摩天楼の怪人 (創元推理文庫)
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摩天楼の怪人の感想・レビュー(130)
スケールの大きなトリックと背景で大満足です。影響されて、建築に興味が湧いてきました。世界を舞台にした作品を読みたいけど、石岡君も登場してほしいしなぁ。
摩天楼の死角がそういう場所だとは。。。いやはや、脱帽です。停電時の34階から1階への移動方法についてはもうこれは建築史というかその時代そのものがヒントでしたね。いえ、もう全然わからないので流されるまま読み進めていきましたが海外編御手洗の中では大味で、一番良いお話でした。そしてこの頃はまだコーヒーだったのねと最後の方の一文に書いてあったので、ちょっと嬉しかったりしました。
すげぇ。口が開いたままふさがらない( ̄◇ ̄*)久しぶりに強烈なトリックの御手洗さん。分厚いけどあっさり読めたのは、(御手洗さん以外の)キャラクターがたってたのと、摩天楼の建築の魅力。
再読。最強フィールド魔法展開ミステリ。マンハッタンの超高層建築物をつらぬいたクリスタル。魅力的。もうそれだけでテンション上がりました。建築とミステリはやっぱり相性がいいと思わせてもらった一作。大がかりな舞台装置と緻密で大胆なトリックはこの舞台なくしては成り立たない。そこに御手洗さんが足を踏み込んだら?わくわくしちゃいますよね。舞台は現代という設定で進みますが解き明かすのはマンハッタンの歴史を孕んだ未解決事件。重厚感が心地よいです。誰にも気にされずひっそりと在り続ける外壁装飾のロマンがたまりません。
面白かった!石岡君が出てこないのは残念だが、ワクワクさせられてる展開続きで楽しめた。これぞ、本格ミステリーといった感じ。
久しぶりに濃ゆい御手洗シリーズ。事件の起こる年代が古いせいもあり、なかなかに想像力を必要とされる事件の連続で、見取り図や地図とにらめっこしながら読みました。見返すのが楽なように、画像は本の最初か最後にまとめて入れてくれると嬉しいんですが、それはちょっと贅沢すぎるか(汗笑。
御手洗シリーズで久しぶりに楽しめた作品。最近の作品はどうも小粒ばかりで、こちらとしても消化不良な感じだったが、久々に大胆な設定&トリックで読者を楽しませてくれた。「摩天楼の怪人」というタイトルも本格ミステリ好きにはたまらない。舞台もニューヨークのマンハッタンにある超高層ビル、しかも一癖も二癖もあるような者。このあたりは「斜め屋敷~」を彷彿とさせないだろうか。ただ、御手洗さんの推理が奇抜すぎて、また舞台となる建物自体の設定が複雑なこともあり、分かりにくい部分もあった。でも、それを除いても満足のいく作品。
アメリカに行くので、ご当地ものを探した。最近の飛行機は設備充実で本を持っていく必要はないかな。USで活躍する日本人を呼んで仕事がんばるって感じです。
長編・御手洗シリーズ。舞台は1969年のニューヨーク。奇妙な建造物や不可思議な事件は初期の御手洗シリーズを思わせるつくりだった。やっぱり石岡くんと一緒が良い。
とにかく面白い。個人的に占星術、暗闇坂が島田荘司のベストだったのですがこの話も追加です。やはり若い頃の御手洗氏はいい。行動力推理力と相反するような犯罪者への優しさ。推理しても犯罪者を糾弾しない姿勢。犯罪者の自死すら尊厳するその人間性。それが必ずしも現実として正しいかは関係なくあくまで物語の探偵としてこれほど優しく聡明な人はいないと思う。しかし島田氏の書く女性はこうも人間としてどうなのかという人ばっかりだな(レオナ然り)
島田荘司、数年の沈黙を破っての大作。御手洗シリーズの新作を待望していた読者の渇きを癒すのに十分な内容だ。そして物語全体に散りばめられた謎は今回も御手洗の閃きによって暴かれるが、果たしてこれを本格ミステリと呼んでいいものか疑問が残る。確かに手掛かりとなる暗号もあれば、事件現場の見取り図も読者に提示されている。が、しかしそれでもこの真相を看破できる読者は皆無であろう。こうしてみると、もはや御手洗シリーズは読者との推理合戦の領域を超越し、作者の奇想の発表の場になってしまったのだなと一抹の寂しさを感じる。
ヤングミタライの活躍。面白かった。突拍子もない謎と驚愕のトリック。まぁ、若干しょぼいのもあったけど、戦争という大きなテーマの中でならそれもありかなと。クライマックスの雨の高層ビルでの・・・は手に汗握る。何より、島田荘司は文章がうまい。
摩天楼全体の密室殺人事件。ライオン大通りの散歩道をあっさりと渡っちゃう場面はさすが御手洗さん!もと刑事の家にスープを飲みに行ったのかな?御手洗さん、そろそろ日本の馬車道に
最近の社会派的な作品と違って純粋に楽しめました(笑)冤罪などの社会派的な作品も嫌いではないのですが読んでいて痛いのが少し・・・。『摩天楼の怪人』は初期の御手洗シリーズのようにミステリとして純粋に楽しめる感じが良かった(笑)これでパートナーが石岡君だったら最高なんですけどね(笑)できれば国内で馬車道にいるころの御手洗&石岡君のコンビが見たいですね(笑)挿絵が付いているのは良いんですが単行本の時のようにカラーでないと少し見にくいのが残念ですね。
