日曜の夜は出たくない (創元推理文庫―現代日本推理小説)
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日曜の夜は出たくないの感想・レビュー(314)
登場人物のキャラクター、短編としてのトリックが魅力的なことに加えて、さらに最後にもう一工夫が良かった。あれだけの仕掛けをきっちりフェアに消化するあたり、作者に好感が持てた。シリーズ次作の長編や以降の短編ではどう騙してくれるのか楽しみ。
購入。結局、手元に置きたくて買いました(笑)。 語口は柔らかで結末も割合優しいのに、毒や陰を思いっきり感じた今回。猫丸先輩のフワフワとした存在感が(語る内容は結構辛辣ですが)、一服の清涼剤となってるのが救い。なのに、何度も読み返したくなるほど魅力的な一冊です。
猫丸先輩が小柄で童顔なのにおじさんみたいな口調で喋るのでそのギャップが面白かった。短編が繋がっているというのも私好みで、最後で一気に好きになった。
『猫丸先輩=日常の謎』のイメージでしたが、最初の頃は殺人事件ばかりだったんですね。そういえば『空中散歩者の最期』はマンガで読んだな〜と後で思い出しました。
脇役も雰囲気も『バラバラ』な作品群でしたが、八木沢君との迷コンビはこの頃からのものだったようでそこは安心しました(笑)
そしてどんな事件でも登場した途端に空気を自分のものにしてしまうのはさすが猫丸先輩です(^^)
更に最後には本全体に隠された仕掛けが明かされました。
こういった趣向の本は初めてなのでひっかかるというか驚きしかなかったです(^^;
これで猫丸先輩シリーズは読破出来た…はず。シリーズ内で一番好きだなと思いました。人が死ぬ分印象が強く残りました。「メッセージ」や「蛇足」を読んで、短編の繋がりや奥深さに、読んでてぞくぞくしました。本に隠された謎というか、ううん…好きです。
猫丸先輩シリーズ、期待通りの面白さで期待以上に私好みだった。連作短編集になっていて、主人公もストーリーの進み方もどれも違った雰囲気だけど、そのバラバラ具合がいい。本の構成の工夫もすごい。時代を感じさせるエピソードもあったのも印象的。「海に棲む河童」が一番インパクトが強かった。次点は「生首幽霊」「約束」、と思ったけど表題作も捨てがたい。それにしても猫丸先輩みたいなキャラ、憧れるなぁ……。全体的にトリックに重点が置かれていて動機などが明らかにされていない部分があったのがやや物足りない。
猫丸先輩って最初はこんなにバンバン人が死んでたのね……。加納朋子いわく倉知淳は性格が猫丸先輩そっくりらしいので、最後の章周辺は自分への戒めとかも入っているのかもしれないと思いました。文体を次から次へと変えていくのがすばらしい。海の話が好き。
神出鬼没な猫丸先輩が、何となくスゴイ推理力を発揮し、何となく見事に解決するテンポがいい。カタルシスは薄いが、楽しい読書はできた。ラストのオチは不要な気もするが……
猫丸「先輩」というから学園モノだとばかり思っていました。ちょっと変人で神出鬼没な猫丸先輩が出くわす事件の関係者は、血が通った人間なんだと思うようなリアクション。最後の最後でそんな仕掛けだったとは、軽く読めるだけの小説じゃなかった。
これにて猫丸先輩シリーズは読破。しかしながらデビュー作を一番最後に読んでみると後の作品と違って人は死ぬわ、かなりブラックで正直驚いてしまったよ。これはしかもなかなか凝った連作短編に仕上がってますな、若竹七海『ぼくのミステリな日常』に非常に近いものを感じた。僕はこっち路線の猫丸先輩ものの方が好みかもしれない。
感想とか、余韻だとか、そんな事より、読み終わってからする事、それはただ1つ…猫丸先輩可愛過ぎるだろがぁっ!!と、叫ぶことです(力説)なんでしょぉね、この流される不思議ちゃん…癒しですよ。船頭さんやのに舵取れないとか、今すぐ消えちゃぇよ?的な事が満載で起こるのに、猫丸先輩やと仕方無いにゃぁ~wってなるから不思議です
さくっと読める良作でした。短編集ということもありいつでもお気に入りの一策を読めるのがいいです。猫丸先輩の飄々としたところがいいですね・・・!
