れんげ野原のまんなかで (創元推理文庫)
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れんげ野原のまんなかでの感想・レビュー(141)
山の裾野に立つ市立図書館員たちの話。全5話の短編の続きもので、毎回季節が変わっていい感じ。4話目の名残の雪がよかった。滑り出しから2話目くらいまでちょっと理屈っぽい印象だったので、そこを乗り越えると楽しい世界に入り込めます。「床下の小人たち」とか、懐かしいタイトルが面白かった。
関東北部の架空の街、秋庭市の秋葉図書館を舞台としたコージーミステリ。読メのおかげで、またいい本に出会えました。 市街地の外れの図書館に配属となった新人司書の文子。閑古鳥の巣くう図書館で、欠伸を噛み殺していましたが、ある日を境に小学生に翻弄されることに。その後も、事件というか、奇怪な出来事に遭遇しますが、有能なるも一癖ある先輩司書の謎解きを担ってくれます。 最後の章のみ少し血生臭いですが、他は図書館ならではのミステリで、やな人は登場しません。こんな図書館、近くにあったらいいですね。
れんげ野原の真ん中にぽつんと佇む図書館(とその周辺)を舞台にした短編連作ミステリ小説。お役所の都合により郊外に建設され、利用者のほとんどいない図書館の新米司書を主人公に、一風変わった登場人物が図書館にまつわる様々な謎を解いていきます。最初はほのぼの系の話が多いのですが、途中から多少ですが重い話になります。それでも、最後のシーンは清々しい気持ちになりました。図書館の雰囲気や本好きな人には是非おすすめの小説です! また、普段はあまり本を読まないという方もすぐに読めると思います。
いかにも創元推理文庫な本で楽しんで読めた。加納朋子、坂木司、大崎梢の流れ。前作(?)の運動会の話よりはすんなり読めて面白かった。創元推理なら多少理屈っぽくても許せる不思議(笑)前職が司書というだけあって本(図書館)好きによる本(図書館)好きのための本。やっぱり本が好き!
【★★★】図書館で起きるミステリ。図書館ならではの話で面白かったです。表紙からほのぼのする図書館にまつわるミステリなのかと感じましたが、内容は結構シビアでした。
表紙買いした一冊 図書館が舞台のミステリー。 新人支所の文子が先輩司書の能勢さん、日野さんと 日常のちょっとした謎を解決する。 本人さえ気づかない片思いもちょっと切なくて、良かった。 解説が大崎梢で、ちょっとおっ!?と思った。 砂に頭を突っ込んでいるダチョウのように、見なければ 存在しないと思っていられた人を、突然目の前に突きつけ られたのに。たしかに心はざわめいて、痛い。でも、文子 は笑っていられる。
最近、キャラ作り過ぎて嘘っぽい設定が多い中 主人公の文子さんの普通っぽさが良かった。 ストーリ的にも、正統派。図書館物としてはこうありたいって感じ。 ジブリ映画の「アリエッティ」がコケまくりだったので 「床下の小人たち」どうしようかと思ってたけど この本読んで、やっぱり読みたくなりました。
いろいろと惜しい連作短編集。謎解きの密度、図書館という本好きにはたまらない舞台、キャラクター、どれももう一押しあればもっと面白くなったろうに、というレベルに留まっている感じ。
文庫で再読。地方の図書館の分館を舞台にした日常の謎系連作集だが、前に読んだところとおんなじところで引っかかる(笑)恋愛要素が唐突に感じられるとか、ファンタジーのような図書館の在り方とか。人物の性格ではなく、立場や仕事からキャラを立てていく書き方をするので、現代ものだとどうも馴染めないのかも。
