さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)
362ページ
1969登録
amazon.co.jp でさよなら妖精 (創元推理文庫)の詳細を見る
読書メーターにつぶやく
share

さよなら妖精を追加

読んだ本に追加
読んでる本に追加
積読本に追加
読みたい本に追加

さよなら妖精の感想・レビュー(1473)

☆☆☆☆☆

高校生くらいになると、自分は世の中を知っていると勘違いする。実際は自分が知っているのは、世の中のほんの一部に過ぎない。ある時、皆それに気付く。守屋がそれに気付くキッカケはマーヤだった。また、それに気付いた守屋は『何かしたい』とも思う。だが『何かしたい』では意味が無い。『何を』したいのかが大事。本書には上記のような、青春の苦味が描かれている。僕は自分が学生の頃ならば、本書を冷静に読めなかったと思う。自分が気にしてないだけで、実は哲学的な意味は全ての事象にあるのかもしれない…
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/11

日常の謎を扱った青春小説。なかなか面白い題材。なのだが、「なぜ主人公がマーヤの元に行きたいと願ったのか」が感覚として馴染まない。もう少ししっかりと主人公の想いを描くか、あるいは違うアプローチを考えるか。ちょっと取ってつけたような感じがしてしまった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/10

やはりラノベ寄りのキャラクター達だな… 高校生がこれほど博識なのにどうしても違和感を感じてしまう。それ以外はそれぞれのキャラの書き分けがしっかりしており特にマーヤは魅力的。結末は悲しいが、世界で起こっている現実はこんなものだと思わされる。日本で生まれて不自由なく暮らせるだけで丸儲けには完全に同意。解説では作中の出来事を深く考察しておりおもしろかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/09

ボスニア内戦をあまりにも綺麗に扱い過ぎてるのが難点。しかしヒロインの魅力は抜群。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/09

再読。前回は主人公・守屋くんに最後は気持ちを重ねる感想を抱いたので、視点を変えて大刀洗さん。少なからず特別な感情をもつ人にレッテルを貼られて、しかもその人が隣で無力感を抱くというのは自分には想像も及ばないほどに残酷。この作品の登場人物の再生の物語があれば是非読んでみたいです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/31

内紛が起きる前のユーゴってこんなに知名度が低い国だったのか、ということが最初の驚き。いわゆる「日常の謎」が何度か登場しますが、全体としてはミステリというより青春小説です。天真爛漫な外国人の少女が非常に魅力的で、やはりラストには哀しくやるせない気分にさせられ、タイトルが身に沁みます。ただ、ラストの渡航しようとする主人公の行動は月9ドラマのようでかえって興醒めしてしまった部分もあります。出来れば、ハッピーエンドで終わってほしかったなぁ
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/30

「哲学的意味がありますか?」と問うてくる異国の少女。それに答えることで彼女と「円」の外に想いを馳せる少年。守屋の自分を中心とした「円」例えはとても的を射ていた。他の「円」から飛び込んできたマーヤには様々なものが備わっていた。意志、力、そして慈愛にも似た何かが。守屋には足りなかった。それ故に「円」の中に留まざるを得なかった。 ラストは予想通り。だからこそ貫かれるものがありました。悲しい、痛い、重い。確かにそうです。でもそれだけで終わりたくない。紛争は実際にあったことなのだから…。 とても大切な一冊になり
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/29

弓道の場面や古町探訪の場面は丁寧。所々にちりばめられた謎も、外国人であるマーヤならではの視点であり、謎が謎で終わらない奥ゆかしさがある。 何度となくハッとさせられ、苦い気持ちを味合わされるいい青春小説だった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/25

ユーゴの内戦が始まった時、私も留学生の友達が二人いました。彼らの顔がだんだん暗くなっていて、最後はあまり言葉も交わしていなかったのを覚えています。彼らは違う国の人となりました。その顔を覚えているので、守屋の動機が軽すぎるように思います。米澤さんが何故このテーマを選んだのかはわかりませんが、扱うならもっとしっかり丁寧に心も描いてほしかった気がします。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/24

おもしろかった。そして青春な感じで痛い。弓道出てきた。若干感情移入して読むと、やはり私は知りたいと思う。違う誰かには伝えたことを自分には言ってくれなかったとしたら、それはあーそこまで信用ないんだ、あるいは自分はそれ以上深い部分に必要ないんだという拒絶だと思うし、情が濃い子が潰れるだの潰れないだのそれを理由に少なからず関係を持った相手の事を教えてくれなかったとしたらそれは裏切りだと思う。潰れようが潰れなかろうが自分自身の事に選択肢もないなら、それはもうこれ以上関わんなという意思表示だと思う。そんなのはいやだ
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/20

