凍える島 (創元推理文庫)
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凍える島の感想・レビュー(209)
孤島での連続殺人というと、当然名探偵登場と期待されるが、登場人物の誰もが名探偵役をやりたがらないというのが新しいか。謎解きメインではないため、未消化の部分も多い。それにしても、長音を使わないカタカナ表記は読みづらい。
サクリファイスで心奪われた近藤さんのデビュー作=鮎川哲也賞受賞作。途中まではこんな世界感もありかな~っと楽しんで読めたのですが、殺人の理由がどうにも・・・(×_×)近藤さんの本はサクリファイスシリーズだけにするべきなのか迷う。
作りは決して悪くないが、孤島・連続殺人と本格ミステリを読み手に意識させつつも、その実そちらに重きが置かれていないため、やや拍子抜けした。また、登場人物のキャラクタが一様に捉えづらく、上辺を滑るように読む程度で終わってしまった。サクリファイスで氏の筆力は実感しているが、それに比べると些か凡庸な気がする。この二作品しか読んでいないため、あと数冊は読んで感性に合うか見極めたい。
孤島の連続殺人もの。先は気になりさくさく読める。最後の方のひとひねりはなるほどだったけど、なんだか登場人物のだれも好きになれず、今ひとつ感情移入はできなかった。正直、これが初近藤作品だったら、ここまで追っかけていなかったかも・・。なので自分的には、この遡る読み方で良かったかなと。
kei@名古屋 微妙に改名しました
この作品やガーデンなどのほうが近藤作品っぽく思えてしまうのですよね。なので、みなさんが新作出る度に近藤作品っぽくないと言われると違和感を感じてしまいます。サクリファイスの方が異色なのに、、、と
ナイス!
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11/14 06:43
この作品やガーデンなどのほうが近藤作品っぽく思えてしまうのですよね。なので、みなさんが新作出る度に近藤作品っぽくないと言われると違和感を感じてしまいます。サクリファイスの方が異色なのに、、、と
ナイス!
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11/14 06:43
近藤さんのデビュー作。設定は「十角館の殺人」そのもの、孤島もの。始まりは喫茶店の従業員と常連客の慰安旅行で、緩い雰囲気が楽しめる。中盤はお決まりの誰もが疑わしく思える流れで、最後は正直二転三転で分かりにくいけど…このラストの畳みかけは今の近藤さんにも通じてるな。好きな作家さんはデビュー作読まなきゃと思ったけど、「なるほどね」くらいの感じ。
実は発売当時にも読んでいる…はず。すっかり内容忘れてました。でも、きっと今も昔も同じ感想。(成長がない)こんなことを実行する気力体力行動力があるなら他にもっとやりようがあるのでは?…こう考えてしまう私は、きっと根っから凡庸で普通の人間。
「二人道成寺」のあとがきに、「自分の中にどろどろとしたものが蓄積していて、それに押し流されそうになっていた時期」に感情を吐き出してみようと書いた物語だった、とあるので気になって読んでみた。デビュー作とのこと。ちょっと読みづらい文体だけど、近藤史恵独特の緊迫感や空気感が全体にまとわりついている感じがとても彼女らしくて楽しめました。この一文がすき→「みんなのなかに、人殺しをするほど、濃く生きているものがいるとは思えなかった」
皆さんが書いていることを復唱。文体が読みづらい。古典のミステリーようなものを敢えて狙ったのでしょうか。でもこれがデビュー作というのは頷ける。これが原点なんでしょうね。結局ラストには納得がいかなかったけど。
うまく読み進める事が出来なかった。情景が頭に思い浮かばない感じ。サクリファイスの文章は、スッと頭に入ってきたのに何故なんだろう?