図書館や本にまつわる謎を解く連作短編。ほのぼのとしたものから、少し重い感じのものまで裾野が広がっている。 街中の図書館ではなく、人がほとんど出入りしない場所にある図書館、という場所設定も独特。設定は素敵だな、と思う。 内容に関しては少し物足りなさを感じる。登場人物が魅力的な分、そこが残念なところ。
この前に読んだのが重ためのだったので、コージー的なのを、と思って。・・・の割には、ヘビーな話もあったなあ(笑)。本好きにとっては図書館という空間は特別で、そこで働く司書さんもいわば特別な存在。なのでもっと特別なモノを期待しすぎたかも知れない。正直、このキャラ設定で恋愛要素は入れてほしくなかったです。続編が出るなら、少し路線変更してほしいな。
図書館が舞台のほのぼのライトミステリーという感じ。思ったほどのめり込んで読むことができなかった。ちょっとご都合主義ぽいところがあるように感じた。あと、なんとなくしつこい感じも。設定は素敵なのにいまいちで残念でした。
れんげ畑の中にある図書館をめぐる話。連作小説で、そのそれぞれに謎がちりばめられている。それを登場人物たちが解いてゆくわけだけれど、主人公の文子の存在感が希薄。同僚の、妻子を持つ能勢がほとんどの謎をもったいぶって解説してゆく過程に多少フラストレーションを感じる。この能勢に恋愛感情を持つ文子の精神構造も無理やりな設定でいまいち感情移入出来ない。図書館を舞台にしているのだから、もっとほのぼのとしたストーリーにしてほしかった。
図書館の雰囲気もあってゆっくりした時間と日常の謎。5編からなる連作短編集。ミステリという感じではなく小さな謎。周りには建物もない秋葉図書館。ススキが茂っていた場所にれんげそう。図書館って身近であるようでなかなか奥深い。第1話読んで、子どもの頃は岩波少年文庫よく読んだなぁとか懐かしい。恋愛が若干からんだ展開がおまけに感じてしまったのは残念。子どももお年寄りも老若男女がからんでくる事件。後半にいくにつれてシリアス内容も。探偵役は能勢。奥さんと娘さんもいる男性。主人公である図書館司書の文子の普通らしさは良いね。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/25
異本源氏を読み返してたので勢いに任せてこちらも。文庫化再読です。前読んだときは全く気づかなかったけれどこれにも出てくる二・二六事件…そして『床下の小人たち』! アリエッティ映画化のとき全っ然気付かなかったですなんというかもう…好き好き言いながら雑な読み方してたんだなぁと反省しました…。お気に入りは以前と変わらず二話目です。
本好きを自称する人たちの多くは図書館・書店が大好きで、それが題材になっているときたらワクワクせずにはいられないものだと思う。しかし、今作には意外なところで驚かされた。主人公の実らぬ恋。好きな人の好きな人をも好きになってしまうとは、辛いのか幸せなのか。・・・などと、主体の謎解き部分よりもその辺りに変に興味を示してしまった。地味と言ってしまえばそれまでだが、登場人物が皆優しくて、ゆったりと気持ちの良い読書体験が出来た。
図書館が舞台となっている謎解きミステリー。短編集なので、読みやすかったです。特に、第2話の深雪さんのお話が好きです。こういう図書館が近くにあったら、のんびり本を読んで過ごせそうだなぁと思いました。れんげ野原がまわりに咲いている図書館とは、素敵です!!
