プリズム (創元推理文庫)
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プリズムの感想・レビュー(590)
ある女性教師が不穏な死を遂げた。なぜ彼女は死んだのか、そしてその犯人はいったい誰なのか?様々な人物の側面から見えてくる事実と推理が万華鏡のように華麗に交錯する
ある死亡事件をめぐって、いろいろな登場人物が真相を解明しようと推理を展開する話。語り部の視線によって、被害者も含めた人物たちの印象が変わっていくのでとてもおもしろかった。 しかし、しかし。。。。。 2冊前に読んだ本・・・最終的に犯人が分かっても、犯人自らは話さず、はっきりとした結末・真実を語らず終わる話。 1冊前に読んだ本・・・作中いっさい犯人自身は登場せず、ようやく最後に犯人が出てきたところで終わりの話。 本作品・・・・・結局誰が犯人でどう事件が起こったか分からない話。 マイッタ。 つぎは、井上夢人さん
貫井徳郎さん。タイトルの意味がわかったときニヤリ。真相が完全にこちら側に委ねられる作品ってミステリーだと少ないと思うので、面白い作品、意欲作だと思う。(そういう点で好まない人もいるかも……)全体的に読みやすい。全体的にタッチが軽いのが残念。せっかく4章あるんだからもっと緩急が欲しかった。本歌取りの元ネタが分かればもっと面白いのかな?☆4。
全体的には面白かったのになぁ(;´A`)な一冊です。小学校の女教師が死にました。他殺っぽいです。それに対して、生徒や同僚、恋愛感情を持っている人たちがあたふたするお話です。一体彼女はどんな人だったのか?そして誰に?どうやって?殺されたのか。さぁさぁ、結末や如何に!みたいに盛り上がったのですが・・終わり方が嫌い。個人的にはもちっときっちり決着をつけてもらいたかったです。なんかもやもやしたまま終わっちゃったんですよね。結果より過程を重視する人は楽しめると思いますが、私には合いませんでした。
途中までの盛り上がりが異常に高く、とても面白かった。
しかし結末がイマイチかなー 。
章ごとに、それぞれの視点が語られ、真相も明らかになっていったところが良かった。
55
うーん、一般的なミステリーとして読むと楽しめなかった・・あとがきの説明から読めばこういうものなんだって思えたのかなぁ。語り手の探偵動機があまり共感できない。みんな推理した結果を胸の中にしまっておいていいのだろうか。でも、お話の構成やタイトルはなるほどと思った。 もっとミステリーの知識を深めてから再読かな。
ある語りべによって犯人と推理された人物が次の語りべとなっていたり、被害者像が語りべによってそれぞれ違った一面をみせていたりなど、面白く感じる側面があるものの、全体としては物足りなさがあった。
何の予備知識もないままに読んだので、読後「んううう!」っていう悔しさが残ってジタバタした。ただ単純に、ひとつの殺人事件からこうもパターンができるか、ってことと、人物の登場する順番など計算に計算が重ねられていたことに驚いた。でも、犯人…うう。
先に読んだ母から「面白くなかった」、さらには多少ネタバレもされたせいで、楽しむことができなかった。貫井さんじゃなかったら、絶対途中で投げ出してただろうな(T-T)好感もてる登場人物がいなかったのも残念。
事件に関わる、様々な人物の視点からから一つの事件を見ていくことにより 新たな事実や行動の理由が明らかになっていくというスタイル。 【以下ネタバレ】 そのスタイル自体はいいと思うが、結局は何が真実かを作中では告げずに終わる。これも読者の解釈によって結論が違う「プリズム」なのかもしれないが、この投げっぱなしのスタイルはどうも好きになれないですね。
同僚からの借り本。面白かった。推理する立場、年齢、性別が違うと、思い込む結果も違う事があるんだな。多角的な推理でドキドキした。新しく好きな作家を迎えたようだ。
「女性教師の死が生んだ犯人捜し[フーダニット]の迷宮」と帯に書かれている通り、二転三転と展開が変化します。題名に幾通りの意味を含ませているのが流石!