圧巻。ここのところ、冤罪ものや社会派テーマの作品が多かったけど、久々に大掛かりな仕掛け。途中のCG挿絵がないとわたしの頭には想像さえできないスケール。「斜め屋敷」や「北の夕鶴」(これは吉敷ものだけど)を彷彿とさせるが、斜め屋敷と違って御手洗の性格はかなりまとも。冒頭から謎だらけだったのに見事なラストといえよう。途中のミスリードにも見事に引っかかったし(^^; できたら日本が舞台のこういった作品を読みたい(外人の名前は覚えにくい)。老刑事とスープのくだりが個人的に好き。
後半からエンジン全開になり、ラストは圧巻。しかし、時計台での殺人事件などは怪奇性を高めようとしただけなのか、あまり残酷にする必要性がない。そのあたりが欠点だ。
摩天楼の怪人はとても孤独でした。島田さんのミステリにはでかい建築物出てきますが、今回のが一番でかいのでは?その分トリックも大きく、解決編での驚きも大きなものでした。余談ですが、幻想の空中バスの章は、事態を想像してちょっと怖くなりました。
御手洗シリーズとは言ってもちょっと違って御手洗潔の本格推理っぷりを期待するとちょっと違う作品になっています。 とは言っても御手洗潔の謎解きは圧巻ですし、アメリカ史実についてもかなり事実に基づいた勉強にもなりますのでお得な作品かもしれません。ただ、やはり僕は外人の名前がイメージしきれず消化不良の部分もいなめませんでした。
本編に挿入された CG によるリアルな 3D 図版が、読者の理解を助けるとともに、効果的にストーリーを盛り上げてくれている。未読の方は、本をパラパラめくると危険ですよ!
1969年の事件、御手洗潔21歳でコロンビア大助教授、おいおい。占星術殺人事件以来の御手洗ファンだけど、後付け設定多すぎて(しかもことごとく超人設定、主人公補正ってレベルじゃねーぞ)、もうすっかり別人。元ジャズギタリスト(?)で元(?)占星術師、ぐらいの設定で石岡君とまったりしてた馬車道時代の御手洗が良かったのに……。本作は島田荘司らしい大仕掛けもので事件自体は面白いんだけど(タイトルが若干ネタバレ、ってよくあるパターンか)、昔の事件なんであたりまえだけど石岡君の出番は無い。
マンハッタンの摩天楼ビルを題材にした推理小説。しかし、異国での推理小説の形式で、現代のビルの谷間に生きる一般的な「現代人」の物語と感じた。ふと見上げたそのビルの目的や歴史は一般的には施工主と建築家だけの物語であり、そのビルに囲まれて、さらに地上からしか見上げるしかできない「現代人」は、その存在不明確な空虚な空間に晒されて生きている。そんな読後感を持った。良作。
御手洗潔でも、キヨシ・ミタライでも。二十代でも五十代でも、御手洗は御手洗という嬉しさを、読んで感じた。謎を、その謎を内包する現実世界ごとひっくり返すような、大胆な謎解きは健在。
久々の御手洗さんシリーズ。舞台はマンハッタン。女優から提示される過去の謎を解いていくもの。さすが島田さん、すごく凝っている。殺人の描写がまたすごくて、一瞬綾辻行人の殺人鬼を思い出した。食前などに読むと確実に食欲がなくなる。物語の後半になるにしたがって、どんどん引き込まれていった。最後まで読んだはずなのだけど、読みとばした個所があるらしく、私の中で一つ謎が残ったまま。なので、後日再読する予定。それにしても、見事な描写で行ったことのないマンハッタンなのに、目に浮かぶようだった。
御手洗シリーズは飛び飛びに読んでいるのですが…キャラクター設定把握していなくても読めました。トリック云々よりも物語性が面白かったです。ちょっと人の殺され方が怖くて読み飛ばしギミな箇所もありましたが…; もう一本、地下のお話書けそうですね。CG絵があることで非現実的なのにリアリティが増しました。
[★★★★☆]建築、化学、医学、歴史...、島田荘司の全方向的な知識欲には圧倒されるばかりだけど、それらを覆い尽くす怪奇なる幻想と詩情豊かなストーリーテリングこそが、島田荘司たる所以。壮大なトリックはあるけれど、ミステリーとしての枠組みを超えて1冊の読み物として評価したい。摩天楼年表も個人的には非常に有用な資料。それにしてもあの安藤忠雄のプロジェクトからこんなストーリーが生まれるとは思ってもいなかった。
★★★★ メイントリックに往時のキレがみられないのが残念でしたが、アクティブな御手洗さんの姿等、「水ピラ」を読んだ頃の興奮が甦り、充分堪能できました。
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感想・レビュー:40件















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