猫丸先輩をどうも鬼太郎の猫娘(アニメじゃなくて原作顔の)で想像してしまって、ひたすら可愛く思いました…。短編ばかりなので読みやすく、軽いタッチで推理もさくさく進むので読後感も良かったです。続編も是非読まねば…!^^
伏線の張り方が独特で面白かったです。 猫丸先輩が見事な推理力で事件を解決!!というよりは、見事な話術で真実(?)を解説!!という感じ。 予想の斜め上を行く意外な展開がとても新鮮です。 短編集なので、通学・通勤時の電車の中やちょっとした待ち時間にもおすすめ。 さらっとした、けれどあっと驚く謎解きが読みやすいです。
『推論』のようなほのぼの日常系短編集かと思ったら、殺人事件が起きてました。でもやっぱり猫丸先輩がおもしろいんだよなぁ。この中の短編では『約束』が一番好きかも。おじちゃん…と切なくなるけど。あと『メッセージ』『蛇足』ではひたすら驚いた。思わず前を読み返して確認してしまいました。
『日曜の夜は出たくない』というタイトルに惹かれて図書館で借りました。『猫丸先輩』のキャラクターが面白くて良い。しかも短編だったので忙しい週にぴったり。
推理小説としてのネタはもちろん、文章やら話のテイストやら仕掛けやら持てるものすべて投入してみました感がいい。それぞれの短編だけだとちょっとあっさりしててクイズブック的になっちゃってるけど、表題作の雰囲気がなんとなく好きかなあ。でも証拠に欠けててもやもやが残るのはわざとなのかなあ。
一本一本がすっきりと読め、猫丸先輩のキャラクターもありすっと読めたんですが…まさかこんな「ヒミツ」が隠れていたとは。切なくも悪くない読了感です。次のシリーズも読みたくなります。ところで、いつもどこから出てくるんですか猫丸先輩!
お久しぶりの再読。猫丸先輩、突然会いたくなりまして。『日常の謎』と記憶していたのですが『殺人事件の謎』がベースの本格でした。一つ一つのディティールが濃くて、猫丸先輩は異色でやっぱり好きです。先輩の、人の話に割り込んだり、おかしいと思ったら事件現場に行ったり、季節外れのバイトをしたりする挙動不審もさることながら、やっぱり一番の魅力は怪鳥のように笑う姿が魅力に感じられて仕方が無いですね。出会うとなんか、ずっと忘れられない。
猫丸先輩の話し方がちょっと…、と思ったけど、さらっと事件を解明してくれるほうに気がいって気にならなくなった。不思議に思えることでも現実的に考えれば答えがみえるってことかな。『約束』がよかった。心に残ってる。
猫丸先輩デビューな一冊。優しく穏やかな「推測」「空論」とは、全く違う雰囲気の猫丸先輩の短編集でした。鋭さや躁状態なのは後と変わらないのに、出てくる結論が辛辣で重い。なのに、読み心地や謎解きに至る道筋の面白さは全く変わらないのは凄いです。巻末の短編を読むと、再読したくなります。やっぱり、猫丸先輩シリーズは手元に置いて置くべきかと思案中。
ただただ、感服しました。伏線・ミスリード・解決の嵐です。読み物として楽しんだだけで、推理する気は途中で消えてしまいましたが…
猫丸は色んなものに扮しててほんまは何者やねんと思った。読み始めた時に短編やと思い、少々読むのが面倒になったが、読み始めるとおもしろい。短編でも出てくるキャラが決まってるのは嬉しいし、最後はしてやられたなと思った。所々同じ表現があるなとは思ってたが。してやられたし、おもしろかった。
まさしく傍若無人な猫丸先輩だけど、どこか憎めない。魅力的とは違うけど気になってしまうキャラクター。全体を通してのバラバラさは感じていたけど、この本のしかけには全く気づけなかった。
本作で探偵役を務める猫丸。その後シリーズ化されているが、確かに面白いキャラクターだ。船頭のバイトだったり、劇団員だったり、と意表を突くシチュエーションで絡んでくる。それが私をして猫丸というキャラクターに好感をもたらせることになった。島田荘司風ミステリあり、ハートウォーミングストーリーあり、ロジックのみを追究したミステリあり、サスペンスありと様々だ。おまけに自身もエピローグで述べているように全ての殺害方法が違う。墜落死、凍死、溺死、毒殺、撲殺、絞殺、刺殺。デビューに向け、当時の全てを吐き出したようだ。
途中違和感のあった所までちゃんと畳んでる良作。短編7作とお楽しみ2本。ちょっと積んであるものとの度合いを見てこの"猫丸先輩シリーズ"を追ってみようと思う。
短編集かと思いきやちょっと違った。この仕掛けの一部はアンフェアではあるが、嫌いではない。変な描写があるなとは気付いてたんだけどなあ。これは猫丸先輩でも指摘できない。
日曜の夜は出たくないの
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感想・レビュー:75件














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