読み終えてから表紙を見て、なかなか秀逸なタイトルだなと実感。この作者独特の静かな語り口で、それぞれの登場人物がそれぞれの犯人像に到達していく様を描写している構成が美しい。本来人ってこういういろいろな面があるものなんですよね、ミステリという物語の中でそれが描かれることは少ないけれど。
この本の性質を事前に知り、少し抵抗感を持って読み始めました。が、なかなか楽しめました。なるほど、そういう考えもあるのか、と感心。被害者の印象が変化していくのも興味深かったです。まさにプリズムですね。
それぞれの別の視点から描かれる短編によって、事件の全体像から被害者・容疑者の人物像まで、文字通りプリズムのように姿を変える。この話には明確な答え・真相は用意されていない。一つの短編において十分に説得力のある仮説が提示されるが、複数の短編においてそれぞれ相反するような仮説が次々出てくるにしたがって何を信じていいのか分からなくなる。その酩酊感が実に心地よい。
私が思いついた心理を登場人物も思いつき、そして否定してしまう。 神のごとき絶対的な探偵がいるわけでもなく、答えがでたとしても、それが絶対ではなく、物語は続いていく。 それぞれの視点によって見える被害者の一面が違うのも面白い。 これは「愚行録」を彷彿とさせる。 読者は被害者の様々な面を光を当ててみたわけだが、語り手はそれの一部分しか見ることができない。
読後すぐに旨いタイトルを付けたな、と感心した。作品はおそらくミステリー視点よりも人間描写がメインなのだろう。乱反射するプリズムのように、人物描写が様々に動くのが中々良い。明確な結末が出ないのも、あくまで憶測の域を出ない主観的な小説のオチとしては有りだと思った。ただミステリーとして単純に楽しみたい人には不向きであろう。ううむ、人に勧めにくい小説である。
久しぶりの貫井さん作品。読んでいくうちにどんどん先が気になっていっきに読み終わった1冊。構成がいいんだろうな。
それぞれの登場人物の視点で様々な推理が展開されます。はたして真相はどれなのか。作者としては、読者にも推理してほしいそうな。これは違うだろ、とツッコミをいれつつ読むのもまた一興です。
章ごとのタイトルがしりとりみたいに続いてループになってるーと思いながら読み始めたら内容も綺麗にそうなっててびっくり。小学校の先生が殺されて、生徒とか同僚とかが色々な角度や立場から推理・考察をする話。その章で最終的に犯人やと推理された人が次の章での探偵役になるっていうのがおもしろい。結局真犯人は明らかにされないままやけどこういうのも良いかなーと思いました。
なるほど、こういう結末かと。結局結論は想像の域を越えないのだけれど、正直『そこまでやるか?』という気にもなる。もしそれが真相だとすればだけど。ネタバレっぽくなってしまうけど、東野圭吾の『レイクサイド』を思い出してしまった。
この手の結末があやふやな話は好きではないです・・・面白かっただけに残念。人間ってゆーのは、相手が変われば性格や印象が全く違う人間になってしまうんだなぁと、改めて実感。それにしても登場人物達はあやふやで納得できるんだろうか?結局全てが自己満足なのかな。
特段どの推理に納得したとかはないけど、こういう趣向は面白かった。情報が少ない段階じゃここまでの推理でお手上げだろうなーとも思ったし、本人はそれで満足してるから別にいいんだけれど。
なるほどー。若干もやもやは残るものの、こういうのも良いのかもしれない。きちんと順序立てていて、推理小説にありがちな「いやいやそれはないだろ」と感じる事が少なかったような。個人的には「仮面の裏側」が一番しっくりきたかな。
読んでいる途中は真実を知らなくても自分が納得がいけば終わらしてしまったほうがいい時もある。と考えたけれど、読み終わって思ったのは、自分の納得する考えに真実を合わせていき勝手に終わらせてしまうことでしか納得できないのかもしれないと思った。こうゆう読み方のできる推理小説には初めて出会ったので新鮮で面白かった。
構築と崩壊の繰り返し。で、あのラストはどうなんだー!と身悶えしてしまうけど、解説を読んで、これが本書の楽しみ方だと納得しました。でも貫井作品を立て続けに読むと、さすがに食傷気味になる。
「毒入りチョコレート事件」へのオマージュ的作品だそうで。視点がどんどん変わります。あとがきを読んで、「はぁ、そうですか・・・。」という感じになりました。うーん、私は「毒入りチョコレート事件」の様な終わり方のほうが好きです。視点が変わるごとに、殺された先生の色んな面が見えてきて、うまいなと思いました。ちなみに、私は第一章の途中から最終章に至るまでは、最終章の語り手が犯人だと思って読んでいました・・・。うーむ。
章によって主人公(視点)が変わり、それによって関係者の人物像も変化していく。こういうの貫井徳郎は本当に巧い。推論の構築と崩壊が繰り返されても飽きることなく読み進められ、しかも際限なく楽しめるような本作品の趣向は見事だと思う。
「こういう本だ」って知ってから読めばもっと楽しめたかも・・・??Uu普通のミステリだと思って読んじゃうと各章の推理者の行動は意味不明(一般人がそこまでやるか普通?)だし推理者の推理もただの妄想の域で根拠も証拠もないしでイライラする。3章目くらいに入って「ぁ、そういう仕掛けの小説なのか」って気付いてからはそれなりに楽しめた
プリズムの
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