ななつのこ (創元推理文庫)
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ななつのこの感想・レビュー(1081)
衝撃的な出来事は何もなく、日常のちょっとした謎を解き明かしていくほのぼのミステリー。真雪との関わり方がとてもよかった。それから、瀬尾さんの雰囲気のよさにすぐ恋しちゃうな私なら。
ちょっと変ったタイプのミステリー(?) 日常の謎にスポットを当てているが、滅多にないのでは?と思う。僕はこの「ななつのこ」の本の表紙が好きです(笑)
日常の些細なことにも目を向けたくなる。ちょっとした謎の解答は意外と思いつかない。犬好きだからスイカジュースはショックだったけど、全体的に穏やか。バスストップと恐竜の話が好き。
駒子さんが主人公の短編集ですが、途中からあれって感じで話が少しずつ進展していきます。最後の話で全てが繋がるところは快感ですね。中盤の話はやや退屈です。
駒ちゃんと「ななつのこ」作者 綾乃さんとの手紙のやり取り。殺人事件はないけれど、ちょっとした 人の悪意ってのは 怖いよね!
ふと「平和なミステリ」を読みたい、そう思ったことがこの本を教えていただくきっかけでした。短編一つ一つに小さな謎が詰め込まれているのですが、"よく考えてみれば"どれも実に奇怪なものであり、知的好奇心を満たしてくれます。最後のお話では、このジャンルに於いての楽しみである、伏線回収や驚きについても、しっかりミステリしてくれています。でも、一番私が好きなのは、この物語の緩やかな時間の流れですね。優しく流れる時間、交わされるコミカルなやり取り。それでいて、時には謎に満ちている。おすすめの一冊です。
初加納朋子作品。日常ミステリーの連作短編集。この作品が加納さんのデビュー作とは驚きだ。もちろん、読めば鮎川哲也賞受賞も納得する。作中作の日常ミステリー『ななつのこ』がこの連作短編集をつなぎ、主人公駒子の『ななつのこ』作者綾乃へのファンレターにより、駒子の周りに起こる日常の謎を提供し、綾乃の返信のよるその謎の解決という一部書簡体小説のような謎解き、さらに最後にどんでん返しが待ち受けているという本当に見事な構成だ。期待して、続けて駒子シリーズを読んでみようと思う。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/26
日常的な謎のアイデアや本を引き合いに出して比較する構成はいいけど、少し単調すぎて物足りないと思った。が、最後で「えっ?」と繋がりにびっくりした。そこで引き締まってこの本が生きてくる。淡々としてるけど、こういうアイデアがでてくるのは感心する。
文通いいなー。ファンレターというところに惹かれました。瀬尾さんと駒子の関係が良い感じでほっこりしました。先に、「ななつのこものがたり」を読んでいたので、「ななつのこ」とどう話が絡んでくるんだろう?と楽しんで読めました。特に「一枚の写真」と「白いタンポポ」のお話が良かったです。
感想を書くのに再読のせいか波に乗るのにちょっと時間がかかった。小学1年生の女の子とエピソードに小さな痛みの先に温かさを感じる。そう、周囲と違う事は生きて行く中で時に自分を苦しめる事もある。誰にでもあるんだろうと思う反面、うまく溶け込めない時には自分がおかしいのかと思う瞬間もあった。今でもそれがないわけではないけれど、受け入れてくれる人との出逢いで心は穏やかになれる。駒ちゃんと瀬尾さんのゆるやかな空気がとても好き。ミステリーとはいっても、それは日常の中のちょっとした事だってそうなんだって確認した1冊。
大崎梢『平台はお待ちかね』で、出版社の営業が推していた作品のひとつだったので読んでみた。日常の謎を扱う、連作短編ミステリー。読み心地の良い作品だった。一万二千年後のヴェガの、空飛ぶブロントザウルスのイメージが脳裏にくっきり浮かんだのが楽しかった。
少し読んで「あぁ、これはいい小説に出会ったなぁ」と思い、そのまま最後まで、そんな思いが消えなかった。北村薫さんの円紫さん短編に似ている。ささやかな日常も観察によって不思議で面白いものが見えてくるかもしれない、と。そんな表現もちょっと違っているような気はするのだが、「ななつのこ」みたいな本はいつか思いだして触れられるのを待って心の奥底に置かれていてほしい。「一枚の写真」の手紙で言われた素敵だなぁと思った言葉が、最後に反復されて爽やかに終われた。いや、本当にいい小説だった。
