月光亭事件 (創元推理文庫)
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月光亭事件の感想・レビュー(218)
このシリーズは初めて読みました。はやみねさんが解説で書いてある通り、暖かいミステリーです(結構凄惨な殺人事件ですが…)俊介君と野上さん、ジャンヌの存在でだいぶ和みました。石神さんが気になってしょうがないです。さらっと読めて、内容もぎっしりだったので満足!
俊介とジャンヌが可愛い!終盤で明らかになったトリックや人間関係はちょっとご都合主義な感が否めなかった。でも野上さんと俊介のやり取りをもっと読みたいので次の巻も読もうと思う。
大好きな狩野俊介シリーズ♪俊介の心情の変化やこどならではの柔軟性、時折見える少年らしさ、恐ろしいほどの推理力…そのキャラに惹かれ、引き付けられる。しっかり300P以上の長編なのに、主人公の動きに合わせて、章が変わるのも読み進めやすい。
かわいそうな少年に弱い。彼の観察力の裏側が切ない。最後に帰っちゃうのね。続きがあるみたいだからまた来るんだろうけど。物語自体は横溝氏の「悪魔が来たりて笛を吹く」を思い出した。
主人公の野上英太郎の主観で描かれたミステリー・シリーズ第1弾。野上が狩野俊介少年の出会いと最初の事件が表題の「月光亭事件」なのですが、事件自体はなんというか突拍子もない感じ。ただその事件に絡む人間関係や心の動きの描き方が秀逸だと思います。重かったり辛かったり苦かったり。それでも読後感は爽やかでした。 そして自分よりはるかに頭の回る俊介少年を認め、受け入れ、そして護ろうとする野上の大きさと優しさに静かに感動。こんな大人になりたかったなあ。 あ、ジャンヌもかわいいね。僕はどっちかというと犬派なんだけど(笑)。
相当に読み進めやすいのに十分面白く、振り返って作品価値も認められて考えさせられる一面もあるという、簡単に言うなら良作だった。少々キャラクタライズにポップな面があるものの、それを受け入れられればまず楽しめるし、ライトミステリとしては申し分無し。
探偵志願の狩野俊介とその愛猫アビシニアン・ルディのジャンヌ、そして石神探偵事務所の所長をしている野上英太郎の二人と一匹の物語。 狩野少年は、最初のうちは、初めて会った人に関する鋭い推理を披露して相手をどぎまぎさせますが、高森警部に「誰だって、自分の心を他人に読まれるのは好きじゃないだろ?」と諫められてからは自重するようになります。 12歳の少年とは思えないこの鋭い洞察力が、孤児である狩野少年が周囲の人間が優しい人かそうでないかを区別するために身につけたものだと知り、不憫に思えてきました。 頑張れ!少年探偵
最初に読んだときは大掛かりすぎるトリックに唖然として他の部分はどうでもよくなってしまっていたけど、改めて読み直すとキャラクター小説としてとても秀逸。特に狩野少年が素晴らしい。自分が好きな小説に色々通じる物があってやはり読むべきシリーズだと痛感。まあ、そうやって読むと実はトリックとのちぐはぐさを感じてしまうのも否めないんだけど…
トリックの奇抜さに唖然。いや、その仕掛けはいくらなんでも誰か何か気付くのでは…。まあ、それは置いといて。少年探偵俊介君と野上さんの関係が素敵。ワトソン役である野上さんが単なるワトソン役だけで終わらない所がいいですね。ミステリーでは珍しい、探偵さん達に友好的な高森警部の存在も面白い。年相応の脆さや純粋さを持っている俊介君の友人であり、ある意味保護者がわりにもなる人達なのかな…。
初作家さん(遅ッ)探偵を目指す俊介くんの推理力と鋭い人間観察は生きていくために身についたもの。ちょっと切ないね。野上さんや明子ちゃんに見守られて“少年探偵・狩野俊介”が誕生するのかな?
うーん・・・なんていうか、トリックが些かご都合主義過ぎる様な気がしました いくらなんでも、あんな巨大なものが動けば誰か一人くらい気づきそうなものですが・・・ 信子の死因に誰も気づかないのも少し違和感を感じました まあ、そういったものを抜きにしても充分面白かったんですけどね(オイ この人の探偵物は純粋な探偵物として読むよりも、キャラクターの魅力を楽しんだ方がいいのかもしれません とにかく、これから俊介君がどう探偵として成長していくのか野上さんと一緒に見守って行きたいと思います
トリックはちょっと突飛な感じがしたけど、人間関係の複雑な感じとか読んでて面白かったです。とりあえずこのシリーズは読んでみたいです!