全体的に掘り下げ感がなく薄い印象ですが、深雪さんは素敵でした。秋葉さんもよかったです。図書館のまわりが青々とした水田になる様子も見てみたい。続編出るといいな。
カバーイラストの主人公と思われる女性があまり魅力的に描かれていなくて、変なイメージを持って読み始めてしまった。ラノベのカバーイラストになぜあんなに力を入れているのかがわかった。文章力で読者にイメージさせた方がよかったんじゃないかなー。まあ、この手の作品は舞台からして本を扱った話題に終始することになるが、残念なことに出てきた本で「クローディアの秘密」しか読んだことがなかったので、面白さは半減してしまっていると思う。
古本屋ミステリー(ビブリア古書堂)、書店ミステリー(成風堂)に続いて、図書館ミステリー。最後の話に出てきた本はアリエッティの原作本だったので、犯人はあれが映画化する前に事件に決着がついて幸いだったね、と思ってしまったww一番好きな話は、老婦人と暗号の話。近所に図書館がないので、専ら買って読む派だけど、こんなのんびりした図書館があったらどんなに嬉しいことだろうと思う。
日常の謎系のミステリはあんまり好きだはないんですが、この話は図書館が舞台ということで、ミステリ好きというより、ただの本好きとして楽しみました。本を巡って人とつながったりするのってとってもいいなと感じました。
貸し出し期限に追われるのが嫌で本は買って読むことが多く、図書館もしばらく出向いてないけど、こんなのんびりした図書館なら一日中ゆっくり出来そう。温かみのある日常ミステリー。二話の深雪さんのお話が特に素敵。でも主人公の恋愛要素は入れる必要があったんだろうか。私には余計に感じた。
惜しい!素材はいいのだ、すごく。辺鄙な場所に建てられてしまった田舎の図書館を舞台に、次々起こるミステリアスな事件、という設定はすごくいい。手に取りたい気持ちにかられ、買った。しかし読んでみると、演出が弱い。肝心の田舎のコージー感が薄い。人物(特に語り手)が薄い。恋愛要素が蛇足。料理の仕方によってはもっと芳醇な味わいが出せる素材なのに!ミステリとしてはきっちりつじつまが合ってるだけに、惜しい。もっと寝かせて熟成させてから書けば、コージーミステリファンが飛びつく秀作になったかもしれないのに。すごく惜しい一冊。
こういう日常の謎系の物語はけっこう好きです。特にお気に入りは深雪さんと教授の暗号のお話。性別は違うけれど教授の気持ちは物凄く分かりますね。
私は、本は買って読む方が好きですが、こういう話を読むと図書館もいいなって思っちゃいますね(^^)今度、地元の図書館に行ってみようかなー
こんな平和な公共図書館があるなら仕事してみたい。実際はハードな世界でしょう。図書館用語がちょこちょこ登場するし、図書館で借りて読む方のほうがより楽しめるのでは。自館の利用はなく他館からの貸出依頼ばかりの件は身につまされる。
図書館を舞台にした連作短編集。こういう本はついつい手にとってしまう。ススキ野原(後れんげ野原)の真ん中にある図書館はとても良い雰囲気。話としては、第二話の「冬至―銀杏黄葉」がお気に入り。図書館での暗号のやりとり、また、その謎解きにワクワクしました。これはシリーズ化するのかな?
一話目こそほのぼの系と言えるが、三、四、五話目はゾクリとする話だった。私が怖がり過ぎなのでしょうか。表紙のテイストと違うやんけ!と夜中に読んだことを後悔。以前単行本を読みかけて挫折したのは心に余裕がなかったのだろうなあ。いろいろムリのある所もあったように思うが読み終わってしまえば気になりません。叩かれるの覚悟で言うならば、解説、もうちょっとどうにかならんかったのかね。
すすき野原の中に建つ図書館を舞台に、新人司書の文子と先輩の能勢が不思議な出来事の謎を解く、連作短編集。本を巡る物語というのは、いいねえ。やっぱり。
文子嬢、ちょっと一人上手だね。年上の人には可愛がられそうだけど、友達だったらちょっとイラッとしそうなタイプ。物語としては可も不可もない…かな。読みやすいけど、没頭したり後引く感じがない、というか。でも、シリーズ化しそうな気配があるので、次があったらとりあえず読んでみるとは思う。
#dokusyo 連作短編集で読みやすい。お昼時や休憩時間の友に良かった。あまりに正しすぎる表紙イラストは、一見、作品と合っているようで実は合っていないのでは? 主人公の文子は人並みに負の部分も持ち合わせているし、もし持っていなければ魅力的でなくなるから。ただ全般的に、ありがちなキャラというか…。あまり読まなくても「こういう人だよね」と分かってしまう点が、ちょっと残念だった。ちなみに、ふと気になって調べてみたらこの話が世に出たのは2005年、アリエテッィの制作発表は2009年。こんなこともあるんですね。
れんげ野原のまんなかでの
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