作中作で「あやめさん」が推理する箇所が常に断定口調なのがちょっと引っかかる(その状況ではあくまで想像でしょ、と思ってしまう。)けど、最後まで読むと、なるほど、だから断定口調なんだと納得。一万二千年後の北極星(ヴェガ)や白いたんぽぽが素敵。
自分の近くに謎はある。 大学生の入江駒子が、ひとりの小説家に向けられて書いたファンレター。そこに綴られたのは彼女が体験した身近な不思議。そして小説家からの返事に書いてあったのは、それに対する"答え"だった。 彼女が出会ったななつの不思議な物語。
これまた知人に勧められて。読んだことない著者でしたが、よかった。文章が美しくて強くて、読後から訴えてくる余韻がすごい。頭から離れない言い回しも多々あった。エピソードとしては特に「一枚の写真」と「白いタンポポ」が印象に残っている。続編もあり、気になったので既に購入してしまいました。
好きな本の作者にファンレターを書くて、返事が来て・・・・。そのファンレターに書いてある謎を、作者がといていく・・・。そして最後に大きなしかけが。加納さんらしい、本でした。
再読。はじめて読んだ加納さんの本であり、これをきっかけにどっぷりと加納さんの本にはまった私にとっては、記念すべき本です。優しくやわらかい文体で読みやすく、最後の章を読み終わったときの感動は今でも忘れません。私の一番の気に入りは「白いタンポポ」です。
最後の最後にきて、こんなに感激するとは自分でも思いませんでした。すっかり加納さんのファンになりました。知識の広さといい、深さといい作家の人達は凄いですよね。感激するたびに思いしらされます。
日常の謎とは人が死なずに優しい物語が多く、そしてこの作品も表紙から優しさが滲み出ていたがまさかの冒頭の一遍の強烈さに愕然としてしまった。詐欺だ。いい意味で。柔らかい文章で衝撃の作品でした。「スイカジュースの涙」は必読です。北村薫の空飛ぶ馬に良く似た作風だが私はこちらの方がとっつきやすかった。
ミステリより青春、成長小説の色合いが強い。佐伯綾乃の語り口が優しすぎて涙出てくる。ミステリとしては「スイカジュースの涙」がダントツ、というより「スイカジュースの涙」以外推理物のイメージで読んでなかった。「一枚の手紙」や「白いタンポポ」のような儚くて哀しいけど優しい話も好きです。作中作も含めると14の謎が出てくるんですねぇ…楽しめました。
ひとことでいうと日常の謎系ミステリの短編集だけど、それにおさまらない奥行きがありました。イリゴマちゃんの天然で謎解きが好きで思いやりがあって、でもとぼけたキャラクターが読んでいて飽きない。画廊の話と屋上の恐竜の話が特に好き。哀しい話もあるけれど全体を読み終えたときは清々しい余韻がありました。うれしいことにシリーズなので続きも読みたい。
人に勧められて読みましたが、面白かったですw 些細だけど、とても奇妙な日常と、それを紐解く文通相手。そして、作中作「ななつのこ」が混ざり合って、良い味を出していたと思います。駒子ちゃんが可愛らしく、「佐伯綾乃」の存在と仕掛けも魅力的でした。恐竜のオチは予測していたけど、まさか、最後にそうなるとはw ちょっと世知辛い現実を垣間見つつ、温かくてほっこりする、そんな本でした。
再読。駒子が読んだ「ななつのこ」と駒子が出会う不思議。「ななつのこ」作者へのファンレターに「不思議」を書いて出した所、回答の返事が来て・・。7話からなる連作。とっても読み易く、ラストも見事です。
作中作の「ななつのこ」だけでなく、二人の文通のやりとり自体も作中作になっているというまさかの三層構造とは…作中作「ななつのこ」自体この諸説の構成にリンクするラストがまたよかった。全編を通してのリズムもすごくよく、解説も含めてとても満足。というかとてもよく出来た小説。駒子の口調も気持ちが良く、まるで日記を読んでいるかのような親近感が特に魅力的だと感じました。
