登場人物の殆どは女性が男性化する世界に振り回されていたので。しかし天才を敵に回すのは怖いなぁと思った。
男女の比率による逆転世界はよしながさんの「大奥」を思い出しました。設定が存分に生かされたストーリーと安心して共感できる主人公に、作品世界に没入して一気に読めました。読後感もよく、これまで読んだ作者の作品の中では一番好きです。(作者さんにとっては微妙な褒め言葉だそうですが…。)
ミステリとしてどう評価して良いか分からないがジェンダー小説としてかなり出来がいいのではないか。設定から謎解きまで考えさせられることだらけ。
SFミステリは初めてだけどとても面白かった。パズルとして読まないほうが。動機、価値観がゆすぶられるのが快感。タイトルの解題がちょっと拍子抜けだったところだけが残念。ずっとヒロイン視点で動くので、ほかの人物の視点にもたまに切り替わるともっと惑わされて面白かったかも。ヒロインと佐々木先生と二人目の被害者あたりで・・・あ、なんかそのままギャルゲーになりそうだ。
BG、あるいは死せるカイニスの
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感想・レビュー:97件














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