百万のマルコ (創元推理文庫)
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百万のマルコの感想・レビュー(162)
退屈な牢から不思議な物語の世界へ誘う百万のマルコ。納得出来る話、いまいちわからなかった話、あったけど、囚人達と考えたりして、全体的にみると興味深かった。
ボロをまとったマルコの不思議な話は、牢獄の仲間達の退屈を忘れさせた。
連作短編集。
読んだ事ないけどアラビアンナイトの話を聞かされてるような気分になってしまいました。
各話同じ様なパターンで進行するので、多少読み飛ばしても支障の無い部分がある。一つ一つの話も面白いが、最後に大きな流れの決着がつくので読後感スッキリ。
マルコポーロが獄中で囚人仲間の無聊を慰める効果のある13話のホラ話的冒険譚を語って聞かせる。矛盾するような話であっても、どれも謎解きされればアッと言う要素もあり、小噺的でとても面白かった。よくこれだけのトンチ話を思いついたものだと作者に感心。公平に一つの食べ物を分ける方法以外、謎は解けなかった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/17
マルコ・ポーロが主人公で、旅の中で起きた出来事を謎かけ風に短編で読ませてくれます。百万のマルコの百万という意味には、百万長者という意味の他に嘘八百という意味もかけられているらしいです。マルコのホラ話だとしても、充分に楽しめるし、頭を捻ってオチを予想する為、薄い本なのに思いのほか読了までに時間がかかりました。マルコ・ポーロのあの有名な「東方見聞録」もいつかはチャレンジしたいなぁと思わされる作品です。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 09/14
一話目を読んだら、成程――と読書好きな人ならば幾ばくか共感するところがあるのではないかと思います(あるいは自分も彼らと似たようなものだと、身につまされるかw)。肩ひじ張らずに読める楽しい本です。
良い。毎回登場人物たちとともに「ここではないどこか」に連れてかれる気分を味わえる。そもそも「読書」ってそういうモノだし、自分にとっては。物語=ホラ話でいいじゃないか。今日もオモチロイお話に出会えたことに感謝、アーメン、アーメン。
面白かったです。謎解き、というよりも昔のアニメ「一休さん」に似たとんちだと思いました。さらっと気軽に読めるのですが、その分後に残らない。その軽さが「箸休め」的でいいのではないでしょうか?
一編が20ページ強ぐらいの短いものなので、気軽に読めるしトリックが頭の体操レベルの物だったとしても逆にへーってなる。それに、最後の一遍のシメも結構良かったと思う。
戦争捕虜として獄中で燻る若者たちに、マルコ・ポーロが聞かせる東国の不思議な話。ミステリーというより、とんち話って表現がしっくりくるような気がします。一話が短く、さくさく手軽に楽しめました。
図書館。ここまで読んできた柳さんの著作では、いま一つだったような...。謎解きも人物、況や世界観も楽しめなかったなぁ。西欧文化の基礎である宗教的な部分が、さほど比重を占めてなかったのも勿体ないし...。西欧の異文化(宗教)に対して、どう偏見があるのか誤解してるのかの部分が、フビライを通して語れたらなぁと思う部分があったりです。 ただ、連作短編集なのでサクサク前後を気にすることなく読めました。
短編集。マルコポーロの冒険話を牢獄で退屈している囚人達が推理する話。ひとつひとつは引き込まれてとても面白い。雑誌に載っていたらいち早く読みたいと思うだろうが、展開が似ている話が続くのでちょっと飽きる。最終章はすごく良かった。
……たいした百万野郎だぜ -P32/PB- ★★★ 一定の空間に一定の登場人物たち、にもかかわらず各エピソードがユニークで本当によくできていて、牢屋の住人たちとともに異世界へ飛ばされる。13世紀アジアで興る突然変異によって生まれた広大な帝国。マルコ・ポーロ=黄金の国ジパング程度の知識しかなかった自分、次々に"騙られる真実"は目をみはるものばかり、百万野郎にすっかり魅了された。続編を期待したい。
大変私好みの作品。牢屋に閉じ込められた4人が救いを求めたものは?新人マルコから語られる突拍子もなく不思議な物語。ほら吹きも大ぼら吹きとなれば偉大である。
ジョーカーシリーズで好きになった柳さんの作品ということで借りて読んだが、ジョーカーシリーズのようなスケール・切れ味を期待すると拍子抜け。ただ、この作品は作品で、良いと思う。舞台設定は「ラマンチャの男」を思わせる感じで、それぞれの謎はまさにとんち話か詭弁論理学かというような小品。獄中のメンバーの造形がもう少しクリアであればもっと面白くなったような気がする。
大法螺吹きのマルコと彼の出す謎々で退屈という牢獄から抜け出す物語。中世イタリアの風俗がもう少し入っていても良かったんじゃないかと思いつつ、全体的にはなかなか面白かった。日本とスリランカ、恐らく中国の雲南は分かったが、あとの国が……どこだろう。
謎だけを取り上げてみればなぞなぞ集だが、これほど魅力的にパッケージされればぐうの音も出ない。秘境小説っぽいわくわく感がある。マルコの報告といえばカルヴィーノを想起するが、確かに一脈通じるところがある。カルヴィーノの寓話性の部分に入るのが論理性だろう。退屈しのぎとしての物語、そして謎かけというミステリ的構図を史実に当てはめた、実際これは発想の勝利だ。
★★★★★★★☆☆☆
西洋版一休さん、概して頓知話。最初は、頓知に対して何とでも言えるわみたいな感覚で読んでたけど、それはコロンブスの卵みたいなもんで...(恥)。読めば読むほど、マルコの冒険譚が聞きたくなる…。続編を期待する。
パズル集のような短編集。出ることができない牢の中でマルコが話す謎は、御伽噺のように荒唐無稽なのに理論的だからこそ、受け入れられたのかなあ、などと少し思ってみたりしたのでした。
ミステリーというよりかは「頭の体操」みたいだった。牢の中だから仕方ないとは思うけど、マルコや囚人たちにもうひとつふたつ展開がほしかったかな。
一休さん?とんちのような謎掛けの短い話の集まった一作。一話が普通よりも短いだろうから(何せこのページ数で13作もあるのだから)あっと言う間に読み終われる。それかっ!と思わず膝を打ってしまうこともあった。(悔しいが…)。
ミステリというよりは、トンチ話。脱力してしまうようなものもいくつかあるが、これはこれで気楽に読める。それよりも、作中でマルコが語る不思議な文化の国々。1編20頁程度の作品の、その中でも半分程度の分量しか割かれていないのに、それぞれが非常に鮮明に思い浮かぶのが印象的だった。実際にはあり得ないものとかも、無論、あるのだけど、当時の欧州の人にとって、アジアってこんな全くの異世界だったのだろう、と思わずにはいられなかった
一話一話が短いので気軽に読める。朝に出題部分を読んでおき、仕事中にあれこれ考えて、帰りに解答を読んで「そりゃないよー」と突っ込むのが楽しかった。
★★★★☆ 図書館本。暇つぶしに借りてみたのだけど、非常に面白かった。洒落が効いてていいなぁこうゆうの。著者は柳広司だったのか。「ジョーカーゲーム」と同じ人なのね。
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感想・レビュー:52件
















































