アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
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アヒルと鴨のコインロッカーの感想・レビュー(8627)
明かされぬまま積み重なっていく謎と複線が過去と現在分で2倍増し、真相が気になりすぎて最後のページに飛びたい衝動も2倍増しです。交差していた過去と現在が一つに繋がったとき、じれったさは開放感と寂しさに変わっていました。ひょっとして最後のポメラニアンはあのときのポメラニアンなのかな
伊坂得意の時間軸交錯。+αの交錯が、今回は『そこか!』という感じ。ずるいよ、映像ではどうなっているんだよ(笑)。最後のシーン、閉じ込めた後に彼は何をしたかったのか。直前に覚えた単語の実行か? “葬儀”の強行か? 愛の国ブータンと言えば、先日国王夫妻が来日していましたな。来日より前にこの本を読んでいたら、チョット違った風に来日風景を見ていたかもしれない。
再読。だいたいストーリーは覚えていたにも関わらず、夢中になって読めた。むしろ分かっているからこそ、「ここはこういうことか…」と些細なセリフなんかにも唸りながら読めた。椎名の脳内セリフ?や麗子さんの言動についバスの中で吹き出したりするくらいユーモアたっぷり、なのにダークで理不尽さが辛い、切なくて苦しいけど優しい…色んな感情が混在して読後はただぼーっとしてしまう。伊坂さんはすごいなぁ。好き。
ただただ、切ない。河崎と琴美とドルジがどれだけ固い絆で結ばれていたかを実感すればするほど、彼らの他愛ない会話やエピソードが胸に刺さります。生まれ変わっても3人で笑い合っていて欲しい。
終盤のどんでん返し、全く予想できず、エ~ッと驚き、思わず前半を読み直した。見事に騙されちゃいました。少し前に訪日したブータン国王夫婦を思い出したりもした。伊坂作品は、胸糞が悪くなる人間たちをこれでもかと好き勝手にさせるんだけれど、それだけで終らせないのが安心できるというか、物足りないというか、そこんとこ、突き詰めるとどうなるのだろう?ともあれ、この作品も好きな方だ。
本も映画も大好きです。 伊坂幸太郎さんの本全般に言えるのは、セリフがイイ。カッコイイ。 ハマりますね^^;
アヒルと鴨のコインロッカー、タイトルが素敵。アヒルと鴨の違い。違いは小さいようで大きい。大きいようで小さい。
作中で評されるディランの歌声のように「優しくて、厳しくて、無責任で、温かい」人達のお話。所々に風刺的なスパイスが利いていて読了後に思わず唸ってしまった、そんな作品でした。
川崎、ブータン人、ドルジ、琴美、麗子さん、椎名・・椎名目線の現在と琴美目線の2年前の話が交互に出てきて終盤に近づくにつれ繋がっていく構成は読んでいて面白かった(少し偶然が多すぎるけど)。ペット殺しは残虐過ぎて気持ちが沈んでしまった。うーん、、動物園で3人が写真を撮るシーンはなんだか良かった。
久しぶりに伊坂さん読んだ。勧められた一冊だったのであらすじも一切なしで。やっぱりこの世界観、好きだな。3人組以外は主要登場人物みんな好きだ。「世の中の動物や人間が幸せになればいいと思うのは当然だろ。生まれ変わりの長い人生の中でたまたま出会ったんだ。少しの間くらいは仲良くやろうじゃないか」ブータン人の幸福度が高いと言われる理由が少しわかった。国の違い、宗教の違いによる色々なものへの観念の違いというものを今までで一番理解できた、教科書のような一冊。2012
文庫にて再読。思えばこの物語が伊坂作品との出逢いでした。何年前か本屋にこの単行本が平積みされていて、タイトルと手書きポップに魅かれ購入しました。読んで哀しく切ない内容ながらも、ウィットな会話と物語の展開に驚き、小説を読む楽しみを十分味わえた一冊でした。そのあと本屋に駆け寄り、当時刊行されていた「重力ピエロ」や「陽気なギャング・・・」などの伊坂作品を全て買ってしまった覚えがあります。今読み返しても十分面白く、好きな伊坂作品と言われればこれをあげます。
現在と二年前の対比で細かい部分を想像させつつ、後半で勢いよく真相が分かるが、見事に騙された。河崎の妙な行動が伏線だったとは気づけなかったです。アヒルと鴨とはうまいことを・・・ それにしてもネコを殺すとは 許せぬ! ストーリー以外にも、ブータンの話は興味深かった。因果応報や生まれ変わりが信じられているのなら、とても優しい世界なんだろうなぁ。ラストのシーンで本当によくできたタイトルだなぁと実感。陽気なギャングと若干のリンクもあってニヤリ。
本屋を襲う。最初はどうしてこうなったと意外だった。現代と過去の交互の進行で、徐々に核心に近づいていくそのテンポが個人的にはとても絶妙に感じた。河崎という人に、私は一番関心をいだいていたのだけれど、結局彼の中での琴美とドルジはどういう位置づけだったのかなあと。私の想像の中ではまあ、ある程度こうかな?とまとまっているのだけど、謎な人だなあ。ラストは、あんまりハッキリ描かれていなくて思わず二度ほど読み返した。ぼんやりとしたせつなさで、こういうラストもいいなと思った。
