愚行録 (創元推理文庫)

愚行録 (創元推理文庫)
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愚行録の感想・レビュー(429)

何か凄いの読んじゃったな、と思った。まさにタイトル通り愚行録でした。いやいや、最初の記事は何だ?と思ったらラストに繋がってて凄いな、と思います。間に挟まれる兄妹の話でこれは誰だろうと考えていたら…驚いた。構成が上手いなと思いました。最初は話し好きのおばちゃんからはじまってインタビューされる人が変わる度に嫌なかんじが増してって…今もまだ嫌なかんじは続いてるんだけど他の作品も読みたいと思ってしまう…不思議
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/16

まさになんだこれ?といった感じがします。本格物が好きな方には、お勧めしません。被害者家族の印象を関係者が語ることで話は進みます。各証言者の主観から被害者家族を語ることから始まる、被害者夫婦の印象のズレ。仮に華々しい印象を持つ人もいれば、ちやほやされて調子に乗んなという方もいるのがこの世界。彼らの話を語ることは、知らず知らずに自分の性格であり考えを伝えているということで恐ろしいこと。これが愚かなこととするのなら、証言者すべてが愚か者であり、タイトルにふさわしくまさに「愚行録」。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/13

貫井徳郎さんの愚行録。この人は人の汚い、けれど無意識に行ってしまう心理を描くのが上手。あとがきにあったように「愚かなことはただただ哀しい」という表現がぴったりな作品だろう。ただ最後のカタルシスがイマイチ。もうひと捻りした収束が読みたかった。

一家殺人事件の被害者家族を知る人達に取材するインタビュー形式で構成されており,全てが口語体。インタビューされる様々な人達の言葉によって被害者の人物像が成立する。見る人によって人の印象ってこんなに変わるんだと思った。それは,他人を語るというのは自分自身(の愚かさ)をもさらけ出すものなんだという事なのね‥。後味は良くないけど本当に面白く,著者の巧さに脱帽です!
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/04

ある一家惨殺事件についての、その家族を知る関係者のインタビュー。ラストの盛り上げ方には感心するが、全体的にどうにもしんどい作品だ。好きかと聞かれれば、好きじゃないと答える。面白くないのかと聞かれれば、そうじゃないと答える。そんな不思議な一冊だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/01

☆4.5

題名が良すぎる。そして題名と作品がマッチし過ぎてる。この世に愚かでない人間なんていないんだなーと考えさせられた。欲のコントロールって本当に難しいよね。自分がどの登場人物に似ているか考えながら読むと面白いかも。誰にも似てないと思ったあなたは「彼女」に似ています。

題名の如くです。作品全体を通して露呈していく人間の愚かさ・・・・・・。空虚と哀しみが押し寄せる読後が貫井さんらしい。

貫井作品って本当に救いがない。しかしこんなに極端なキャラの人物、いるのかなぁとも思うが。「内部」「外部」の話って確かに慶応だったらいかにもありそうって思っちゃう…。作者は早稲田出身だしライバル意識があるのか?
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/15

誰かについて語るとき、誰より一番、自分自身の内面がはだかにされてしまいます。ホラーより怖い
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/15

やっぱり貫井徳郎の小説はうまいしアイディア満載。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/14

『愚行録』という題名のとおり、人間の嫌な部分が垣間見える作品。語る人間によって人の印象というものはこんなに変わってしまうのかと感心しました。とくに全てが収束するラストのモノローグは圧巻。

借り本で初の貫井さん。いろんな意味で気持ち悪かった…けど他の作品も読んでみたい作家さん。また貸してもらおう。

変わった形式のミステリー小説でした。被害者夫婦の本音を聞きたかったかな。最後の著者紹介を見たら、著者の経歴と被害者の旦那の経歴が同じなのがちょっと受けた(早稲田・スキーサークル・不動産会社)

最後に視点がぐるっとなる感覚。ぞくっとして眠れなかった。ノンストップです、やるねー貫井先輩!

サクサク読め、それなりに退屈しのぎになるため、この著者の本は暇があったら読もうと思った。 どんどん、被害者の印象が変わっていく様が良かった。 話自体はたいしたことはない。

題名の『愚行』は犯人じゃなくて被害者のことかな、と思った。確かに読み進めるにつれて「ただ可哀相なだけの、何の罪もない被害者って感じじゃないな」って感じはした。子供はひたすら可哀相やけど。犯人については見当もつかなかったので最後びっくり。兄妹の歪みにはゾッとした。妹が淡々としてる分壊れちゃってるのが際立ってる感じ。 宮村さんが殺されたのは怖い…あと大学の『内部』『外部』の話も怖いというか気分悪くなった。ほんまかどうかわからんけど…
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/06

お話自体はそんなに感じいるところはなかったけど、自分の学校とかが出てくると、ほーとか思う・・・
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(2) - 12/03
汐祇*しおぎ
自分の学校?←
ナイス!ナイス! - 12/10 18:40

雛子(ひなこ)
名前が出てきた(笑)←
ナイス!ナイス! - 12/10 18:42


人間のいやーなところをうまく表現していた。まぁおもしろかった。

人間の表と裏、光と闇の特に暗い部分を嫌になるまで見せつけられた。 これぞ貫井徳郎といった感じの後味の悪い作品。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/28