読み終えて、「うまいなあ!」と唸りました。大きな犯罪が起こるわけでもなく、日常の小さな出来事に出会うだけの主人公。けれどその日常にはたくさんの謎と意外な答えが潜んでいて……。静かで優しくて、でもまぎれもなく超良質のミステリです。余韻の残るラストが清々しくて良かったです。解説を先に読むとネタバレになってしまうので注意。
読メでの絶賛のコメントを読みこの本を手にしたのですが、大のお気に入りになりました。とにかく加納さんの着想と文体が素晴らしい。短大に通う駒子さんがふと手にした「ななつのこ」という本。その本に惚れ込み作者にファンレターを出し、文通が始まります。「ななつのこ」に収められた7編の物語と駒子さんが経験する日常の不思議な事件が絡み合い、文通の中で謎を解かれていくという7編のミステリ。そして結末には・・・。「ななつのこ」のお話も駒子さんの優しさも、とても素敵な物語。「一万二千年後のヴェガ」、「白いタンポポ」が印象的!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/01
なんだろう・・・不思議と心地よい本でした。手紙と返信という構成でも一体感があり、日常的なことでありながら引き込まれました。加納さんにとって弟一作とのこと。また手にしてみたい作家さんです。
「平台がおまちかね」を読んだら再読したくなっちゃいました。プラネタリウムの流れ星に「金、カネ、カネ」って、飾らない駒子のキャラがいいね。小説の登場人物だけでなく、読んでる人も幸せな気持ちにしてくれます。こうなったら「魔法飛行」「スペース」も再読だ。 あっ、白いたんぽぽネットで検索しちぃました。関東でも見られる所あるようですね。来年の春は白いたんぽぽ探しに出かけたいな。
ある本の作家に日常の不思議な出来事をファンレターとして送り、その返信が回答になっている、、、という短編。 ハートフルな短編物語かと思いきや、最後の最後でキチンとミステリになっていました。表紙に騙されちゃいけませんね。話の内容も構成も文句なし、な一冊でした。
加納朋子さんのデビュー作。タイトルと装画でファンタジーと思いきや、ストーリー イン ストーリーの生活ミステリー。愉しさや哀しさ、切なさや愛しさ、様々な感情を温かく呼び起こしてくれる素敵な作品。先に「ななつのこものがたり」を読んでいたので、絵が浮かんできて楽しめた。駒子シリーズ、あと二作。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/19
全体的にノスタルジックな感じのする作品。不思議と懐かしくて、やさしい雰囲気が全編を通して流れている印象を受けた。淡い色彩の短編が綴られて、つながっていく流れが良いな、と。 独特のほんわかした空気が、文章を通して漂ってくるような、穏やかな気持ちになれる表現が素敵だなと思う。 日常の中にも、「?」と思うことや思えることって、意外とたくさんあるのではないか。主人公の日常の中で見つけた疑問や謎は、そう思わせてくれる。
読書メーターで知り、最近お気に入りの加納朋子さんのデビュー作。七つの短編かと思いきや、「ななつのこ」という作中作品もからんでいて、得した気分でした。駒子がいいキャラでした。
ずっと読みたいと思っていた一冊。日常系ミステリーで、入江駒子の周りの人間関係や、文通のやり取りがほのぼのとしていて楽しめた。特に「白いタンポポ」。瀬尾さんとの今後も気になるけれど、、あの、温かいものに包まれる感じが続編への期待を高めます♪
初の加納朋子作品(貫井さんの奥様!)が彼女のデビュー作だったのはラッキーだったかも。ミステリー、と聞かされていたんだけど、ミステリーはミステリーでもキッタハッタではなく、日常にひそむ謎解き、みたいな感じでとても女性らしい作品だと思う。たまにはこういう作品もいいよね~。
最初はあまりピンとこなかったけれど、読み進むうちに結構夢中になった。最後まで読んで、落ちにびっくり!久しぶりに心地よくだましてくれる作品にあって感激。一回読んで終わりというよりは、わかった後で読み返す楽しみのある本だと思った。
ななつのこの
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感想・レビュー:333件















