仕掛けはずるい、と思ったし、最後のオチもずるい、と思った。でも、それがきっとこの作品の魅力なんだろうなーとはやみねかおるの解説を読みながら思った。続きも読んでみようかな。【tkb】
まず竹丘美穂の絵に惹かれました(笑) 自分はトリック系の小説はトリックの部分こうさうとかしないで結構流し読みしてしまうのですが 肝心のトリックに関してはこれはどうなんだろう(笑) でも、猫は可愛いです。 一応何作も出てるようなので次も買ってみようかなと思ってます。
トリックが大掛かりで唖然とした(笑)つっこみどころ満載だけどこの作風ならありだと思った。ワトソン役なはずの野上さんはきちんと探偵してるし、お父さんみたい。普通なら対立するはずの警官、高森警部なども親戚の伯父さんみたいな感じ。キャラの位置づけが変わってます。シリーズで読んで俊介君の成長が見たいです。
野上の一人称に乗り切れないうちに話が終わってしまいました。ちょっと展開や人物描写が型にはまりすぎというか、甘いというか・・・。これが「やさしい」ということなのかもしれません。
あ、結構前に出てた作品なんですね。 とても読やすい推理小説。 探偵を志す若干12歳の俊介。子供だと馬鹿にしてはいけない。 驚くほどの洞察力と推理力。 出来過ぎのような感じもするが そこを批判してしまったら推理小説なんて読めないでしょう。 子供も怖がらずに読める死体が出てくる推理小説と解説にも ありましたが、その言葉解る気がする。 初めて推理小説を読もうと思う人にもお勧めかもね。 このシリーズは読んでいこうと思います。
魅力的な登場人物、魅力的な密室、魅力的な謎、魅力的な手毬歌、魅力的な解決と、ミステリの醍醐味を贅沢に詰め込みつつ最後はほっこりさせてくれる素敵な一編。はやみねかおる(解説担当)よりはちょっと大人の味、でも子供の頃に出会いたかった。大好きです。
少年探偵・狩野俊介シリーズ第一作。名探偵コナンみたいに探偵がひたすら万能でワトソン役は残念な感じ、というのとは逆を行っている。つまり、俊介が推理力以外の知識や思慮に関しては実に小6らしい未熟さ・素朴さを備えており、ワトソン役の主人公・野上英太郎もしっかり事件の真相に迫って行くのである。読み応えが非常に軽いこともあり、シリーズ踏破をしたいと思う。 6点/10
探偵事務所を営む野上英太郎の事務所にある日現れたのは探偵を目指す狩野俊介という少年でした。スタンダードな推理物ですがトリックは驚愕。でもこの作品はなんといっても純粋でまっすぐな心を持った俊介が事件を目の前にして苦悩し、成長する姿がとても素晴らしく清々しい。
読みやすい本でした。そして限りなく優しい。はやみねさんが書いた解説も納得。多くのミステリーは人が死んでも、そこに探偵の私情が挟まれることは少ないと思います。でもこの本は、柔軟で脆い感情を持ち合わせた小さな探偵が苦しみながら、解決していく。そこがとても良かったです。続きも読みたいです。
か、かわいい。俊介君。そして猫を抱いているっていうのがまたよい。特に猫。いや、少年。両方。丁寧な事件関係者の証言があり、読みやすいミステリーですね。続きも是非読みたいと思います。
野上さんと、俊介少年と猫の組み合わせが可愛かったです。抜群の推理力を持っているけど、まだ12歳の俊介くんの幼さに温かみを感じました。登場人物のその後が気になり、次巻も読みたくなります。
同じ北海道にありながら、函館からはJRで9時間を要する最東端の街・根室。そんな根室からの帰路、スーパー北斗の列車内での読了でした。本書は「少年探偵・狩野俊介シリーズ」の第一弾で、初期五作が創元推理文庫から出版されているとのことですから、何とも愉しみな限りです。
殺人事件なのにあったかい気持ちになれました。謎解き側が優しいキャラばかりでいい感じ。トリックはちょっと反則気味で笑ったけど。
解説で人が死んでも怖くない推理小説と言うだけありますね。怖いという気持ちよりも温かく見守る野上さんと鋭い観察力で推理していく俊介君との繋がりがとても素敵です。読んでるとどうしても西洋風な街並みの風景が浮かんでくるのは気のせい?
表紙の印象からライト・タッチの話かと思ったら、本格的なミステリだったので驚いた。登場人物の描写に嫌味がないので自然に親しんでいけるし、全体に流れる温かさには北村薫作品に通じるものも感じた。
読んでる最中、じわっと涙が浮かんでしまった。俊介の純真な子供らしさとそれを見守る野上の姿がこの本か温かいと感じる理由だろうか。はやみねかおるさんの解説にはおもわず納得。推理物が好きなら、小学生が読んでも楽しいのかもしれない。
野上さんはちゃんと大人で、探偵役の少年・俊介が子供っぽさがあって、キャラがちゃんとしていて良かった。トリックには少しだけ、おいおい、と思ってしまったけど、お話は面白かったです。
殺人事件が起きて真相も悲劇的でしたが、とても温かくて優しい物語でした。とある探偵の元にやって来た少年と1匹の猫が共に行動したり、別行動をして情報収集する姿は本当に探偵と助手&親子みたいでした。そこに、少年だからこその殺人やそこに隠された真実に理解出来なくて、推理した真相をなかなか口にしない姿が印象的。少年探偵シリーズのファンになりました!
優しさを感じる、登場人物が魅力的なミステリ。優れた洞察力と推理力に長けていながらも思慮深い探偵の卵の少年、狩野俊介に、それを見守るような野上の関係が温かくて良いと思いました。俊介の猫、ジャンヌも可愛らしいです。野上が俊介を子供扱いせず、対等として見ているのも好印象ですし、警察が探偵に敵対せず、協力し合っている関係も素敵です。容疑者側のドロドロとした複雑な人間関係には驚きましたが、登場人物の優しさに溢れる作品でした。俊介が今後どう成長していくのか気になります。
月光亭事件の
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