動物園の鳥 (創元推理文庫)
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動物園の鳥の感想・レビュー(1122)
1作目では、とりあえず踏み出せばいい、与えられる優しさはすべて与えてみよう、ていう感じだったのに、今回は、自分の手に負えない優しさは、ないほうがいい、ていう感じで、考えさせられた。優しさって、何なんだろう。人に嫌な顔されないように、人に迷惑かけないように、なんて考えて自分の考えがなくなるのは私も一緒かもしれない。もっと、自分の意見をもって、主張して、あの人はこういう考えだよね、って、一人の人間として認めてもらえるようになりたいと思った。
ひきこもり探偵シリーズ完結! 何とも終わり方がやさしい。 後味がさわやか。 そして、鳥居の過去、坂木の涙の理由 滝本の・・・などいろんな謎が解ける作品。
坂木が涙脆くなった原因がひどく悲しいものと知って切なくなりました。過去のあのときにお互いがいなかったらと考えると…少し怖いです。結果的に依存関係になってしまっても手を離して並び立つことでその関係を変えることはできますが、そもそもの関係が丸ごとなければ何を変えることもできません。ふたりが互いに関係することを選んでくれたこと、その上で過去に区切りをつけぎゅうぎゅうに握っていた手を一度離して考えることができたこと、そうして相手が痛くない強さで手を繋ぎなおすことができたこと…全てが良かったと、そう思います。
★8 三部作完結。滝本イイ奴、滝本無双。三篇通して「傷と再生」の物語だった。【ネタバレ】鳥井は滝本の依存は見抜けるが、自身と坂木の依存関係については一切考えられない。それだけ自分自身の事は見えにくいし、それを見えるようにする為に周囲に沢山の「友人達」が必要なのかもしれない。○「守っているつもりでその相手にすがっている」本気で守る事は自分よりも保護対象の優先順位を上げる事で、それはそのまま「依存」という言葉に置き換えれてしまうのかもしれない。難しい。(追加感想)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 02/06
ついに完結してしまいました。優しい余韻が残る終わり方でした。謎の真相、鳥井くんたちや周りの人の過去…いろいろ考えさせられました。
坂木と鳥井、滝本と妹、他の人もみんな色々悩みがあり、それを明らかにしていくのですが、一歩踏み出すことは心に問いかけることになり今までの自分に対しての審判のようで辛いけど良いことなんだろうなと読んでおもいました。やはりこの著者の優しさが感じられる文章で最後の方は読み返してしまいました。何か辛いときにいつか再読するシリーズだと思います。合う人にはすごく合います、自分はこの著者を読書メーターで知ることができて良かったですね。
シリーズ完結。初長編。鳥井慎一と坂木司。友人と妹。依存されているようでいて、実は自分が依存していた。補完しあう人間関係、そこから生まれる友情や信頼、恋愛関係。
シリーズ完結作品にして、初の長編ともなっている。 それぞれのバックグラウンドが明かされる作品でもある。抱えているモノがあって、それでも生きているのが人なんだろうな、と。何かしら人としての弱さを内包している登場人物を見ているとそう思う。 鳥井と坂木の関係も一歩踏み出したものになって何より。冒頭の文章が後半でもう一度出てくるが、最初と最後では受け取り方が全く違う。前に進むのは、怖いことでもあるし、痛いことでもあるのかな…と。一歩踏み出した二人を見ていて思った。 シークレットトラックは嬉しかった。
超道徳・人生副読本的かつ日常系ミステリ。3部作読み切りました。キャスト間の関係の変化・修正・修復が見事でした。レシピは有り難く頂戴します。読メ人気作家だけあって、読み応えもあり、テンポもよく、気分も素直なまま読めました。良い時間でした。短編集>中編集>長編この流れは、坂木さんにとって必然だったのでしょうね。
very good!再読。作者さんも書いてるように、青臭い感じがある話。その青臭さ込みでとても好きです。人が消えていかないから、使い捨てじゃない人間関係でまた別の繋がりが生まれていくってのが良いです。男性同士が綺麗に優しく書かれすぎてて、作者はきっと女性だろうと思ってました。シークレットトラックは嬉しかった。
ついに完結。登場人物がみんな心になんらかの傷を持っていたのが印象的。絶滅寸前の美しい生物という言葉も。これからの二人の関係が楽しみ。
坂木司シリーズの第3作。引きこもりの鳥井くんが「日常の謎」を解いていく。本作のラストで、坂木司、鳥井くんの2人の関係に岐路となる大事件が・・・。本シリーズはこれで終わり!でも、でも、続編を切に、切にお願いしたい!待ってます
最近ちょっと寂しい出来事が多かったので、やさしい気持ちにしてくれるこの作品を読んでる最中でよかったって思った。最後には嬉しい仕掛けもしてあったし。「でも責めながら、悪口を言いながら、歩いて来て欲しいんだ。」という坂木のセリフにウルっときた。
シリーズを一日に1冊、三日で読破してしまった。 鳥井と坂木、二人ともに心に傷を持ち、互いに寄りかかりながら生きて来たんだな。最後に、大きなステップが踏めたのは、切ないけど、嬉しかった。 でも、終わってしまうのは、寂しい。今度は、鳥井視点の話が読んでみたい。 世間体、自分の幸せの尺度を持っていない・・・なかなか痛いところを突かれたと思う。でも、二人は世間を気にせず、二人で成長しながら、共に生きればいいと思う。 家庭を持つことだけが、幸せではないのだから。