面白かったです。理想と現実・・・、少年少女の青春ストーリーでした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/15

凄かった。マーヤの魅力と非日常性、それと対比するような太刀洗の確かな現実感。タイトルも含めて過不足なし、完璧です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/13

この本は一流の青春小説だ。 私たちが少年時代に感じるある種の「ままならなさ」が青春のそれだというのであれば、この小説は青春小説以外の何物でもないのだ。 たとえば、誰かが何かを知り、そして別の誰かは、彼(もしくは彼女)がそれを知ったということすら知らないなら、私たちはいったい何ができるだろう。それが「ままならない」ということではないだろうか。“少年”であるための「未熟さ」というものではないだろうか。 メインプロットの秀逸さもさることながら、様々に様々な方向から織りこまれた伏線は見事というほかない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/11

この人の作品の中でトップクラスで面白いと感じました。日常の謎と留学生の少女との交流、そして最後の悲しい現実はとっても考えさせられました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/10

日常の小さな謎の積み重ねがいい感じですね。日本的なしきたりについての色々な理由をあまり考えないので変わった視点から見たしきたりに関連する謎解きが面白かったです。 楽しかった思い出との対比に、最後に明かされる救いのない事実が悲しかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/09

ボーイミーツガール
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/02

面白かった。辛いが。ヒロインを書かせたら可愛くて一流、だが主人公や知能キャラを書かせたら仲間を見下しすぎでイライラ。良きにつけ悪きにつけ米澤氏のエッセンスという本。全編通して単発ネタ・無理矢理日常ミステリーをしている感があるが、背伸びした高校生の心情描写はお見事。だが、胸につまる結末が瑣末なこと全て吹っ飛ばす。まるで狙撃手に首を打ち抜かれたかのように、心を置き去りにされてしまう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/01

ずっとドキドキしながら読んでいました。弓道部だったので、弓道の話はすっごいわかりました。うちもそうだったから。ここまで「ままならない」話なのに、「すっきり」とした文で纏められているからか、余計に「重さ」が胸に突き刺さるよな気がします。「哲学的意味」とはなんだろうかと、考えてしまいました。悲しい結末であったけど、だからこその小説であったように思います。守屋の考えも、文原の意思も、万智の想いも、白河の気持ちも、マーヤ生き方も、傲慢で青臭くて力強いです。最後の文が忘れられません。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/31

こういうの大好き。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/24

ちょっと登場人物に対して実感をもてなかったなぁ。設定自体がものすごい設定だったことも関係あると思うんですが、なんだろうなぁ、米澤さんの作品を初読ということも関係あるのでしょうかね。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/17

11-257思っていたお話とはだいぶ趣が違っていました。ひょんなことで知り合ったユーゴスラビアから来た少女・マーヤと過ごした2ヶ月間のこと。楽しかった思い出を残して、内紛の始まった故郷に帰るマーヤ。その消息を探し求める主人公・守屋。悲しい結末は充分に予測できたけれど、辛い。ラストの二行が印象的でした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/13

再再読。時間の経過ごとに間隔をあけてじっくり読んだ。普通の男の子が出会いを通じていろんなことを感じ考え思う。思いの詰まった大好きな小説。特にラストの2行がすごい。全文書き写したいくらい、感じるもののあふれた青春小説!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/13

解説を読んで深いなぁと、基本的な価値観が国民で同じってのはすごいことなんだな。しかし寂しい読後感。決して悪いとは言わないんだけど人には勧めづらいなぁ。

米澤氏の文章は、なんというか、不思議である。一見冷めているようでいて、そこにはしっかりと熱がこもっている。結末近くになってから、その事実を改めて悟らされる。主人公の抱く自分の無力感にはとても共感を覚えた。いつかまた読み直してみたいと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/04

日常の謎系かと思ったら、予想以上に重い話でした。結末が悲しい…。でも、外国人から見た日本の風習とか習慣とかこういう風に見えるんだなぁとそういう視点で見てるところは面白かったです。この頃のユーゴスラヴィヤの状況とかその後どうなったかとか詳しくは知らないので、ちょっと勉強しようかと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/30

なかなか進まずやっと読めました!私が高校生の頃、紛争は歴史上の事でしかなかったけれど一歩日本を出てしまえばいまでも戦争に苦しんでいる人たちもいるという事を真剣に受け止めたことはなかったなと思います。それも信念をもっている人たちがいるという事も。すごく大きな問題で、それをマーヤを通して私も一緒に感じられました。それにしても最後は悲しいな。彼らはその事実をしってどーゆー人生を歩んでいくんだろうと思います。マーヤによって知ってしまった真実があるし…。なんだか苦しいなと思ったのでした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/29

