百万の手 (創元推理文庫)
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百万の手の感想・レビュー(298)
何というか…惜しい。途中で物語の軸がブレている気がする。前半と後半が別の物語みたい(言い過ぎかな?)。素材を贅沢に盛り込みすぎたか?正哉が宙ぶらりんになってしまったようで、気の毒。
SFテイストな設定、友情、出世の謎、親子関係、ミステリーと要素は満載。満載なんだけど、どうもまとまりを欠くというか、なんというか。面白かったは面白かったんだけど。
展開がまさかまさかの連続で意外な方向に進んではらはらしたけど、東さんの変わらないスタンスに救われた。漫画的になるかもしれないけど、ラストにもう一つ奇跡が見たかったです。正哉…
始めは親友の死の謎を追っていたけど、あとから自分の出生の秘密へと物語は流れていく。何故この世に生まれてきたのか、一体自分は何者なのか…この問題は思春期につきものだと思います。
畠中さんの本は『しゃばけシリーズ』が大好きなんだけど、時代物でない作品は読んだ事ない!期待しつつ読んでくとあらしゃばけは妖怪だけど、現代ものは幽霊でてきちゃうんだ(^^;と読んでたら、そのゴースト必要ない設定じゃない?と思ってしまった。途中からその幽霊もいなくなっちゃったし、息子大好き母親が急にクールダウン。殺されそうな子は引っ越したら放置、途中で作者もシフト変更しちゃった?全体的にぼやけた感じになってしまい、こんなもんなら現代物かかずにしゃばけシリーズだけ頑張ってればいいのにとすら思えた。
畠中恵の本全般に言えることだが、登場人物があまりにも漫画漫画しすぎていて鼻につく。また幽霊(?)が出てくるにもかかわらず扱っているモチーフがクローンと言う科学分野であることもあまりにミスマッチであるし、そもそももっと構成を煮詰めれば幽霊ヌキでも話はスムーズに進んだはず。ミステリーとしても、文学小説としても、ライトノベルとしてもあまりに中途半端だった。「しゃばけ」シリーズのファンで、作者の作品ならなんでも喜んで読める人向けだろう。
家事で焼死した親友の魂が携帯電話に残り、二人で事件の真相を解明するべく奔走するところから話が始まる。途中からは自分の出生の秘密へと流れが切り替わる。途中で親友の魂があっけなく消えてしまったり、強引な感じは否めず、スッキリしない…。ただ、最初はチンピラだと思ったけど、意外と思いやりのある未来の義理の父、東は好きだったなぁ。
幽霊になった親友との事件捜査や、家族問題、出生と色々な要素が詰め込まれているけれど、どれも中途半端な気がした。複数ある事件の流れや人の動きなど展開が強引だし、途中からどうラストに持っていくのか不安だったのだが、やはり消化不良の終わり方だった。
マンガやアニメを見ているみたいだった。最初に幽霊となって登場し、主人公に寄り添ってた正哉はどこへフェードアウトしてしまったのか。和美ちゃんも引っ越してそれっきり。事件を起こした犯人の動機が「なんじゃそりゃ」なら、おかんと東の出会い方や突然現れた柴原センセの恋人も「なんじゃそりゃ」なんだけど、ところどころに散りばめられたフレーズに「そうだよねえ」とか「その通り」と相槌を打ちたくなるところがさすが畠中さん。ツッコミどころ満載ながら、面白かったです。
いろいろ詰め込まれていて、ちょっと消化不良気味。前半のファンタジーっぽいミステリーの路線のままでストーリーをすすめて欲しかった。といいつつ、面白くて、引き込まれて読んでたけど。
後半になる程、どんどん先が気になった。これが本当の黒幕かと、思えばまだ先がいて。ラスボスの動機と、それに対する義理父(予定)の喝破がいい。火の海の原因と、それが分かって追い込まれて行く一連の流れもはらはらさせた。……ただ、親友が気に入っていたので…。あの唐突な別れのあと、本当に出てこないとは思わなかった。あんなささやかなんじゃく、最後に見せ場ときちんとした別れが欲しかったなあ。それだけは寂しい。
読みやすい軽いミステリー。前半と後半とで雰囲気が違いすぎる感じ。東は嫌いではないけれど、前半のノリで携帯電話の相棒と一緒に突っ走ってほしかったし、魔性の母親でいてほしかった気がした。
畠中作品の中では珍しい現代物ミステリー。意欲作ではあると思うので駄作扱いはしたくないのですが褒められたものではない…というのが正直な感想です。お得意の時代小説との出来の差に腰を抜かしました…; とにかくありえないでしょ!とつっこまずにはいられない超展開の連続。描きたいことがたくさんあるのは伝わってきたのですが、結果的に全部が中途半端なところで終わっていてモヤモヤ感だけが残りました。