ひきこもり探偵シリーズもこれで最後!読み終わるのがさみしかった~~~。今回は、1作目、2作目と違って1冊まるまる同じ謎についての話。正直、私は松谷さんを疑ってしまってたんやけど、違った(笑)最後の最後、鳥井の勇気に感動!あ~~~また続編やってほしい。
ひきこもりシリーズ、続けて再読完了。今回は寺田さんと美月ちゃんコンビが好き。ひきこもり・障がい者・老人・女子・子供・外国人・フリーター…一貫して弱い立場からの人間関係の見え方を扱っている(あっ、実際の女子とかが弱い立場かどうかはまた別ですが)。人の死なない日常ミステリ、人間関係のいい話…っぽく一見見えるけど、実はかなり攻撃的なセリフも少なくない。鳥井と坂木の仲よしすぎる関係も含め、口当たり良さそうに見えて後味が残る。巻末のレシピ・お取り寄せリストうれしい。それにしても鳥井のご飯食べてみたいなあ~。
坂木くんと鳥井くん、2人でボロボロになりながら、でもちゃんと最初の一歩を踏み出して大人への階段をのぼり始めて良かった!自宅へ満身創痍でも、独りで歩くなんて考えられない世界をキチンと渡って、大切な坂木くんの所へ行けたのは、ずっと彼のそばにいて彼のことを思いやってた坂木くんが居たからだと思う。自分の保身のためでも良いじゃない。どんなに傷つけあってもお互いのことは心の奥底で絶対の信頼があって、そんな関係ならこれからの2人は周りの皆と共に幸せになれると思う。このシリーズ大好き!
(再読)完結編。だけどこれきりになのが残念なくらい魅力的な新しい登場人物も。上野の聖者とも言うべきガンちゃん、こんにちはセットの松谷さん、滝本の弱点美月ちゃん、、、。鳥井の世界はまた広がった。谷越とも対決出来た。元々一対一じゃ鳥井の圧勝だったけど。坂木の決意には涙が出た。紅茶のせいで笑い話にされちゃったけど。結局鳥井の部屋でご飯食べてて、一見何も変わってないように見えるけど、確かに違う。坂木も含めた新しい未来が鳥井には待っているはず。
久しぶりに1日で休憩ナシで一気に読破。みんな違ってみんないい。分かってはいるけど.難しい事だなって思った。他人と向き合うってすごく勇気がいる。最後にレシピがあって.作ってみようかな-って思いました。あ-お腹減る-!!!
みんなの成長がみれて良かった♪それにしても鳥井料理店に行ってみたい!!素敵なお茶を楽しみたい。そう思ってたのて巻末のレシピ、お取り寄せ一覧は嬉しかったかも
以前単行本で読んだ時はミステリメインで読んでしまったので、美月ちゃんいらないなぁと思ってしまっていたのですが、今回は皆の成長物語として読むことが出来ました。個人的に179-182ページはいつも思っていることが分かりやすく明確に書かれていたため、思わず読みながら頷きまくりでした。私の部屋は他人を受け入れられる部屋といえるのかどうか。人が集まってくる鳥井の部屋に私も混ざりたいと思ってしまいます。ちなみに紅茶の味の良し悪しは私もさっぱり分かりません(笑)
(再読)シリーズ初の長編にして完結編。現在の事件と過去の出来事が交錯し、一つの像を結ぶ。事件を通じて二人は劇的に成長し…てはいないが、新しい何かが生まれている。慌てずにゆっくりと育んでいけば良い。特別付録のレシピはどれも美味しそう(だがまだ試したことはない)。私の側にも鳥井みたいな名料理人がいたらなぁ(笑)
心に響く言葉が時折挟まれるので、引きずられそうになりつつ一気に読みました。坂木さんの描かれるお話は、とても優しくて、でもちゃんと痛みを教えてくれるのが好きです。今回のお話は、今まで読んだ坂木作品の人間関係とは少々異なる印象を受けましたが、相変わらず人柄は好印象な方が多いです。エピローグがあれだったので、最後のお話が良かったです。
「きっかけを作ってやるから、答える気があるなら答えろ」この鳥井君の台詞の中に、どれだけの優しさが詰まっているのか…!!ついに完結!/松谷谷越ペアには苛々させられましたが、抱えた過去を知ってしまうと、不思議と憎めなくなっちゃうんですよね…。人の一面しか見ないことに対する危機感に似た何かを感じました
★★★☆☆ ひきこもり探偵三部作、完結。ついに手を放す時が来たか……。二人の関係があれで劇的に変わったわけではなさそうなのが、残念なような、少しほっとしたような。でも、二人を囲む人の輪は、これからもさらに広がっていくことだろう。いつかこの続きを読める日は来るだろうか。
「ひきこもり探偵・三部作」とりあえず完結ですね。読んでて自然と涙がこぼれてきたのは久しぶりです。シークレットトラックは文庫だけのお楽しみですか?心憎い演出にやられました。あとがきなども含め文章から滲み出る坂木司さん(作者)の人間性にかなり惹かれております。このシリーズの続編がいつか出てくれるといいな。
順を追って3部、読めて良かったです。最後、突き放すとは思ってもいなかったので「これで完結」というのが余韻が残り、その後が気になりました。でも、このラストを持ってくるための三部作だったのかなとも思いました。鳥井さんの作る料理がいつもおいしそうだったので、最後のレシピお披露目も嬉しいです(*^.^*)
文庫フリーク@灯れ松明の火
himeさん☆丁重なメッセージ&拙文へのコメントありがとうございます。恥ずかしながら、鳥井の口の悪さが引っ掛かり『青空の玉子 』で挫折しかけまして(汗)その際、読み友さんに言葉かけてもらわなければ、以降坂木司さん読まなかったかも(大汗) 『切れない糸』解説で「私は小説の中で家族を作りたかったんですよ。初めは二人なんですけれど、老人―おじさんおばさん、それに若い女性、男性という具合に加わっていって、最後にみんなで食卓を囲めるのが理想だったんです』
ナイス!