まずタイトルに惚れました。殺人トリックよりもそれぞれ登場人物の本性が気になって読みすすめました・・傑作です。でも苦手な文体もありました・・・
切ないラストだった。登場人物の人間関係が複雑で、読めば読むほど深みにはまってしまう気がした。一応犯人探しをしながら読んでいたのだが、どんどん怪しい人物が浮かび上がってきて、まさにどんでん返しの結果となった。この著者の作品は初めてだったのだが、すごく気になってしまった。他の作品も読んでみたい。
慰安旅行先の無人島で起こる連続殺人。*再読。けっこうおもしろかったような記憶があったのだけど、こんなに印象が変わるとは思わなかった。若い時は、この現実感の薄さとかがよかったのかなあ。独特の世界観とか恋愛観とかになかなか入り込めなかった。近藤さんは最近の作品のほうがいいな。
著者が古典芸能が好きだからか外来語の表記が古めかしく、余計に文体が江戸川乱歩や横溝正史、アガサクリスティの探偵小説を思い起こさせる。殺したいと思われたいほど人を愛したり、殺人者にしたてられても、相手の気持ちを酌んでなり済ませるほど人を愛したこともないので、主人公の気持ちも分からなかったし、話の論理も理解できなかった。25歳とか28歳とかの人にそんな複雑な愛情があるのは不自然な気がするが、非日常的な雰囲気が近視眼的な筋を結末までたどらせるのかもしれない。
近藤さんデビュー作。設定が無人島ということで、読んでいくうちに先が気になりいっきに読めた1冊。いろいろ予想外でしたが読後感は、んーなんともいえないです。
サクリファイスで知った近藤さんのデビュー作ということで手に取る。 閉鎖環境の中の密室殺人等 ミステリーの典型的な型の中で情話が展開する。 和のテイストはあまり感じられなかったけど 狐に化かされたような不思議感はあった。
今年4つ目のクローズドサークルもの。色恋沙汰xミステリー=狂気の沙汰。淡々とした文章に長音を用いない書き方が寒気を感じさせた。有機体である人間物語が無機質な機械のごとき。愛ゆえにの結末か。最後のもう一転がひねってるな~。一緒に逃げていたらきっと一緒になれたのだろう。永遠に・・・。それが真犯人の描きたかったラストだったはず。コメントはネタバレ要素あり?自分としての推測。
デザアト コオヒイ テエブル…詩人が主人公だからって やり過ぎでは? 長音を使わない文に馴染めなかった。犯人は 愛してるから殺したのか……それは、どちらを?何の為の殺人か理解できない。泳いで逃げたなら違う結末になっただろうか?全てが濃霧の中のように霞んでいて 釈然としない。
雰囲気ある文章で一気に読んでしまいました。が、絶海の孤島で連続殺人という設定から、勝手にパズル的なミステリを期待していた私としては、情動的な部分に偏った結末はやや肩すかし。その微妙な雰囲気が魅力なのでしょうが、ひっくり返すからにはやはり、すっきり謎が解ける爽快感を味わいたかったなぁ。
登場人物がニックネームメインで書かれていたのでトリックの一つなのかと注意深く読んでたけど。犯人はあの人だったのね。すごく歪んだ愛の形で登場人物の誰にも共感できず、何だか後味が悪かった。
絶海の孤島での連続殺人といういかにもな設定。最近、今更ながら少し前の作品を読んでて思うことは、共犯ではないのだけれど男(あるいは女)が恋人の女を操った感じで殺人を犯させるということが以外にも多いということ。これはやっぱり恋愛×ミステリの常套手段なのかなぁ。なかなかのデビュー作。
終盤、犯人がなんとなく分かっていたけど事件の謎解きは楽しめました。全体的にぼやけた雰囲気が漂っていた作品。以下雑記。
登場人物の名前と、長音を用いない表記に馴染めなかった。「コオヒイ」って…。内容は…うーむ。ありがちな孤島物かな、と思いつつ、まあ最後で…。という印象だった。『インシテミル』の方が文体も含めて読みやすい。あと個人的に『慟哭』がこの賞を取るべきだったとおもった。
最初から最後まで、ずっと霧が立ちこめているているようなどんよりとした雰囲気が漂っていました。それは連続殺人で更に強烈になり、それぞれの不安や心底に溜め込んだいろんな感情がそこかしこでちらりと顔を覗かせることで、より一層不気味になるようでした。恐いけれど、どこか共感する部分もあり、それが恐いなあ、とそれぞれが見せる本性を読みながら思ったのが印象的です。
無人島での猟奇的な密室殺人、次々に殺される仲間たち。コーヒーをコオヒイと書くカタカナ表記はちょっと苦手だけど、犯人は誰なの?考えながら読んだけど犯人がわからなかった。あの人が犯人だったなんて!!愛していたからなんだよね・・・
いやいや、離島で殺人というシチュエーションよりも、彼らの心の底に流れる黒いなにかの存在の方が余程うすら寒い。 悲惨な話の上に重暗い後味の一作でした。うーん、ヘビィ。 間違っても「遥かなる(略)」とか「賢者はベンチで(略)」とかと同じ作者さんの作品とは思えない。守備範囲の広い 作家さんなのだと分かっただけでよしとしましょう。
とても面白く読みました。「人間同士の心理のやり取り」みたいなのを楽しむことが出来るかどうかに作品の楽しみ方のツボが詰まっているような気がしました。だからそこが合わなければなんだこれ・・になるかと。これも孤島に集う8人の男女なので当然クリスティを思い出しますが(文中にもある)、猟奇殺人とかもさることながら、入り乱れた皆の感情の糸(恋愛を勿論含めて)のようなものがもつれたり離れたりそしてまたもつれたり・・そのあたり楽しめました。ほのかに漂う幻想っぷりも。そしてラスト驚きました!
「愛する人が死んでほっとする」って件にすごく共感。
どんでん×2で素直に面白かった。ただ、カタカナ表記が鬱陶しくてやや興醒めしてしまった。
凍える島の
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感想・レビュー:73件















