親友が放火事件で命を落とすことから、自分の特別な生い立ちを知ってしまう。何もかもストンと落ち着いて、気持ちのいい読了感。前半では親友と、中盤ではひとり、後半では父親との調査。最初は親友に依存していた主人公だけど、中盤・後半と立ち直っていく(というか、立ち直らざるをえないのか。)父親との関係は親友とは違う。どんなふうにかって考えると微妙なんだけど。クローン人間という、有り得そうと有り得ないの間を行き交うテーマを、親友が携帯から語りかけてくるというファンタジックな雰囲気が入り込みやすくしてくれていたと思う。
生まれる過程がどうあれ、どう生きるかは自分で選択して未来はその手で掴むもの。・・真っ直ぐ前向きなテーマのおかげで読後感良いです。が。前半は選択する未来を失くした親友との青春ファンタジー風味、後半は色々なものが欠けている人達が絡む近未来医療ミステリにがらりと趣が変わって驚き。また、前半は親友、後半は義理パパが主人公を助けるのですが、主人公がある意味お姫様状態過ぎるような。義理パパが凄くカッコ良くて後半から俄然楽しく・・・『息子よ、どちらを選ぶ?』という問いかけに『親父!』と返す場面が凄く好きです。
始まりはオカルトというか、ファンタジー系?っぽかったのに、途中から社会派。テーマは重くて考えさせられるものだったけど、なんか中途半端感が。正哉の声がするケータイはいったいなんなの?意味がない気がする。東さんが良い人でよかった。
どこかで読んだことがある感がぬぐいきれない。ざっくり言うと【親友の死んだ理由を探っていく】話。帯に書いてあった「死んだ親友から電話がかかってきた」みたいなのも最早あまり関係ない気がします。
おすすめ度★☆☆☆☆
SF(少し不思議)度★★☆☆☆
積読本より消化。幽霊ものミステリで幕を開け、社会派(ちっく)で終幕。いろんな要素が入っている割に、スッキリ読めて面白い。段々話が大きくなって行くにつけ、頁を捲る手が早くなった。気になるのは、途中退場になった和美ちゃんとの決着はどうするんだろう?とは思うけど。
東さんはかっこいいけど・・・。はじめと流れが全然違うやん。赤川次郎のふたりっぽいはじまりだったのにクローンって何よ。プロットとかなしに直で書いてるのかな?わりと無理やり感のある携帯云々を入れた割にほとんど設定が役に立ってないやん。正哉はキーファかwあと、あからさまな死亡フラグw
最初は親友の事件って感じだったのが、確信に近づくにつれて浮き出てくる主人公のつながりが意外でした。『百万の手』の意味が・・・。「しゃばけ」とは、また全然違った感じでよかったです。
「黙れ! ごちゃごちゃ言わんでいい! お前はお前だ! 全世界の倫理を一人で背負う必要もなし! そんなことは神様にでも任せておけ!」ちょw 義父のキャラ濃い。なにゆえにべらんめえ。カッコいい親父もえ~(´▽`*)
「しゃばけ」シリーズで有名な著者の初現代小説。ファンタスティック・ミステリと銘打たれている通り「形見の携帯電話を通して語りかけてくる親友」という設定を軸に物語が展開するかと思いきや、早い段階で予想を覆されたり、一筋縄ではなかったり。過剰なほどに様々な要素を盛り込みながら綺麗に幕を引ける辺りは流石。シリーズものでは味わえない良い意味での緊張感に溢れた入魂の傑作。
前半の親友と一緒に話進めてる時のほうが面白かった(というか単に私好みだった)。途中からクローンとか絡んできちゃってエーそんな展開なんですかーと多少おいてきぼり感を感じつつ、人死に過ぎだなと思いつつ、読み進めるうち東さんにはどんどん好感を持っていった。カリスマには気をつけろ的な台詞が印象に残った。(5)
母親が、序盤と終盤で変わり過ぎの様な気が。クローンがテーマだったけど、いまいち消化不良の感が否めない。主人公の推理が強引なのでは。東のキャラは立ってた。
目の前で燃え盛る家に入っていき死んでしまった親友。親友が遺した携帯に彼の声が・・。放火の犯人探しを依頼する親友。次々と起こる事件の背景には必ず産婦人科があり。クローンだの、代卵を使った人工授精だったり、そこまではいいのだけど主人公の過呼吸はいらなかったのでは。もしクローンであることでの障害ならもっとそこを突っ込んで書いて欲しかった。持ってき方が強引で意味不明の所があるが、最後はよくまとまったかな。
着目の面白いところが散在するのだけれど、推理の展開、解明への手段が軽すぎるというか、強引というか。テーマ、テースト、詰め込みすぎで、かえって物足りなさを感じてしまう。主人公のキャラは「しゃばけ」を書いたこの作者らしいですね。
「盛りだくさんで贅沢」 なんじゃなく 「風呂敷広げすぎて散漫」 な印象。。。 壮大なテーマをそれなりの枚数を使って描いたのに残念
百万の手の
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感想・レビュー:70件















ナイス!






