ユーゴスラビアの状況や歴史のところは読むのが大変でした。マーヤが不思議に思うことはそういえばどうしてなんだろうと思うことばかりで読んでいてよかったと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/28

1991.4.23高校生の守屋路行と太刀洗万智は雨宿りをしていたユーゴスラヴィアから来た少女マーヤと出会う。『それは哲学的な意味がありますか?』の言葉に古典部千反田えるの『私、興味があります!』とオーバーラップしました。まだ少し固さの残る米澤氏の文体はむしろ新鮮でしたが、 あまりにも悲しいエンディングに涙。紫陽花のパレッタは全てを見ていた・・・
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/27

ユーゴスラビアの件は、そう言えば、昔そんなことがあったな。と思い出しましたが当時は若かったせいかあまり興味がく、その時の状況がわかったのはよかったとおもいます。それにしても、私が田舎の高校生でおぼこかったのかも知れませんが、高校生達の会話や行動がとても高校生には思えず、なんだか心に引っかかりました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/26

「哲学的意味がありますか?」彼女は、私たちがほんの日常に目にする「ふつう」のものに、意味を求めた。改めて考えたことのなかった、それらへの意味、位置づけ。ユーゴスラヴィアという、複雑な国から来た少女と、地方都市の高校生の、2か月。そして、半年後。武力介入のはじまったユーゴスラヴィアに戻った少女の安否は?彼女の残していった言葉の意味は?そして、それらにはさまれた、高校生の少年少女と、異国の少女の、一初夏の物語。タイトルと内容がちょっと合わないかな、と思いましたが、好きな読後感でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/16

再読。米澤穂信の作風として、物語自身が要請するところに収束していくというのがあるけれど、この作品ではそれが特に顕著であるように思う。最近になって、守屋の「円」の想像が実感として理解できるようになってきた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/15

世界地理、歴史が苦手なのでちょっと難しかったが守屋たちには共感できた。読み応えもあった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/13

ネタバレしないように感想を書くのは難しい。文原のように自分の手の届く範囲しか信じない、というのも傲慢だと思うけど、守屋のように未知の世界に憧れる気持ちは、気持ちだけで行動に至れなかったところが、高校生らしくて青臭くて妙に現実味がある。アンチセカイ系といわれているらしいけど、その通りかも。結末に関わるのでこれ以上は言えません。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/09

ユーゴスラヴィアから来た少女マーヤと過ごしたとある高校生たちが帰国後の彼女の行方を探すうちにたどり着く真実とは。ユーゴスラヴィアの成り立ちや現状、文化を絡ませることで核心ともいえるような謎が出来上がる。そしてマーヤの視点・考えを通すことで日常のこともあっという間にちょっとした「謎」に変わる。物語の運びとか心情とかの書き方は重いけど好き。そして結末も読み終わった後でぐわっと来た感じ。うまく言えないけどこれは深い作品だなぁって思いました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/08

予想してた内容と違ってたけど、よかった。青春ものを呈示し、後半で思い返しながら推理していく。そこは本編じゃないのが残念。つーか謎解きが全般的にイマイチ。でも、主人公が成長したのはわかったから、よかったという感想。太刀洗がもっと活かせるんじゃないかな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/02

イマイチよくわからなかったユーゴスラビアの成り立ちや崩壊がほんのちょっぴりわかって、そこに悲しい事実もあって、その事実は当時の雑誌やニュースで目にしてましたから。そして日常の謎、もちりばめられていて、とても読みごたえがありました
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/01

★8 米澤さんらしい苦さの強い作品。一応日常の謎に分類されるのかもしれないが、かなり異色のミステリー?となっている。マーヤを通じて違う世界に触れ、その衝撃から自分の歩むべき方向性を見つける主人公。その最後に下へ向けた気持ちを上方修正せずに終わる所がらしいといえばらしいが、読後感はかなり悪い。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/31

再読。何回目かもわからない。魅力的なキャラクターと短編のようにテンポ良く進み、最後は心にしみる。太刀洗らが登場する短編がいくつか雑誌に乗っているようなので、早く単行本化して欲しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/28

これまで読んできた米澤作品の中ではベスト。自分の世界に突然飛び込んできた少女、彼女に惹かれていく少年の純粋さゆえの哀しさ。現実を突きつけられることが大人になるということなのだろうか。単なる萌えキャラクターにとどまらないマーヤに私も惹かれました。米澤さんの書かれるものはシビアな作品が多い気がする。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/27

もっと見る
さよなら妖精の 評価:56 感想・レビュー:416
ログイン新規登録