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01/04 20:01
himeさん☆丁重なメッセージ&拙文へのコメントありがとうございます。恥ずかしながら、鳥井の口の悪さが引っ掛かり『青空の玉子 』で挫折しかけまして(汗)その際、読み友さんに言葉かけてもらわなければ、以降坂木司さん読まなかったかも(大汗) 『切れない糸』解説で「私は小説の中で家族を作りたかったんですよ。初めは二人なんですけれど、老人―おじさんおばさん、それに若い女性、男性という具合に加わっていって、最後にみんなで食卓を囲めるのが理想だったんです』
ナイス!
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01/04 20:01
このシリーズを読んでなにかを得た!と思うのですがなにを得たのか語彙が足りず明確に説明できない。良いものとだけ書いとこう。登場人物がみんないい人すぎてこの輪に私も入りたいと何度も思った。これで完結だと思うと、読後に寂しくなってしまった。ほのぼの系ミステリー、面白かったです。
読みました。が。どうにも鳥井のおこちゃまスイッチが入るのがようわからん。それまでの凛とした空気はどこにやら? 坂木・鳥井の相互依存、滝本兄妹の相互依存・・・そういうものなのかなぁ。突き放し方も唐突だし。もやっと感がいっぱい。 料理シーンは匂いがするほど秀逸。
ひきこもり探偵シリーズ、完結編。切れない糸からこの人に入ってきたけど、坂木司さんの描く物語は優しい。人が魅力的、こんな人と友人になりたいと思う。人に優しくして、人に優しくされるような、綺麗な円を三冊で感じさせて頂きました。
シリーズ完結編。谷越のように流行りを神様みたいに考えてる人って多いんだろうね。滝本と家族の関係は少し意外だった。坂木が1作目で滝本と鳥井が似てると言ってて理解出来なかったけど、納得した。坂木が鳥井を一度突き放すタイミングは、やはりあの時が最良だったんだろうな。2作目の途中くらいまでは坂木が喜ぶからとかで動いてた鳥井が、だんだん自分の意思で行動するようになってきてたから。最後の鳥井の料理レシピは嬉しい。いつも美味しそうだなと思ってたから。何か作りたいな。
終わってしまった…。このシリーズ好きやったんで悲しいです。今回は鳥井のひきこもりの原因となった人に会ってしまうんですが、確かに改心するん早すぎな感もありましたがいい人だらけの話もうちは好きなんで、すっきり読めました。ただ坂木と鳥井の関係に決着がついてしまうのが早かったなぁって思ってしまいました。もっと続いてほしかったぁ〜。
再読。以前坂木が鳥井と滝本がどこか似ていると言っていたのは、坂木自身を含めて皆誰かを精神的な支えにしているからなのかもなと思いました。最後に鳥井が坂木を訪ねるまでがちょっと短すぎるんじゃないのとか思ったり。
私は主人公二人が檻の中に篭ったままでも別にいいじゃん派だったのですが、坂木さん決意後は、二人を本気で応援していました。お疲れさまと言ってあげたい。甘酒作ってあげたくなりました。あ、そのための巻末オマケなのか!?「大人になったら、もう今みたいに泣かないんだと思ってた」…実際は、大人になってからの方が泣きたくなることが多い気がします。うん、坂木さんほどじゃないけど。悪人がいない不自然さや青臭い説教臭さがありましたがそれも含め、タイトル・装丁・巻末の解説までがツボにはまった、お気に入りのシリーズになりました。
動物園の鳥の
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感想・レビュー:310件















