過去と現在の両方で登場している人物たちは出会いや別れによって2年間で皆少なからず変化している。そのギャップが予測できない部分もあり、面白い。今回、物語に途中参加したおかげで椎名も2年後にはだいぶ変わってそう。
もう本当凄いとしか言えない。今まで読んだ伊坂さんの作品の中で1番好きかもしれない。若干先が読めたけど、まさかのどんでん返しがあって呆然だった。いつものように伏線がたくさんあって回収も素晴らしかった。この物語は惨劇悲劇なのにラストの実態は直接書かれずで、優しく暖かくのんびりとした雰囲気で終わってしまった。でも逆にそれが読み終わったあとの寂しさを増大していたと思う。
冒頭からインパクトがある話でした。伊坂さんの作品の中では、一番ミステリー色が強かったと思います。こんな文を書けるのは、伊坂さんならではでしょう。個人的に、一番好きな本です。
面白くて一気に読んだものの、なんとなく終わり方が寂しい感じ。結局、現実はこうなんだよなっていうやり切れないような気持ち。なんだかなぁ。でも、展開の仕方が本当に惹きつけられて、現在と2年前が違和感なく読み進められた。映画観たことないのに、頭の中で勝手に映像化されてて、想像力の無い私には珍しい現象。文章のおかげ。ドルジにはやられた!なんだそれ!!これも映画になってるんですね。河崎とドルジがどうなってるのか観てみたい。
個人的にはミステリーとしての面白さよりも物語としての面白さが強かったです。言い回しや細かいところがリンクしていてほっほー。ちょっと「魔王」を読んだときと印象が被った・・と書こうと思ったら、「魔王」も伊坂さんの作品でした。がっつりミステリーというよりはミステリー風味の青春もの、青春ものとしても若干アンダーグラウンド寄りの青春ものでした。全体的にバランスの良い一冊だと思います。ちなみに麗子さんのキャラが登場人物の中では一番好きです。
DVDを観ていて読まずにいた内の一冊。読みながらボブディランを聴きたくなるのと役者さんたちの表情が何度も思い浮かんだ。琴美は潔癖なほど正義感強くて好き嫌いはっきりしていて、ロボットみたいな麗子さんや河崎にさえ影響を与えることになるくらいの強さ。素朴で温かい人たちの個性と共に残酷な描写も必ずあって、何故ここまで恐ろしい感覚を描く必要があるの?といつも思う。綺麗事だけでは済まされない現実を知らせているのかもしれない。それでも正義や善が貫かれている決断をしているから悲しい終わり方でも潔ぎ良さや爽快さがある。
本屋繋がり。支離滅裂なキャラが多い傾向のある伊坂さんはちょっと苦手なんだけど、これは面白かった。二年前と現在の物語が交互に語られ、淡々と進む。やっぱり支離滅裂な奴はいたけれど、軽くどんでん返され、気持ちよく騙された。読後感は良く、特に最後の一文はシャレも効いてて最高の〆。この前綺麗なお姫様連れてきたのはブータンの若い王様だっけ?いいところなんだろうなあ。こういうのは何小説?ミステリ?サスペンス?こういう何でもないような日常、いや、それよりもほんの少しだけ非日常に踏み込んだ世界を面白く読ませるのはさすがだ。
★★★☆☆
映画で見たらつまらなかったが、原作はまあまあおもしろかった。
どうでもいい河崎との日常の話がつまらなかったけれど、オチはよかったかな。
【★★★☆☆】時系列をずらして展開されてるため読んでて飽きがこなかった。動物が殺される話は大嫌いだけど、読後の不快感を残さないのはさすが伊坂さん。
本屋の店員は一目見た時から伏線だと分かったけど、何故本屋を襲ったのか、どう2年前と現在が繋がるのか、広辞林の謎、シッポサキマルマリなどの伏線と回収の巧さはさすが伊坂幸太郎。しかしそれ以上に川崎の正体が分かった時の驚きがすごかったせいで、それをどうやって映像化したのかっていう疑問が出てきて話に集中出来なかった。また何年かしたら読み返そうと思う。もちろん映画を見たあとに。
先に映画を見てしまっていて、何となく敬遠していた作品。でも読み始めてみると、映画とは全く違い、ひとりひとりの個性がしっかりとでていて、引き込まれた。≪2年前≫と≪現在≫が交互に進んでいく中で、様々な共通点や違和感があって、ページを捲る手が止まらなかった。雰囲気的には『砂漠』とかと似ていて、自分の中ではとても好きな作品でした。
映画しかスキ♪♪先に映画見たからかな? 時系列ややこしくなくて読みやすかった。 映画もそうやけど鳥葬残酷で気分落ち込むけど最後ディラン持ってくるあたりで盛り返すから◎(^^)
過去と現在で最後には物語がつながった。意外な展開でびっくり。2年の間に起こったことは終わりじゃなくて,続いていた。面白ろかったけど,あんまり爽快ではなかった。
過去と現在が交互に語られ、一体3人の間に何があったのか椎名と同じように気になり、どんどん読んでしまいました。河崎にはすっかり騙されてしまいましたが、友情と愛情が深くていい仲間でした。河崎ってどれくらいカッコイイんでしょうか?!一度拝見してみたいなんて言ったら、琴美さんに怒られそうですね(笑)
まさか、○○がドルジだったとは思ってもみませんでした。最後にやっと過去と現在が繋がりましたね。映画では瑛太さんが河崎なのね。DVD見てみようかな?
アヒルと鴨のコインロッカーの
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