変な形式の小説だけど、不思議と胸に迫りました。

非常にレビューが書きにくいですねw全体を通して面白かったです。インタビュー形式で口語体なので読みやすいですし、登場するキャラクターがすごく人間臭いなって印象です。実際に殺された夫妻は他の人からの評判でしか聞くことはできない分、その言葉は自分というバイアスを通っている。そのバイアスがかかった話をさもありのままを話しているかのように語る登場人物。ミステリでの犯人を見破るという読み方よりも滔々と語っている登場人物の人間臭さが際立つ作品でした。そして、レビューが書きにくい。

非常に面白かったです。ぐいぐい引き込まれた。でも人間の嫌な部分がたくさん描かれているので、後味はよくない。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/02

俺が読みたかった貫井徳郎はこういうのだ って感じの小説 物語を様々な視点から描く構成は作者の最も得意とするところ 一応ミステリだから謎解きみたいなのもあるけど6人の登場人物の話から犯人の話がでてくるのはほんの僅か それより注文すべきはその6人それぞれの「愚行」 リアルな独善的で主観的な人物造型は流石
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/02

冒頭に或る新聞記事・・・。 各章の間に挿入される女性のモノローグ・・・。 これらが、ラストの謎の解明で一気に収斂していく様は、さすが貫井ミステリ!!「慟哭」を読んだ時には、ラストでぶっ飛んだけど、こちらのラストは、ぶっ飛ぶ感じじゃなくて、「ほぉ、そうきましたか!」って驚いた。 冒頭の新聞記事が、すごく効いてる! 閑静な住宅地で起こった一家四人惨殺事件。 各章は被害者にゆかりの有る人物へのインタビュー形式で書かれてるが、この形式のために、読んでいて客観的に被害者像を想像しやすい。 ミステリーの謎解きと
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/17

面白かったけど…貫井さんはやっぱり慟哭かなぁ

やられました。貫井さん!! 見事です。決して、後味のいい話ではありません…が、スゴイです!あとがきの大矢博子さんの言葉「これほど、解説の書きにくい作品はない」と…。わかるような気がします。他人の評価、怖いです
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/03

★★★☆☆

他人を評価し語ることは自分を語ることでもある。知らず知らずのうちに自分の愚かさを露呈していることもあるのだと思うと、軽々しく語ったりできなくなりそう。そして、人は「優しい」とか「感じがいい」とか一言で表せるようなものではないのだと実感した。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/29

日本ではいつから自分と他人の比較が生きていく上で重要なことになってしまったのだろう?そういう意味なら私だって愚かだ、悲しいけど。

やられた!完全にやられた!見破るチャンスはあったのに、伏線を見破れなかった!悔しい。貫井さんを読んでみてハズレだったなーって記憶があんまりない。アベレージヒッターだと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/12

巧いなと思います。初期作品はバレバレの叙述トリックばっかりでしたけど、腕を上げましたね。偉そうですみません。

人間て愚かしい。上とか下とかくだらない。痛ましい話でした。

エリートサラリーマンの夫、お嬢様育ちで高学歴、いつも人の輪の中心に居る妻、育ちが良く、かわいらしい兄妹。誰もがうらやむ家庭。だからこそ、憎しみを抱く人もいるんだろう。さまざまな人によって語られる田向一家。読み進める内に自分の中でイメージがゆがんでいくのが分った。ちなみに、慶應の学生って本当にこんな感じなのかしら?

いろんな謎が終盤まで明らかにされずドキドキしながら読み進めることができた。でもオチ自体はそれほど驚くものでものないと思う。解説にあるように他人の評価には自分の価値観のバイアスがかかってしまう。インタビューの語り手の主観や性格をその語りから透かしてみたり、田向夫妻の愚行や一人一人の証言を読んで自分がどう感じるかを通して自分の価値観みたいなものを確認する楽しみ方も本書にはあると思う。個人的には宮村さんの話は違和感なく読んでいたので、解説の方の評価を読んで自分の何でも鵜呑みにしてしまう性格を再認識させられた(汗
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 06/05

故人を外から見つめるという方法は貫井徳郎が以前から試みている方法だけれど、これもそれに連なる試作のひとつだと思う。愚かしいのは誰かと問われれば、誰もが愚かしいことになる。他者に対して自分を着飾るのは誰でもそうだけど、そのために故人すら利用して、インタビュアに「自分はこういう人間です」と主張するのが、かなり愚かしい。しかし、そうするとこの本を読んでどう思ったというのを読メに書いている自分だって、バイアスのかかった評価でもって自分を着飾っていると言えないでもなく、あれ、これはちょっと考えすぎかな?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/03

(借)語る人の視点によって違う”人となり”が恐ろしい。被害者夫婦の実像は見えないまま。なのに、「慟哭」のラストでドカンとやられたのを忘れた頃に味わった気分でした。

人によって与える印象って違うなーと。まあそれだけじゃなく物語を作ってるインタビュアー側からの視点もかなりバイアスがかかった状態だろうし、個人的にはかなり面白い内容でした

EYE
いろんな人の証言から見えてくる被害者の人物像。被害者の過去の愚行が語られるとともに、語っている証言者の愚かさも見えてくる。人は誰もが、多かれ少なかれ愚行を繰り返しているのかもしれないね。でも一番愚かだったのは、やっぱり加害者だと思うな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/15

こっちから見れば「良い人」も、あっちから見れば「悪い人」にもなる。 人間の心の闇の部分を凝縮したような本です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/11

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愚行録の 評価:65 感想・レビュー:139
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